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第2章
大事なのチームワーク
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「金澤くんは、ローラースケート履いてバク転出来るようにしておいて」
「オレは光GENJIかよ!」
「牛島くんは、出来るだけ業界用語覚えておいて」
「ワイハーとか、ザギンでシースーとかかよ?」
「加藤くんはひたすら笑顔!スマイルね!」
「笑ってりゃいいのか?」
「吉田くんは、あまり表情を顔に出さないようにして」
「無表情かよ?」
「優季は明るくハキハキと話すように」
「う、うん!」
「恵はいつも通りでいいから!」
「え…いつも…?」
「皆にアドバイスするのは、これぐらいかな」
「あれ?片野、オレは?」
オレ、何もアドバイス受けてないぞ!
「あぁ…えっと…まぁ、山本くんはそれでいいや」
「無いのかよっ!」
『ギャハハハハハ!』
クソっ、何つー役だ!
「そうだ!片野は何の役で出るんだよ?」
そうか、チャッピーに言われて気づいたけど、片野は出ないのか?
「私はこの劇のプロデューサー兼、監督兼、脚本家兼、演技指導だから、役なんて無理よ」
はぁー、1人で何役もこなすから、とても芝居をやる余裕は無いって事か。
「でも、ちゃんと芝居出来るかなぁ…」
だよな、泰彦は何せジャーマネだからなw
コイツが業界用語を言うのかよw
「あれ、そう言えば龍也は?」
「え?トイレじゃないのか?」
そう言えばいない。
「どうしたんだろ」
コイツの家なのに、何処行ったんだ?
【ガチャ…】
ドアが開くと、龍也が袋を持っていた。
「あ!何処行ってたんだよ?」
「下の自販機で買ってきたんだよ!喉乾いたろ?ほら!」
袋の中にはジュースやら烏龍茶やらいっぱい入っていた。
まさか、コイツが皆の為にジュース買うなんて、随分と変わったよな…
「おぉー、サンキュー!ちょうど喉乾いてたんだよ」
「さすが学級委員長!」
「いただきまーす!」
「金澤くん、ご馳走様」
それぞれが好きな飲み物を取った。
「龍也、甘酒って何だよ?」
「甘酒?」
袋の中に、甘酒の缶が。
「あ、間違えて押しちゃったかもな」
「誰が飲むんだよ?」
すると、デザイアーだけが飲み物を取ってない。
「…デザイアー、お前甘酒でいいか?」
「可哀想だよ、他の物と変えてあげなよ~っ!」
龍也はポケットの小銭を数えた。
「あ、小銭が足りない!」
「じゃあ、私が出すから」
優季はバッグの中から財布を出した。
「大丈夫…すいません、いただきます」
デザイアーは甘酒の缶を取り、恐る恐る飲んだ。
…待てよ?甘酒って事は…
「甘酒って、一応酒だよな?」
「そうだよ、酒粕から作るんじゃなかったっけ?」
泰彦くん、キミは忘れたのかな?デザイアーは酒癖悪いのを…
あ、まだこの時点では知る由もないか…
「ヘッヘッヘッへ…」
「ん?どうした、デザイアー。いきなり笑って?」
「ヤバいぞ!」
「えっ?何がヤバいの?」
これを知ってるのは、オレだけか!
「なぁにが、芝居だよ!」
アチャー…まるで、ジキルとハイドだよ…
「恵…どうしたの?」
「ちょっと…大丈夫、デザイアー?」
優季とチャッピーはデザイアーの豹変ぶりに驚くばかりだ。
「あらし(アタシ)は主役らろ?心配すんなっての!いいか、龍也!」
「何だ、いきなり!」
「おまぁ(お前)ローラースケート履いてバク転出来るのか、おいっ!」
「龍也…相手にすんな…デザイアーは酔っ払ってるだけだ」
「コイツ、甘酒ちょこっと飲んだだけで、こんなに酔っ払うのかよ?」
さすがの龍也もタジタジだ。
「恵、もう甘酒飲むのは止めた方がいいって」
優季が甘酒を取り上げようとした。
だが、デザイアーはその手を払いのけた。
「こら、相沢!ソフトボールやるのはいいけろ、最近こっちのソフトボールも随分と発育したなぁ」
何と、優季の胸を鷲掴みにした。
「ゲッ…」
「ちょっと…何処触ってるのよっ!」
優季はいきなり胸を掴まれ、固まったままだ。
それにしても、優季は最近大きくなったな。
いや、デザイアーも割と大きい方なんだよな。
「恵っ、いい加減にしなさい!」
片野がデザイアーの腕を掴んだ。
「おい…何なんだ、この展開は?」
知らん!て言うか、デザイアーに甘酒飲ませたの誰だっ!
龍也、お前かっ!
「ギャッハッハッハッハ!」
もう、手が付けられない!
「皆でデザイアー抑えつけろ!」
泰彦の合図でオレたちはデザイアーを羽交い締めにした。
すると、
「うっ…キモチ悪い…」と言って、デザイアーはトイレへ駆け込んだ。
「うわっ、アイツ便所で吐いてやがる!」
酒が弱いにも程があるっ!
そして、デザイアーは龍也のベッドで横になり、ダウンした。
「マジかよ、アイツ…甘酒であんなに酔っ払うのかよ」
それよりも、オヤジと化してしまうとは…
何せ、1度現代に戻ってるせいか、すっかり忘れていた。
気を取り直して、片野は皆にこう告げた。
「芝居で一番大事なのは、演技力よりもチームワークなの。どんなに演技が上手くても、チームワークがバラバラだと、いい芝居にならないの。これは子役の時からの経験で、チームワークが無いと、視聴率にも反映するんだから」
「へぇ~、そんなもんなんだ」
「でも、これでチームワークが良いとは言えないけどな」
うん、オレも同感だチャッピー。
「だから、これからはチームワークを良くするようにしよう」
「じゃあ、片野を中心に皆で一致団結するしかないな」
オレがそう言うと、片野は首を振った。
「私じゃなく、金澤くんを中心にして一致団結しなきゃダメなの」
「オレ?」
龍也は自分を指して、素っ頓狂な声を上げた。
「そう!ウチのクラスは金澤くんがリーダーなんだから。金澤くんが皆を引っ張って、皆は金澤くんをサポートする。そうすれば、絶対に良い芝居が出来るわよ」
「成程、主役はデザイアーだけど、このチームの中心は龍也ってワケか」
うん、そうだな。
「オレなのかよ?」
「そうだよ!龍也が変わったから、クラスも徐々に変わってきてるんだよ」
謙司がそう言うと、泰彦もチャッピーも優季も頷いた。
「頼りにしてるぜ、リーダー!」
龍也の肩をバン!と叩いた。
「じゃあ、やるからには、絶対に他のクラスに負けねえような劇にしよう!」
『イェーッ!』
ホントに龍也は変わった…
この調子で、面白い劇にしよう!
「オレは光GENJIかよ!」
「牛島くんは、出来るだけ業界用語覚えておいて」
「ワイハーとか、ザギンでシースーとかかよ?」
「加藤くんはひたすら笑顔!スマイルね!」
「笑ってりゃいいのか?」
「吉田くんは、あまり表情を顔に出さないようにして」
「無表情かよ?」
「優季は明るくハキハキと話すように」
「う、うん!」
「恵はいつも通りでいいから!」
「え…いつも…?」
「皆にアドバイスするのは、これぐらいかな」
「あれ?片野、オレは?」
オレ、何もアドバイス受けてないぞ!
「あぁ…えっと…まぁ、山本くんはそれでいいや」
「無いのかよっ!」
『ギャハハハハハ!』
クソっ、何つー役だ!
「そうだ!片野は何の役で出るんだよ?」
そうか、チャッピーに言われて気づいたけど、片野は出ないのか?
「私はこの劇のプロデューサー兼、監督兼、脚本家兼、演技指導だから、役なんて無理よ」
はぁー、1人で何役もこなすから、とても芝居をやる余裕は無いって事か。
「でも、ちゃんと芝居出来るかなぁ…」
だよな、泰彦は何せジャーマネだからなw
コイツが業界用語を言うのかよw
「あれ、そう言えば龍也は?」
「え?トイレじゃないのか?」
そう言えばいない。
「どうしたんだろ」
コイツの家なのに、何処行ったんだ?
【ガチャ…】
ドアが開くと、龍也が袋を持っていた。
「あ!何処行ってたんだよ?」
「下の自販機で買ってきたんだよ!喉乾いたろ?ほら!」
袋の中にはジュースやら烏龍茶やらいっぱい入っていた。
まさか、コイツが皆の為にジュース買うなんて、随分と変わったよな…
「おぉー、サンキュー!ちょうど喉乾いてたんだよ」
「さすが学級委員長!」
「いただきまーす!」
「金澤くん、ご馳走様」
それぞれが好きな飲み物を取った。
「龍也、甘酒って何だよ?」
「甘酒?」
袋の中に、甘酒の缶が。
「あ、間違えて押しちゃったかもな」
「誰が飲むんだよ?」
すると、デザイアーだけが飲み物を取ってない。
「…デザイアー、お前甘酒でいいか?」
「可哀想だよ、他の物と変えてあげなよ~っ!」
龍也はポケットの小銭を数えた。
「あ、小銭が足りない!」
「じゃあ、私が出すから」
優季はバッグの中から財布を出した。
「大丈夫…すいません、いただきます」
デザイアーは甘酒の缶を取り、恐る恐る飲んだ。
…待てよ?甘酒って事は…
「甘酒って、一応酒だよな?」
「そうだよ、酒粕から作るんじゃなかったっけ?」
泰彦くん、キミは忘れたのかな?デザイアーは酒癖悪いのを…
あ、まだこの時点では知る由もないか…
「ヘッヘッヘッへ…」
「ん?どうした、デザイアー。いきなり笑って?」
「ヤバいぞ!」
「えっ?何がヤバいの?」
これを知ってるのは、オレだけか!
「なぁにが、芝居だよ!」
アチャー…まるで、ジキルとハイドだよ…
「恵…どうしたの?」
「ちょっと…大丈夫、デザイアー?」
優季とチャッピーはデザイアーの豹変ぶりに驚くばかりだ。
「あらし(アタシ)は主役らろ?心配すんなっての!いいか、龍也!」
「何だ、いきなり!」
「おまぁ(お前)ローラースケート履いてバク転出来るのか、おいっ!」
「龍也…相手にすんな…デザイアーは酔っ払ってるだけだ」
「コイツ、甘酒ちょこっと飲んだだけで、こんなに酔っ払うのかよ?」
さすがの龍也もタジタジだ。
「恵、もう甘酒飲むのは止めた方がいいって」
優季が甘酒を取り上げようとした。
だが、デザイアーはその手を払いのけた。
「こら、相沢!ソフトボールやるのはいいけろ、最近こっちのソフトボールも随分と発育したなぁ」
何と、優季の胸を鷲掴みにした。
「ゲッ…」
「ちょっと…何処触ってるのよっ!」
優季はいきなり胸を掴まれ、固まったままだ。
それにしても、優季は最近大きくなったな。
いや、デザイアーも割と大きい方なんだよな。
「恵っ、いい加減にしなさい!」
片野がデザイアーの腕を掴んだ。
「おい…何なんだ、この展開は?」
知らん!て言うか、デザイアーに甘酒飲ませたの誰だっ!
龍也、お前かっ!
「ギャッハッハッハッハ!」
もう、手が付けられない!
「皆でデザイアー抑えつけろ!」
泰彦の合図でオレたちはデザイアーを羽交い締めにした。
すると、
「うっ…キモチ悪い…」と言って、デザイアーはトイレへ駆け込んだ。
「うわっ、アイツ便所で吐いてやがる!」
酒が弱いにも程があるっ!
そして、デザイアーは龍也のベッドで横になり、ダウンした。
「マジかよ、アイツ…甘酒であんなに酔っ払うのかよ」
それよりも、オヤジと化してしまうとは…
何せ、1度現代に戻ってるせいか、すっかり忘れていた。
気を取り直して、片野は皆にこう告げた。
「芝居で一番大事なのは、演技力よりもチームワークなの。どんなに演技が上手くても、チームワークがバラバラだと、いい芝居にならないの。これは子役の時からの経験で、チームワークが無いと、視聴率にも反映するんだから」
「へぇ~、そんなもんなんだ」
「でも、これでチームワークが良いとは言えないけどな」
うん、オレも同感だチャッピー。
「だから、これからはチームワークを良くするようにしよう」
「じゃあ、片野を中心に皆で一致団結するしかないな」
オレがそう言うと、片野は首を振った。
「私じゃなく、金澤くんを中心にして一致団結しなきゃダメなの」
「オレ?」
龍也は自分を指して、素っ頓狂な声を上げた。
「そう!ウチのクラスは金澤くんがリーダーなんだから。金澤くんが皆を引っ張って、皆は金澤くんをサポートする。そうすれば、絶対に良い芝居が出来るわよ」
「成程、主役はデザイアーだけど、このチームの中心は龍也ってワケか」
うん、そうだな。
「オレなのかよ?」
「そうだよ!龍也が変わったから、クラスも徐々に変わってきてるんだよ」
謙司がそう言うと、泰彦もチャッピーも優季も頷いた。
「頼りにしてるぜ、リーダー!」
龍也の肩をバン!と叩いた。
「じゃあ、やるからには、絶対に他のクラスに負けねえような劇にしよう!」
『イェーッ!』
ホントに龍也は変わった…
この調子で、面白い劇にしよう!
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