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ベスパネット・ワイズスというチーム
国王の娘
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まるで蛇に睨まれた蛙状態だった。
しかし、悲しいかな下半身は男の性でMAXに怒張している。
こうなったら、ミリアに身を任せるしかない。
「じゃあ早めに終わらせましょう」
そう言うと、囁くような声で呪文を詠唱した。
「$&#♂♪♀◆&¥**Σ\ฅ♭ω╬△⊿^ロA∞ẅ…」
ハッキリと聞き取れない呪文だ。
だが、近衛の股間はえも言われぬ快感に包まれていた。
「あ、あ、あぁ…何だ、コレ?」
徐々に絶頂に達するのが手に取るように分かる。
「ヨシ、これで仕上げよ…ハンドジョブ」
ミリアの手の動きが振動よりも速く小刻みに動く。
ハンドジョブとは、所謂手淫の事だが、ミリアの手の動きは人の手というよりは、例のオモチャみたいな絶妙な振動で近衛を天国に誘う。
「あっ、あっ、…もう、ダメ」
快感が絶頂に達し、全神経が股間に集中する。
堰を切ったように、夥しい分身が放出された。
「ヤバッ、こんなにいっぱい出たら水面に浮かんできちゃう」
ミリアはリカバリーローズの花びらを両手で集め、呪文を唱えた。
すると、花びらが近衛の分身を吸い取り、より瑞々しさを増して効果がアップした。
「な、何かビミョーな感じだな」
何せ、自身の出した分身だけに複雑な心境だ。
(それにしても、随分と慣れた様子だな…まさか、他の連中にもこんな事してるのかな?)
ミリアの行動に疑問を感じた。
「今何を考えてるか当ててあげようか?」
近衛の考えてる事を当てた。
近衛の予想通り、ミリアはトレーナーという肩書きだが、選手の下半身の世話も行う慰安的な存在でもある。
だが、それはこの国の独身者は性行為を禁じられている為、性処理を行う女性が必要だろうとオーナーの配慮でミリアをチームに帯同させている。
(何つー国だ…しかも、独身はセックス禁止って…その為にミリアが風俗嬢みたいな事をするのかよ)
そう考えると、ミリアが憐れに思えてくる。
「チョット、カツヤ。私は皆の事をこうやって慰めたりしてるけど、少しもイヤだなと思った事は無いわ。
むしろ、皆の役に立って嬉しいと思っているのよ」
「えぇ~、ウソだろ!」
「だって、体内から毒素を出すようなモンでしょ?」
(ホントかよ、この世界の常識が分からなくなってきたぞ)
この世界に長居するのは禁物だ、と思った。
開幕を3日後に控えたこの日、ベスパネット・ワイズスの関係者はオーナーのいる、イルマーン城を訪問した。
異世界でありがちな、絵に書いたような巨大な城に入り、書斎でオーナー代行のマーティン王子が選手たちを迎え入れた。
フィレニア国の国王である、ルイーズ=オーブリーは高齢に加え、健康面に不安がある為、息子のマーティンにオーナーを任せている。
やや太めで黒縁のメガネを掛け、常に笑顔を絶やさない次期国王はハキハキした声で選手に話しかける。
恐縮して上手く喋れない選手や、堂々とした態度の選手にも気さくに接してくれる。
「カントク、ところでマーモセットの姿が見えないのだが」
マーモセットはあれ以来姿を見せない。
このまま開幕まで行方が分からないと戦力外通告を受ける。
「心配いりませんよ、王子。彼は開幕戦には間に合います。
どうかご心配なさらず、彼を信じましょう」
監督はマーモセットが開幕に間に合うと言うのだが、果たしてどうだか。
「監督がそう言うのなら…彼は大丈夫という事なのかな」
マーティン王子はレスリー監督に全幅の信頼を寄せている。
もっぱらベンチでは居眠りや酒を飲んで采配を全くしない監督に何を期待しているのだろうか。
すると、マーティン王子は近衛の前に立った。
「キミが例のスーパールーキーか…我が妹ミリアのイチオシらしいが」
「わ、我が妹?」
マーティン王子とミリアは兄妹だ。
と言っても、マーティンは人間、ミリアは人間とエルフのハーフで母親違いの兄妹となる。
ルイーズ国王が侍女のエルフと深い仲になり、そこで生まれたのがミリアだという。
ルイーズ国王はミリアを溺愛しており、言い寄ってくる男を毎々蹴散らしてきたらしい。
(マジかよ…国王の娘なのに、あんな事してバレたら大変じゃないか)
バレないように、と心の中で手を合わせた。
しかし、悲しいかな下半身は男の性でMAXに怒張している。
こうなったら、ミリアに身を任せるしかない。
「じゃあ早めに終わらせましょう」
そう言うと、囁くような声で呪文を詠唱した。
「$&#♂♪♀◆&¥**Σ\ฅ♭ω╬△⊿^ロA∞ẅ…」
ハッキリと聞き取れない呪文だ。
だが、近衛の股間はえも言われぬ快感に包まれていた。
「あ、あ、あぁ…何だ、コレ?」
徐々に絶頂に達するのが手に取るように分かる。
「ヨシ、これで仕上げよ…ハンドジョブ」
ミリアの手の動きが振動よりも速く小刻みに動く。
ハンドジョブとは、所謂手淫の事だが、ミリアの手の動きは人の手というよりは、例のオモチャみたいな絶妙な振動で近衛を天国に誘う。
「あっ、あっ、…もう、ダメ」
快感が絶頂に達し、全神経が股間に集中する。
堰を切ったように、夥しい分身が放出された。
「ヤバッ、こんなにいっぱい出たら水面に浮かんできちゃう」
ミリアはリカバリーローズの花びらを両手で集め、呪文を唱えた。
すると、花びらが近衛の分身を吸い取り、より瑞々しさを増して効果がアップした。
「な、何かビミョーな感じだな」
何せ、自身の出した分身だけに複雑な心境だ。
(それにしても、随分と慣れた様子だな…まさか、他の連中にもこんな事してるのかな?)
ミリアの行動に疑問を感じた。
「今何を考えてるか当ててあげようか?」
近衛の考えてる事を当てた。
近衛の予想通り、ミリアはトレーナーという肩書きだが、選手の下半身の世話も行う慰安的な存在でもある。
だが、それはこの国の独身者は性行為を禁じられている為、性処理を行う女性が必要だろうとオーナーの配慮でミリアをチームに帯同させている。
(何つー国だ…しかも、独身はセックス禁止って…その為にミリアが風俗嬢みたいな事をするのかよ)
そう考えると、ミリアが憐れに思えてくる。
「チョット、カツヤ。私は皆の事をこうやって慰めたりしてるけど、少しもイヤだなと思った事は無いわ。
むしろ、皆の役に立って嬉しいと思っているのよ」
「えぇ~、ウソだろ!」
「だって、体内から毒素を出すようなモンでしょ?」
(ホントかよ、この世界の常識が分からなくなってきたぞ)
この世界に長居するのは禁物だ、と思った。
開幕を3日後に控えたこの日、ベスパネット・ワイズスの関係者はオーナーのいる、イルマーン城を訪問した。
異世界でありがちな、絵に書いたような巨大な城に入り、書斎でオーナー代行のマーティン王子が選手たちを迎え入れた。
フィレニア国の国王である、ルイーズ=オーブリーは高齢に加え、健康面に不安がある為、息子のマーティンにオーナーを任せている。
やや太めで黒縁のメガネを掛け、常に笑顔を絶やさない次期国王はハキハキした声で選手に話しかける。
恐縮して上手く喋れない選手や、堂々とした態度の選手にも気さくに接してくれる。
「カントク、ところでマーモセットの姿が見えないのだが」
マーモセットはあれ以来姿を見せない。
このまま開幕まで行方が分からないと戦力外通告を受ける。
「心配いりませんよ、王子。彼は開幕戦には間に合います。
どうかご心配なさらず、彼を信じましょう」
監督はマーモセットが開幕に間に合うと言うのだが、果たしてどうだか。
「監督がそう言うのなら…彼は大丈夫という事なのかな」
マーティン王子はレスリー監督に全幅の信頼を寄せている。
もっぱらベンチでは居眠りや酒を飲んで采配を全くしない監督に何を期待しているのだろうか。
すると、マーティン王子は近衛の前に立った。
「キミが例のスーパールーキーか…我が妹ミリアのイチオシらしいが」
「わ、我が妹?」
マーティン王子とミリアは兄妹だ。
と言っても、マーティンは人間、ミリアは人間とエルフのハーフで母親違いの兄妹となる。
ルイーズ国王が侍女のエルフと深い仲になり、そこで生まれたのがミリアだという。
ルイーズ国王はミリアを溺愛しており、言い寄ってくる男を毎々蹴散らしてきたらしい。
(マジかよ…国王の娘なのに、あんな事してバレたら大変じゃないか)
バレないように、と心の中で手を合わせた。
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