Baseball Freak 主砲の一振り 7

開幕！

引き分け

例の親子がワケのわからん事を言ってるうちに、回はあっという間に中盤へ。

ここまで両チーム共に無得点。

6回の表、Dodgersは5番ｽﾀﾝﾄﾝから。

Glanzの先発 中邑はここまで被安打3 1つのフォアボールを与え、奪った三振は4つ。

その全てがフォークによる三振で、キレの良さが際立つ。


初球からフォークで空振りを奪うと、3球目のカーブでファーストゴロに打ち取りワンアウト。

次打者保坂に対しては、ストレートでカウントを稼ぎ、最後はカットボールでショートフライ。

7番齋藤には、30km/h差のストレートとカーブのコンビネーションでサードゴロに打ち取り三者凡退。



序盤に多投していたフォークを控え、カーブを軸に配球を組み立てた。


その裏、Glanzの攻撃は8番徳川から。


Dodgers先発の大園も中邑に負けじと被安打2 無四球 2奪三振の好投。


特にスライダーのキレが良く、ゴロを打たせるケースが多い。



あの結城千聖が付けた23の背番号を受け継いだ徳川だが、昨年は不振にあえいだ。


相変わらず、天然芝の球場にしか出場しないというポリシーを貫いているが、今年の成績如何ではその特権も剥奪されかねない。


結城や唐澤に似た自然体のフォームで打席に立つ姿はスラッガーの雰囲気を纏っているが、まだ覚醒という段階には至ってない。


片や、マウンド上の齋藤は今年でプロ4年目の23歳。


昨年途中からローテーションの一角を担い、防御率3.74  10勝8敗と初の二桁勝利を記録。


サイドスローに近いスリークォーターから、140後半のフォーシーム ツーシームに、大きく曲がるスライダーとカット気味に小さく変化する二種類のスライダーに加え、時折投げるカーブの様な軌道を描くチェンジアップでゴロを打たせるスタイル。


オフには課題であった制球力をアップさせ、更なる飛躍を目指す。



齋藤は初球低めに決まるツーシームでストライクを取ると、2球目は内角を突くフォーシームでボール。

3球目、カット気味のスライダーをスイングするが、打球は右に切れてファール。


ワンボール ワンストライクからの4球目、スローカーブの様なチェンジアップを引っ掛け、ファーストゴロでワンアウト。


9番滝沢はツーシームを空振りの三振を喫し、トップの城戸は大きく変化するスライダーでショートフライに打ち取りチェンジ。





その後投手戦が続き、終わってみれば0対0のまま延長12回で引き分けとなった。


どちらかと言えば、打のチームであるGlanzだが、打線が繋がらず、特に3番唐澤 4番森高 5番吉岡のクリーンアップが貧打では点が取れず。



まだ開幕3戦目だが、いまだ快音が聞かれない。



その原因が後々まで響くこととなる。