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第7章 戦いの終わり
国の転換期
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今日もまた、無駄に長い会議が始まる。
結論を出しても尽きない議題の数々。
もう慣れたこととはいえ、この量には辟易としてしまうことも少なくない。
「では、本日の議題は以上でよろしいですか?」
そう問うと、会議室はしんと静まり返った。
まあ、面白くはないか。
ここ一週間ばかりの会議は、自分の不手際を追及しようとする議題ばかり。
そして自分は、それを完膚なきまでに論破し続けてきたのだから。
ジェラルドの悔しそうな顔だけが、この会議唯一の癒しと言っても過言ではない。
「では、最後に私から、神官の名において宣言したいことがございます。」
内心でくすぶる愉悦は一切表に出さず、ターニャは勝負の一手を切り出すことにする。
「皆様もご存知のとおり、この国の永久的な課題であったドラゴンの封印については、先日円満的な解決を果たしました。これで、ユアンの直系たる私たちの役目も終わったと言えるでしょう。そこで私は、これを機にドラゴン殲滅部隊を解散し、神官の座を退く所存です。」
そう告げると、会議室の大多数が押さえきれない喜びを噛み締めるのが分かった。
無駄に知恵と勢力をつけた目の上のたんこぶが消えるのだ。
そりゃあ嬉しいだろうとも。
しかし、自分が単純に身を引くと思ったら大違いだ。
「そして、私の退任と共に神官制度を撤廃し、新たに大統領制度を導入いたします。次代の国の率い手を選ぶのは、この国に住む人々です。」
ターニャの宣言に、会議室が大きくどよめいた。
おそらくは、自分が退任したらジェラルドに権限の全てが渡ると思い込んでいたのだろう。
ジェラルド本人も、まさかの事態に目を剥いている。
「何を驚くのでしょう? 世界の風潮は、すでに国民主体の政治となっています。我が国のような、世襲制で次代を選ぶ風習は、もう時代遅れなのですよ。それに……―――私が退任することには、皆様も賛成なのでしょう?」
自分としては、これまでの道理を通したまで。
ドラゴンにまつわる問題が解決した暁には、竜使いという存在を徹底的に政治から追い出す。
それは、自分以外の皆が結託して目論んでいたことではないか。
「大統領選挙の公示は半年後、選挙日はそのさらに半年後といたします。私はそれまでは神官としての任を担い、国民に選ばれた大統領へとこの国を引き渡します。……もちろん、私も大統領選には出馬いたしますので、もしかしたら引き継ぎなど不要になるかもしれませんがね。」
「なっ…!?」
宣戦布告とも取れる、ターニャの爆弾発言。
それに、会議室中が混乱の渦に叩き落とされた。
「すでにケンゼル総司令長にお願いして、神官制度の撤廃と大統領制度の導入は速報として国民に周知しております。」
「なんと!?」
「そんな身勝手なことを―――」
「身勝手? そうでしょうか?」
出かけた反論に、ターニャは淡々と問い返す。
「政治の判断は、議会の過半数の支持を得ることがなくとも、最終的には神官の崇高な選択によって決する。それを覆す場合には、国民の過半数の支持を得なければならない。……これは、私たちに責任をなすりつけるために、あなた方の先祖が定めた法律ではありませんか。」
ターニャから送られる、鋭い視線。
それに言い返せる者は、この場にいなかった。
「私の判断を覆したいと思うのなら、どうぞ不信任決議案を通してください。しかし……国民の意思を取り入れる大統領制度に反対する方がいらっしゃれば、の話ですがね。準備期間として半年、さらには投票日までに半年と、きちんと猶予も用意しています。無理に不信任決議案を通すより、私に対抗しうる勢力を作った方が確実だと思いますよ。あなた方ほど優秀なら、そのくらい造作もないでしょう。」
広げていた書類を整えて、ターニャは会議を終了する素振りを見せる。
「……ああ。先に述べておきましょう。」
席から立ち上がったところで、ターニャがわざとらしく声の調子をあげた。
「今後解散を予定しているドラゴン殲滅部隊および、情報部と医療・研究部は、私を支持してくれるとのことです。引き抜きや交渉はご自由にしていただいて構いませんが、あまり期待はなさらないように。そして……―――ランドルフさん。」
ターニャの視線が、ジェラルドの隣で静かに控えていたランドルフを捉える。
「私の補佐は、ぜひともあなたにお願いしたいのですが……いかがでしょうか?」
今までとは違う、柔らかい口調での問いかけ。
それに応えて席から立ち上がったランドルフは、ターニャにゆっくりと頭を下げた。
「もちろんです。ターニャ様が大統領の座を掴めるよう、誠心誠意尽くしましょう。」
ランドルフがそう言うと、会議室がここ一番のどよめきに満ちた。
「ランドルフ!? 何を言っておるのだ!!」
顔を真っ赤にして、ジェラルドがランドルフに掴みかかる。
しかし、ランドルフは表情を一片も変えなかった。
「ジェラルド総指令長。元々は、あなたのご命令ですよ?」
「何…!?」
冷静一徹なランドルフの言葉に、ジェラルドが不可解そうに顔を歪める。
ランドルフは淡々と続けた。
「あなたは二十年前、私にこう言って神官の護衛兼補佐官を任せました。神官のために働き、神官を助け……神官を総督部の犬として洗脳してこいと。」
「それは…っ」
そう命令した覚えがあるのだろう。
ジェラルドが露骨に狼狽する。
「私は確かに、神官のために働き、神官を助けてまいりました。ただ……洗脳されたのは、私の方かもしれませんね。」
ランドルフがジェラルドの手に自分のそれを重ね、次にその手を力強く振り払う。
それは、ランドルフが総督部と決裂したことを示す、決定的な瞬間だった。
「私はこの生涯を捧げて、先代と約束したのです。何があっても、ターニャ様を守り抜くと。先に力尽きてしまうあなたの代わりに、可愛い我が子が道を切り開いて進むための、光にも闇にもなってやりましょうと。」
そこにあるのは、強い覚悟。
腹心の部下がずっと裏切っていたと知り、ジェラルドが憤怒で全身を震わせる。
その時。
「やあやあ! なんとも感動的な話ではないか!!」
バンッと大きな音を立てて、会議室の扉が開かれる。
「ノア様……他国の重役会議にまで押し掛けるのは、いかがなものかと。」
想定外に想定外が重なってまともな反応をできない周囲を代表して、ターニャが蔑みの目で闖入者を睨む。
「許せ、愛しき友よ! そこの彼の覚悟があまりにも美しかったもので、称賛せずにはいられなかったのだ!!」
罪悪感も気まずさも一切なしで、ノアは堂々と会議室の中を進んでターニャの隣に進む。
「さて諸君。すでに大統領制度を取り入れているルルアとしての意見だが、何故この案に反対するのだ? まさか、ターニャに勝てる自信がないのか? 選ぶのは、あくまでも国民であろう?」
ズバズバと投げつけられる質問に、皆が返答に窮する。
ルルアの大統領という大物の出現に、誰もが状況を整理するので精一杯のようだ。
「ふむ…。この国の奴らは頭が固いな。ターニャ。質問なのだが、大統領にはもちろん任期があるのだろう?」
「ええ。任期は三年か四年で調整する予定です。」
ターニャの答えを聞いたノアは、にやりと口の端を吊り上げる。
「諸君、聞いたとおりだ。初代大統領の当選を逃したとしても、数年後にチャンスが回ってくるではないか。自信がないのであれば、次期当選を狙えばいい。」
「………」
「おや、これでも不服か? 私なら、こう考えるがな……」
呟いたノアは、その笑顔にずる賢いいやらしさをたたえる。
「制度の切り替え時期は、何かと面倒事が多い。そういう面倒事は初代に押しつけて、自分は初代が整えてくれた基盤をそのままかっさらえばいい、とな?」
それは確かに、ずるくも効率的なやり方。
ノアの意見を聞いた人々は、瞬く間に表情を変えていく。
「まあ……ルルアが後押しするターニャから、かっさらえればいいがな。」
ぼそりと呟かれたノアの言葉は、ターニャの耳にしか届いていなかった。
結論を出しても尽きない議題の数々。
もう慣れたこととはいえ、この量には辟易としてしまうことも少なくない。
「では、本日の議題は以上でよろしいですか?」
そう問うと、会議室はしんと静まり返った。
まあ、面白くはないか。
ここ一週間ばかりの会議は、自分の不手際を追及しようとする議題ばかり。
そして自分は、それを完膚なきまでに論破し続けてきたのだから。
ジェラルドの悔しそうな顔だけが、この会議唯一の癒しと言っても過言ではない。
「では、最後に私から、神官の名において宣言したいことがございます。」
内心でくすぶる愉悦は一切表に出さず、ターニャは勝負の一手を切り出すことにする。
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そう告げると、会議室の大多数が押さえきれない喜びを噛み締めるのが分かった。
無駄に知恵と勢力をつけた目の上のたんこぶが消えるのだ。
そりゃあ嬉しいだろうとも。
しかし、自分が単純に身を引くと思ったら大違いだ。
「そして、私の退任と共に神官制度を撤廃し、新たに大統領制度を導入いたします。次代の国の率い手を選ぶのは、この国に住む人々です。」
ターニャの宣言に、会議室が大きくどよめいた。
おそらくは、自分が退任したらジェラルドに権限の全てが渡ると思い込んでいたのだろう。
ジェラルド本人も、まさかの事態に目を剥いている。
「何を驚くのでしょう? 世界の風潮は、すでに国民主体の政治となっています。我が国のような、世襲制で次代を選ぶ風習は、もう時代遅れなのですよ。それに……―――私が退任することには、皆様も賛成なのでしょう?」
自分としては、これまでの道理を通したまで。
ドラゴンにまつわる問題が解決した暁には、竜使いという存在を徹底的に政治から追い出す。
それは、自分以外の皆が結託して目論んでいたことではないか。
「大統領選挙の公示は半年後、選挙日はそのさらに半年後といたします。私はそれまでは神官としての任を担い、国民に選ばれた大統領へとこの国を引き渡します。……もちろん、私も大統領選には出馬いたしますので、もしかしたら引き継ぎなど不要になるかもしれませんがね。」
「なっ…!?」
宣戦布告とも取れる、ターニャの爆弾発言。
それに、会議室中が混乱の渦に叩き落とされた。
「すでにケンゼル総司令長にお願いして、神官制度の撤廃と大統領制度の導入は速報として国民に周知しております。」
「なんと!?」
「そんな身勝手なことを―――」
「身勝手? そうでしょうか?」
出かけた反論に、ターニャは淡々と問い返す。
「政治の判断は、議会の過半数の支持を得ることがなくとも、最終的には神官の崇高な選択によって決する。それを覆す場合には、国民の過半数の支持を得なければならない。……これは、私たちに責任をなすりつけるために、あなた方の先祖が定めた法律ではありませんか。」
ターニャから送られる、鋭い視線。
それに言い返せる者は、この場にいなかった。
「私の判断を覆したいと思うのなら、どうぞ不信任決議案を通してください。しかし……国民の意思を取り入れる大統領制度に反対する方がいらっしゃれば、の話ですがね。準備期間として半年、さらには投票日までに半年と、きちんと猶予も用意しています。無理に不信任決議案を通すより、私に対抗しうる勢力を作った方が確実だと思いますよ。あなた方ほど優秀なら、そのくらい造作もないでしょう。」
広げていた書類を整えて、ターニャは会議を終了する素振りを見せる。
「……ああ。先に述べておきましょう。」
席から立ち上がったところで、ターニャがわざとらしく声の調子をあげた。
「今後解散を予定しているドラゴン殲滅部隊および、情報部と医療・研究部は、私を支持してくれるとのことです。引き抜きや交渉はご自由にしていただいて構いませんが、あまり期待はなさらないように。そして……―――ランドルフさん。」
ターニャの視線が、ジェラルドの隣で静かに控えていたランドルフを捉える。
「私の補佐は、ぜひともあなたにお願いしたいのですが……いかがでしょうか?」
今までとは違う、柔らかい口調での問いかけ。
それに応えて席から立ち上がったランドルフは、ターニャにゆっくりと頭を下げた。
「もちろんです。ターニャ様が大統領の座を掴めるよう、誠心誠意尽くしましょう。」
ランドルフがそう言うと、会議室がここ一番のどよめきに満ちた。
「ランドルフ!? 何を言っておるのだ!!」
顔を真っ赤にして、ジェラルドがランドルフに掴みかかる。
しかし、ランドルフは表情を一片も変えなかった。
「ジェラルド総指令長。元々は、あなたのご命令ですよ?」
「何…!?」
冷静一徹なランドルフの言葉に、ジェラルドが不可解そうに顔を歪める。
ランドルフは淡々と続けた。
「あなたは二十年前、私にこう言って神官の護衛兼補佐官を任せました。神官のために働き、神官を助け……神官を総督部の犬として洗脳してこいと。」
「それは…っ」
そう命令した覚えがあるのだろう。
ジェラルドが露骨に狼狽する。
「私は確かに、神官のために働き、神官を助けてまいりました。ただ……洗脳されたのは、私の方かもしれませんね。」
ランドルフがジェラルドの手に自分のそれを重ね、次にその手を力強く振り払う。
それは、ランドルフが総督部と決裂したことを示す、決定的な瞬間だった。
「私はこの生涯を捧げて、先代と約束したのです。何があっても、ターニャ様を守り抜くと。先に力尽きてしまうあなたの代わりに、可愛い我が子が道を切り開いて進むための、光にも闇にもなってやりましょうと。」
そこにあるのは、強い覚悟。
腹心の部下がずっと裏切っていたと知り、ジェラルドが憤怒で全身を震わせる。
その時。
「やあやあ! なんとも感動的な話ではないか!!」
バンッと大きな音を立てて、会議室の扉が開かれる。
「ノア様……他国の重役会議にまで押し掛けるのは、いかがなものかと。」
想定外に想定外が重なってまともな反応をできない周囲を代表して、ターニャが蔑みの目で闖入者を睨む。
「許せ、愛しき友よ! そこの彼の覚悟があまりにも美しかったもので、称賛せずにはいられなかったのだ!!」
罪悪感も気まずさも一切なしで、ノアは堂々と会議室の中を進んでターニャの隣に進む。
「さて諸君。すでに大統領制度を取り入れているルルアとしての意見だが、何故この案に反対するのだ? まさか、ターニャに勝てる自信がないのか? 選ぶのは、あくまでも国民であろう?」
ズバズバと投げつけられる質問に、皆が返答に窮する。
ルルアの大統領という大物の出現に、誰もが状況を整理するので精一杯のようだ。
「ふむ…。この国の奴らは頭が固いな。ターニャ。質問なのだが、大統領にはもちろん任期があるのだろう?」
「ええ。任期は三年か四年で調整する予定です。」
ターニャの答えを聞いたノアは、にやりと口の端を吊り上げる。
「諸君、聞いたとおりだ。初代大統領の当選を逃したとしても、数年後にチャンスが回ってくるではないか。自信がないのであれば、次期当選を狙えばいい。」
「………」
「おや、これでも不服か? 私なら、こう考えるがな……」
呟いたノアは、その笑顔にずる賢いいやらしさをたたえる。
「制度の切り替え時期は、何かと面倒事が多い。そういう面倒事は初代に押しつけて、自分は初代が整えてくれた基盤をそのままかっさらえばいい、とな?」
それは確かに、ずるくも効率的なやり方。
ノアの意見を聞いた人々は、瞬く間に表情を変えていく。
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