Baseball Freak 主砲の一振り 7

新生Glanz

団子状態

開幕から1ヶ月半が経過した。

現在の順位は

東地区

1 Glanz
2 ブレーブス 0.5
3 マーリンズ 2.5
4 ヤンキース 4.0


西地区

1 99ers
2 United 1.0
3 Super Phoenix 3.5
4 Dodgers 5.5


Glanzは東地区首位をキープしているが、後を追う0.5ゲーム差のブレーブスの存在が脅威。


西地区では、99ersが単独首位だが、やはり新生Unitedが1ゲーム差で虎視眈々と首位の座を狙う。



そのUnitedは今日から埼玉でGlanzとの三連戦がスタートする。


Unitedの先発は休養十分の天海。

Glanzは左の片山。


Unitedのスターティングラインナップ


1 (遊) 小池 6
2 (三) 早川 25
3 (一) 馬場 9
4 (捕) 矢幡 1
5 (指) ジーク 50
6 (中) 望月 3
7 (二) 三好 31
8 (右) 山崎 5
9 (左) 中嶋 10


(投) 天海 18


今年Unitedを率いるのは、現役時代ミスターレッズ、北陸の安打製造機と呼ばれ、3度の首位打者を獲得した北川将人。

ヘッドコーチはレッズの左腕エースとして最優秀防御率を3回受賞した業平淳平。

GMは歴代3位の582本塁打を放ち、永久欠番の背番号4を背負った反町勉。


首脳陣だけでも豪華な顔ぶれだ。


豪華な首脳陣に対して現役選手達の知名度は天海、矢幡ぐらいで、生え抜きの馬場ですら全国区とは言い難い。


その打線の中で、北川監督の秘蔵っ子とも言えるのが、9番を打つ中嶋 忍(なかじましのぶ)20歳。

今年3年目を迎える中嶋は、ドラフト3位でレッズに入団。

入団時は投手で、北陸ナンバーワン左腕として注目を浴びたが、プロの壁は高く、1年目途中で打者に転向。


昨年36試合に出時し、11本塁打をマーク。


もう一人の注目選手は、4球団競合の末、Unitedが1位指名した黄金ルーキー、望月寿也外野手。



俊足強肩強打のマルチプレイヤーとして、早くも新人王の呼び声が高い。

スター性も兼ね備えており、球団はスタープレイヤーに相応しい背番号3を用意する程。


浅倉が去った後の左の大砲として期待を寄せ、トリプルスリーを狙える逸材。



望月の加入により、矢幡、馬場といったスラッガーが触発され、チームは相乗効果となっている。



極めつけは、先発天海がUnitedに移籍して水を得た魚のように快刀乱麻のピッチングでここまで負け無しの4勝を挙げている。


復活した要因として、バレットと呼ばれる160超のストレートは昨年よりも回点数が大幅にアップし、面白いように空振りを取れるようになった。

ストレートが生きれば変化球も効果が増し、カーブ、スライダー、フォークのキレも蘇った。


天海無双と呼ばれた頃のピッチングに戻りつつあるのは、女房役の矢幡のリードと、業平のアドバイスによるもの。


今一番勢いのあるチームだからこそ、Glanzは何としてでもUnitedに勝利するのが必須。



後攻Glanzのスターティングラインナップ。


1 (二) 石川 8
2 (一) 徳川 23
3 (左) 菅原 3
4 (遊) 白石 5
5 (右) 森高 7
6 (中) ｸﾛﾌｫｰﾄﾞ24
7 (三) 乃木 10
8 (指) 眞田 25
9 (捕) 比村 27


(投) 片山 19


Glanzはここ数試合、指名打者に眞田を起用。

南方はキャッチャーに転向する為、ベンチで比村の配球をチェックすると同時に、バッテリーコーチ兼任の滝沢からレクチャーを受けるという、英才教育真っ只中。


大事な場面で代打として起用される事もあって、遊ぶヒマなど無い程忙しい。



東地区首位をキープしてるだけあって、投打のバランスが良い。


3番菅原、4番白石の調子が非常に良く、打撃三部門で上位にランクイン。


見所は、天海がGlanz打線を抑え込むか、Glanz打線が天海をどう攻略するかが見ものだ。