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狂気繚乱
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優が、学生の頃。
アパートを一室借りて、一人暮らしをしていた優は、隣近所からよく心配されていた。
まだ学生なのに、とか。
一人でなんて、とか。
右隣の部屋の家族が、一番よくしていた。
悪いとは思っているが、優はその頃その家の奥さんが好きだった。
もちろん、思いを伝えることなどなく。
終わると思っていたが。
ある日。
いつものように、バイトから帰宅したら。
奥さんに呼ばれた。
優は、あまり警戒しないで家に上がった。
「ご飯、まだでしょ?」
奥さんは、笑いかける。
優は、頷いた。
奥さんも、頷いて、優の前に料理を出す。
「こんなもんだけど、食べたら?」
「いや、まあ。せっかくですし」
と言って、優は出された料理を食べた。
料理はすべて、優の好みで。
優は少し驚いた。
一度だけしか、まだご飯を食べたことがないのに。
よく、覚えていてくれたんだなあ、と。
優は思いながら、料理をすべて食べた。
「ありがとうございました」
と、お礼をいい家に帰ろうとしたとき。
奥さんが「ねえ」と優を見る。
「夫も、子供もいないの」
「……ダメです。僕は、帰りますから」
「こんなアパートに一人なんて、寂しいわ」
「隣ですから、僕。何あったら、言ってください」
優は、理性で奥さんに言う。
「僕は、犯罪者になる予定はありませんから」
「ケチね。良いじゃない」
奥さんは、ぐいっと優を引く。
「私で抜いてるの、知ってるのよ」
「は?」
「ね、一回くらい良くない? 私が誘ったから、あなたに罪はないわ」
「いえ、ダメです! そんなの――ん!?」
突然、身体が熱くなる優。
それを見て、奥さんは笑う。
「やっと効いたのかしら?」
「何を……したんですっ!?」
「強力な媚薬を少し入れたの」
「媚薬?」
「そう。だって、私もあなたで抜いていたのよ」
奥さんは、優の頬を撫でるように触れる。
「ほんと、可愛い顔をしているわ」
「っ」
優は、薬のせいでうまく力が入らず、その場に倒れる。
「僕は……っ、」
「オナニー手伝うだけよ、ね? 熱くて、熱くて、仕方がない熱を私が飲むだけよ。良いじゃない」
「っあ、ダメっ……」
拒否をしても、奥さんは止まらない。
奥さんは、優のズボンのベルトをはずし、下ろす。
もうすでに、優のそれは立ち上がっていた。
「優くんは、童貞かしら」
「わ、悪いですか?」
はあ、はあ、と息を切らしながら優は答える。
その姿が、また愛しいと奥さんは笑う。
「じゃあ、優くんの童貞ちんぽいただくね」
「えっ」
「んっ、ぁあっ、ふっ」
奥さんは、優のそれを咥え、舌で射精を促す。
旦那にフェラをしてきたから、舌使いはとてもよく。
優は、すぐに果てた。
しかし、まだまだというように奥さんは優のそれを咥える。
「スッゴク、美味しいざーめんっ」
「っ! おくさっ、ぁあ、ダメっ、! イくっ」
どぴゅっと、また大量の精液が奥さんの体内に入る。
何度目かのフェラで、優もその気になってしまい。
自身のそれを、奥さんの孔に入れる。
「こうなったのはっ、はあ、はあ、あなたのっせいだっ」
「ぁあっ、もっと、もっと激しくぅっ! んぁあっ」
優の精液は、奥さんの子宮に入る。
「ああ、僕の……、僕の精子が」
優は、旦那のいる女に精液を注いだことに、興奮を覚えた。
その日は、三回ナカ出しをして優は帰った。
旦那と子供が帰ってくる音がしたからだ。
何とか、バレずにすんだが。
優は、家に帰ってもまだスッキリしておらず。
奥さんとのセックスを思い出しながら、一人で抜いた。
そんなことが、よくあった。
バレたら、優の人生も奥さんの人生も終わり。
だけど、その感じが奥さんにはたまらないようで、いつも悦びながらヤっていた。
ある日。
優は、ふと。思った。
自分が満足しないで、奥さんだけが満足して終わるのは如何なものかと。
そう思うと、途端に乱暴になった。
自分は、この人の性欲処理のようなものなのか?
この自分が? 人の下になるなんて。
優は、それがたまらなく嫌だった。
その日から、奥さんを無理矢理連れ出し。ホテルでセックスをした。
優は、以前から食人に興味があった。
そういう作品を見て、自分が好きな相手を食べるということを妄想し、抜いていた。
そして、優はもう妄想ではなく、実際にやりたいと思った。
喘ぐ奥さんの腕を噛んだ。
奥さんは、痛みを快感と思う人なのか。
より強く、締まった。
締まりが良くなり、優も上機嫌になる。
そして、何度も何度もホテルでセックスをしていた。
そして、事件は起きた。
アパートを一室借りて、一人暮らしをしていた優は、隣近所からよく心配されていた。
まだ学生なのに、とか。
一人でなんて、とか。
右隣の部屋の家族が、一番よくしていた。
悪いとは思っているが、優はその頃その家の奥さんが好きだった。
もちろん、思いを伝えることなどなく。
終わると思っていたが。
ある日。
いつものように、バイトから帰宅したら。
奥さんに呼ばれた。
優は、あまり警戒しないで家に上がった。
「ご飯、まだでしょ?」
奥さんは、笑いかける。
優は、頷いた。
奥さんも、頷いて、優の前に料理を出す。
「こんなもんだけど、食べたら?」
「いや、まあ。せっかくですし」
と言って、優は出された料理を食べた。
料理はすべて、優の好みで。
優は少し驚いた。
一度だけしか、まだご飯を食べたことがないのに。
よく、覚えていてくれたんだなあ、と。
優は思いながら、料理をすべて食べた。
「ありがとうございました」
と、お礼をいい家に帰ろうとしたとき。
奥さんが「ねえ」と優を見る。
「夫も、子供もいないの」
「……ダメです。僕は、帰りますから」
「こんなアパートに一人なんて、寂しいわ」
「隣ですから、僕。何あったら、言ってください」
優は、理性で奥さんに言う。
「僕は、犯罪者になる予定はありませんから」
「ケチね。良いじゃない」
奥さんは、ぐいっと優を引く。
「私で抜いてるの、知ってるのよ」
「は?」
「ね、一回くらい良くない? 私が誘ったから、あなたに罪はないわ」
「いえ、ダメです! そんなの――ん!?」
突然、身体が熱くなる優。
それを見て、奥さんは笑う。
「やっと効いたのかしら?」
「何を……したんですっ!?」
「強力な媚薬を少し入れたの」
「媚薬?」
「そう。だって、私もあなたで抜いていたのよ」
奥さんは、優の頬を撫でるように触れる。
「ほんと、可愛い顔をしているわ」
「っ」
優は、薬のせいでうまく力が入らず、その場に倒れる。
「僕は……っ、」
「オナニー手伝うだけよ、ね? 熱くて、熱くて、仕方がない熱を私が飲むだけよ。良いじゃない」
「っあ、ダメっ……」
拒否をしても、奥さんは止まらない。
奥さんは、優のズボンのベルトをはずし、下ろす。
もうすでに、優のそれは立ち上がっていた。
「優くんは、童貞かしら」
「わ、悪いですか?」
はあ、はあ、と息を切らしながら優は答える。
その姿が、また愛しいと奥さんは笑う。
「じゃあ、優くんの童貞ちんぽいただくね」
「えっ」
「んっ、ぁあっ、ふっ」
奥さんは、優のそれを咥え、舌で射精を促す。
旦那にフェラをしてきたから、舌使いはとてもよく。
優は、すぐに果てた。
しかし、まだまだというように奥さんは優のそれを咥える。
「スッゴク、美味しいざーめんっ」
「っ! おくさっ、ぁあ、ダメっ、! イくっ」
どぴゅっと、また大量の精液が奥さんの体内に入る。
何度目かのフェラで、優もその気になってしまい。
自身のそれを、奥さんの孔に入れる。
「こうなったのはっ、はあ、はあ、あなたのっせいだっ」
「ぁあっ、もっと、もっと激しくぅっ! んぁあっ」
優の精液は、奥さんの子宮に入る。
「ああ、僕の……、僕の精子が」
優は、旦那のいる女に精液を注いだことに、興奮を覚えた。
その日は、三回ナカ出しをして優は帰った。
旦那と子供が帰ってくる音がしたからだ。
何とか、バレずにすんだが。
優は、家に帰ってもまだスッキリしておらず。
奥さんとのセックスを思い出しながら、一人で抜いた。
そんなことが、よくあった。
バレたら、優の人生も奥さんの人生も終わり。
だけど、その感じが奥さんにはたまらないようで、いつも悦びながらヤっていた。
ある日。
優は、ふと。思った。
自分が満足しないで、奥さんだけが満足して終わるのは如何なものかと。
そう思うと、途端に乱暴になった。
自分は、この人の性欲処理のようなものなのか?
この自分が? 人の下になるなんて。
優は、それがたまらなく嫌だった。
その日から、奥さんを無理矢理連れ出し。ホテルでセックスをした。
優は、以前から食人に興味があった。
そういう作品を見て、自分が好きな相手を食べるということを妄想し、抜いていた。
そして、優はもう妄想ではなく、実際にやりたいと思った。
喘ぐ奥さんの腕を噛んだ。
奥さんは、痛みを快感と思う人なのか。
より強く、締まった。
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そして、何度も何度もホテルでセックスをしていた。
そして、事件は起きた。
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