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インターカンファレンス前半
お返し
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初戦は6-1でドルフィンズが勝利した。
ひろしの言う通り、3番池畑の初回ツーランが響き、その後も点を重ねたドルフィンズの攻撃に敗北を喫した。
「私池畑選手は歩かせた方がいい、言いました(^_^)」
「ハイ、申し訳ありません…」
比村は頭を項垂れる。
先発の反町は3回4失点で降板。
特に池畑に対しては、2打数2安打2打点と打ち込まれた。
Glanzは8回に森高の第4号ソロで完封敗けを免れたが、ドルフィンズ先発若月の前に3安打無失点、8奪三振と抑えられた。
「帰って夕飯食べて明日また頑張りましょう(^^)
今日の夕飯は、とんこつラーメンに讃岐うどん、もり蕎麦にペペロンチーノありですか?ち!」
「麺類ばっかじゃねぇか!」
「んだな(^^)」
「お前一人で食ってろ!」
ホントに食べたらしい…
翌日の第二戦は、Glanzがローテーションの谷間という事もあり、変幻自在のファンタジスタ、真咲が先発。
対するドルフィンズは期待の右腕、藤本が先発。
ドルフィンズのスタメンに変更は無し。
Glanzのスターティングメンバーは
1(二) 石川 8
2(中) クロフォード24
3(遊) 白石 5
4(一) 徳川 23
5(右) 森高 7
6(左) 麻生 22
7(三) 吉岡 2
8(指) 乃木 50
9(補) 滝沢 9
(投) 真咲 32
二刀流麻生は指名打者ではなく、レフトの守備につく。
「この試合は勝てます(^^)
私わかります(^_^)」
自信をもって言い切る。
「そりゃ、勝たなきゃダメだろ」
「勝つ確率は99.999%です(^_^)
私断言できますち!」
「スゲー自信だな」
コイツの根拠の無い自信は何なんだ?と榊は不思議に思った。
「藤本選手は外角のコントロールがイマイチなので、待球作戦で出来るだけ球数を投げさせる事ですち!」
「お前、そんな事まで詳しいのか?」
「んだな(^^)」
一体どこでデータ収集してるのだろうか。
本日もナイターで試合はスタート。
初回は三者凡退で終了したGlanzだったが、ひろしの作戦通り藤本に対して待球作戦を行い、かなりの球数を投げさせた。
一方、Glanzの先発真咲は緩急自在のピッチングでドルフィンズ打線を翻弄。
1番小池をスローカーブで三振。
2番黒見は全球フォークでセカンドゴロ。
3番池畑に対しては一転してストレートのみでショートゴロに打ち取る。
2回もGlanzは待球作戦を行う。
4番徳川はフルカウントまで粘ってフォアボールで出塁。
5番森高もフルカウントまで粘るが、ライトフライでワンアウト。
6番麻生はファールで粘り、ツーナッシングからの6球目をセンターフライでツーアウト。
7番吉岡は4球目に甘く入った外のストレートをライト前に弾き返し、ツーアウト三塁 一塁とチャンスを広げた。
まだ2イニング目で既に球数が40球近くにまで達している。
8番乃木に対してはボール球が先行し、あっという間にスリーボールとなった。
今日は特に外角のストレートが決まらず、八幡もリード面でかなり苦心している様子。
これ以上外角を投げさせるのは難しいと判断した八幡は内角のストレートでストライクを取ろうとサインを出す。
だが、外角のコントロールに苦しむ藤本は内角のコントロールさえも苦しみ、真ん中寄りのコントロールミスを犯した。
乃木は絶好球とばかりに甘い球を打ち返す。
打球は左中間へグーンと伸びた。
「これは入りましたち(^_^)」
ひろしは確信した。
左中間へ伸びた打球は失速すること無く、そのまま最深部のスタンド突き刺さった。
「ヨシ、先制点だっ!」
乃木の第2号スリーランでGlanzが3点先制した。
昨日のお返しとばかりにGlanzは猛攻で一挙7点を挙げ、勝負あり。
投げては真咲が無四球2安打11奪三振で完封勝利。
戦績を1勝1敗のイーブンで舞台を沖縄に移した。
ひろしの言う通り、3番池畑の初回ツーランが響き、その後も点を重ねたドルフィンズの攻撃に敗北を喫した。
「私池畑選手は歩かせた方がいい、言いました(^_^)」
「ハイ、申し訳ありません…」
比村は頭を項垂れる。
先発の反町は3回4失点で降板。
特に池畑に対しては、2打数2安打2打点と打ち込まれた。
Glanzは8回に森高の第4号ソロで完封敗けを免れたが、ドルフィンズ先発若月の前に3安打無失点、8奪三振と抑えられた。
「帰って夕飯食べて明日また頑張りましょう(^^)
今日の夕飯は、とんこつラーメンに讃岐うどん、もり蕎麦にペペロンチーノありですか?ち!」
「麺類ばっかじゃねぇか!」
「んだな(^^)」
「お前一人で食ってろ!」
ホントに食べたらしい…
翌日の第二戦は、Glanzがローテーションの谷間という事もあり、変幻自在のファンタジスタ、真咲が先発。
対するドルフィンズは期待の右腕、藤本が先発。
ドルフィンズのスタメンに変更は無し。
Glanzのスターティングメンバーは
1(二) 石川 8
2(中) クロフォード24
3(遊) 白石 5
4(一) 徳川 23
5(右) 森高 7
6(左) 麻生 22
7(三) 吉岡 2
8(指) 乃木 50
9(補) 滝沢 9
(投) 真咲 32
二刀流麻生は指名打者ではなく、レフトの守備につく。
「この試合は勝てます(^^)
私わかります(^_^)」
自信をもって言い切る。
「そりゃ、勝たなきゃダメだろ」
「勝つ確率は99.999%です(^_^)
私断言できますち!」
「スゲー自信だな」
コイツの根拠の無い自信は何なんだ?と榊は不思議に思った。
「藤本選手は外角のコントロールがイマイチなので、待球作戦で出来るだけ球数を投げさせる事ですち!」
「お前、そんな事まで詳しいのか?」
「んだな(^^)」
一体どこでデータ収集してるのだろうか。
本日もナイターで試合はスタート。
初回は三者凡退で終了したGlanzだったが、ひろしの作戦通り藤本に対して待球作戦を行い、かなりの球数を投げさせた。
一方、Glanzの先発真咲は緩急自在のピッチングでドルフィンズ打線を翻弄。
1番小池をスローカーブで三振。
2番黒見は全球フォークでセカンドゴロ。
3番池畑に対しては一転してストレートのみでショートゴロに打ち取る。
2回もGlanzは待球作戦を行う。
4番徳川はフルカウントまで粘ってフォアボールで出塁。
5番森高もフルカウントまで粘るが、ライトフライでワンアウト。
6番麻生はファールで粘り、ツーナッシングからの6球目をセンターフライでツーアウト。
7番吉岡は4球目に甘く入った外のストレートをライト前に弾き返し、ツーアウト三塁 一塁とチャンスを広げた。
まだ2イニング目で既に球数が40球近くにまで達している。
8番乃木に対してはボール球が先行し、あっという間にスリーボールとなった。
今日は特に外角のストレートが決まらず、八幡もリード面でかなり苦心している様子。
これ以上外角を投げさせるのは難しいと判断した八幡は内角のストレートでストライクを取ろうとサインを出す。
だが、外角のコントロールに苦しむ藤本は内角のコントロールさえも苦しみ、真ん中寄りのコントロールミスを犯した。
乃木は絶好球とばかりに甘い球を打ち返す。
打球は左中間へグーンと伸びた。
「これは入りましたち(^_^)」
ひろしは確信した。
左中間へ伸びた打球は失速すること無く、そのまま最深部のスタンド突き刺さった。
「ヨシ、先制点だっ!」
乃木の第2号スリーランでGlanzが3点先制した。
昨日のお返しとばかりにGlanzは猛攻で一挙7点を挙げ、勝負あり。
投げては真咲が無四球2安打11奪三振で完封勝利。
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