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第6章 共に、同じ世界を―――
これがお前の影響力
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怒鳴り声の主は、後衛ラインの先頭で肩をいからせているミゲルだった。
「お前らも、何やってんだ!? キー坊が、あそこまでのもん見せつけてんだぞ。ちったぁ信じてみようとか思わねえのかよ!?」
「ミゲル……」
思わぬ展開に、流れていた涙も引っ込んでしまった。
きょとんとするキリハと驚く皆の視線を浴びながら、ミゲルは怒濤の勢いで叫び続ける。
「お前ら、なんでディアについてきて、この部隊にいるんだ? きちんとてめぇの目で見て、ディアについていきたいって思ったからじゃねぇのか!? 流されてんじゃねぇよ! ちゃんと自分の目で現実を見やがれ!! 言っとくけどな、おれはあのドラゴンたちが、キー坊や他の連中を襲ったとこなんて見たことねぇぞ!!」
「それについては、オレも同感だな。」
「!?」
新たに口を挟んできた人物に、今度は明らかなどよめきが生まれる。
熱くなっていたミゲルの言葉すら奪ったのは、なんとルカだったのだ。
「そっちのちっこい奴は、顔を出す度に髪を食ってきてじゃれついてくるし、でけえ方は眺めるだけでそれを止めもしねえ。完全にオレらで遊んでる。ぶっちゃけ、あいつらはオレらのことをなんとも思ってねぇぞ。」
「そ、そんなことないよ!」
次から次へと乱入してくる声の数々。
「ちっちゃい子は、私と一緒でとっても怖がりだよ。私が触った時、すっごく震えてたもん。」
「あーらら…。サーシャったら、自分で暴露しちゃった。これは、あたしも口添えしとくべき?」
顔を真っ赤にして叫ぶサーシャに、どこかおちゃらけた様子で口笛を吹くカレン。
「みんな……」
これは、夢なのだろうか。
そう疑わずにはいられない光景だった。
「……いやいや、参ったなぁ。キリハ、これがお前の影響力だよ。な? オレと張るだろ?」
皆の言葉が落ち着いたところで、とうとうディアラントが口を開いた。
「多分さっきのはオレにしか聞こえてないと思うから、一応確認させてくれ。そのドラゴンたちの言葉が分かるようになったってのは本当か?」
「!?」
わざわざ無線を通して伝わったディアラントの言葉に、その場にいた誰もが息を飲んだ。
「うん。」
キリハはしっかりと頷く。
「そのドラゴンたちが、オレたちに協力的だって断言できるか?」
「うん。」
「オレたちは一応、そいつらの仲間を殺してることになるけど?」
「それについては、感謝してるって言ってた。」
「感謝?」
軽く目を瞠るディアラント。
「自分が自分じゃなくなっちゃうくらいなら、自分だって分かるうちに殺してほしいんだって。」
続けてキリハがそう言うと、彼はピクリと肩を震わせて息を飲む。
「―――自分だって分かるうちに、か……。確かに、我を失った自分以上に怖いもんはないな。」
どこか悟ったような口調で呟いたディアラントは、つめていた息を吐きながら肩を落とした。
「なあ、キリハ。オレ、そっちに行っても大丈夫かな?」
「へ?」
ふとそんなことを問われ、キリハは思わずレティシアたちの方を見つめた。
「何? さすがに、あの人間の言ってることまでは分からないわよ?」
「こっちに来てもいいか、だって。」
「はあ? そんなのに、いちいち許可が要るの?」
意味が分からない。
間髪入れずに切り返してきたレティシアの声が、全力でそう語っている。
「……ふふ。確かに。」
思わず、笑いが込み上げてきてしまった。
「キリハ?」
急に笑ったキリハに、ディアラントが首を傾げる。
そんな彼に、キリハはレティシアの言葉をそのまま伝えることにした。
「そんなのに、いちいち許可が要るの? だって。」
「………」
そう言われたディアラントは、目を丸くして……
「なるほど。」
自分と同じように、くすりと笑った。
「んじゃ、遠慮なく。」
ディアラントは周囲に瓦礫などないかのように軽い足取りで歩を進め、あっという間にキリハの隣に立った。
「おお…。こんな間近で見ると、またすごいなぁ。」
恐怖の欠片も見せずにしげしげと観察してくるディアラントを、レティシアもまた観察するように見つめている。
ディアラントの視線がロイリアに移ると、ロイリアの方は怯えたように体をすくませてしまった。
「大丈夫。ディア兄ちゃんは、怖い人じゃないよ。」
「……ほんと?」
こちらの体を盾にするように首を引っ込めるロイリアに、キリハは柔らかい笑みで頷いた。
「うん。多分、俺やルカの次に仲良くなれると思うよ。ディア兄ちゃんなら多少飛びかかってもピンピンしてるし、たくさん遊んでくれるんじゃないかな。」
「そうなの?」
「うん。俺が保証する。」
「おいおい、何をどう保証するってー?」
会話の内容を察することができたらしく、ディアラントはキリハの頭を掴むと、ぐるぐると髪を掻き回した。
「まったく、お前は……。でもま、とりあえず―――」
キリハの頭から手を離し、ディアラントは一歩身を引いた。
そして。
「今回は、キリハを助けてくれてありがとうございました。」
そう、深々と頭を下げたのだ。
彼の行動が時を止める。
誰もが呆けて、ディアラントを見つめるだけ。
「………人間って、本当に馬鹿ね。」
長い沈黙の果てに、レティシアが吐息をつきながらそう告げた。
「言葉は分からなくても伝わるんだって……リュード様の言うとおりだわ。ちょっと悔しいわね。」
どこか諦観を滲ませた声音で呟いたレティシアは、ふと目を閉じた。
彼女はゆっくりと首を動かし、頭を下げるディアラントの足元に自身の鼻をつけた。
驚いたディアラントが目を見開くが、すぐに気持ちを立て直した彼は、そっとレティシアの頭に自分の手を置く。
するとレティシアはその手に軽く頭をすり寄せ、すぐにディアラントから離れていった。
「んー…。一応、認めてもらえたのかな?」
「本人は不承不承って感じだけどね。」
「何が不承不承よ。」
すぐさまレティシアに頭を小突かれてしまった。
そんな自分たちのやり取りから何かを得たのか、ディアラントは大仰に息を吐いて無線のスイッチを入れた。
「ってなわけで、どうします? ―――ジョー先輩?」
「お前らも、何やってんだ!? キー坊が、あそこまでのもん見せつけてんだぞ。ちったぁ信じてみようとか思わねえのかよ!?」
「ミゲル……」
思わぬ展開に、流れていた涙も引っ込んでしまった。
きょとんとするキリハと驚く皆の視線を浴びながら、ミゲルは怒濤の勢いで叫び続ける。
「お前ら、なんでディアについてきて、この部隊にいるんだ? きちんとてめぇの目で見て、ディアについていきたいって思ったからじゃねぇのか!? 流されてんじゃねぇよ! ちゃんと自分の目で現実を見やがれ!! 言っとくけどな、おれはあのドラゴンたちが、キー坊や他の連中を襲ったとこなんて見たことねぇぞ!!」
「それについては、オレも同感だな。」
「!?」
新たに口を挟んできた人物に、今度は明らかなどよめきが生まれる。
熱くなっていたミゲルの言葉すら奪ったのは、なんとルカだったのだ。
「そっちのちっこい奴は、顔を出す度に髪を食ってきてじゃれついてくるし、でけえ方は眺めるだけでそれを止めもしねえ。完全にオレらで遊んでる。ぶっちゃけ、あいつらはオレらのことをなんとも思ってねぇぞ。」
「そ、そんなことないよ!」
次から次へと乱入してくる声の数々。
「ちっちゃい子は、私と一緒でとっても怖がりだよ。私が触った時、すっごく震えてたもん。」
「あーらら…。サーシャったら、自分で暴露しちゃった。これは、あたしも口添えしとくべき?」
顔を真っ赤にして叫ぶサーシャに、どこかおちゃらけた様子で口笛を吹くカレン。
「みんな……」
これは、夢なのだろうか。
そう疑わずにはいられない光景だった。
「……いやいや、参ったなぁ。キリハ、これがお前の影響力だよ。な? オレと張るだろ?」
皆の言葉が落ち着いたところで、とうとうディアラントが口を開いた。
「多分さっきのはオレにしか聞こえてないと思うから、一応確認させてくれ。そのドラゴンたちの言葉が分かるようになったってのは本当か?」
「!?」
わざわざ無線を通して伝わったディアラントの言葉に、その場にいた誰もが息を飲んだ。
「うん。」
キリハはしっかりと頷く。
「そのドラゴンたちが、オレたちに協力的だって断言できるか?」
「うん。」
「オレたちは一応、そいつらの仲間を殺してることになるけど?」
「それについては、感謝してるって言ってた。」
「感謝?」
軽く目を瞠るディアラント。
「自分が自分じゃなくなっちゃうくらいなら、自分だって分かるうちに殺してほしいんだって。」
続けてキリハがそう言うと、彼はピクリと肩を震わせて息を飲む。
「―――自分だって分かるうちに、か……。確かに、我を失った自分以上に怖いもんはないな。」
どこか悟ったような口調で呟いたディアラントは、つめていた息を吐きながら肩を落とした。
「なあ、キリハ。オレ、そっちに行っても大丈夫かな?」
「へ?」
ふとそんなことを問われ、キリハは思わずレティシアたちの方を見つめた。
「何? さすがに、あの人間の言ってることまでは分からないわよ?」
「こっちに来てもいいか、だって。」
「はあ? そんなのに、いちいち許可が要るの?」
意味が分からない。
間髪入れずに切り返してきたレティシアの声が、全力でそう語っている。
「……ふふ。確かに。」
思わず、笑いが込み上げてきてしまった。
「キリハ?」
急に笑ったキリハに、ディアラントが首を傾げる。
そんな彼に、キリハはレティシアの言葉をそのまま伝えることにした。
「そんなのに、いちいち許可が要るの? だって。」
「………」
そう言われたディアラントは、目を丸くして……
「なるほど。」
自分と同じように、くすりと笑った。
「んじゃ、遠慮なく。」
ディアラントは周囲に瓦礫などないかのように軽い足取りで歩を進め、あっという間にキリハの隣に立った。
「おお…。こんな間近で見ると、またすごいなぁ。」
恐怖の欠片も見せずにしげしげと観察してくるディアラントを、レティシアもまた観察するように見つめている。
ディアラントの視線がロイリアに移ると、ロイリアの方は怯えたように体をすくませてしまった。
「大丈夫。ディア兄ちゃんは、怖い人じゃないよ。」
「……ほんと?」
こちらの体を盾にするように首を引っ込めるロイリアに、キリハは柔らかい笑みで頷いた。
「うん。多分、俺やルカの次に仲良くなれると思うよ。ディア兄ちゃんなら多少飛びかかってもピンピンしてるし、たくさん遊んでくれるんじゃないかな。」
「そうなの?」
「うん。俺が保証する。」
「おいおい、何をどう保証するってー?」
会話の内容を察することができたらしく、ディアラントはキリハの頭を掴むと、ぐるぐると髪を掻き回した。
「まったく、お前は……。でもま、とりあえず―――」
キリハの頭から手を離し、ディアラントは一歩身を引いた。
そして。
「今回は、キリハを助けてくれてありがとうございました。」
そう、深々と頭を下げたのだ。
彼の行動が時を止める。
誰もが呆けて、ディアラントを見つめるだけ。
「………人間って、本当に馬鹿ね。」
長い沈黙の果てに、レティシアが吐息をつきながらそう告げた。
「言葉は分からなくても伝わるんだって……リュード様の言うとおりだわ。ちょっと悔しいわね。」
どこか諦観を滲ませた声音で呟いたレティシアは、ふと目を閉じた。
彼女はゆっくりと首を動かし、頭を下げるディアラントの足元に自身の鼻をつけた。
驚いたディアラントが目を見開くが、すぐに気持ちを立て直した彼は、そっとレティシアの頭に自分の手を置く。
するとレティシアはその手に軽く頭をすり寄せ、すぐにディアラントから離れていった。
「んー…。一応、認めてもらえたのかな?」
「本人は不承不承って感じだけどね。」
「何が不承不承よ。」
すぐさまレティシアに頭を小突かれてしまった。
そんな自分たちのやり取りから何かを得たのか、ディアラントは大仰に息を吐いて無線のスイッチを入れた。
「ってなわけで、どうします? ―――ジョー先輩?」
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