Baseball Freak 主砲の一振り 7

シーズン終了！

ドラフト候補生

地区優勝が決まり、残すはリーグ優勝決定戦と日本一を決めるチャンピオンズカップ。

その前に、新戦力となるドラフト指名が待ち受けている。

Glanzの1位指名は社会人野球 大東製鉄をベスト8に導いた高卒社会人の左腕、楠木修斗(くすのきしゅうと)に絞った。


楠木は全国的にはまだ知られてないが、140後半のストレートに、カーブ、スライダー、チェンジアップを操り、自ら【コークスクリュー】と命名したスクリューボールをウイニングショットにする。


楠木のスクリューボールは他のスクリューボールと違い、逆カーブの如く縦に鋭く変化する故にコークスクリューと名付けたらしい。


榊は楠木の映像を観て、


「ヨシッ、コイツだ！コイツを1位指名にするぞっ！」と即決した。


他球団と競合する可能性も低く、単独指名を狙う。


野手では、夏の甲子園で準優勝を果たした横浜の山下埠頭工業の主砲、常磐 祐希(ときわゆうき)外野手を将来のスター選手として、即戦力では、明応商科大学のショートを守る、岡本 隼汰(おかもとはやた)を候補に挙げた。


他にも、最速157 km/hの右腕、大卒社会人の小川 夏彦(おがわなつひこ)や、盗塁阻止率Ｎｏ．1の埼玉工科大学の角松 日明(かどまつあきら)捕手も候補に挙げた。


いずれにせよ、これらの候補生全員が指名出来るとは思えないが、今年のドラフトもかなり豊作と言える。





Glanzが地区優勝を決めた5日後、西地区では首位の名古屋99ersが京都Super Phoenixを下し、地区優勝を決めた。


これでプレーオフは99ers対Glanzのリーグ優勝決定戦となった。



ネプチューンリーグの地区優勝が決まったとあれば、対するアポロリーグの地区優勝が気になるところ。


西地区は、首位大阪ドルフィンズが2位の山口Knightsを下し、地区優勝を果たす。


東地区は混戦状態となり、首位東京KINGDOMと0.5ゲーム差で後を追う長野ニックスがデッドヒートを繰り広げる。


KINGDOMは残り3試合、それに対してニックスは残り5試合。

KINGDOMは2勝1敗で地区優勝、ニックスは4勝1敗で逆転優勝となるが、ニックスはかなり厳しい条件となる。


多くの解説者がKINGDOMの地区優勝を予想するが、ニックスは怒涛の反撃を見せる。


札幌ウォーリアーズとの2連戦を連勝し、琉球マシンガンズには3-2の逆転勝ち。

更には高松マリナーズには11-2で圧勝し、新潟パイレーツには3-0の完封勝利を飾る。


対するKINGDOMはKnightsに2-1で辛勝するも、ドルフィンズに2連敗を喫し、この時点でニックスが逆転優勝を果たした。


ニックスは投打の主役である、尾崎と推川の活躍によって、オールスター明けからの快進撃によって、王者KINGDOMをその座から下ろした。


エース尾崎は16勝4敗、防御率は1位の2.03。

主砲推川は打率308 本塁打32 打点はトップの112で地区優勝に貢献。


これでアポロリーグ優勝決定戦はドルフィンズとニックスで争う事となった。