Baseball Freak 主砲の一振り 7

あっという間にシーズンオフ！

その他の新戦力

新戦力は他にもいる。


ドラフト3位で指名した、篁佳明（たかむらよしあき）は夏の予選大会で1試合19奪三振を記録した高校生左腕。

「視界から消える」と言わしめたスライダーを武器とし、三振を量産するドクターK。

線は細いが、プロの生活に慣れれば将来のエースになれる素質は十分。


ドラフト4位指名は、夏の甲子園大会で7個の盗塁を成功させた、蒲生呼人（がもうよひと）内野手。


セカンドを守るスイッチヒッターで、自慢の脚力で塁上のスピードスターとして、足のスペシャリストに期待する。



ファームからは、今年二軍監督を務めた財前が育てた3年目の乃木充（のぎみつる）外野手。


120mの遠投に加え、自慢のリストで飛距離十分の特大アーチを打つ天性のアーティスト。


三振の多さが欠点だが出塁率は高く、右のスラッガーとして期待される。



一人は、今年支配下登録された育成出身の本木将吾（もときしょうご）投手。


コントロールは申し分なく、決め球のカーブはパワーカーブと呼ばれ空振りを奪える。



最後に、合同トライアウトで獲得した33歳の山下基博（やましたもとひろ）内野手。


今年まで大阪ドルフィンズに所属していたが、チームの若返りにより構想から外れ、新天地を求め合同トライアウトに参加した。


かつては3割25本をマークした好打者で、まだまだ活躍出来る選手だ。


ポジションは主にサードだが、内野ならどこでも守れ、勝負強いバッティングは健在。


年俸800万、背番号57で来季での巻き返しをはかる。


以上が来シーズンに向けた新戦力のメンバーだ。






それから数日後、クロフォードの代理人と交渉したGlanzは年俸三億五千万円プラス出来高払いの条件で合意に達した。

契約年数は1年だが、条件次第では延長も可能らしい。


背番号はメジャー時代と同じ24となった。


来季はクロフォードがセンターを守り、森高はレフトへコンバートとなる。


榊の構想では、

（捕）滝沢 
（一）徳川（南方）
（二）石川
（三）吉岡
（遊）白石
（左）森高
（中）クロフォード
（右）城戸
（指）南方


というメンバーで再び日本一を目指す。