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第5章 動くそれぞれ
二人でくぐる入口
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あの後、メイアたちが心配で、念のためにレイミヤの孤児院まで送っていった。
どうやら、メイアたちに危害を加えるつもりは、犯人にはまだないようだ。
何事もなかった道中に安心したのも束の間、今度はエリクのことが心配でフィロアまでとんぼ返り。
終業直後のルカを取っ捕まえて、今日のエリクの様子を報告した。
「あの馬鹿兄貴……」
怒りとも呆れともつかない表情で息をついた彼は、すぐさまエリクに電話をかけた。
しかし、当のエリクは電話に出ない。
もしかしたら、帰り道でまた倒れたのでは?
そんな風に不安になっていたら、三十分後くらいにメッセージが届いた。
どうやら、急患の知らせを受けて病院で忙しくしているらしい。
今治療を受けるべきなのは、エリクの方じゃないか。
ルカと二人で憤慨したものの、当人がいないのでどうしようもない。
とはいえ彼が病院にいるのなら、仮に倒れたとしても即で手厚い看護を受けられるだろう。
そういうことで、今日のところは勘弁してやることにした。
ようやく、一通りの心配事が落ち着いた。
そしてそこではたと、ショッピングモールで拾ったメモのことを思い出したキリハだった。
「……こりゃ、随分と懐かしいもんを見たな。」
メモを受け取ったルカは、目をまんまるに。
どうやら、思い当たる節があるようだ。
「ルカ、これの意味が分かるの?」
「ああ。オレと兄さんの間で、一時期流行ってた暗号だ。」
「へぇ……どうやって読むの?」
「馬鹿猿のお前に言っても、ぜってぇ分からないと思うけどな。」
減らず口を叩きつつも、律儀なルカだ。
彼は文字列の先頭を指で示して、解説を始めた。
「セレニア文字三十七音があるだろ。」
「うん。」
「まずは、その三十七音のどこが暗号の起点になるかを定義する。」
「……ん?」
「で、起点を計算するために、その三十七音をどういう法則で並べるかを示しているのが、この最初の一行だ。」
「ほ、法則…?」
「まあ、並べる順番の法則はオレと兄さんの間でしか示し合わせていないなら、他人が分かるわけないな。」
その後も暗号の解読方法の解説が続いたが、先にルカが断ったように、自分にはちんぷんかんぷん。
ルカとエリクで作ったオリジナルの記号まで出てきた時には、素直に聞くことを諦めた。
「……複雑すぎない? その暗号。」
「下手な暗号だと、すぐにお袋たちに解読されちまうからな。」
「ルカの家族って、一体何者……」
「じいちゃんたちの代まで揃いも揃って、推理とパズルが大好きな数字オタクか? 文系に進んだオレが珍しいくらいだ。」
「そんなことを言いながら、ルカも数字に強いよね…?」
「まあ、こういう生活で自然に鍛えられたってとこか。」
ルカは暗号のメモを眺め、感慨深い息をついた。
「ガキの頃はこれを使って、家の手伝いをサボるための作戦会議をしたもんだ。……ま、小言やひやかしも受けたけど。」
「ふーん……で、なんて書いてあるの?」
「えーっと……」
暗号を作り出した本人でも、解読には時間を要するらしい。
ルカはメモを真剣に見つめて、しばらく黙り込んだ。
「〝これ、覚えてる?〟……って、なんだこりゃ。散々出戻しと再計算をさせといて、これだけかよ。」
その計算過程は、脳が沸騰しそうだから聞きたくない。
キリハが大真面目にそんなことを考える中、ルカは小さく肩をすくめた。
「ま、いいか。後で、どういう意味か訊いとくわ。」
メモをポケットにしまったルカは、ふと頭上を仰いだ。
「―――で、そろそろか?」
「うん。」
質問の意味は分かっていたので、キリハは一つ頷く。
目の前に見えてきたのは、レクトとシアノが暮らす洞窟だ。
先日の約束どおり、自分はレクトたちに会いに行くのに合わせてルカに声をかけた。
レクトにも、先んじて話を通してある。
レクトの大きさを考えればルカが増えたところで難なく運んでもらえるのだが、まだ人通りが多い時間帯なので、山の近場まで車で移動することにした。
それでもここに到着するまでに一時間はかかったのだから、ここからフィロアに通っているシアノのすごさを改めて思い知る。
「なるほど…。こんな場所に住んでたから、都会の生活に馴染みがなかったんだな。」
周囲の風景を見回し、ルカは納得した雰囲気で呟く。
そこには、動揺や緊張といった類いの感情は見られない。
これから大きな歴史を作ったドラゴンに会いに行くとは思えないほどに、ルカはどっしりと構えていた。
「ルカ、大丈夫? 怖くない?」
「別に。……って、なんでお前の方が不安そうなんだよ。」
「いや…」
不可解そうなルカに、キリハは口ごもる。
胸の中には一言では言い表せない不安が渦巻いていて、何からどう説明したものか分からなかった。
「とりあえず、さっさと行くぞ。明日も仕事なんだ。今度は二人揃って朝帰りなんてことになったら、オレまでフールにどやされるだろうが。」
煙たそうに告げたルカは、こちらを待たずに一人で洞窟に入っていってしまった。
「ちょ……ちょっと待って!!」
自分の先導なしに真っ暗な洞窟に入っていくなんて。
懐中電灯で足元を照らしているとはいえ、迷ったらどうするのだ。
ルカの強行策に急かされて、自分も慌てて洞窟に入る。
きっと、ルカなら大丈夫。
その強かさと冷静さで、レクトとシアノを受け止めてくれる。
そうは思うけれど……
「………」
心臓が、引き絞られるように痛みながら脈打つ。
一人でここに来る時にはなかった緊張感が、全身を支配していた。
どうやら、メイアたちに危害を加えるつもりは、犯人にはまだないようだ。
何事もなかった道中に安心したのも束の間、今度はエリクのことが心配でフィロアまでとんぼ返り。
終業直後のルカを取っ捕まえて、今日のエリクの様子を報告した。
「あの馬鹿兄貴……」
怒りとも呆れともつかない表情で息をついた彼は、すぐさまエリクに電話をかけた。
しかし、当のエリクは電話に出ない。
もしかしたら、帰り道でまた倒れたのでは?
そんな風に不安になっていたら、三十分後くらいにメッセージが届いた。
どうやら、急患の知らせを受けて病院で忙しくしているらしい。
今治療を受けるべきなのは、エリクの方じゃないか。
ルカと二人で憤慨したものの、当人がいないのでどうしようもない。
とはいえ彼が病院にいるのなら、仮に倒れたとしても即で手厚い看護を受けられるだろう。
そういうことで、今日のところは勘弁してやることにした。
ようやく、一通りの心配事が落ち着いた。
そしてそこではたと、ショッピングモールで拾ったメモのことを思い出したキリハだった。
「……こりゃ、随分と懐かしいもんを見たな。」
メモを受け取ったルカは、目をまんまるに。
どうやら、思い当たる節があるようだ。
「ルカ、これの意味が分かるの?」
「ああ。オレと兄さんの間で、一時期流行ってた暗号だ。」
「へぇ……どうやって読むの?」
「馬鹿猿のお前に言っても、ぜってぇ分からないと思うけどな。」
減らず口を叩きつつも、律儀なルカだ。
彼は文字列の先頭を指で示して、解説を始めた。
「セレニア文字三十七音があるだろ。」
「うん。」
「まずは、その三十七音のどこが暗号の起点になるかを定義する。」
「……ん?」
「で、起点を計算するために、その三十七音をどういう法則で並べるかを示しているのが、この最初の一行だ。」
「ほ、法則…?」
「まあ、並べる順番の法則はオレと兄さんの間でしか示し合わせていないなら、他人が分かるわけないな。」
その後も暗号の解読方法の解説が続いたが、先にルカが断ったように、自分にはちんぷんかんぷん。
ルカとエリクで作ったオリジナルの記号まで出てきた時には、素直に聞くことを諦めた。
「……複雑すぎない? その暗号。」
「下手な暗号だと、すぐにお袋たちに解読されちまうからな。」
「ルカの家族って、一体何者……」
「じいちゃんたちの代まで揃いも揃って、推理とパズルが大好きな数字オタクか? 文系に進んだオレが珍しいくらいだ。」
「そんなことを言いながら、ルカも数字に強いよね…?」
「まあ、こういう生活で自然に鍛えられたってとこか。」
ルカは暗号のメモを眺め、感慨深い息をついた。
「ガキの頃はこれを使って、家の手伝いをサボるための作戦会議をしたもんだ。……ま、小言やひやかしも受けたけど。」
「ふーん……で、なんて書いてあるの?」
「えーっと……」
暗号を作り出した本人でも、解読には時間を要するらしい。
ルカはメモを真剣に見つめて、しばらく黙り込んだ。
「〝これ、覚えてる?〟……って、なんだこりゃ。散々出戻しと再計算をさせといて、これだけかよ。」
その計算過程は、脳が沸騰しそうだから聞きたくない。
キリハが大真面目にそんなことを考える中、ルカは小さく肩をすくめた。
「ま、いいか。後で、どういう意味か訊いとくわ。」
メモをポケットにしまったルカは、ふと頭上を仰いだ。
「―――で、そろそろか?」
「うん。」
質問の意味は分かっていたので、キリハは一つ頷く。
目の前に見えてきたのは、レクトとシアノが暮らす洞窟だ。
先日の約束どおり、自分はレクトたちに会いに行くのに合わせてルカに声をかけた。
レクトにも、先んじて話を通してある。
レクトの大きさを考えればルカが増えたところで難なく運んでもらえるのだが、まだ人通りが多い時間帯なので、山の近場まで車で移動することにした。
それでもここに到着するまでに一時間はかかったのだから、ここからフィロアに通っているシアノのすごさを改めて思い知る。
「なるほど…。こんな場所に住んでたから、都会の生活に馴染みがなかったんだな。」
周囲の風景を見回し、ルカは納得した雰囲気で呟く。
そこには、動揺や緊張といった類いの感情は見られない。
これから大きな歴史を作ったドラゴンに会いに行くとは思えないほどに、ルカはどっしりと構えていた。
「ルカ、大丈夫? 怖くない?」
「別に。……って、なんでお前の方が不安そうなんだよ。」
「いや…」
不可解そうなルカに、キリハは口ごもる。
胸の中には一言では言い表せない不安が渦巻いていて、何からどう説明したものか分からなかった。
「とりあえず、さっさと行くぞ。明日も仕事なんだ。今度は二人揃って朝帰りなんてことになったら、オレまでフールにどやされるだろうが。」
煙たそうに告げたルカは、こちらを待たずに一人で洞窟に入っていってしまった。
「ちょ……ちょっと待って!!」
自分の先導なしに真っ暗な洞窟に入っていくなんて。
懐中電灯で足元を照らしているとはいえ、迷ったらどうするのだ。
ルカの強行策に急かされて、自分も慌てて洞窟に入る。
きっと、ルカなら大丈夫。
その強かさと冷静さで、レクトとシアノを受け止めてくれる。
そうは思うけれど……
「………」
心臓が、引き絞られるように痛みながら脈打つ。
一人でここに来る時にはなかった緊張感が、全身を支配していた。
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