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第3章 普通じゃないから
キリハが泣いた理由
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それから、十数分の時が過ぎ……
(き、気まずい……)
早くも音を上げそうになっているルカがいた。
シアノがなかなか部屋の隅から動かないので、仕方なく隣に座って、袋の中身を開けてやることにした。
シアノの嗜好などよく分からないので、買ってきたのは手頃なパンやサンドイッチとジュースくらい。
これで文句でも言われたらどうしようかと思っていたが、幸いにもシアノは特に不満そうな様子もなく、それらに手を伸ばしてくれた。
助かったと思いながら自分も余っているパンをかじり始めたわけだが、それ以降会話が全くないのである。
これは、自分から話しかけるべき?
でも、何を話せばいいんだ?
生憎と自分は、子供に通じるような話題など持っていないぞ?
テレビでもつければ、どうにか間を繋げるだろうか。
だが、それでは会話がないことの気まずさを払拭できない気がする。
(くそ…。あいつらはどんな脳みそをしてるから、あんなに口が回るんだ…?)
普段からおしゃべりなエリクやキリハの笑顔が、今だけは神様にでも見えてきそうだ。
あの二人は、こちらが黙れと言ったところで話すことをやめない。
相手が大人だろうと子供だろうとそんな感じだ。
自分だって仕事や会議ならそれなりに話せる方だと思うが、プライベートで、しかも子供相手に何をどう話せばいいかなんてさっぱりだ。
頭を抱えるルカの隣で―――
「キリハは……」
ふと、シアノが口を開いた。
「ああ!?」
突然声をかけられたので、ルカは驚いて声を荒げてしまう。
「キリハは、優しすぎるね。」
シアノがぽつりと呟いたのは、そんな一言だった。
「あ、ああ……そうだな。」
なんとかそう答えながら、ルカはほっと胸をなで下ろした。
びっくりはしたが、向こうから話を振ってくれたことに心底安心してしまったのだ。
「まあ、あいつは常にあんな感じだからな……」
「そうなんだ。」
特に興味もなさそうなシアノは、ぼんやりと床を眺めている。
「優しすぎるって言ってるけど…。お前、あいつが昨日なんで泣いたのか分かったのか?」
疑問に思ったので訊いてみる。
「よく分からないけど、エリクが言ってた。キリハは、ぼくの父さんと母さんだった人たちに怒ったんだって。」
シアノはルカを見上げる。
「なんで、キリハは怒ったのかな…?」
「え…? オレに訊かれても……」
とっさにそう答えたルカは、こちらを見つめてくる赤い両目に戸惑ってしまった。
純粋に不思議そうな瞳。
なんとなく、無視することができなかった。
「……多分、だけどな。」
渋々、ルカは口を開く。
「お前が親に捨てられたってことがショックだったのと、許せなかったのと、両方あったんだろうな。」
「なんで?」
シアノは小首を傾げる。
「まあ、分からねぇよな。オレもあいつのことは、理解できないことが多いから……」
ルカは、ぽんぽんとシアノの頭を叩く。
不思議がる気持ちも戸惑う気持ちも、自分にだってよく分かるとも。
「……あいつさ、お前と一緒で産みの親がいないんだよ。」
言うか言わないか迷ったが、思い切ってその一言を告げる。
「そうなの?」
シアノが目を丸くするので、ルカは一つ頷いて続きを話す。
「事故であっさり死んじまったらしい。それから色んな施設をたらい回しにされて、最終的にレイミヤの施設に引き取られたって話だ。本人も言ってたけど、親が死んだって不幸を差し引いても、竜使いとしては恵まれた生活をしていたと思うよ。だからこそ、あいつは許せなかったんだろう。」
さも本人のように、自分は何を語っているのか。
そんな違和感がないでもなかったが、ここ最近、キリハの思考回路は本人以上に分かっているんじゃないかと思う自分もいるから複雑だ。
「親じゃなくても、ちゃんとした愛情を注いでくれる存在がいると知っているから、それを探そうともせずにお前を捨てた親を許せなかったんだ。そんで、そんなことをする親がいると身をもって知っちまったことが、ショックだったんだろう。それこそ、熱を出して寝込むくらいに。」
キリハは、自分が恵まれていることを理解している。
だからこそ、自分が今まで受けてきた愛情を皆に返そうとしているし、その分お人好しで正義感が強くて、自分が救わなくていいものまで救おうとする。
レティシアやロイリアを助けようと、一人で奮闘していたのがいい例だ。
相手がどんな存在かは関係なく、自分が守りたいと思ったものを守れるように。
昨日からのキリハの様子を思い返すと、彼が掲げている理想の高さをしみじみと感じる。
自分から見ると、キリハはある意味潔癖で孤高だ。
〝一般的には、そういうことも多いから。〟
少しでもその理屈に甘えられるなら、世の中の汚さに多少は目をつむることもできよう。
理不尽な目に遭ったとしても、普通というものを憎むことで、自分の心を守ることもできたはずだ。
だが、キリハはそれをしない。
他人の価値観を時に否定し、時には受け入れながらも、あくまでも己が決めた道を突き進まんとする。
それ故に、自分の価値観を超えた場面に直面するとひどく動揺するし、他人の理不尽な境遇に対して、自分のことのように心を痛める。
そして、そこまで共感してしまうからこそ、あれだけ他人のことで怒ることができてしまう。
自分も無駄に敵を作っては面倒な経験ばかりしてきたが、キリハはキリハで、自分とは違った意味で面倒なタイプだ。
無駄に傷つきすぎてしまうキリハが、そのうち自分の価値観で破滅するようなことにならなければいいのだが……
「あ…」
ふと自分が考え込んでいることに気付き、ルカは現実に戻ると共にあることに思い至る。
「悪い。こんなことを言っても、お前には分からないよな。」
自分は、子供相手に何を言っているのだろう。
あんな言い方では、シアノの疑問は解消しない。
余計に混乱させるだけだ。
隣を見れば、案の定難しそうな顔でこちらの言葉の意味を考えているシアノがいた。
しかし、話が難しいからといって理解を諦めたわけではないようで、こちらを見つめる瞳は真剣そのものだ。
「分からないこともあるけど、もっと話を聞きたい。」
そう言われ、ルカは喉の奥で引き潰れた声をあげる。
今までとは違った意味で、頭をフル回転。
その結果。
「悪い。」
すぐに精神が白旗を振った。
「もうちょい分かりやすい言い回しがないかと思ったけど、オレには無理だわ。今まで仕事以外じゃ、ろくに他人と話してこなかったからな……」
大人相手ですらまともに話せるようになるまで時間のかかる自分が、子供相手に何ができるというのだ。
理解し合うなんて、絶対に無理だ。
自分はこれまで他人と衝突することはしてきても、他人と触れ合うことはしてこなかった。
それ故に、他人の信用を得るに至るコミュニケーションを取るという経験が、他よりも圧倒的に不足しているのだ。
自分の弱みについては分かっていたつもりだったが、こうしてその弱みを実感すると、なかなかに心が痛い。
こうなるなら、少しは常日頃からキリハやエリクから、見て学べる部分を探しておくのだった。
だが、あの二人から何を取り入れればいいのだろう?
彼らみたいに、アホ丸出しで脳内がお花畑みたいな人間になるのはごめんだ。
というか、なれるわけがない。
とはいえ自分が出会ってきた人間の中で、コミュニケーション能力に長けているのはあの二人くらいで……
「ルカ、大丈夫?」
一人で唸るルカに、シアノが訊ねる。
「ああ、大丈夫だ。」
自分は、シアノに何を気にさせているのだ。
なんだか情けなくなってきた。
キリハと出会っていなければ、こんな風に他人のことを気にして気まずくなることもなかっただろうに。
こんなところでもキリハの影響力を思い知り、こうして悩む自分が嫌じゃないことに、さらに複雑にならざるを得ないルカだった。
「………」
シアノは、顔をしかめるルカをじっと見つめる。
そしてふいに、こう訊ねた。
「ルカって、人間が嫌いなの?」
(き、気まずい……)
早くも音を上げそうになっているルカがいた。
シアノがなかなか部屋の隅から動かないので、仕方なく隣に座って、袋の中身を開けてやることにした。
シアノの嗜好などよく分からないので、買ってきたのは手頃なパンやサンドイッチとジュースくらい。
これで文句でも言われたらどうしようかと思っていたが、幸いにもシアノは特に不満そうな様子もなく、それらに手を伸ばしてくれた。
助かったと思いながら自分も余っているパンをかじり始めたわけだが、それ以降会話が全くないのである。
これは、自分から話しかけるべき?
でも、何を話せばいいんだ?
生憎と自分は、子供に通じるような話題など持っていないぞ?
テレビでもつければ、どうにか間を繋げるだろうか。
だが、それでは会話がないことの気まずさを払拭できない気がする。
(くそ…。あいつらはどんな脳みそをしてるから、あんなに口が回るんだ…?)
普段からおしゃべりなエリクやキリハの笑顔が、今だけは神様にでも見えてきそうだ。
あの二人は、こちらが黙れと言ったところで話すことをやめない。
相手が大人だろうと子供だろうとそんな感じだ。
自分だって仕事や会議ならそれなりに話せる方だと思うが、プライベートで、しかも子供相手に何をどう話せばいいかなんてさっぱりだ。
頭を抱えるルカの隣で―――
「キリハは……」
ふと、シアノが口を開いた。
「ああ!?」
突然声をかけられたので、ルカは驚いて声を荒げてしまう。
「キリハは、優しすぎるね。」
シアノがぽつりと呟いたのは、そんな一言だった。
「あ、ああ……そうだな。」
なんとかそう答えながら、ルカはほっと胸をなで下ろした。
びっくりはしたが、向こうから話を振ってくれたことに心底安心してしまったのだ。
「まあ、あいつは常にあんな感じだからな……」
「そうなんだ。」
特に興味もなさそうなシアノは、ぼんやりと床を眺めている。
「優しすぎるって言ってるけど…。お前、あいつが昨日なんで泣いたのか分かったのか?」
疑問に思ったので訊いてみる。
「よく分からないけど、エリクが言ってた。キリハは、ぼくの父さんと母さんだった人たちに怒ったんだって。」
シアノはルカを見上げる。
「なんで、キリハは怒ったのかな…?」
「え…? オレに訊かれても……」
とっさにそう答えたルカは、こちらを見つめてくる赤い両目に戸惑ってしまった。
純粋に不思議そうな瞳。
なんとなく、無視することができなかった。
「……多分、だけどな。」
渋々、ルカは口を開く。
「お前が親に捨てられたってことがショックだったのと、許せなかったのと、両方あったんだろうな。」
「なんで?」
シアノは小首を傾げる。
「まあ、分からねぇよな。オレもあいつのことは、理解できないことが多いから……」
ルカは、ぽんぽんとシアノの頭を叩く。
不思議がる気持ちも戸惑う気持ちも、自分にだってよく分かるとも。
「……あいつさ、お前と一緒で産みの親がいないんだよ。」
言うか言わないか迷ったが、思い切ってその一言を告げる。
「そうなの?」
シアノが目を丸くするので、ルカは一つ頷いて続きを話す。
「事故であっさり死んじまったらしい。それから色んな施設をたらい回しにされて、最終的にレイミヤの施設に引き取られたって話だ。本人も言ってたけど、親が死んだって不幸を差し引いても、竜使いとしては恵まれた生活をしていたと思うよ。だからこそ、あいつは許せなかったんだろう。」
さも本人のように、自分は何を語っているのか。
そんな違和感がないでもなかったが、ここ最近、キリハの思考回路は本人以上に分かっているんじゃないかと思う自分もいるから複雑だ。
「親じゃなくても、ちゃんとした愛情を注いでくれる存在がいると知っているから、それを探そうともせずにお前を捨てた親を許せなかったんだ。そんで、そんなことをする親がいると身をもって知っちまったことが、ショックだったんだろう。それこそ、熱を出して寝込むくらいに。」
キリハは、自分が恵まれていることを理解している。
だからこそ、自分が今まで受けてきた愛情を皆に返そうとしているし、その分お人好しで正義感が強くて、自分が救わなくていいものまで救おうとする。
レティシアやロイリアを助けようと、一人で奮闘していたのがいい例だ。
相手がどんな存在かは関係なく、自分が守りたいと思ったものを守れるように。
昨日からのキリハの様子を思い返すと、彼が掲げている理想の高さをしみじみと感じる。
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〝一般的には、そういうことも多いから。〟
少しでもその理屈に甘えられるなら、世の中の汚さに多少は目をつむることもできよう。
理不尽な目に遭ったとしても、普通というものを憎むことで、自分の心を守ることもできたはずだ。
だが、キリハはそれをしない。
他人の価値観を時に否定し、時には受け入れながらも、あくまでも己が決めた道を突き進まんとする。
それ故に、自分の価値観を超えた場面に直面するとひどく動揺するし、他人の理不尽な境遇に対して、自分のことのように心を痛める。
そして、そこまで共感してしまうからこそ、あれだけ他人のことで怒ることができてしまう。
自分も無駄に敵を作っては面倒な経験ばかりしてきたが、キリハはキリハで、自分とは違った意味で面倒なタイプだ。
無駄に傷つきすぎてしまうキリハが、そのうち自分の価値観で破滅するようなことにならなければいいのだが……
「あ…」
ふと自分が考え込んでいることに気付き、ルカは現実に戻ると共にあることに思い至る。
「悪い。こんなことを言っても、お前には分からないよな。」
自分は、子供相手に何を言っているのだろう。
あんな言い方では、シアノの疑問は解消しない。
余計に混乱させるだけだ。
隣を見れば、案の定難しそうな顔でこちらの言葉の意味を考えているシアノがいた。
しかし、話が難しいからといって理解を諦めたわけではないようで、こちらを見つめる瞳は真剣そのものだ。
「分からないこともあるけど、もっと話を聞きたい。」
そう言われ、ルカは喉の奥で引き潰れた声をあげる。
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その結果。
「悪い。」
すぐに精神が白旗を振った。
「もうちょい分かりやすい言い回しがないかと思ったけど、オレには無理だわ。今まで仕事以外じゃ、ろくに他人と話してこなかったからな……」
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理解し合うなんて、絶対に無理だ。
自分はこれまで他人と衝突することはしてきても、他人と触れ合うことはしてこなかった。
それ故に、他人の信用を得るに至るコミュニケーションを取るという経験が、他よりも圧倒的に不足しているのだ。
自分の弱みについては分かっていたつもりだったが、こうしてその弱みを実感すると、なかなかに心が痛い。
こうなるなら、少しは常日頃からキリハやエリクから、見て学べる部分を探しておくのだった。
だが、あの二人から何を取り入れればいいのだろう?
彼らみたいに、アホ丸出しで脳内がお花畑みたいな人間になるのはごめんだ。
というか、なれるわけがない。
とはいえ自分が出会ってきた人間の中で、コミュニケーション能力に長けているのはあの二人くらいで……
「ルカ、大丈夫?」
一人で唸るルカに、シアノが訊ねる。
「ああ、大丈夫だ。」
自分は、シアノに何を気にさせているのだ。
なんだか情けなくなってきた。
キリハと出会っていなければ、こんな風に他人のことを気にして気まずくなることもなかっただろうに。
こんなところでもキリハの影響力を思い知り、こうして悩む自分が嫌じゃないことに、さらに複雑にならざるを得ないルカだった。
「………」
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