Baseball Freak 主砲の一振り 7

6月オールスターファン投票

戦力比較

両チームのスターティングメンバー。

Glanz

1(二) 石川 8
2(指) ｸﾛﾌｫｰﾄﾞ24
3(遊) 白石 5
4(一) 徳川 23
5(中) 森高 7
6(右) 麻生 22
7(左) 南方 1
8(三) 吉岡 2
9(補) 比村 27


(投) 東山 45




Glanzはほぼベストメンバーだが、不動センタークロフォードを今日は指名打者で起用。


スーパールーキー南方はレフトを守り、センターは森高、ライトは二刀流の麻生という外野陣はやや守備が不安な気もする。


先発の東山は今年から榊に伝授された縦のカーブを武器に勝ち星を挙げている。



後攻、甲府ブレーブスのスタメン。


1（右）室井 24
2（中）唐澤 1
3（二）鬼束 5
4（一）結城 23
5   (三)    梶   7
6   (指)  ﾏｸﾗｰﾚﾝ 44
7（捕）武内 10
8（左）南雲 25
9（遊）高橋 8


(投) 山本 18


ブレーブスは下位に成長著しい南雲と高橋をスタメンに起用。


共にスイッチヒッターで南雲は俊足好打の外野手として、高橋は万能タイプの遊撃手で櫻井監督の秘蔵っ子。


先発の山本はインターカンファレンスで着実に力を付けてきたせいか、エースとしての風格もかねそなえた天才ピッチャー。


バッターの目の前で消える【ファントムスプリット】と呼ばれるフォークを打ち崩すのは不可能に近い。



両投手共に今シーズン好成績を挙げているだけに、投手戦になりそうな予感。



「んだな(^_^)」


「何だよ、急に？」


珍しく、「私わかります(^_^)」ではない。


「櫻井監督はウチを警戒してますち！
優勝よりも、ウチより順位を上げる事を目標にしてます(^ ^)」


「へ～、そうなんだ。まぁ、ウチより順位が上なら優勝だけどな」


ネプチューンリーグ東地区は現在Glanzが首位に立っているが、ブレーブスは0.5ゲーム差で2位と肉薄している状態だ。


「それにしても、ウチから出てった連中が束になって戦うんだから、やりにくいよなぁ」



「私わかります(^_^)」


「分かるのかよ？」


「櫻井監督はムッシュと敵味方に別れて戦う事を望んでますち！」


「まさか！っていうか、ムッシュって呼び方止めろっつーの！」


確かにムッシュと呼ばれるのは恥ずかしい。



「ところで茶坊主。お前から見て、ウチとブレーブスどっちの戦力が上だと思う？」


榊的には互角だと読んでいる。


「私わかります(^^)
戦力はブレーブスの方が上だと思いますち！」


「何っ、それじゃウチの方が劣ってるって言うのかよ？」



難しい分析だ。


「んだな(^ ^)」


「んだな(^ ^)じゃねえよ！どの辺が劣ってるんだよ、言ってみろよ！」


「現時点で完成された選手はブレーブスの方が多いですち！
だから、戦力ではブレーブスの方が上です(^^)」


つまり、ひろしの見解では結城 唐澤 鬼束といった球界を代表するバッターを擁するブレーブスに対し、天才と称されるが、まだ発展途上の白石や主砲の徳川、二刀流麻生と若いチームのGlanzでは、ブレーブスの方が戦力が上と判断する。


しかし、Glanzの選手は伸び代がある為、この先ブレーブスを凌駕する程のタレント揃いであるのは間違いない。


櫻井は優勝よりもGlanzに勝つ事を目標に掲げているが、実はひろしも優勝よりは選手のレベルアップを目標としており、優勝は翌年以降でも構わないという考えだ。


ていうか、益々ひろしという人物が分からなくなってきた。