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1990年だと?
ジジイ、取り引きしようぜw
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【こりゃ!】
またジジイが現れた。
「うぎゃ~っ!!頭が痛えっ!割れる~っ!」
痛いっつーの!
【お主、あの少年をイジメてるだけじゃないか!】
ジジイ!この輪っかを外せ!スゲー、痛いんだぞ!
『また一人で暴れてる…』
『おい、アイツ病院連れてった方がいいんじゃないのか』
「おい、山本。お前、朝から変だぞ…」
龍也にまで心配されてしまった。
「あぁ、痛ってぇな…おいジジイ、ちょっと来い!」
ジジイを引っ張って、トイレに連れ込んだ。
教室でジジイと話してたら、危ないヤツだと思われて、皆からシカトされちまう。
【何じゃ一体!こんなとこに連れてきて】
何でオレにしか見えないんだ、このジジイは…
「イジメじゃねぇだろ!こうやって、顔に落書きして皆笑ってるじゃないかよ!龍也だって見たろ?今朝と違って、今は皆と笑ってるじゃんかよ?ああやって笑いをとってクラスが1つなる!良いことじゃないか、そう思わないか?」
順を追って説明した。
【そりゃまぁ、確かにお主の言うとおりなんじゃがのぅ】
このジジイ、意外と頼りねえ仙人だ。
そう言えば、さっき上の者に頼まれた、とか言ってたよな…
「おい、ジジイ!テメー、オレが1日でも早く、徳を積めって言ってるけど、ホントはテメーの保身の為に言ってんだろ、えぇ?」
【バ、バカな!何を言うんじゃ…とにかく、お主は徳を積むのじゃ!そうじゃないと元の世界に戻れないぞぃ!】
顔が一瞬、ギクッとなった。
どうやら図星のようだ。
「ふ~ん…別にオレ、今のままでもいいかなぁって思ってるけどねぇ」
ここから先は、オレとジジイの駆け引きだ。
ジジイは間違いなく焦ってる。
コイツも中間管理職なのかな?
仙人の世界にも役職とかあるのだろうか。
【何っ?お主、戻れなくなるのかも知れないのだぞ、それでもいいのか?】
ジジイは狼狽えた。
「ん~?だってオレ、もう一回中2からやり直せるんだぜぇ!
こんな経験、他のヤツには出来無いじゃん?
別に、このままでもいいかなぁ」
【何と!良いのか?元に戻れなくなるんだぞ!それでもいいのか?】
よく考えたら、中学生からやり直せるんだ。
前はよく、「あぁ~あ、学生時代に戻りたいなぁ」なんて言ってたんだし、実際こうやってやり直しが出来るんだから、願いが叶ったようなもんだ。
「いいじゃん、別に。もう面倒臭いから、このまんまでいいよ」
フルモデルチェンジした、中2ライフを満喫するのも悪くない。
【バカもん!お主は徳を積んで、早く元の世界に戻らにゃならんのだぞ!】
何なんだよ徳、徳とうるさい。
「ジジイ、オレを早く元の世界に戻さないと、上の者に怒られんだろ?なぁ、そうなんだろ、おい?」
どうせ、上の者にガミガミ言われるのがイヤで、1日でも早くオレを元の世界に戻そうと必死なんだろう。
【な、何を言うか!お主戻りたくないのか?もう1度、妻や娘のいる世界に戻りたくないのか?】
…こんな、インチキ仙人の口車に乗ってたまるかよ。これからオレの輝かしい青春時代が再スタートするんだ。
このままだっていいじゃん。
「じゃあ、どうやったら徳を積めるんだよ?教えてくれよ」
そもそも徳なんて、大人になっても積めるようなもんじゃないだろ…無理に決まってる。
【そ、それはお主が悪さをしないで、真面目で皆から慕われるような…】
「ハイハイハイハイ、要は品行方正、成績優秀、皆の模範になるような人物になれって事だろ?
でも考えてみろよ。オレがこのまま、徳を積めると思うか?聖人君子じゃあるまいし、そんな完璧な人間がこの世界の何処にいるんだよ?」
どうせ、自分の功績が欲しい為に、こんな事言ってんだろ。
コイツも所詮、中間管理職だ。
上の者にギャーギャー言われ、下の者に突き上げ食らって、必死になってるだけだ。
【うぬ~っ!お主このままで良いと言うのか、どうなっても知らんぞい!】
お、逆ギレか?それより、問題はあの杖だ。どうやって奪えばよいものか…
「いいよ~、別に。
その代わり、アンタが上の者に怒られるだけじゃん?オレ、そんなの全く関係ないしぃ~」
そう、オレには全く関係がない!
【こ、この男開き直りやがったな…】
焦ってんのがバレバレだ。
しかし、仙人の世界にも地位とか名誉ってのがあるのかよ…イヤな世界だな。
「そこでだ…物は相談だ。アンタはオレを早く元に戻したい。だが、オレは徳を積まない限りは戻れない。
どうだ、取り引きしないか?」
【な…取り引きとは、一体何じゃ?】
…早いとこ、教室に戻らないと。
「簡単だよ!オレは徳を積めばいいんだろ?だったら、その手助けしてくれよ。それならオレは、1日でも早く元に戻れるじゃん?」
それが一番手っ取り早い方法だ。
【何ぃ?そんな手助けなんて、出来るワケなかろう!】
「あっそ!じゃあ、オレは中2生活を満喫しよっ。そうなるとアンタは、上の者から言われるんだろうなぁ、《何モタモタしてんだ、早くあの男に徳を積ませるようにしろ!》とか、説教食らうんだろうな~。
あぁ~あ、大変だ仙人の世界も」
【こ、この卑劣な男め…】
開き直り作戦が上手くいきそうだ。
「あっそ!そういう事言うんだ?じゃあ、オレ戻るのやーめたっ!」
さぁ、どうするジジイ。
【わ、解った解った。で、取り引きとは何だ?】
よし、これでペースを握った。
「簡単だよ、そんなもん。この先、オレに有利になるように、アドバイスしてくれればいいんだよ」
【何っ、アドバイスだと?それじゃ、お主の為にならんじゃないか!】
何を言おうが、ジジイの言うことは綺麗事にしか聞こえない。
「うるせーっ!オレはここに残ってもいいんだよ?その事をどう上司に報告するんかなぁ…これは見ものだwww」
ジジイは何も言えない。
論破してやったぞ。
「なぁ、ジジイ。オレも中間管理職だったから、アンタの気持ちも解らないではない。
だから、オレを1日でも早く元に戻らせるつもりなら、さっさと徳を積めるような事を教えてくれよ、なぁ?」
ジジイも焦っている。
まぁ、オレはのんびりと中学生生活を満喫しよっと!
またジジイが現れた。
「うぎゃ~っ!!頭が痛えっ!割れる~っ!」
痛いっつーの!
【お主、あの少年をイジメてるだけじゃないか!】
ジジイ!この輪っかを外せ!スゲー、痛いんだぞ!
『また一人で暴れてる…』
『おい、アイツ病院連れてった方がいいんじゃないのか』
「おい、山本。お前、朝から変だぞ…」
龍也にまで心配されてしまった。
「あぁ、痛ってぇな…おいジジイ、ちょっと来い!」
ジジイを引っ張って、トイレに連れ込んだ。
教室でジジイと話してたら、危ないヤツだと思われて、皆からシカトされちまう。
【何じゃ一体!こんなとこに連れてきて】
何でオレにしか見えないんだ、このジジイは…
「イジメじゃねぇだろ!こうやって、顔に落書きして皆笑ってるじゃないかよ!龍也だって見たろ?今朝と違って、今は皆と笑ってるじゃんかよ?ああやって笑いをとってクラスが1つなる!良いことじゃないか、そう思わないか?」
順を追って説明した。
【そりゃまぁ、確かにお主の言うとおりなんじゃがのぅ】
このジジイ、意外と頼りねえ仙人だ。
そう言えば、さっき上の者に頼まれた、とか言ってたよな…
「おい、ジジイ!テメー、オレが1日でも早く、徳を積めって言ってるけど、ホントはテメーの保身の為に言ってんだろ、えぇ?」
【バ、バカな!何を言うんじゃ…とにかく、お主は徳を積むのじゃ!そうじゃないと元の世界に戻れないぞぃ!】
顔が一瞬、ギクッとなった。
どうやら図星のようだ。
「ふ~ん…別にオレ、今のままでもいいかなぁって思ってるけどねぇ」
ここから先は、オレとジジイの駆け引きだ。
ジジイは間違いなく焦ってる。
コイツも中間管理職なのかな?
仙人の世界にも役職とかあるのだろうか。
【何っ?お主、戻れなくなるのかも知れないのだぞ、それでもいいのか?】
ジジイは狼狽えた。
「ん~?だってオレ、もう一回中2からやり直せるんだぜぇ!
こんな経験、他のヤツには出来無いじゃん?
別に、このままでもいいかなぁ」
【何と!良いのか?元に戻れなくなるんだぞ!それでもいいのか?】
よく考えたら、中学生からやり直せるんだ。
前はよく、「あぁ~あ、学生時代に戻りたいなぁ」なんて言ってたんだし、実際こうやってやり直しが出来るんだから、願いが叶ったようなもんだ。
「いいじゃん、別に。もう面倒臭いから、このまんまでいいよ」
フルモデルチェンジした、中2ライフを満喫するのも悪くない。
【バカもん!お主は徳を積んで、早く元の世界に戻らにゃならんのだぞ!】
何なんだよ徳、徳とうるさい。
「ジジイ、オレを早く元の世界に戻さないと、上の者に怒られんだろ?なぁ、そうなんだろ、おい?」
どうせ、上の者にガミガミ言われるのがイヤで、1日でも早くオレを元の世界に戻そうと必死なんだろう。
【な、何を言うか!お主戻りたくないのか?もう1度、妻や娘のいる世界に戻りたくないのか?】
…こんな、インチキ仙人の口車に乗ってたまるかよ。これからオレの輝かしい青春時代が再スタートするんだ。
このままだっていいじゃん。
「じゃあ、どうやったら徳を積めるんだよ?教えてくれよ」
そもそも徳なんて、大人になっても積めるようなもんじゃないだろ…無理に決まってる。
【そ、それはお主が悪さをしないで、真面目で皆から慕われるような…】
「ハイハイハイハイ、要は品行方正、成績優秀、皆の模範になるような人物になれって事だろ?
でも考えてみろよ。オレがこのまま、徳を積めると思うか?聖人君子じゃあるまいし、そんな完璧な人間がこの世界の何処にいるんだよ?」
どうせ、自分の功績が欲しい為に、こんな事言ってんだろ。
コイツも所詮、中間管理職だ。
上の者にギャーギャー言われ、下の者に突き上げ食らって、必死になってるだけだ。
【うぬ~っ!お主このままで良いと言うのか、どうなっても知らんぞい!】
お、逆ギレか?それより、問題はあの杖だ。どうやって奪えばよいものか…
「いいよ~、別に。
その代わり、アンタが上の者に怒られるだけじゃん?オレ、そんなの全く関係ないしぃ~」
そう、オレには全く関係がない!
【こ、この男開き直りやがったな…】
焦ってんのがバレバレだ。
しかし、仙人の世界にも地位とか名誉ってのがあるのかよ…イヤな世界だな。
「そこでだ…物は相談だ。アンタはオレを早く元に戻したい。だが、オレは徳を積まない限りは戻れない。
どうだ、取り引きしないか?」
【な…取り引きとは、一体何じゃ?】
…早いとこ、教室に戻らないと。
「簡単だよ!オレは徳を積めばいいんだろ?だったら、その手助けしてくれよ。それならオレは、1日でも早く元に戻れるじゃん?」
それが一番手っ取り早い方法だ。
【何ぃ?そんな手助けなんて、出来るワケなかろう!】
「あっそ!じゃあ、オレは中2生活を満喫しよっ。そうなるとアンタは、上の者から言われるんだろうなぁ、《何モタモタしてんだ、早くあの男に徳を積ませるようにしろ!》とか、説教食らうんだろうな~。
あぁ~あ、大変だ仙人の世界も」
【こ、この卑劣な男め…】
開き直り作戦が上手くいきそうだ。
「あっそ!そういう事言うんだ?じゃあ、オレ戻るのやーめたっ!」
さぁ、どうするジジイ。
【わ、解った解った。で、取り引きとは何だ?】
よし、これでペースを握った。
「簡単だよ、そんなもん。この先、オレに有利になるように、アドバイスしてくれればいいんだよ」
【何っ、アドバイスだと?それじゃ、お主の為にならんじゃないか!】
何を言おうが、ジジイの言うことは綺麗事にしか聞こえない。
「うるせーっ!オレはここに残ってもいいんだよ?その事をどう上司に報告するんかなぁ…これは見ものだwww」
ジジイは何も言えない。
論破してやったぞ。
「なぁ、ジジイ。オレも中間管理職だったから、アンタの気持ちも解らないではない。
だから、オレを1日でも早く元に戻らせるつもりなら、さっさと徳を積めるような事を教えてくれよ、なぁ?」
ジジイも焦っている。
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