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梅が教師
黙っておこう
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今日は5時限目に国語の授業がある。
皆の前で梅のホントの年齢をバラしてやろう。
「もうすぐでサヤカちゃんに会えるな」
「オレ、国語の授業だけは真面目にやろうかな」
「あぁー、早く5時限目にならないかな」
オイオイ、お前ら…梅のどこが良いんだよ?
「あの先生、何か男子に媚びてない?」
「言えるーっ!何か感じ悪いよねぇ」
「何、あの格好…ボディコンみたいな服着て」
「教師って感じじゃないよね?」
「何か、見た目が下品でイヤ!」
ワハハハハハ!男子にゃ好かれているが、女子からの評判はかなり悪い。
ザマーミロだ!
そして、問題の5時限目になった。
【ガラッ】
「お、サヤカちゃん来たーっ!」
「サヤカちゃん!」
「今日もキレイだねぇ!」
て言うか、何だあの服装は…
ヒョウ柄のファーパーカーに黒のニットワンピ…
おまけに黒のニーハイ…
おい、いくら何でもその格好はないだろ!
「スゲー、スタイル良いなサヤカちゃん!」
「あの脚の長さは何だ!」
「何か…これじゃ授業に集中出来ないよな」
他の先生達は何も言わないのかよ…
たが、梅の出で立ちを見た女子達は嫌悪感を示した。
「何よ、あの格好!」
「あれで先生なの?」
「信じられないっ!」
「ここ学校なのに、あんな服装許されるの?」
「あざといよね、あの人」
ワイワイガヤガヤ、ワイワイガヤガヤ…
男子と女子の意見が真っ二つに割れた。
「ハァーイ、皆元気だったかなぁ?」
能天気なヤツだ、コイツは。
「元気だよーっ!」
「勿論だよサヤカちゃん!」
「さっきまで元気無かったけど、サヤカちゃん見て元気になったーっ!」
「何、デレデレしてるの男子は…」
「イヤらしい!」
「何も、学校であんな格好しなくていいのに」
教壇でにこやかに手を振る梅。
こんなんで、授業がまともに出来るのかよ。
「はぁーい、じゃあ授業始めまーす!いいかなぁ?」
『いいとも!』
お前はタモリかっ!
「それでは、今日は同音異義語についてです。皆、同音異義語って何か知ってるかな?」
こんな格好しなくても、フツーに授業をやればいいのに。
「それって、同じ読み方でも意味が違う言葉の事でしょ?そんなの知ってるわよ」
バカにすんな、とばかりに1人の女子が言った。
「えーっと、貴女の名前はと…」
梅は出席簿を見た。
「先生、男子の名前は出席簿見なくても解るのに、女子の名前は出席簿見ないと解らないんですか?」
ザマーミロ!突っ込まれてるじゃないか!
「貴方は三枝麻衣(さえぐさまい)さんね。三枝さん、先生は男子も女子も分け隔てなく接してるつもりだけど…何か気に入らない事でもあるのかしら?」
三枝は成績優秀で常に学年でもトップ3に入る程だ。
これと言った特徴は無いのだが、真面目を絵に書いたようなタイプで、悪く言えば融通が利かない性格だ。
メガネの奥から梅を射るような目で反論した。
「大体、教師が何でそんな格好してるんですか?もっと教師らしい服装を着てください!」
この言葉に男子が三枝に突っ込んだ。
「何言ってんだよ!サヤカちゃんはスタイル良いからああいう格好してんじゃないかよ!」
「三枝、お前サヤカちゃんに何て事言うんだ!」
「サヤカちゃんをイジめるなっ!」
お前ら、いい加減にしろよ…三枝の言う事は間違ってないぞ。
「この格好がダメなの?うーん、困ったなぁ…皆はこの服装をどう思うかなぁ?」
媚び売るような言い方するなっつーの!
「似合ってるからいいと思いまーす!」
「うん、他のオンナがそんな格好したらダメだけど、サヤカちゃん似合ってるから許す!」
「そうだよ、先生だからってそういう服を着るのは良くないってのは間違ってると思う!」
「そうだそうだ!」
「何言ってるのよ、ここは学校なのよ!あんな服装で授業するなんて、ダメに決まってるでしょ!」
「先生、今すぐ普通の服装にしてください!」
「そこまでして、男子に好かれようとしてるんですか?」
これじゃ授業どころじゃないよ…
「困ったなぁ…先生はこの服装しかないんだけど~」
同情ひくような事を言うんじゃないっての。
「もういいよ、それよかサヤカちゃん早く授業始めよう」
泰彦…お前、ミニスカに弱いな…
「賛成!サヤカちゃん、三枝の言う事なんか気にするなよ!」
龍也…お前までもが。
「皆、ありがとうね!」
梅はセクシーポーズで投げキッスをした。
『イェー、サヤカちゃんサイコーっ!』
「もう!何なの、この先生は!」
三枝は呆れて言葉が無い様子だ。
「はい、では改めて授業始めます。同音異義語だけど、例えばどんな言葉があるのか、解る人手を挙げて」
『はぁーい!ハイハイ!』
男子全員が手を挙げた。
マジかよ、ホントに解ってるかよ?
「あれ?山本くんだけが手を挙げてないわね~?」
アホらしくて手なんか挙げるかっての!
「それじゃあ、吉田くん!答えてもらおうかな」
謙司は元気よく立ち上がった。
「ハイ!正体と招待。慎重と身長。それと、紹介と照会。えーっと、後は知らないけど、大体こんなもんだと思います!」
謙司、お前アニメのキャラの方がいいんじゃなかったのかよ?
「はぁーい、吉田くんよく出来ました!いい子ね~」
「いい子…エヘっ」
謙司は照れている。
「いいなぁ、謙司!サヤカちゃんに褒められて!」
「じゃあ、金澤くん。他にはどんなのがあるかな?」
龍也、お前解るのかよ?
「えっと、異動と移動。期間と機関。参加と傘下。嗜好と思考。まだあるけど、とりあえずこんなもんでどう、サヤカちゃん?」
スゲーっ!龍也が答えた!
「はぁーい、金澤くんよく出来ました!金澤くんもいい子ね」
「ヘヘッ…オレもいい子…ヘヘッ」
デレデレしてやがる!
あの龍也が骨抜きだよ…
でも、オレが梅の年齢バラしたら、幻滅するだろうなぁ…
いや、待てよ…ここで梅の年齢バラすのはどうだろうか。
動機が不純とは言え、龍也たちがせっかく勉強をするようになったんだ。
それに水を差すような事を言えば、また元に戻るだろう。
それなら、このままの方がいいかも。
仮にホントの事を言っても、皆は信用しないだろうし。
それに梅の授業内容はそんなに悪くない。
あの格好はいただけないけど、あれで皆の学力が上がるなら、黙っていた方が皆の為にもなるし。
それを考えたら、梅の年齢なんてどうでもよくなってきた。
女子のウケは悪いけど、多少の事は目を瞑ってもらおう。
最初のうちは批判を受けるだろうが、学力が上がれば何も言わなくなるだろうし。
オレは楽しそうに授業を進める梅を見て、何も言わない事にした。
皆の前で梅のホントの年齢をバラしてやろう。
「もうすぐでサヤカちゃんに会えるな」
「オレ、国語の授業だけは真面目にやろうかな」
「あぁー、早く5時限目にならないかな」
オイオイ、お前ら…梅のどこが良いんだよ?
「あの先生、何か男子に媚びてない?」
「言えるーっ!何か感じ悪いよねぇ」
「何、あの格好…ボディコンみたいな服着て」
「教師って感じじゃないよね?」
「何か、見た目が下品でイヤ!」
ワハハハハハ!男子にゃ好かれているが、女子からの評判はかなり悪い。
ザマーミロだ!
そして、問題の5時限目になった。
【ガラッ】
「お、サヤカちゃん来たーっ!」
「サヤカちゃん!」
「今日もキレイだねぇ!」
て言うか、何だあの服装は…
ヒョウ柄のファーパーカーに黒のニットワンピ…
おまけに黒のニーハイ…
おい、いくら何でもその格好はないだろ!
「スゲー、スタイル良いなサヤカちゃん!」
「あの脚の長さは何だ!」
「何か…これじゃ授業に集中出来ないよな」
他の先生達は何も言わないのかよ…
たが、梅の出で立ちを見た女子達は嫌悪感を示した。
「何よ、あの格好!」
「あれで先生なの?」
「信じられないっ!」
「ここ学校なのに、あんな服装許されるの?」
「あざといよね、あの人」
ワイワイガヤガヤ、ワイワイガヤガヤ…
男子と女子の意見が真っ二つに割れた。
「ハァーイ、皆元気だったかなぁ?」
能天気なヤツだ、コイツは。
「元気だよーっ!」
「勿論だよサヤカちゃん!」
「さっきまで元気無かったけど、サヤカちゃん見て元気になったーっ!」
「何、デレデレしてるの男子は…」
「イヤらしい!」
「何も、学校であんな格好しなくていいのに」
教壇でにこやかに手を振る梅。
こんなんで、授業がまともに出来るのかよ。
「はぁーい、じゃあ授業始めまーす!いいかなぁ?」
『いいとも!』
お前はタモリかっ!
「それでは、今日は同音異義語についてです。皆、同音異義語って何か知ってるかな?」
こんな格好しなくても、フツーに授業をやればいいのに。
「それって、同じ読み方でも意味が違う言葉の事でしょ?そんなの知ってるわよ」
バカにすんな、とばかりに1人の女子が言った。
「えーっと、貴女の名前はと…」
梅は出席簿を見た。
「先生、男子の名前は出席簿見なくても解るのに、女子の名前は出席簿見ないと解らないんですか?」
ザマーミロ!突っ込まれてるじゃないか!
「貴方は三枝麻衣(さえぐさまい)さんね。三枝さん、先生は男子も女子も分け隔てなく接してるつもりだけど…何か気に入らない事でもあるのかしら?」
三枝は成績優秀で常に学年でもトップ3に入る程だ。
これと言った特徴は無いのだが、真面目を絵に書いたようなタイプで、悪く言えば融通が利かない性格だ。
メガネの奥から梅を射るような目で反論した。
「大体、教師が何でそんな格好してるんですか?もっと教師らしい服装を着てください!」
この言葉に男子が三枝に突っ込んだ。
「何言ってんだよ!サヤカちゃんはスタイル良いからああいう格好してんじゃないかよ!」
「三枝、お前サヤカちゃんに何て事言うんだ!」
「サヤカちゃんをイジめるなっ!」
お前ら、いい加減にしろよ…三枝の言う事は間違ってないぞ。
「この格好がダメなの?うーん、困ったなぁ…皆はこの服装をどう思うかなぁ?」
媚び売るような言い方するなっつーの!
「似合ってるからいいと思いまーす!」
「うん、他のオンナがそんな格好したらダメだけど、サヤカちゃん似合ってるから許す!」
「そうだよ、先生だからってそういう服を着るのは良くないってのは間違ってると思う!」
「そうだそうだ!」
「何言ってるのよ、ここは学校なのよ!あんな服装で授業するなんて、ダメに決まってるでしょ!」
「先生、今すぐ普通の服装にしてください!」
「そこまでして、男子に好かれようとしてるんですか?」
これじゃ授業どころじゃないよ…
「困ったなぁ…先生はこの服装しかないんだけど~」
同情ひくような事を言うんじゃないっての。
「もういいよ、それよかサヤカちゃん早く授業始めよう」
泰彦…お前、ミニスカに弱いな…
「賛成!サヤカちゃん、三枝の言う事なんか気にするなよ!」
龍也…お前までもが。
「皆、ありがとうね!」
梅はセクシーポーズで投げキッスをした。
『イェー、サヤカちゃんサイコーっ!』
「もう!何なの、この先生は!」
三枝は呆れて言葉が無い様子だ。
「はい、では改めて授業始めます。同音異義語だけど、例えばどんな言葉があるのか、解る人手を挙げて」
『はぁーい!ハイハイ!』
男子全員が手を挙げた。
マジかよ、ホントに解ってるかよ?
「あれ?山本くんだけが手を挙げてないわね~?」
アホらしくて手なんか挙げるかっての!
「それじゃあ、吉田くん!答えてもらおうかな」
謙司は元気よく立ち上がった。
「ハイ!正体と招待。慎重と身長。それと、紹介と照会。えーっと、後は知らないけど、大体こんなもんだと思います!」
謙司、お前アニメのキャラの方がいいんじゃなかったのかよ?
「はぁーい、吉田くんよく出来ました!いい子ね~」
「いい子…エヘっ」
謙司は照れている。
「いいなぁ、謙司!サヤカちゃんに褒められて!」
「じゃあ、金澤くん。他にはどんなのがあるかな?」
龍也、お前解るのかよ?
「えっと、異動と移動。期間と機関。参加と傘下。嗜好と思考。まだあるけど、とりあえずこんなもんでどう、サヤカちゃん?」
スゲーっ!龍也が答えた!
「はぁーい、金澤くんよく出来ました!金澤くんもいい子ね」
「ヘヘッ…オレもいい子…ヘヘッ」
デレデレしてやがる!
あの龍也が骨抜きだよ…
でも、オレが梅の年齢バラしたら、幻滅するだろうなぁ…
いや、待てよ…ここで梅の年齢バラすのはどうだろうか。
動機が不純とは言え、龍也たちがせっかく勉強をするようになったんだ。
それに水を差すような事を言えば、また元に戻るだろう。
それなら、このままの方がいいかも。
仮にホントの事を言っても、皆は信用しないだろうし。
それに梅の授業内容はそんなに悪くない。
あの格好はいただけないけど、あれで皆の学力が上がるなら、黙っていた方が皆の為にもなるし。
それを考えたら、梅の年齢なんてどうでもよくなってきた。
女子のウケは悪いけど、多少の事は目を瞑ってもらおう。
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