335 / 598
第3章 崩れ始める平穏
密かな情報共有
しおりを挟む
その後、宮殿に戻ったのは朝方のことだった。
長距離を移動して疲れたのですぐには動けなかったというのもあるが、シアノがなかなか離してくれなかったのだ。
レクトの傍にいる時のシアノは、年相応の明るい少年だった。
自分とレクトが心を通わせたことが、相当嬉しかったらしい。
こちらが相づちを打つ暇もないくらいの早口でしゃべったかと思いきや、次には〝構って?〟とでもいうように、自分やレクトの返事を期待の眼差しで待つ。
それが可愛くて面白くて、時には素直に応じてやり、時には少し意地悪をして焦らしたり。
レクトと一緒に、シアノとのおしゃべりを楽しんだ。
こんなシアノの表情を見たら、エリクもルカも安心するだろうに。
そう思いはしたが、ここで二人の話を持ち出したら、途端にシアノの笑顔が曇ってしまうような気がして、今日はそこに触れないことにした。
誰だって、急激な変化にはついていけないものだ。
まずは自分がシアノと十分に仲を深めて、ほどよいタイミングで二人にも会いに行こうと提案してみよう。
シアノは楽しさで浮かれてレクトの方へと駆け寄っては、こちらから離れていることに気付くと、飛ぶような勢いで戻ってきた。
「もう仲間だもん。」
しきりにそう言って、身を寄せてくるシアノ。
そんなシアノは、どこか必死にこちらにすがりついているようにも見えた。
シアノにとって〝仲間であること〟は、かなり重要であるらしい。
そして、それを失うのが怖くてたまらないようだ。
その度に「大丈夫だよ」と語りかけてやったが、シアノはそこで押し黙り、気を紛らわせるようにおしゃべりを再開するばかりだった。
なんだか深入りできない雰囲気だったので、シアノの調子に合わせることを優先した。
そして、そんなシアノが眠るまでの間、レクトともささやかな言葉を交わした。
こんなにおしゃべりになるシアノは、レクトも初めて見たという。
そんなにあれこれと我慢をさせるような態度を取った覚えはないのだが、知らず知らずのうちに萎縮させてしまっていたのだろうか。
悩ましげに唸ったレクトは、本当にシアノの父親みたいだった。
そして、複雑そうなレクトの呟きを聞いたシアノが、〝父さんは何も悪くない〟と慌てふためくまでがワンセット。
レクトがおふざけでさらに落ち込んでみせると、シアノも連動してわたわたと狼狽える。
そんな気の置けない二人のやり取りを見ながら、自分も楽しく笑わせてもらった。
そして、シアノが眠ってから自分も一休みして、人に見られないかつ街までそう遠くない場所まで、レクトに送ってもらったのである。
「おはよー」
いつものように、キリハは会議室のドアをくぐる。
すると……
「キリハ…っ」
すでに会議室にいた人々が、揃いも揃って椅子から立ち上がった。
「キリハ、昨日はどこに行ってたの? 電話も全然繋がらないし、心配したんだよ…っ」
真っ先に駆け寄ってきたサーシャが、涙目で訊ねてくる。
周りの人々も、口々に心配の言葉を。
「あ……えっとぉ……その……とんでもなく壮大な散歩に出かけてたっていうかぁ……」
言い訳が下手すぎる。
即座にセルフで突っ込むのと同じく、皆に明らかな疑いの目を向けられた。
どうしよう。
自分のこれまでの行動を考えると、皆を上手く言いくるめられる建前が見つからない。
夜通しいてもおかしくないカラオケやネットカフェなんて、一人では行ったことがない。
携帯電話の充電がなくなったと言ったところで、〝お前が携帯電話を充電切れになるまで使い込むことなんかないだろ〟と突っ込まれるのが関の山だ。
とはいえ、馬鹿正直にドラゴンに会っていたとは言えないし……
「あー……うぅ……」
皆の視線が痛くて、キリハが呻いていると―――
「お前ら、そのくらいにしとけ。」
席についたままのルカが、溜め息混じりにそう言った。
「そいつがいくつだと思ってんだ。来月で十九だぞ? そんだけデカくなりゃ、連絡を断ち切って一人になりたい時も出てくんだろ。任務をほったらかしたわけでもねぇんだし、半休の過ごし方にいちいち突っ込むなっての。プライバシーの侵害だ。」
呆れたルカが半目で人だかりを見やると、皆が少し気まずそうに視線を泳がせる。
「確かにな。キー坊にも、プライベートってやつがあるもんな。」
「そう言うミゲルさんは昨日、サーシャちゃん並みにキリハ君を心配してなかったかなー?」
「なっ……おい! ジョー!!」
ルカと同じく席に座って余裕ぶっていたミゲルが慌てると、その隣でジョーは口笛を吹く。
「まあまあ。とりあえず元気に帰ってきてんだし、この話はこれくらいにしような。」
最後に、ディアラントが笑いながら場を収めに来た。
「ただなぁ、キリハよ。こんなに可愛い子を泣かしかけたことだけは謝ろうか?」
「は、はい……」
いつものように髪を掻き回してくるディライトの手に、ぐっと力がこもっている。
顔こそ笑っているが、少しお怒りのようだ。
まあ、自分が悪いので仕方ないのだけど。
眉を下げたキリハは、サーシャの肩に両手を置く。
「心配かけてごめんね。昨日は、その……どうしてもっていう事情があって……」
「う、ううん……」
こちらが謝ると、何故かサーシャは余計に表情を暗くする。
「今回のことで、前に私が宮殿から飛び出しちゃった時、みんながどんな気持ちだったのかよく分かった。すごく今さらだけど、あの時は本当にごめんなさい。」
「え…? あの……まあ、もう済んだことだし、サーシャは元気でいるわけだし……あはは……」
互いに謝り合う状況になってしまい、キリハは反応に困って空笑い。
なんともいえない空気に陥る二人の肩を、ディアラントが強めに叩いた。
「よし。残りは二人の時にゆっくりやってくれ。申し訳ないけど、社会人のお兄さんたちは仕事がたんまりなんだわ。」
「あ……うん。サーシャ、行こうか。」
「うん。」
席に戻る皆の流れに乗って、サーシャをいつもの場所に座らせ、自分も定位置に。
「ルカ、ごめんね。ありがとう。」
隣のルカにこっそりと礼を言うと、彼は露骨に顔をしかめた。
「別に。オレはただ、常識的な事実を言っただけだ。だけど、お前も悪いからな?」
一瞬で説教くさくなるルカの口調。
「休日をどう過ごそうとお前の自由だけど、完全に一人暮らしってわけじゃねぇんだ。せめて一人にでもいいから、帰りが遅くなるって連絡しとけ。ケータイの電源まで切られたら、周りが心配するのも当たり前だろうが。」
「ごめん……」
まったくもって、ルカの言うとおり。
あの時はシアノを追うのに夢中で、そこまで頭が回らなかった。
こちらに言いにくい事情があることは察しているようで、ルカはそれ以上は何も言わずに引いていく。
それに合わせて口を閉ざしかけて、ふと思い至った。
(そういえば……ルカには話してもいいっていうか、話した方がいいよね。)
シアノとレクトのことについては、ルカも当事者だ。
知る権利はあるし、ルカ自身も気になって仕方ないはず。
「あのさ……」
こっそりと耳打ちしてルカの気を引き、配られていた書類にその目を誘導。
そして、書類の隅に文字をしたためる。
〈実は、エリクさんが入院してる病院にシアノがいたんだ。〉
「!!」
その刹那、ルカの顔色が変わる。
〈思わず後を追いかけちゃって、そしたら帰りがこんな時間に……〉
「そこまででいい。」
続きを書こうとしたら、ルカが極限にひそめた声で止めてきた。
「その話、後で詳しく教えろ。ひとまずは会議に集中だ。」
「うん。」
さすがはルカだ。
こういう時でも、状況の分別を徹底している。
キリハは素直に頷き、ルカと同じように会議に向き合うことにした。
長距離を移動して疲れたのですぐには動けなかったというのもあるが、シアノがなかなか離してくれなかったのだ。
レクトの傍にいる時のシアノは、年相応の明るい少年だった。
自分とレクトが心を通わせたことが、相当嬉しかったらしい。
こちらが相づちを打つ暇もないくらいの早口でしゃべったかと思いきや、次には〝構って?〟とでもいうように、自分やレクトの返事を期待の眼差しで待つ。
それが可愛くて面白くて、時には素直に応じてやり、時には少し意地悪をして焦らしたり。
レクトと一緒に、シアノとのおしゃべりを楽しんだ。
こんなシアノの表情を見たら、エリクもルカも安心するだろうに。
そう思いはしたが、ここで二人の話を持ち出したら、途端にシアノの笑顔が曇ってしまうような気がして、今日はそこに触れないことにした。
誰だって、急激な変化にはついていけないものだ。
まずは自分がシアノと十分に仲を深めて、ほどよいタイミングで二人にも会いに行こうと提案してみよう。
シアノは楽しさで浮かれてレクトの方へと駆け寄っては、こちらから離れていることに気付くと、飛ぶような勢いで戻ってきた。
「もう仲間だもん。」
しきりにそう言って、身を寄せてくるシアノ。
そんなシアノは、どこか必死にこちらにすがりついているようにも見えた。
シアノにとって〝仲間であること〟は、かなり重要であるらしい。
そして、それを失うのが怖くてたまらないようだ。
その度に「大丈夫だよ」と語りかけてやったが、シアノはそこで押し黙り、気を紛らわせるようにおしゃべりを再開するばかりだった。
なんだか深入りできない雰囲気だったので、シアノの調子に合わせることを優先した。
そして、そんなシアノが眠るまでの間、レクトともささやかな言葉を交わした。
こんなにおしゃべりになるシアノは、レクトも初めて見たという。
そんなにあれこれと我慢をさせるような態度を取った覚えはないのだが、知らず知らずのうちに萎縮させてしまっていたのだろうか。
悩ましげに唸ったレクトは、本当にシアノの父親みたいだった。
そして、複雑そうなレクトの呟きを聞いたシアノが、〝父さんは何も悪くない〟と慌てふためくまでがワンセット。
レクトがおふざけでさらに落ち込んでみせると、シアノも連動してわたわたと狼狽える。
そんな気の置けない二人のやり取りを見ながら、自分も楽しく笑わせてもらった。
そして、シアノが眠ってから自分も一休みして、人に見られないかつ街までそう遠くない場所まで、レクトに送ってもらったのである。
「おはよー」
いつものように、キリハは会議室のドアをくぐる。
すると……
「キリハ…っ」
すでに会議室にいた人々が、揃いも揃って椅子から立ち上がった。
「キリハ、昨日はどこに行ってたの? 電話も全然繋がらないし、心配したんだよ…っ」
真っ先に駆け寄ってきたサーシャが、涙目で訊ねてくる。
周りの人々も、口々に心配の言葉を。
「あ……えっとぉ……その……とんでもなく壮大な散歩に出かけてたっていうかぁ……」
言い訳が下手すぎる。
即座にセルフで突っ込むのと同じく、皆に明らかな疑いの目を向けられた。
どうしよう。
自分のこれまでの行動を考えると、皆を上手く言いくるめられる建前が見つからない。
夜通しいてもおかしくないカラオケやネットカフェなんて、一人では行ったことがない。
携帯電話の充電がなくなったと言ったところで、〝お前が携帯電話を充電切れになるまで使い込むことなんかないだろ〟と突っ込まれるのが関の山だ。
とはいえ、馬鹿正直にドラゴンに会っていたとは言えないし……
「あー……うぅ……」
皆の視線が痛くて、キリハが呻いていると―――
「お前ら、そのくらいにしとけ。」
席についたままのルカが、溜め息混じりにそう言った。
「そいつがいくつだと思ってんだ。来月で十九だぞ? そんだけデカくなりゃ、連絡を断ち切って一人になりたい時も出てくんだろ。任務をほったらかしたわけでもねぇんだし、半休の過ごし方にいちいち突っ込むなっての。プライバシーの侵害だ。」
呆れたルカが半目で人だかりを見やると、皆が少し気まずそうに視線を泳がせる。
「確かにな。キー坊にも、プライベートってやつがあるもんな。」
「そう言うミゲルさんは昨日、サーシャちゃん並みにキリハ君を心配してなかったかなー?」
「なっ……おい! ジョー!!」
ルカと同じく席に座って余裕ぶっていたミゲルが慌てると、その隣でジョーは口笛を吹く。
「まあまあ。とりあえず元気に帰ってきてんだし、この話はこれくらいにしような。」
最後に、ディアラントが笑いながら場を収めに来た。
「ただなぁ、キリハよ。こんなに可愛い子を泣かしかけたことだけは謝ろうか?」
「は、はい……」
いつものように髪を掻き回してくるディライトの手に、ぐっと力がこもっている。
顔こそ笑っているが、少しお怒りのようだ。
まあ、自分が悪いので仕方ないのだけど。
眉を下げたキリハは、サーシャの肩に両手を置く。
「心配かけてごめんね。昨日は、その……どうしてもっていう事情があって……」
「う、ううん……」
こちらが謝ると、何故かサーシャは余計に表情を暗くする。
「今回のことで、前に私が宮殿から飛び出しちゃった時、みんながどんな気持ちだったのかよく分かった。すごく今さらだけど、あの時は本当にごめんなさい。」
「え…? あの……まあ、もう済んだことだし、サーシャは元気でいるわけだし……あはは……」
互いに謝り合う状況になってしまい、キリハは反応に困って空笑い。
なんともいえない空気に陥る二人の肩を、ディアラントが強めに叩いた。
「よし。残りは二人の時にゆっくりやってくれ。申し訳ないけど、社会人のお兄さんたちは仕事がたんまりなんだわ。」
「あ……うん。サーシャ、行こうか。」
「うん。」
席に戻る皆の流れに乗って、サーシャをいつもの場所に座らせ、自分も定位置に。
「ルカ、ごめんね。ありがとう。」
隣のルカにこっそりと礼を言うと、彼は露骨に顔をしかめた。
「別に。オレはただ、常識的な事実を言っただけだ。だけど、お前も悪いからな?」
一瞬で説教くさくなるルカの口調。
「休日をどう過ごそうとお前の自由だけど、完全に一人暮らしってわけじゃねぇんだ。せめて一人にでもいいから、帰りが遅くなるって連絡しとけ。ケータイの電源まで切られたら、周りが心配するのも当たり前だろうが。」
「ごめん……」
まったくもって、ルカの言うとおり。
あの時はシアノを追うのに夢中で、そこまで頭が回らなかった。
こちらに言いにくい事情があることは察しているようで、ルカはそれ以上は何も言わずに引いていく。
それに合わせて口を閉ざしかけて、ふと思い至った。
(そういえば……ルカには話してもいいっていうか、話した方がいいよね。)
シアノとレクトのことについては、ルカも当事者だ。
知る権利はあるし、ルカ自身も気になって仕方ないはず。
「あのさ……」
こっそりと耳打ちしてルカの気を引き、配られていた書類にその目を誘導。
そして、書類の隅に文字をしたためる。
〈実は、エリクさんが入院してる病院にシアノがいたんだ。〉
「!!」
その刹那、ルカの顔色が変わる。
〈思わず後を追いかけちゃって、そしたら帰りがこんな時間に……〉
「そこまででいい。」
続きを書こうとしたら、ルカが極限にひそめた声で止めてきた。
「その話、後で詳しく教えろ。ひとまずは会議に集中だ。」
「うん。」
さすがはルカだ。
こういう時でも、状況の分別を徹底している。
キリハは素直に頷き、ルカと同じように会議に向き合うことにした。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
世界の十字路
時雨青葉
ファンタジー
転校生のとある言葉から、日常は非日常に変わっていく―――
ある時から謎の夢に悩まされるようになった実。
覚えているのは、目が覚める前に響く「だめだ!!」という父親の声だけ。
自分の見ている夢は、一体何を示しているのか?
思い悩む中、悪夢は確実に現実を浸食していき―――
「お前は、確実に向こうの人間だよ。」
転校生が告げた言葉の意味は?
異世界転移系ファンタジー、堂々開幕!!
※鬱々としすぎているわけではありませんが、少しばかりダーク寄りな内容となりますので、ご了承のうえお読みください。
【北の果てのキトゥルセン】 ~辺境の王子に転生したので、まったり暮らそうと思ったのに、どんどん国が大きくなっていく件について~
次元謄一
ファンタジー
タイトル変更しました→旧タイトル 「デッドエンドキングダム ~十五歳の魔剣使いは辺境から異世界統一を目指します~」
前世の記憶を持って生まれたオスカーは国王の落とし子だった。父の死によって十五歳で北の辺境王国の統治者になったオスカーは、炎を操る魔剣、現代日本の記憶、そしてなぜか生まれながらに持っていた【千里眼】の能力を駆使し、魔物の森や有翼人の国などを攻略していく。国内では水車を利用した温泉システム、再現可能な前世の料理、温室による農業、畜産業の発展、透視能力で地下鉱脈を探したりして文明改革を進めていく。
軍を使って周辺国を併合して、大臣たちと国内を豊かにし、夜はメイド達とムフフな毎日。
しかし、大陸中央では至る所で戦争が起こり、戦火は北までゆっくりと、確実に伸びてきていた。加えて感染するとグールになってしまう魔物も至る所で発生し……!?
雷を操るツンデレ娘魔人、氷を操るクール系女魔人、古代文明の殺戮機械人(女)など、可愛いけど危険な仲間と共に、戦乱の世を駆け抜ける!
登場人物が多いので結構サクサク進みます。気軽に読んで頂ければ幸いです。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
魔術学院の最強剣士 〜初級魔術すら使えない無能と蔑まれましたが、剣を使えば世界最強なので問題ありません。というか既に世界を一つ救っています〜
八又ナガト
ファンタジー
魔術師としての実力で全ての地位が決まる世界で、才能がなく落ちこぼれとして扱われていたルーク。
しかしルークは異世界に召喚されたことをきっかけに、自らに剣士としての才能があることを知り、修練の末に人類最強の力を手に入れる。
魔王討伐後、契約に従い元の世界に帰還したルーク。
そこで彼はAランク魔物を棒切れ一つで両断したり、国内最強のSランク冒険者から師事されたり、騎士団相手に剣一つで無双したりなど、数々の名声を上げていく。
かつて落ちこぼれと蔑まれたルークは、その圧倒的な実力で最下層から成り上がっていく。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
スローライフ 転生したら竜騎士に?
梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる