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雷光
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《雷光さんが
生命活動から
ログアウトしました》
「ぼく、雷光。」
「みんなからはバケモノって言われてた。」
「バケモノだから、一緒に居たらいけないって言われた。」
「カイブツだから、そばに来るなって」
「だから、山に入って銃殺された。」
「正確には事故死なんだ。」
「ぼくは、15で死んだ。
母親が名前だけ付けて生まれた時に捨てたから、父親に育ててもらった。
強く、逞しく、みんなを照らす、雷光。
でも父親はぼくを家に閉じ込めた。
父親の家は広くて、埃っぽくて、出られなかった。
まさに、迷宮、だった。
ご飯なんて無かったから、虫とかネズミを食べて生きてた。
そのくせにぼくの体は、でかく、ガチガチに育った。
入れられた、☆^〆€年4月21日から三年経って、出口を見つけた。
嬉しかったよ。
1人は暗くて寂しかったから。
外は夜で、一面真っ白で、空が綺麗だった。
だけど、服がボロボロだったから寒かった。
家には入れなくなってた。
追い出されたんだって思った
そのまま山の中をフラフラしていたら、猟師に見つかってバケモノらしく、撃ち殺されたんだ。
痛くて、冷たくて、眠かった。
今度生まれるときは、愛されたかったな。
1人じゃなくて、みんなと居たかったな。
ぼくはゆっくり寝る。
おやすみ」
《魂が休息を選びました。》
《輪廻転生に自動失敗しました。》
《「管理人」がログアウトしました。》
『おやすみ、迷宮の怪物いや、孤独な雷光』
《「管理人」がログインしました。》
生命活動から
ログアウトしました》
「ぼく、雷光。」
「みんなからはバケモノって言われてた。」
「バケモノだから、一緒に居たらいけないって言われた。」
「カイブツだから、そばに来るなって」
「だから、山に入って銃殺された。」
「正確には事故死なんだ。」
「ぼくは、15で死んだ。
母親が名前だけ付けて生まれた時に捨てたから、父親に育ててもらった。
強く、逞しく、みんなを照らす、雷光。
でも父親はぼくを家に閉じ込めた。
父親の家は広くて、埃っぽくて、出られなかった。
まさに、迷宮、だった。
ご飯なんて無かったから、虫とかネズミを食べて生きてた。
そのくせにぼくの体は、でかく、ガチガチに育った。
入れられた、☆^〆€年4月21日から三年経って、出口を見つけた。
嬉しかったよ。
1人は暗くて寂しかったから。
外は夜で、一面真っ白で、空が綺麗だった。
だけど、服がボロボロだったから寒かった。
家には入れなくなってた。
追い出されたんだって思った
そのまま山の中をフラフラしていたら、猟師に見つかってバケモノらしく、撃ち殺されたんだ。
痛くて、冷たくて、眠かった。
今度生まれるときは、愛されたかったな。
1人じゃなくて、みんなと居たかったな。
ぼくはゆっくり寝る。
おやすみ」
《魂が休息を選びました。》
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