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【番外編2】嵐との出会い
第18の嵐 ディアラントへの認識
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宮殿に、ディアラントに味方する権力者がいる。
それを聞いたおれの第一感想は……
「んな馬鹿な。」
これだった。
「だから僕も、いまいち納得できないの。」
思うところは同じらしく、ジョーも肩をすくめて息を吐いた。
「考えれば考えるほど、辻褄が合わない。疑問を解消するにはディアラント君を問い詰めるのが一番だけど、周りを巻き込みたくないって思ってるなら、意地でもしゃべらないだろうね。こうなったら異動願でも出して、ドラゴン殲滅部隊に乗り込もうかな。」
「ぶ…っ」
ジョーの大胆発言に、おれは口に含んでいた酒を盛大に噴き出すはめになってしまった。
「なっ、何言って……」
「だって、ディアラント君は僕たちを巻き込みたくないからしゃべんないんでしょ? だったら、こっちから巻き込まれに行けば、ディアラント君としてはかばいようがなくなるわけじゃん。それなら、何が起こったのかを大人しく吐いてくれるんじゃないかと思って。」
「だからって、お前―――」
「じゃあ、逆にミゲルはいいの?」
ふいに問われ、おれの心臓が大きく跳ねる。
「……いいのって、何がだよ?」
ひとまず平静を装ってみるも、一瞬でも隙を見せたおれの負けだ。
だが、ジョーはいつものように、意地悪くこちらの退路を絶つようなことはしなかった。
「このまま、ディアラント君が一人で戦うことになっちゃってもいいの? 気に入った子だったんでしょ? 本当は、支えてあげたいんじゃないの?」
「はあ?」
ジョーの意図することが分からず、おれは不可解な気分で顔をしかめた。
こいつは、何を根拠にそんなことを言うのだ。
そんなことを思ってジョーに目をやれば、ジョーは呆れたように深い溜め息をついていた。
「えー……言われないと自覚できないの? 僕の目からは、明らかなんだけど…。あのね、昔からミゲルは、自分の気持ちを軽視しすぎなの。」
「何を急に……」
「この際、親友のよしみではっきり言ってあげるけど!」
ジョーにずばっと指を差され、おれは思わず言葉を飲み込む。
「ミゲルって、相当な人間嫌いじゃないの。僕以来初めてだよ。ミゲルがあそこまで自分から構ってた子。」
「そ、そうか…?」
「そうなの。なんでミゲルがディアラント君のことを気に入ってたのかも言ってあげようか?」
ジョーの口は止まらない。
「ディアラント君は、一度もミゲルのことを〝覇王〟とは呼ばなかったよね?」
「!!」
おれは、目を剥かざるを得ない。
言われてみればそうだ。
おれのことを〝覇王〟と呼んで持ち上げてくる奴らは腐るほどいたが、確かにディアラントの口からは〝覇王〟という単語を聞いたことがない。
「ディアラント君は、ミゲルのことをあくまで一人の先輩としてしか見てなかった。〝覇王〟だとか、代表委員の委員長だとか、そんな肩書きは一切抜きに接していた。そして、必要以上に期待せず、目に映る実力だけを認めてくれた。だから、ミゲルはディアラント君のことが気に入ってたんだよ。道具として見られないことが、本当に嬉しかったんでしょ?」
「………」
何も言い返すことができなかった。
きっと今のおれは、かなり間抜けな顔をしていることだろう。
人間嫌いという単語にも驚かされたが、それ以上に、ジョーが言うおれのディアラントへの認識の方に圧倒されていた。
おれが他人と必要以上の会話を好まないのは事実だ。
お袋の期待に応えて常にトップを走ってきたおれに群がる奴など、調子よくゴマをすってくるような輩ばかりだからだ。
周りと馴れ合っても吐き気がするだけだし、例外を期待するだけ時間と労力の無駄というもの。
一人でいる方が気楽だって。
そう思って生きてきたのも、また事実。
おれには判断がつかないが、ジョーの目からはそんなおれが人間嫌いに見えていたのだろう。
まあ、好きか嫌いの二択で問われれば、迷いようもなく嫌いだと答えるのだが。
しかし、ディアラントは他の奴らとは明らかに違っていた。
これまではディアラントに対する劣等感ばかりに目を向けていたせいで、それ以外の感情が見えていなかった。
だが、本当のところはどう感じていたのだろう。
ジョーの指摘をきっかけに、おれはこの時初めて自分の行動を振り返った。
よくよく思い返してみると、ディアラントには上から目線で何かを指摘されることもあったように思う。
でも、おれはディアラント個人に対して不快感を持ったことはなかった。
ディアラントへの劣等感は、あくまでもおれ自身の自己嫌悪に起因するものだ。
おれはどうして、劣等感を抱えながらもディアラントとの交流をやめないのか。
これまで、何度もそのことについて考えてきた。
それはつまり、おれがディアラントと接することに心地よさを感じていたから。
そういうことだったのだろうか。
『道具として見られないことが、本当に嬉しかったんでしょ?』
その言葉は、不思議なくらい呆気なくおれの胸にすとんと落ちていった。
「そう、だったのか……」
茫然とそう零すおれの耳に、再び大きな溜め息の音。
「そうだったのかって、ミゲルは本当にもう……。昔から気になってたけど、ミゲルは自分について色々と諦めすぎなんだよ。ミゲルの生い立ちには同情するけどね、自分の気持ちを認めてあげられるのは自分だけなんだからね? こればっかりは、他人に認められたって意味ないの。ミゲルの人生は、お母さんのものじゃないでしょ? 自分の好きなように生きないでどうするのさ。僕なんて、気まぐればっかりでふらふらと生きてきてるのに。」
随分と誇らしげだが、最後の一言は果たして誇れるような内容か?
突っ込みたくなったおれだが、目を向けた先にいたジョーは呆れ顔を一転させ、柔らかな笑みをたたえておれを見ていた。
それに声を奪われ、突っ込みの言葉は音にならずに消える。
「もう一度訊くけど、本当にこれでいいの?」
「………」
やはり、おれはそれに答えられない。
すると、ジョーは少しだけ笑みを深めた。
「迷うミゲルに、面白いことを教えてあげる。」
それを聞いたおれの第一感想は……
「んな馬鹿な。」
これだった。
「だから僕も、いまいち納得できないの。」
思うところは同じらしく、ジョーも肩をすくめて息を吐いた。
「考えれば考えるほど、辻褄が合わない。疑問を解消するにはディアラント君を問い詰めるのが一番だけど、周りを巻き込みたくないって思ってるなら、意地でもしゃべらないだろうね。こうなったら異動願でも出して、ドラゴン殲滅部隊に乗り込もうかな。」
「ぶ…っ」
ジョーの大胆発言に、おれは口に含んでいた酒を盛大に噴き出すはめになってしまった。
「なっ、何言って……」
「だって、ディアラント君は僕たちを巻き込みたくないからしゃべんないんでしょ? だったら、こっちから巻き込まれに行けば、ディアラント君としてはかばいようがなくなるわけじゃん。それなら、何が起こったのかを大人しく吐いてくれるんじゃないかと思って。」
「だからって、お前―――」
「じゃあ、逆にミゲルはいいの?」
ふいに問われ、おれの心臓が大きく跳ねる。
「……いいのって、何がだよ?」
ひとまず平静を装ってみるも、一瞬でも隙を見せたおれの負けだ。
だが、ジョーはいつものように、意地悪くこちらの退路を絶つようなことはしなかった。
「このまま、ディアラント君が一人で戦うことになっちゃってもいいの? 気に入った子だったんでしょ? 本当は、支えてあげたいんじゃないの?」
「はあ?」
ジョーの意図することが分からず、おれは不可解な気分で顔をしかめた。
こいつは、何を根拠にそんなことを言うのだ。
そんなことを思ってジョーに目をやれば、ジョーは呆れたように深い溜め息をついていた。
「えー……言われないと自覚できないの? 僕の目からは、明らかなんだけど…。あのね、昔からミゲルは、自分の気持ちを軽視しすぎなの。」
「何を急に……」
「この際、親友のよしみではっきり言ってあげるけど!」
ジョーにずばっと指を差され、おれは思わず言葉を飲み込む。
「ミゲルって、相当な人間嫌いじゃないの。僕以来初めてだよ。ミゲルがあそこまで自分から構ってた子。」
「そ、そうか…?」
「そうなの。なんでミゲルがディアラント君のことを気に入ってたのかも言ってあげようか?」
ジョーの口は止まらない。
「ディアラント君は、一度もミゲルのことを〝覇王〟とは呼ばなかったよね?」
「!!」
おれは、目を剥かざるを得ない。
言われてみればそうだ。
おれのことを〝覇王〟と呼んで持ち上げてくる奴らは腐るほどいたが、確かにディアラントの口からは〝覇王〟という単語を聞いたことがない。
「ディアラント君は、ミゲルのことをあくまで一人の先輩としてしか見てなかった。〝覇王〟だとか、代表委員の委員長だとか、そんな肩書きは一切抜きに接していた。そして、必要以上に期待せず、目に映る実力だけを認めてくれた。だから、ミゲルはディアラント君のことが気に入ってたんだよ。道具として見られないことが、本当に嬉しかったんでしょ?」
「………」
何も言い返すことができなかった。
きっと今のおれは、かなり間抜けな顔をしていることだろう。
人間嫌いという単語にも驚かされたが、それ以上に、ジョーが言うおれのディアラントへの認識の方に圧倒されていた。
おれが他人と必要以上の会話を好まないのは事実だ。
お袋の期待に応えて常にトップを走ってきたおれに群がる奴など、調子よくゴマをすってくるような輩ばかりだからだ。
周りと馴れ合っても吐き気がするだけだし、例外を期待するだけ時間と労力の無駄というもの。
一人でいる方が気楽だって。
そう思って生きてきたのも、また事実。
おれには判断がつかないが、ジョーの目からはそんなおれが人間嫌いに見えていたのだろう。
まあ、好きか嫌いの二択で問われれば、迷いようもなく嫌いだと答えるのだが。
しかし、ディアラントは他の奴らとは明らかに違っていた。
これまではディアラントに対する劣等感ばかりに目を向けていたせいで、それ以外の感情が見えていなかった。
だが、本当のところはどう感じていたのだろう。
ジョーの指摘をきっかけに、おれはこの時初めて自分の行動を振り返った。
よくよく思い返してみると、ディアラントには上から目線で何かを指摘されることもあったように思う。
でも、おれはディアラント個人に対して不快感を持ったことはなかった。
ディアラントへの劣等感は、あくまでもおれ自身の自己嫌悪に起因するものだ。
おれはどうして、劣等感を抱えながらもディアラントとの交流をやめないのか。
これまで、何度もそのことについて考えてきた。
それはつまり、おれがディアラントと接することに心地よさを感じていたから。
そういうことだったのだろうか。
『道具として見られないことが、本当に嬉しかったんでしょ?』
その言葉は、不思議なくらい呆気なくおれの胸にすとんと落ちていった。
「そう、だったのか……」
茫然とそう零すおれの耳に、再び大きな溜め息の音。
「そうだったのかって、ミゲルは本当にもう……。昔から気になってたけど、ミゲルは自分について色々と諦めすぎなんだよ。ミゲルの生い立ちには同情するけどね、自分の気持ちを認めてあげられるのは自分だけなんだからね? こればっかりは、他人に認められたって意味ないの。ミゲルの人生は、お母さんのものじゃないでしょ? 自分の好きなように生きないでどうするのさ。僕なんて、気まぐればっかりでふらふらと生きてきてるのに。」
随分と誇らしげだが、最後の一言は果たして誇れるような内容か?
突っ込みたくなったおれだが、目を向けた先にいたジョーは呆れ顔を一転させ、柔らかな笑みをたたえておれを見ていた。
それに声を奪われ、突っ込みの言葉は音にならずに消える。
「もう一度訊くけど、本当にこれでいいの?」
「………」
やはり、おれはそれに答えられない。
すると、ジョーは少しだけ笑みを深めた。
「迷うミゲルに、面白いことを教えてあげる。」
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