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守真警察署前に着き、そこから皐月慧亮の自宅に向かった。
「話によれば、人の心臓を保管している、とか」
隣を歩く俺より背の高い顔の整った男刑事に声をかけると。
彼は「そうですね」と頷く。
「その数は、判ってる範囲で三十です」
「三十? えらい多いですね」
「先生はご存知じゃないんですか?」
「?」
「皐月慧亮は、未成年の頃から犯行を繰り返してるんです」
「未成年の……頃から……?」
「よく捕まらなかったもんですよ。大したもんです」
「確かに……。彼、私と同い年くらいですよね?」
「ええ、確か」
「凄いな……」
十年以上かそこら、捕まらなかった。
かなり派手に殺っているのに。
一体、どういうことだろう。
――明日、直接聞いてみるしかないやろな。
そう思ってたりしたら、皐月慧亮の自宅前に着いた。
もっと正確にいえば、彼の住む家のあるマンションのエントランスに着いた。
刑事の話では、もう既に鍵を得て、周りの住民の許可も得てるそう。
――一体何すんねん。
心の中で突っ込みつつ、刑事の後を歩き、彼の部屋に入った。
「話によれば、人の心臓を保管している、とか」
隣を歩く俺より背の高い顔の整った男刑事に声をかけると。
彼は「そうですね」と頷く。
「その数は、判ってる範囲で三十です」
「三十? えらい多いですね」
「先生はご存知じゃないんですか?」
「?」
「皐月慧亮は、未成年の頃から犯行を繰り返してるんです」
「未成年の……頃から……?」
「よく捕まらなかったもんですよ。大したもんです」
「確かに……。彼、私と同い年くらいですよね?」
「ええ、確か」
「凄いな……」
十年以上かそこら、捕まらなかった。
かなり派手に殺っているのに。
一体、どういうことだろう。
――明日、直接聞いてみるしかないやろな。
そう思ってたりしたら、皐月慧亮の自宅前に着いた。
もっと正確にいえば、彼の住む家のあるマンションのエントランスに着いた。
刑事の話では、もう既に鍵を得て、周りの住民の許可も得てるそう。
――一体何すんねん。
心の中で突っ込みつつ、刑事の後を歩き、彼の部屋に入った。
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