Baseball Fighter 主砲の一振り2 後編

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後半戦

成績

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ここでスカイウォーカーズ主力選手の成績を紹介してみよう。

野手部門

ラファエル
打率298 本塁打9 打点24 盗塁28 出塁率375 

長打率531 OPS0.906


唐澤
打率331 本塁打16 打点62 盗塁17 
出塁率421 長打率524 OPS0.945


結城
打率353 本塁打16 打点79 盗塁30

出塁率403 長打率603 OPS1.006


鬼束
打率312 本塁打26 打点82 盗塁10

出塁率364 長打率623 OPS0.987


毒島
打率264 本塁打31 打点70 盗塁2

出塁率337 長打率583 OPS0.920


中山
打率304 本塁打12 打点53 盗塁8

出塁率352 長打率534 OPS0.886


保坂
打率246 本塁打8 打点46 盗塁0

出塁率317 長打率534 OPS0.841



打率293 本塁打6 打点46 盗塁28

出塁率382 長打率437 OPS0.819


畑中
打率306 本塁打5 打点24 盗塁0

出塁率337 長打率507 OPS0.844


来栖
打率273 本塁打3 打点11 盗塁0

出塁率325 長打率501 OPS0.826


投手部門

中邑
防御率3.02 10勝6敗 奪三振134

WHIP1.15


サンピエール
防御率4.13 8勝4敗 奪三振96

WHIP1.24


真咲
防御率2.31 10勝3敗 奪三振196

WHIP1.06


片山
防御率3.64 7勝6敗 奪三振136

WHIP1.16


北乃
防御率3.94 6勝6敗 奪三振87

WHIP1.27


山本
防御率3.73 2勝2敗 15ホールド 2セーブ

奪三振34 WHIP1.16


加勢
防御率2.93 3勝2敗  29ホールド

奪三振24 WHIP1.12


東雲
防御率2.38 1勝0敗 24ホールド 13セーブ

奪三振31 WHIP1.18


ジェイク
防御率1.67 0勝0敗 24セーブ 奪三振46

WHIP1.02


投打のバランスがとれ、個人の成績もかなり良い。

各タイトルでも上位にランクインしている選手も多い。


とは言え、この先も試合は続く。

今は首位に返り咲いたが、転落の可能性だって十分にある。



スカイウォーカーズは四国から本拠地武蔵野ボールパークに移り、北陸レッズとの三連戦を向かえる。


スカイウォーカーズの先発はエース中邑。

対するレッズは先発ローテーション二番手、左のジョンソン。


スタメンは

スカイウォーカーズ

1センターラファエル
2センター唐澤
3ファースト結城
4セカンド鬼束
5サード毒島
6レフト来栖
7キャッチャー保坂
8ピッチャー中邑
9ショート石川


レッズのスタメンは

1ショート葛西
2サード岩下
3ファーストワグナー
4センター浅倉
5レフトウォーリー
6キャッチャー林
7ライト三浦
8セカンド八木
9ピッチャージョンソン


北陸レッズは現在5位。

まだ優勝の可能性はある。


試合前、榊はミーティングでこんな事を話した。


「さぁ、今日からレッズとの三連戦がスタートするワケだが…
その前に、天海の件なんだが…
オレ個人の意見としては、アイツは間違いなくワザとぶつけたと思ってる。
となると、次はウチの誰かをぶつけようとしてるんじゃないかと思う」


「ちょっといいですか?」

代表してキャプテンの結城が質問した。

「おぅ、なんだ?」


「それって…今度天海くんと対戦した時に気をつけろって事ですか?」


「まぁ、そういう事になるな。
特にお前の打席は要注意だぞ」


「いや、でも…確かに天海くんは素行不良かもしれないですけど、そんな卑怯な事はしないと思いますが」


「まぁ、そう思うんならいいけど、アイツは勝つ為なら何でもやってくるタイプだから、一応用心しておけって事だ」


いや、そんな事は有り得ない。

球界を代表するピッチャーがそんなマネをするとは思えない。

結城はそうであって欲しいと思った。



「監督の言う通り、アイツならやりかねないかもな」


「うん。手段を選ばないやり方しそうな気がするよな」


後ろで毒島と筧が話していた。


「いや、そんな事はない!キミたち、いくらなんでも天海くんを疑い過ぎだ!」


後ろを振り返り、二人を諭す。


「は、はぁ」


「彼の実力は日本でもトップクラスだ。
そんな球界を代表するエースが、ワザとだなんて有り得ない」


「何で、そんなにアイツを庇うんですか?」


隣にいた鬼束が聞く。


「鬼束くん。彼は本当に翔田くんに対してワザとやったと思ってるのかい?」


「ん~、結城さんが天海の事を信じたい気持ちは分からないでもないですけど」


「おーい、静かに!」


榊の声で静まった。


「まぁ、その話は置いといて」


エヘン!と咳払いをして話を続けた。


「実は今日…オレの誕生日なんだよね~!
でさでさ、今日は試合が終わったらパーッとどこかでやらない?」


「えっ…」


「誕生日…」


「何を言い出すかと思えば…」


選手をはじめ、コーチ陣も呆気にとられている。


「やだ、榊さんったら!そんな事言うためにミーティングしたワケ?」

水卜コーチが呆れた顔で言う。


「いいじゃねえかよ、舞!たまには誕生日ぐらい祝ってもらいたいんだよ!悪いか?」


駄々っ子みたいに拗ねる。


「あの、おめでとうございます」


【おめでとうございます!】


「あぁ、ありがとう。で、終わったらどうかな?ダメ?」


「じゃあ、勝ってお祝いしますか!」


「よし、監督に勝利をプレゼントしよう!」


「うん、今日は絶対勝とう!」


「さぁ、やろうぜ!」


そんなワケで、榊の誕生日を勝利で飾ろうと締め括った。
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