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異世界で恋人っ?
アイリーンの正体 その2
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「アンタたち、いい加減にしなさいよ!」
アイリーンの声だ。しかし、相変わらず姿を見せない。
「おい、仮にも神と呼ばれる者がウソついていいのかよ!」
「そうだ、そうだ!ウソつくヤツは女神を名乗るな!」
「うるさ~いっ!これには理由があるのっ!」
「理由があれば、ウソついていいのかよ?」
「そ、それは…」
女神がしどろもどろになっている。
「なぁ、クレアちゃんはアイリーンの事知ってるのか?」
「知ってるも何も、毎日顔を合わせているわよ」
顔見知りの間柄らしい。
「チョット、クレア!余計な事言わないでよ!」
焦っている口調だ。
「何でそんなに姿を隠すのよ?出てくればいいじゃない」
「それが出来れば苦労しないわよ!」
「分かった!顔イジりまくって、失敗したんだろ?」
女神が整形するのだろうか。
「そんなワケ無いでしょ!失礼しちゃうわね!」
クレアは何も言わずニヤニヤしている。
「それとも年齢的な事か?」
「ワタシの年齢は23よ!」
「23?」
「…見た目はね。永遠の23歳なのよ!」
実年齢はソレ×100だ。
「じゃあ、何なんだよ一体?」
「そ、それは…」
クレアがその理由を話した。
「アイリーンはね、元々スタイルの良い美しい女神だったんだけど、ここ最近急激に太りだしたせいでダイエット始めたんだけど、全然痩せないから姿を見せたくないのよ」
「何だ、そりゃ?」
「あぁ~、何で言うのよ…知られたくなかったのにぃ」
アイリーンは元々女神の中でも抜群のプロポーションを誇り、モデル並みのスタイルで美の象徴とまで称された。
しかし、女神はストレスが溜まりやすい。
その憂さを晴らす為に毎晩飲んで食べてを繰り返すうちにモデル体型が豊満ムチムチボディに変化していって、現在は更に体重が増えてポッチャリ体型になってしまったという。
「ダ~ッハッハッハッハッwww
自己管理が甘いんだよ!」
「そうだ、そうだwww」
「そんな事は分かってるわよ!でも、こんなに太った姿を見せたくないの!」
「自意識過剰じゃね?」
「エッ…」
「じ、自意識過剰www ホント、その通りよねw」
クレアは笑いすぎて涙を拭いてる。
「ヒドーイ!いくら何でも、自意識過剰はあんまりよ!」
「じゃあ、いい加減姿を見せたらどうなんだよ?」
「そ、それは…」
「じゃあ、自意識過剰じゃん」
「クッ…」
ここまで言われたら、姿を見せるしかない。
「…分かったわよ、それじゃ見せるから笑わないでよね」
ようやく姿を見せる時が来た。
「さぁ、これがワタシの姿よ!」
目の前に突如として現れた女性は、まるでSMの女王様みたいな赤のボンテージファッションにガーターベルトというスタイルだが、とてもボンテージが似合うような体型ではない。
「ギャハハハハハハハハハハ!ボンレスハムみたいな身体じゃないかよ!」
「www ボ、ボンレスハムってw」
とはいえ、顔はかなりの美形だ。
これで痩せれば美しい女神として後世に残る神様かどうかは、アイリーン次第だ。
「うぅぅぅ(涙)かつてこの上ない屈辱だわ!」
「だったら、さっさと痩せろ!」
「痩せろ、痩せろ~っ!!」
「そんな事より、勝手に召喚したらどうなるか分かってるの?」
「問題無いでしょ?」
「今ならまだ間に合うってば!」
「いいの、いいの!勝てばいいんだから、問題無い」
と言うわけで、これから試合を観戦する予定。
「勿論、最後まで観戦するつもり」
「大丈夫なんだろうか」
とにかく、ミリアの姿をようやく見る事が出来た。
アイリーンの声だ。しかし、相変わらず姿を見せない。
「おい、仮にも神と呼ばれる者がウソついていいのかよ!」
「そうだ、そうだ!ウソつくヤツは女神を名乗るな!」
「うるさ~いっ!これには理由があるのっ!」
「理由があれば、ウソついていいのかよ?」
「そ、それは…」
女神がしどろもどろになっている。
「なぁ、クレアちゃんはアイリーンの事知ってるのか?」
「知ってるも何も、毎日顔を合わせているわよ」
顔見知りの間柄らしい。
「チョット、クレア!余計な事言わないでよ!」
焦っている口調だ。
「何でそんなに姿を隠すのよ?出てくればいいじゃない」
「それが出来れば苦労しないわよ!」
「分かった!顔イジりまくって、失敗したんだろ?」
女神が整形するのだろうか。
「そんなワケ無いでしょ!失礼しちゃうわね!」
クレアは何も言わずニヤニヤしている。
「それとも年齢的な事か?」
「ワタシの年齢は23よ!」
「23?」
「…見た目はね。永遠の23歳なのよ!」
実年齢はソレ×100だ。
「じゃあ、何なんだよ一体?」
「そ、それは…」
クレアがその理由を話した。
「アイリーンはね、元々スタイルの良い美しい女神だったんだけど、ここ最近急激に太りだしたせいでダイエット始めたんだけど、全然痩せないから姿を見せたくないのよ」
「何だ、そりゃ?」
「あぁ~、何で言うのよ…知られたくなかったのにぃ」
アイリーンは元々女神の中でも抜群のプロポーションを誇り、モデル並みのスタイルで美の象徴とまで称された。
しかし、女神はストレスが溜まりやすい。
その憂さを晴らす為に毎晩飲んで食べてを繰り返すうちにモデル体型が豊満ムチムチボディに変化していって、現在は更に体重が増えてポッチャリ体型になってしまったという。
「ダ~ッハッハッハッハッwww
自己管理が甘いんだよ!」
「そうだ、そうだwww」
「そんな事は分かってるわよ!でも、こんなに太った姿を見せたくないの!」
「自意識過剰じゃね?」
「エッ…」
「じ、自意識過剰www ホント、その通りよねw」
クレアは笑いすぎて涙を拭いてる。
「ヒドーイ!いくら何でも、自意識過剰はあんまりよ!」
「じゃあ、いい加減姿を見せたらどうなんだよ?」
「そ、それは…」
「じゃあ、自意識過剰じゃん」
「クッ…」
ここまで言われたら、姿を見せるしかない。
「…分かったわよ、それじゃ見せるから笑わないでよね」
ようやく姿を見せる時が来た。
「さぁ、これがワタシの姿よ!」
目の前に突如として現れた女性は、まるでSMの女王様みたいな赤のボンテージファッションにガーターベルトというスタイルだが、とてもボンテージが似合うような体型ではない。
「ギャハハハハハハハハハハ!ボンレスハムみたいな身体じゃないかよ!」
「www ボ、ボンレスハムってw」
とはいえ、顔はかなりの美形だ。
これで痩せれば美しい女神として後世に残る神様かどうかは、アイリーン次第だ。
「うぅぅぅ(涙)かつてこの上ない屈辱だわ!」
「だったら、さっさと痩せろ!」
「痩せろ、痩せろ~っ!!」
「そんな事より、勝手に召喚したらどうなるか分かってるの?」
「問題無いでしょ?」
「今ならまだ間に合うってば!」
「いいの、いいの!勝てばいいんだから、問題無い」
と言うわけで、これから試合を観戦する予定。
「勿論、最後まで観戦するつもり」
「大丈夫なんだろうか」
とにかく、ミリアの姿をようやく見る事が出来た。
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