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第5章 想いと想いの激突
辿り着いた答え
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《焔乱舞》が眠っていたという洞窟に至る道は、比較的綺麗に整備されていた。
年に一度はターニャが竜騎士を引き連れて訪れていたのだから、当然といえば当然か。
とはいえ、整備されている道は人が数人通れる程度の広さだし、まだ雪が高く積もった時期でもある。
車での移動は途中で断念し、持ち運べる荷物を手に雪道を進んだ。
到着した洞窟は、小ぢんまりとした印象。
ここ二年は使われていないので、雪や枯れ葉だらけだった。
しかし、入り口周辺だけは雪が払われており、いくつもの足跡も見受けられる。
誰かの出入りがあるのは明らかだった。
大きな緊張を抱きながら、フール先導の下に洞窟を進む。
途中に何度も分かれ道を見かけたので、レクトや機材が入れないというだけで、それなりに広く入り組んだ洞窟なのだということが分かった。
日の光が入らない暗い道を進み、何度も進行方向を変え、上り坂を上って。
辿り着いたそこは、広い空洞のような空間だった。
かなり奥まった場所に来たが、壁一枚挟んだ向こうは外なのだろう。
天井付近に開いた穴から外の明かりが差し込んで、空洞の中心に据えられている台座を狙いすましたように照らしている。
あそこが、《焔乱舞》が眠っていた場所。
そして、そこには―――
「ルカ……」
呻くように呟いて、キリハは目元を歪める。
「よ。ここに来るまで、かなり時間がかかったじゃねぇか。」
対するルカは、この場の空気に見合わないほどに穏やかな笑顔で自分たちを迎えた。
「ロイリアを助けたって時点で予想はしてたが……余計な奴も一緒ってことは、お前は復讐を捨てたんだな。」
ディアラントを一瞥し、ルカは少し残念そうに呟く。
「なあ、参考までに教えろよ。どうしてお前は、復讐を捨てられたんだ?」
穏やかだった声が、そこで微かに揺れる。
「お前だって、蔑まれてきた経験は嫌というほどあるよな? その上両親だって殺されて、兄さんも自分も殺されかけたんだぞ? どこにあいつらを許せる要素がある?」
「……ないね。」
ここで強がっても仕方ないので、キリハは正直にそう告げる。
「そうだよな? オレが許せないんだから、お前が許せるわけがねぇよな? ならどうして、もう一度取った《焔乱舞》を、人間じゃなくてロイリアに向けたんだよ。ロイリアと一緒に、人間なんか潰しちまえばよかったじゃねぇか。」
「当たり前だよ。」
意味が分からない。
お前だって、オレと同じくせに。
そう訴えるようなルカと、キリハはまっすぐ対峙する。
「焔は復讐のための剣じゃなくて、みんなを守るための剣だもん。それに、レクトの血で壊れたロイリアは、もうロイリアじゃない。」
こうしてルカと対立していると、初めて会った時のことを思い出す。
あの時もルカは、自分を否定しようと必死になっていたっけ。
だけど、自分の考えはもう変わらない。
たとえあの時とは状況が変わって、今はルカを否定するのが心苦しくても、自分は自分の信念を貫くまでだ。
「ロイリアは、俺がどんな目に遭ったかを知ったら怒ってくれると思う。でも、それで人間を傷つけることはしない。きっと、俺を慰めることに一生懸命になったはずだよ。そんなロイリアに、人間を傷つけさせたくない。そんなことをさせるくらいなら、ロイリアを殺してでもロイリアの心を守る。だから焔を取ったんだ。」
ごめんね、ルカ。
俺は今から、ルカを真っ向から否定するよ。
心の中だけで謝りつつ、キリハは腹に力を込める。
「ルカ。俺は、最初にもこう言わなかった? ―――差別を差別で返しても、何も解決しない。ただ、自分を貶めるだけだって。」
「―――っ!!」
案の定、ルカの瞳で怒りが弾ける。
しかしキリハは、躊躇わずに言葉を投げかけ続ける。
「これも一緒だよ。俺だって、父さんたちやエリクさんを傷つけられたことは許せない。許すつもりもない。だけど、関係ない人たちまで巻き込んで人間を潰すのは、復讐じゃなくて殺戮だよ。」
「黙れ!! この期に及んで、まだそんな綺麗事を言うのか!?」
血を吐くような叫び。
怒りと殺気でぎらつく双眸。
ルカから全力でぶつけられる激情を、キリハは静かに受けた。
「そうだね。綺麗事かもしれない。……でも、俺はそれが正しいと思う。」
ルカとは対照的な落ち着いた声音で、キリハは語る。
「別に、受けた仕打ちの全部を許す必要はない。許せないままでも、憎んだままでもいい。そんな真っ黒な気持ちを抱えたままで……守りたいと思った相手を、全力で守ればいいんだ。それが、俺がアルシードに見せてもらった答えだった。」
こんなことを言えば、自分の気持ちに鈍感なアルシードは違うと否定するんだろうけど。
自分は確実に、アルシードの姿とサーシャの言葉に答えをもらった。
これまでの憎しみや悲しみを―――そこから湧き出る闇を、完全に消し去ることはできない。
起きてしまった事件はなかったことにはならないし、失われた命は戻ってこないのだから。
それでも、その闇の中で光を掴むことはできる。
時々後ろを振り返って苦しみながらでも、自分の正解へ向かって進めばいい。
「ルカだって、今までずっとそうだったはずだよ。」
「………っ」
断定口調でそう告げると、ルカがびくりと肩を震わせた。
「周りが嫌いだって言ってても、ルカは俺にすごく優しかった。何度も俺を助けてくれたし……この二年、誰よりも俺を支えてくれた。その気持ちは、嘘じゃないでしょ?」
「………」
気まずげに視線を逸らすルカ。
やはり彼は、昔から変わらず嘘が下手な人だ。
「俺は、あれがルカの飾らない姿なんだと思うよ。そんなルカが、無差別に人を傷つけられるとは思わない。」
「………」
「ルカ。俺は、ルカにその一歩を踏み出してほしくない。そんなことをしたら、ルカが壊れちゃうよ。」
とうとううつむいてしまったルカに、キリハは畳み掛ける。
これは、根も葉もない虚言じゃない。
ルカと共に歩んできた日々から、自分が得た真実だと思っている。
それに、カレンが昨日語った、ルカが今の道を進むに至る経緯。
それを鑑みても、これがルカの真の願いだとは思えないのだ。
「今なら、まだ間に合うよ。ロイリアは助かったんだから、ルカがやったことは帳消しにできる。」
「………」
「ルカ、戻ってきてよ。俺は、これからもルカと一緒にいたい。ルカを失いたくない。だから……」
「―――はっ。」
その時彼の口から飛び出したのは、こちらを嘲るような一笑だった。
年に一度はターニャが竜騎士を引き連れて訪れていたのだから、当然といえば当然か。
とはいえ、整備されている道は人が数人通れる程度の広さだし、まだ雪が高く積もった時期でもある。
車での移動は途中で断念し、持ち運べる荷物を手に雪道を進んだ。
到着した洞窟は、小ぢんまりとした印象。
ここ二年は使われていないので、雪や枯れ葉だらけだった。
しかし、入り口周辺だけは雪が払われており、いくつもの足跡も見受けられる。
誰かの出入りがあるのは明らかだった。
大きな緊張を抱きながら、フール先導の下に洞窟を進む。
途中に何度も分かれ道を見かけたので、レクトや機材が入れないというだけで、それなりに広く入り組んだ洞窟なのだということが分かった。
日の光が入らない暗い道を進み、何度も進行方向を変え、上り坂を上って。
辿り着いたそこは、広い空洞のような空間だった。
かなり奥まった場所に来たが、壁一枚挟んだ向こうは外なのだろう。
天井付近に開いた穴から外の明かりが差し込んで、空洞の中心に据えられている台座を狙いすましたように照らしている。
あそこが、《焔乱舞》が眠っていた場所。
そして、そこには―――
「ルカ……」
呻くように呟いて、キリハは目元を歪める。
「よ。ここに来るまで、かなり時間がかかったじゃねぇか。」
対するルカは、この場の空気に見合わないほどに穏やかな笑顔で自分たちを迎えた。
「ロイリアを助けたって時点で予想はしてたが……余計な奴も一緒ってことは、お前は復讐を捨てたんだな。」
ディアラントを一瞥し、ルカは少し残念そうに呟く。
「なあ、参考までに教えろよ。どうしてお前は、復讐を捨てられたんだ?」
穏やかだった声が、そこで微かに揺れる。
「お前だって、蔑まれてきた経験は嫌というほどあるよな? その上両親だって殺されて、兄さんも自分も殺されかけたんだぞ? どこにあいつらを許せる要素がある?」
「……ないね。」
ここで強がっても仕方ないので、キリハは正直にそう告げる。
「そうだよな? オレが許せないんだから、お前が許せるわけがねぇよな? ならどうして、もう一度取った《焔乱舞》を、人間じゃなくてロイリアに向けたんだよ。ロイリアと一緒に、人間なんか潰しちまえばよかったじゃねぇか。」
「当たり前だよ。」
意味が分からない。
お前だって、オレと同じくせに。
そう訴えるようなルカと、キリハはまっすぐ対峙する。
「焔は復讐のための剣じゃなくて、みんなを守るための剣だもん。それに、レクトの血で壊れたロイリアは、もうロイリアじゃない。」
こうしてルカと対立していると、初めて会った時のことを思い出す。
あの時もルカは、自分を否定しようと必死になっていたっけ。
だけど、自分の考えはもう変わらない。
たとえあの時とは状況が変わって、今はルカを否定するのが心苦しくても、自分は自分の信念を貫くまでだ。
「ロイリアは、俺がどんな目に遭ったかを知ったら怒ってくれると思う。でも、それで人間を傷つけることはしない。きっと、俺を慰めることに一生懸命になったはずだよ。そんなロイリアに、人間を傷つけさせたくない。そんなことをさせるくらいなら、ロイリアを殺してでもロイリアの心を守る。だから焔を取ったんだ。」
ごめんね、ルカ。
俺は今から、ルカを真っ向から否定するよ。
心の中だけで謝りつつ、キリハは腹に力を込める。
「ルカ。俺は、最初にもこう言わなかった? ―――差別を差別で返しても、何も解決しない。ただ、自分を貶めるだけだって。」
「―――っ!!」
案の定、ルカの瞳で怒りが弾ける。
しかしキリハは、躊躇わずに言葉を投げかけ続ける。
「これも一緒だよ。俺だって、父さんたちやエリクさんを傷つけられたことは許せない。許すつもりもない。だけど、関係ない人たちまで巻き込んで人間を潰すのは、復讐じゃなくて殺戮だよ。」
「黙れ!! この期に及んで、まだそんな綺麗事を言うのか!?」
血を吐くような叫び。
怒りと殺気でぎらつく双眸。
ルカから全力でぶつけられる激情を、キリハは静かに受けた。
「そうだね。綺麗事かもしれない。……でも、俺はそれが正しいと思う。」
ルカとは対照的な落ち着いた声音で、キリハは語る。
「別に、受けた仕打ちの全部を許す必要はない。許せないままでも、憎んだままでもいい。そんな真っ黒な気持ちを抱えたままで……守りたいと思った相手を、全力で守ればいいんだ。それが、俺がアルシードに見せてもらった答えだった。」
こんなことを言えば、自分の気持ちに鈍感なアルシードは違うと否定するんだろうけど。
自分は確実に、アルシードの姿とサーシャの言葉に答えをもらった。
これまでの憎しみや悲しみを―――そこから湧き出る闇を、完全に消し去ることはできない。
起きてしまった事件はなかったことにはならないし、失われた命は戻ってこないのだから。
それでも、その闇の中で光を掴むことはできる。
時々後ろを振り返って苦しみながらでも、自分の正解へ向かって進めばいい。
「ルカだって、今までずっとそうだったはずだよ。」
「………っ」
断定口調でそう告げると、ルカがびくりと肩を震わせた。
「周りが嫌いだって言ってても、ルカは俺にすごく優しかった。何度も俺を助けてくれたし……この二年、誰よりも俺を支えてくれた。その気持ちは、嘘じゃないでしょ?」
「………」
気まずげに視線を逸らすルカ。
やはり彼は、昔から変わらず嘘が下手な人だ。
「俺は、あれがルカの飾らない姿なんだと思うよ。そんなルカが、無差別に人を傷つけられるとは思わない。」
「………」
「ルカ。俺は、ルカにその一歩を踏み出してほしくない。そんなことをしたら、ルカが壊れちゃうよ。」
とうとううつむいてしまったルカに、キリハは畳み掛ける。
これは、根も葉もない虚言じゃない。
ルカと共に歩んできた日々から、自分が得た真実だと思っている。
それに、カレンが昨日語った、ルカが今の道を進むに至る経緯。
それを鑑みても、これがルカの真の願いだとは思えないのだ。
「今なら、まだ間に合うよ。ロイリアは助かったんだから、ルカがやったことは帳消しにできる。」
「………」
「ルカ、戻ってきてよ。俺は、これからもルカと一緒にいたい。ルカを失いたくない。だから……」
「―――はっ。」
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