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クライマックス
個人成績
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タイトルのランキングに目を向けてみよう。
打率
1結城(武蔵野)353
2唐澤(武蔵野)334
3村上(東北) 328
ホームラン
1毒島(武蔵野)32
2羽田(東北) 30
3鬼束(武蔵野) 29
打点
1鬼束(武蔵野)79
2結城(武蔵野)76
2羽田(東北) 76
盗塁
1結城(武蔵野)32
2城戸(愛媛) 31
3ラファエル(武蔵野)28
出塁率
1唐澤(武蔵野)413
2結城(武蔵野)397
3浅倉(北陸) 372
安打数
1唐澤(武蔵野)126
2結城(武蔵野)117
3村上(東北) 109
防御率
1与謝野(北陸)2.37
2真咲(武蔵野)2.57
3翔田(東京) 2.86
勝利
1真咲(武蔵野)14
2中澤(東北) 12
2中邑(武蔵野) 12
奪三振
1真咲(武蔵野)135
2翔田(東京) 127
3中澤(東北) 113
勝率
1真咲(武蔵野)0.700
2翔田(東京) 0.695
3中邑(武蔵野)0.687
ホールド
1加勢(武蔵野)29
2吉田(東京) 27
3マシューズ(北陸)26
セーブ
1ジェイク(武蔵野)34
2仁科(東北)31
3加藤(東京)28
個人の成績がチームの成績に反映されたのか、スカイウォーカーズの選手が上位を占める。
野手では結城、投手では真咲の成績が目立つ。
このままスカイウォーカーズが優勝すれば、この二人のどちらかがMVPになる可能性が高い。
「はぁ…飲みすぎたかな、昨日は」
頭がガンガンする。
昨夜櫻井と水卜の3人で居酒屋に入り、一杯のつもりがかなりの量を飲んだ。
「あぁ~、何だろ…まだ気持ち悪い」
「参ったな…あんなに飲むなんて」
水卜や櫻井も二日酔いになっていた。
「どうした、ヒロト?」
「Hey、mai!Are you feeling sick?(舞、具合でも悪いのか?)」
高峰投手チーフコーチとトーマス打撃総合コーチが二人の様子を伺う。
「いぇ、何でもないです」
「It' okay! There's no problem.(大丈夫!問題ないから)」
まさか二日酔いだなんて恥ずかしくて言えない。
【少し走って酒でも抜くか…】
3人はまるで打ち合わせていた様に、外野間をランニングして汗を流した。
「何で監督とコーチが、こんなクソ暑い中走ってんだ?」
「さぁ…しかも、珍しい組み合わせだ」
選手たちは一様に首を傾げる。
昨夜は引き分けに終わったレッズとの二戦目。
今夜は三戦目で先発はスカイウォーカーズが北乃、レッズはベテランの谷川。
今日は鬼束が4番スタメンで出場する。
午後6時、主審の手が上がり試合開始。
今シーズン8勝7敗、防御率4.07の北乃は、立ち上がりフォアボールを与えるものの、最速144kmのストレートとナックルカーブ、決め球のナックルパームを駆使して要所を締めるピッチングで切り抜ける。
レッズの谷川も、先頭のラファエルをフォアボールで出塁するが2番唐澤、3番結城を打ち取り、4番鬼束には落差のあるフォークボールで空振りの三振で無得点に抑える。
両チーム無得点のまま、回は6回へ進む。
レッズの攻撃は先頭のウォーリーがライト線を破るツーベースヒットで出塁すると、キャッチャーの林がフォアボールで歩き、ノーアウト一塁、二塁のチャンスに7番三浦がレフト前に運ぶ。
二塁ランナーウォーリーがホームへ突入するが、レフト中山の好返球で本塁を死守。
北乃は後続を抑え、ピンチを切り抜けた。
均衡が破れたのは7回の裏、スカイウォーカーズの攻撃。
トップの毒島が三振に倒れ、ワンナウトから6番中山が一塁線へ上手く流し打ち、ライト三浦がクッションボールをファンブルする間、俊足を飛ばし二塁へ。
ここでレッズは谷川から二番手プロ三年目の右腕、田中を投入。
田中は7番保坂をファーストゴロに打ち取り、中山はその間三塁へ。
ツーアウトとなり、8番ピッチャー北乃の場面で、榊は代打の切り札畑中を送る。
制球の定まらない田中は、ボール先行でストライクが入らない。
結局、畑中は一度もバットを振る事無くフォアボールで出塁。
代走に石川が送られ、9番筧の打席で二塁へ盗塁。
キャッチャー林の送球が逸れ、間一髪セーフ。
同時に三塁ランナー中山がホームへ走る。
ショート葛西が素早くバックホームへ送球するが、中山は上手くタッチを掻い潜りホームイン。
足で掻き回したスカイウォーカーズが1点をもぎ取る。
筧はセンターフライで倒れ、スカイウォーカーズの攻撃は1点で終了。
8回はドラフト一位の東山がプロ初登板。
最速148kmのストレートとスライダー、フォークと二軍で精度を上げたパームボールを決め球にレッズ打線を封じる。
9回は抑えの切り札ジェイクが三人で抑え、1-0の完封リレーでスカイウォーカーズが辛勝した。
2位マーリンズは試合が無い為、ゲーム差を再び2.5に広げた。
スカイウォーカーズとマーリンズが首位争いをしている中、3位のキングダムはケガで離脱していた翔田が一軍に復帰した。
まだ骨折した箇所は完治してないが、プレーに影響は無いと浅野監督に直訴。
浅野監督は翔田を先発ではなく、抑えの切り札として1イニング限定で投げる事を許可した。
そのキングダムはブラックスと対戦。
翔田は4番ファーストでスタメン出場。
ノーヒットに終わったが、2点リードの最終回に抑えとして登板。
160kmには届かなかったが、MAX156kmのストレートと縦のスライダー、鋭く落ちるチェンジアップで三人を抑えプロ入り初セーブを記録した。
首位スカイウォーカーズとは4.5ゲーム差と離れているが、翔田が復帰したキングダムが再び勢いに乗る。
打率
1結城(武蔵野)353
2唐澤(武蔵野)334
3村上(東北) 328
ホームラン
1毒島(武蔵野)32
2羽田(東北) 30
3鬼束(武蔵野) 29
打点
1鬼束(武蔵野)79
2結城(武蔵野)76
2羽田(東北) 76
盗塁
1結城(武蔵野)32
2城戸(愛媛) 31
3ラファエル(武蔵野)28
出塁率
1唐澤(武蔵野)413
2結城(武蔵野)397
3浅倉(北陸) 372
安打数
1唐澤(武蔵野)126
2結城(武蔵野)117
3村上(東北) 109
防御率
1与謝野(北陸)2.37
2真咲(武蔵野)2.57
3翔田(東京) 2.86
勝利
1真咲(武蔵野)14
2中澤(東北) 12
2中邑(武蔵野) 12
奪三振
1真咲(武蔵野)135
2翔田(東京) 127
3中澤(東北) 113
勝率
1真咲(武蔵野)0.700
2翔田(東京) 0.695
3中邑(武蔵野)0.687
ホールド
1加勢(武蔵野)29
2吉田(東京) 27
3マシューズ(北陸)26
セーブ
1ジェイク(武蔵野)34
2仁科(東北)31
3加藤(東京)28
個人の成績がチームの成績に反映されたのか、スカイウォーカーズの選手が上位を占める。
野手では結城、投手では真咲の成績が目立つ。
このままスカイウォーカーズが優勝すれば、この二人のどちらかがMVPになる可能性が高い。
「はぁ…飲みすぎたかな、昨日は」
頭がガンガンする。
昨夜櫻井と水卜の3人で居酒屋に入り、一杯のつもりがかなりの量を飲んだ。
「あぁ~、何だろ…まだ気持ち悪い」
「参ったな…あんなに飲むなんて」
水卜や櫻井も二日酔いになっていた。
「どうした、ヒロト?」
「Hey、mai!Are you feeling sick?(舞、具合でも悪いのか?)」
高峰投手チーフコーチとトーマス打撃総合コーチが二人の様子を伺う。
「いぇ、何でもないです」
「It' okay! There's no problem.(大丈夫!問題ないから)」
まさか二日酔いだなんて恥ずかしくて言えない。
【少し走って酒でも抜くか…】
3人はまるで打ち合わせていた様に、外野間をランニングして汗を流した。
「何で監督とコーチが、こんなクソ暑い中走ってんだ?」
「さぁ…しかも、珍しい組み合わせだ」
選手たちは一様に首を傾げる。
昨夜は引き分けに終わったレッズとの二戦目。
今夜は三戦目で先発はスカイウォーカーズが北乃、レッズはベテランの谷川。
今日は鬼束が4番スタメンで出場する。
午後6時、主審の手が上がり試合開始。
今シーズン8勝7敗、防御率4.07の北乃は、立ち上がりフォアボールを与えるものの、最速144kmのストレートとナックルカーブ、決め球のナックルパームを駆使して要所を締めるピッチングで切り抜ける。
レッズの谷川も、先頭のラファエルをフォアボールで出塁するが2番唐澤、3番結城を打ち取り、4番鬼束には落差のあるフォークボールで空振りの三振で無得点に抑える。
両チーム無得点のまま、回は6回へ進む。
レッズの攻撃は先頭のウォーリーがライト線を破るツーベースヒットで出塁すると、キャッチャーの林がフォアボールで歩き、ノーアウト一塁、二塁のチャンスに7番三浦がレフト前に運ぶ。
二塁ランナーウォーリーがホームへ突入するが、レフト中山の好返球で本塁を死守。
北乃は後続を抑え、ピンチを切り抜けた。
均衡が破れたのは7回の裏、スカイウォーカーズの攻撃。
トップの毒島が三振に倒れ、ワンナウトから6番中山が一塁線へ上手く流し打ち、ライト三浦がクッションボールをファンブルする間、俊足を飛ばし二塁へ。
ここでレッズは谷川から二番手プロ三年目の右腕、田中を投入。
田中は7番保坂をファーストゴロに打ち取り、中山はその間三塁へ。
ツーアウトとなり、8番ピッチャー北乃の場面で、榊は代打の切り札畑中を送る。
制球の定まらない田中は、ボール先行でストライクが入らない。
結局、畑中は一度もバットを振る事無くフォアボールで出塁。
代走に石川が送られ、9番筧の打席で二塁へ盗塁。
キャッチャー林の送球が逸れ、間一髪セーフ。
同時に三塁ランナー中山がホームへ走る。
ショート葛西が素早くバックホームへ送球するが、中山は上手くタッチを掻い潜りホームイン。
足で掻き回したスカイウォーカーズが1点をもぎ取る。
筧はセンターフライで倒れ、スカイウォーカーズの攻撃は1点で終了。
8回はドラフト一位の東山がプロ初登板。
最速148kmのストレートとスライダー、フォークと二軍で精度を上げたパームボールを決め球にレッズ打線を封じる。
9回は抑えの切り札ジェイクが三人で抑え、1-0の完封リレーでスカイウォーカーズが辛勝した。
2位マーリンズは試合が無い為、ゲーム差を再び2.5に広げた。
スカイウォーカーズとマーリンズが首位争いをしている中、3位のキングダムはケガで離脱していた翔田が一軍に復帰した。
まだ骨折した箇所は完治してないが、プレーに影響は無いと浅野監督に直訴。
浅野監督は翔田を先発ではなく、抑えの切り札として1イニング限定で投げる事を許可した。
そのキングダムはブラックスと対戦。
翔田は4番ファーストでスタメン出場。
ノーヒットに終わったが、2点リードの最終回に抑えとして登板。
160kmには届かなかったが、MAX156kmのストレートと縦のスライダー、鋭く落ちるチェンジアップで三人を抑えプロ入り初セーブを記録した。
首位スカイウォーカーズとは4.5ゲーム差と離れているが、翔田が復帰したキングダムが再び勢いに乗る。
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