Baseball Freak 主砲の一振り 7

キャンプイン

他球団の戦力 その2

続いて西地区の戦力予想だが、なんと言っても、地区優勝の常連でもある名古屋99ersが今年も上位に食い込むという予想が多い。


昨年までプレイングマネージャーだった吉川颯斗が現役を引退。

同時に監督業も勇退。


今年から采配を振るのは、昨年までヘッドコーチだった風間恭一が就任。


投手陣はエース那須川を筆頭に、メジャー帰りの4年目畝に、左腕の松井。

新戦力では、ドラフト1位の千葉 文昌(ちばふみあき)に期待が集まる。

千葉は最速157 km/hの右腕投手で、大きく曲がるスイーパー、カーブ、カッター、チェンジアップを巧みに操り、即戦力として開幕一軍がほぼ確定。


中継ぎ陣は、成長著しい小池に左の横山が中心にゲームを支配し、最後は守護神霧島が締めくくる。


野手では、スコーピオン打法の比嘉が今年もトップバッターとして君臨。


クリーンアップでは、野球IQの高いインテリキャッチャー外崎が4番に座る予定。

去年頭角を現した綾瀬は5番に座り、30本塁打をマークした飛鳥は3番を打つ予定。


Glanzから99ersに移籍した毒島は今年も2番指名打者として長打力は健在。


吉川が抜けて戦力ダウンは否めないが、次世代の選手が徐々に成長している為、世代交代が上手くいきそうな雰囲気だ。



99ersの対抗馬となるのは、九州にチャンピオンフラッグを持ち帰ると息を巻く、Fukuoka Dodgersだ。


圧倒的に投手有利な小倉ポールパークを本拠地とするDodgersは、攻撃よりも守りを重視した野球プラス、伝統的でもある、セイバーメトリクスに基づいた戦術で常勝軍団を目指す。


左腕エース梁屋を筆頭に、太田、小林、吉田といった先発陣は順調な仕上がりを見せる。

抑えの候補は新外国人のアーウィンが有力。


野手では島津、卜部、立花という主力選手がチームを牽引。

バッティングだけでなく、守備のチームだけに、ソツのない守りを展開する。


そして最も注目すべき選手は、投打の二刀流及川奈央也。

昨年はピッチャーで12勝7敗 防御率3.46 野手では打率.297 本塁打27 打点93をマーク。


及川の成績がチームの浮上とも言える。



続いては京都Super Phoenixだが、他のチームに較べるとやや見劣りする戦力だ。


ピッチャー陣はエースの齋藤が昨年チームトップの9勝をマーク。


これで2年連続二桁勝利が不在という、投手力の弱さを露呈。


今年は投手力強化の為、ドラフトでは1位から3位まで投手を指名。


新外国人のロベルト、ジャマールは共にピッチャーで、ロベルトはセットアッパー、ジャマールは先発での起用が予想される。


抑えは大島が今年も担当。




そしてネプチューンリーグで最も警戒すべきチームは北陸United。



球団経営を北陸鉄道から投資家グループへ讓渡され、チーム名もレッズからUnitedに変更。



経営難だった北陸鉄道に較べ、潤沢な資金を武器に戦力補強の大盤振る舞いで獲得。


矢幡 聖、天海 昴と投打の要を獲得し、万年最下位から西地区覇者を狙う。



生え抜きの選手では、和製主砲の馬場、韓国人エースの金、新外国人のジークの活躍に期待がかかる。


そして新戦力では、4球団競合の末、Unitedが交渉権を獲得した、大学Ｎｏ．1スラッガーの望月 寿也(もちづきとしや)外野手。


大学通算23ホーマーを記録し、打つだけではなく、遠投120mの強肩に加え、ベースランニング14.37秒の俊足の持ち主。


球団は将来のUnitedを背負って立つ選手として、背番号3を託した。


矢幡、天海、そして望月といった新しい力で最下位から一気に優勝を狙う事も不可能ではない。


以上が他球団の戦力だ。


そしてオープン戦がスタートした。