Baseball Freak 主砲の一振り 7

オープン戦開幕

初戦は新球場

Glanzの第二球場、【横浜シーサイドパーク】は左右対称の屋外型球場。

オーソドックスな造りだが、スタンドは広く、収容人数は約4万6千人。

外野に敷き詰められた新緑の天然芝が特徴のスタジアムは海風が時折入ってくるが、プレーに影響を及ぼす程の風速は無い。


左翼 - 約100.6 m
左中間 - 約117.3 m
中堅 - 約120.4 m
右中間 - 約117.3 m
右翼 - 約100.6 m
バックネット - 約22.9 m
フェンス両翼 ～ ブルペン - 約1.4 m
その他 - 約2.4 m


外野やファールグラウンドがやや広く、比較的投手有利の球場だが、それなりに長打も出る。



Glanzのオープン戦初戦は、横浜シーサイドパークで行われる。



対戦チームは、昨年アポロリーグ東地区3位の札幌ウォーリアーズ。



Glanzの先発は、去年ルーキーながら二桁勝利を挙げた2代目遅球王の皐月。


ウォーリアーズの先発は、プロ7年目にして初の二桁勝利をマークした、左腕の小林。



ウォーリアーズのスターティングメンバー


1 (左) 吉村 32
2 (三) 内田 47
3 (指) 松井 10
4 (一) 水野 6
5 (二) 山田 7
6 (捕) 本宮 22
7 (右) 井原 4
8 (遊) 阪口 2
9 (中) 北原 53


(投) 小林 21


ウォーリアーズは若手主体のラインナップ。

オープン戦初戦とあって、主力選手を温存しているが、状況次第では途中出場の可能性もある。


Glanzのスターティングメンバー


1 (二) 蒲生 53
2 (遊) 白石 5
3 (左) 菅原 3
4 (三) 乃木 10
5 (指) 南方 1
6 (右) 庵野 4
7 (中) 眞田 31
8 (捕) 比村 27
9 (一) 小津 51


(投) 皐月 20



Glanzもほぼ若手主体のメンバーで様子を見る。



センターからライトへ向かう風が吹いているが、ピッチングやバッティングにさほど影響は無い。


真咲が抜けた今年、変幻自在なスローボールを駆使してネプチューンリーグの強打者を翻弄するのが大きな課題。




皐月は初回を三者凡退に打ち取る。


負けじと小林もコーナーを丁寧に突いたピッチングでランナーを出さない。


その後は両チーム共にピッチャーが変わり、Glanzが4回に1点を先制。

ウォーリアーズも6回にツーランで逆転するものの、8回にGlanzの猛攻で一挙4点を失い、最終回は新守護神の東山が三人を抑え、5対2で勝利。



2戦目は沖縄に移動し、アポロリーグ西地区2位の琉球マシンガンズと対戦。


この日の先発はエース中邑。

マシンガンズはベテランの平良。


中邑は上々の仕上がりで、最速157 km/hをマーク。

カーブ、スライダー、フォークのキレも良く、3回を投げて無安打3奪三振の好投。


試合はマシンガンズの一発攻勢でGlanzの投手陣を粉砕。


6対2でマシンガンズが競り勝つ。



3戦目は本拠地さいたま S Villageに戻り、大阪ドルフィンズと対戦。


矢幡の抜けたドルフィンズは大幅に戦力ダウン。


監督であり、矢幡の実父でもある拓哉は息子聖の穴を埋めるべく、積極的に若手を起用。



Glanzは初戦同様、若手主体のスタメン。


先発は2年目の左腕篁、ドルフィンズは昨年9勝を挙げた佐藤。


初回にドルフィンズは2連打でランナーを溜めるが、篁の切れ味鋭いスライダーを攻略出来ず無得点。


Glanzは初回こそ三者凡退に終わったが、2回に5番に入った小早川が佐藤のストレートをライトスタンドへ弾き返し先制。


篁は3回を投げ、3安打無失点、2奪三振のピッチング。

2番手は左の中継ぎ冴島が今年も安定感抜群のピッチングでドルフィンズ打線を抑える。



5回には藤村がスリーベースヒットを放ち、続く菅原が右打席でセンターオーバーのタイムリーツーベースで2点目を追加。


ドルフィンズも6回に3年目で開幕スタメンを狙う平野が4番手ピッチャー梅澤のスライダーをレフトスタンドへソロホームランを放ち1点を返す。


しかし、7回Glanzの攻撃にキャプテン石川がオープン戦初打席でソロホームランで3点目。


最終回は新守護神の東山が3人でピシャリと抑え、3対1で勝利。


各選手の仕上がりが順調に見えた。