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scene010
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家の近くの大通りを抜け、守真警察署前を通るとき。
ふと背後に視線を感じた。
誰かがいる。
振り向いて確認するが、誰もいない。
ように見えたが、電柱の影に人が見えた。
「…………」
偶然?
だとしたら、隠れる必要はない。
なら、俺の後を追っている。
――もう少し様子見るか。
でも、後ろに居続けられるのは気分が悪い。
どうしたもんか、と考えていると「如月さん」と前から声をかけられた。
見ると、そこには保川さんがいた。
「保川……さん……?」
こんなところで会うとは、という気持ちが強い俺に「ちょっとええか」と保川さんは俺の手を引き、近くの細い路地へと入った。
ふと背後に視線を感じた。
誰かがいる。
振り向いて確認するが、誰もいない。
ように見えたが、電柱の影に人が見えた。
「…………」
偶然?
だとしたら、隠れる必要はない。
なら、俺の後を追っている。
――もう少し様子見るか。
でも、後ろに居続けられるのは気分が悪い。
どうしたもんか、と考えていると「如月さん」と前から声をかけられた。
見ると、そこには保川さんがいた。
「保川……さん……?」
こんなところで会うとは、という気持ちが強い俺に「ちょっとええか」と保川さんは俺の手を引き、近くの細い路地へと入った。
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