131 / 598
第3章 駆け巡る悪意
大会前日の語らい
しおりを挟む
それからまた、数日の時が流れた。
相も変わらず馬鹿らしい妨害が続くも大会準備は順調に進み、本選出場者とトーナメントが公表され、世間は優勝者予想で激しい論争を繰り広げていた。
そんな世間の注目を浴びているキリハはというと、あの日の宣言どおり、自室にこもって一歩も外へ出ていない。
それでもちょっかいを出そうとする輩がいたらしいが、それは善意で部屋の見張りに立ってくれている、ドラゴン殲滅部隊の人間によって退けられていた。
おかげでここ数日、キリハは久々に心穏やかな時間を過ごしていた。
暇を持て余すことは多いのだが、外に出てまた不愉快な思いをするくらいならと思うと、いくらでも暇に耐えられた。
そうして時間は過ぎていき、いよいよ大会は翌日。
「キリハー。」
ドアをノックしながら、ディアラントはキリハの名を呼んだ。
しばらくの時間を置いて、そのドアがゆっくりと開く。
「ディア兄ちゃん、どうしたの? 明日、もう大会でしょ?」
「うん。だから、キリハと話したくて来たんだけど……なんで、そんな厳戒態勢なんだ?」
ディアラントは当惑顔をする。
キリハはチェーンロックをかけた状態のままで、しかもドアの陰に身を半分以上隠していた。
しきりに周囲の様子を気にしていて、声も極力ひそめているという徹底さだ。
部屋に入れてくれそうな雰囲気も全くない。
「だって……」
キリハは表情を曇らせる。
「ミゲルに聞いたでしょ。俺の部屋に盗聴器があったって。一応見つかった分は全部取ってもらったけど、完璧ではないって言われたから。」
ミゲルが盗聴器を見つけて以来、忠告どおりに部屋に鍵をかけるようにはしているし、基本的に誰も部屋に入れないようにしている。
とはいえ、やはり部屋を空けている時が多かった自分としては、この部屋がどこまで安全なのかを把握することができないでいた。
こちらがいくら警戒しても、犯罪まがいの行動に走る人間はいると聞くし、それならばできるだけ向こうに有益な情報が漏れないようにするしかない。
しかし。
「大丈夫だって。特に美味しい情報をさらす気もないから。」
ディアラントはドアに手をかけると、ずいっとこちらに詰め寄ってくる。
「入れて?」
満面の笑みで言われてしまえば、逆らえるはずもなかった。
「しっかし、昔から変わんないな。なんもないじゃん、お前の部屋。」
くるくると室内を見回し、ディアラントは暢気にそんな感想を述べる。
「そう? 俺としては、十分物があるほうだと思うけど。」
「いやいや、あるのは必要最低限のものだけだから。もうちょっと趣味とか、自分の好きなものに金使えよ?」
「ううーん…。そんなこと言われても……」
キリハは首を捻る。
ディアラントの言うことが、いまいちピンとこない。
そんなキリハの様子に、ディアラントが苦笑を零した。
「ほんと、なんか垢抜けて育っちゃって。ある程度欲も知っとかないと、後々苦労するぞー。」
ディアラントがキリハの髪を掻き回すと、キリハは不可解そうに眉を寄せながら、また小首を傾げるだけだった。
「まあ、そんなことはともかく。いよいよ明日だな。」
「……うん。そうだね。」
改めて口に出されると、ずんっと気分が重くなる。
大会開催決定から約一月半。
本当に時間が長かった。
よくも悪くも、密で有意義な時間だったと思う。
ディアラントが取り計らって、自分のことも取材拒否という扱いにしてくれたし、自分も宮殿の外へは出なかった。
そのためマスコミの被害を受けることはなかったものの、今回ばかりは別の意味で泣くかと思った。
いっそ部屋に引きこもったまま、静かに事が終わるのを待っていたい。
そう思ったところで、大会が始まれば否応なしに注目されてしまうのだろうが。
「ああー、棄権したい。」
本気で願う。
しかし、現実がそう甘くあるはずもなく……
「無理無理。絶対に逃がしてくれないって。」
ディアラントは残酷なまでに爽やかな笑顔を浮かべ、持っていた袋から今日の夕刊を取り出した。
〈今年の決勝は『流風剣』VS『流風剣』!?〉
開かれたページには、どんな老眼でも読めそうなほど大きな文字で、そんなことが書かれている。
「いつもはお堅い新聞でも、この扱いだもんな。スポーツ紙とかはもっと荒れてるぜ? 原因はオレだけど、ここまで煽られちゃ、棄権なんて許しちゃくれないさ。」
「うう…っ。分かってるけどさ……」
「ま、そんな気に病むなって。大会が始まっちまえば、試合で本気出したって怒られないんだし、ここ最近の恨みを晴らしてこいよ。キリハと当たった奴は不運だけどなー。」
肩を叩いてくるディアラントには、危機感といった類いのものは一切ない。
これだからミゲルに、もう少し真面目になれと怒られるのだ。
「恨みを晴らしてこいって簡単に言うけどさ、俺が本気を出したら向こうが死んじゃうって。」
いくら猛者ぞろいの大会とはいえ、訓練ばかりの宮殿関係者と違って、こちらは実践経験を積んでいるのだ。
ドラゴン討伐が始まってからというもの、宮殿での訓練に物足りなさを感じている自分がいるくらい。
そんな自分が本気を出そうものなら、会場は一瞬で悲鳴の大合唱だ。
「確かに。お前、ちょっと見ない間に、相手の動きを見る目が結構変わったもんな。じゃ、本気はオレとの決勝まで取っといて。」
「俺が決勝まで進むこと確定なんだ。」
「ん? そうだろ?」
ディアラントの態度に、疑うという素振りは皆無。
まあ自分も、決勝くらいになら簡単に進めるだろうと思っているので、あながちこの態度が変というわけでもないのだが。
「……ディア兄ちゃんはさ、なんでこんな意味分かんない勝負をしてんの?」
思いきってディアラントに訊ねてみる。
それは、部屋から出ることをやめて落ち着いて過ごせるようになってから、ずっと疑問に思っていたことだった。
ディアラントがドラゴン殲滅部隊の隊長になった経緯と、大会で勝ち続けなければならない理由は聞いた。
しかし、ディアラントが何故ここまでこの勝負にこだわっているのか。
それが全く分からないのだ。
自分が知っているディアラントは、何かに固執するような性格ではなかった。
そして今の彼を見ていても、特に彼が権力を欲しているという感じはしない。
ディアラントが宮殿に身を置き続けようと思うのは、一体どうしてなのだろう。
それが、自分の中で最大の疑問だった。
「んー…。ま、なんか引っ込みがつかなくなっちゃったってのが、理由の一個かな。思い切り舐められてるって分かったら、じゃあその鼻っ柱をへし折ってやろうって思うじゃん? 本当の実力ってのは、いくら隠してたってどこかに見え隠れするもんなんだ。そんなのも見抜けないようで、何が国防軍総督部なんだかね~。」
もしかしたらこの会話を聞かれているかもしれないというのに、ものすごい堂々とした口調だ。
誰も彼もが、権力や金で動くわけではない。
権力に全く怯えていないディアラントを見ていると、あの時ジェラルドたちに叩きつけた自分の言葉が正しかったのだと自信を持てる。
キリハは微笑み、ディアラントの言葉の続きを待った。
「それに、ここまで先輩たちに支えられてて、今さら逃げることはできないしな。知ってるか? ミゲル先輩とジョー先輩って、大学時代は〝覇王〟と〝君子〟って呼ばれて、別格視されてたくらいの実力者なんだぜ?」
「へ? そうなの?」
思わぬ二人の過去に少し驚き、すぐにその評価に納得がいった。
確かにミゲルとジョーは、ドラゴン殲滅部隊の中でも実力が頭二つ分ほど飛び抜けている。
去年の大会も、この二人が二位と三位だったらしい。
「そうそう。そんな二人を、揃いも揃ってオレが引き抜いていっちゃったからなぁ。オレ、ちゃんと勝たないと、ミゲル先輩に殴られちゃう。」
おどけた口調で言い、ディアラントは次にふと表情を落ち着いたものにする。
「ほんと、よくオレについてくれたなって思うよ。オレがこの勝負に負けたら、みんな仲良く宮殿から追い出されるっていうのにさ。」
「………え…?」
それは、前にディアラントの過去を聞いた時には知らされなかった、さらなる理不尽であった。
相も変わらず馬鹿らしい妨害が続くも大会準備は順調に進み、本選出場者とトーナメントが公表され、世間は優勝者予想で激しい論争を繰り広げていた。
そんな世間の注目を浴びているキリハはというと、あの日の宣言どおり、自室にこもって一歩も外へ出ていない。
それでもちょっかいを出そうとする輩がいたらしいが、それは善意で部屋の見張りに立ってくれている、ドラゴン殲滅部隊の人間によって退けられていた。
おかげでここ数日、キリハは久々に心穏やかな時間を過ごしていた。
暇を持て余すことは多いのだが、外に出てまた不愉快な思いをするくらいならと思うと、いくらでも暇に耐えられた。
そうして時間は過ぎていき、いよいよ大会は翌日。
「キリハー。」
ドアをノックしながら、ディアラントはキリハの名を呼んだ。
しばらくの時間を置いて、そのドアがゆっくりと開く。
「ディア兄ちゃん、どうしたの? 明日、もう大会でしょ?」
「うん。だから、キリハと話したくて来たんだけど……なんで、そんな厳戒態勢なんだ?」
ディアラントは当惑顔をする。
キリハはチェーンロックをかけた状態のままで、しかもドアの陰に身を半分以上隠していた。
しきりに周囲の様子を気にしていて、声も極力ひそめているという徹底さだ。
部屋に入れてくれそうな雰囲気も全くない。
「だって……」
キリハは表情を曇らせる。
「ミゲルに聞いたでしょ。俺の部屋に盗聴器があったって。一応見つかった分は全部取ってもらったけど、完璧ではないって言われたから。」
ミゲルが盗聴器を見つけて以来、忠告どおりに部屋に鍵をかけるようにはしているし、基本的に誰も部屋に入れないようにしている。
とはいえ、やはり部屋を空けている時が多かった自分としては、この部屋がどこまで安全なのかを把握することができないでいた。
こちらがいくら警戒しても、犯罪まがいの行動に走る人間はいると聞くし、それならばできるだけ向こうに有益な情報が漏れないようにするしかない。
しかし。
「大丈夫だって。特に美味しい情報をさらす気もないから。」
ディアラントはドアに手をかけると、ずいっとこちらに詰め寄ってくる。
「入れて?」
満面の笑みで言われてしまえば、逆らえるはずもなかった。
「しっかし、昔から変わんないな。なんもないじゃん、お前の部屋。」
くるくると室内を見回し、ディアラントは暢気にそんな感想を述べる。
「そう? 俺としては、十分物があるほうだと思うけど。」
「いやいや、あるのは必要最低限のものだけだから。もうちょっと趣味とか、自分の好きなものに金使えよ?」
「ううーん…。そんなこと言われても……」
キリハは首を捻る。
ディアラントの言うことが、いまいちピンとこない。
そんなキリハの様子に、ディアラントが苦笑を零した。
「ほんと、なんか垢抜けて育っちゃって。ある程度欲も知っとかないと、後々苦労するぞー。」
ディアラントがキリハの髪を掻き回すと、キリハは不可解そうに眉を寄せながら、また小首を傾げるだけだった。
「まあ、そんなことはともかく。いよいよ明日だな。」
「……うん。そうだね。」
改めて口に出されると、ずんっと気分が重くなる。
大会開催決定から約一月半。
本当に時間が長かった。
よくも悪くも、密で有意義な時間だったと思う。
ディアラントが取り計らって、自分のことも取材拒否という扱いにしてくれたし、自分も宮殿の外へは出なかった。
そのためマスコミの被害を受けることはなかったものの、今回ばかりは別の意味で泣くかと思った。
いっそ部屋に引きこもったまま、静かに事が終わるのを待っていたい。
そう思ったところで、大会が始まれば否応なしに注目されてしまうのだろうが。
「ああー、棄権したい。」
本気で願う。
しかし、現実がそう甘くあるはずもなく……
「無理無理。絶対に逃がしてくれないって。」
ディアラントは残酷なまでに爽やかな笑顔を浮かべ、持っていた袋から今日の夕刊を取り出した。
〈今年の決勝は『流風剣』VS『流風剣』!?〉
開かれたページには、どんな老眼でも読めそうなほど大きな文字で、そんなことが書かれている。
「いつもはお堅い新聞でも、この扱いだもんな。スポーツ紙とかはもっと荒れてるぜ? 原因はオレだけど、ここまで煽られちゃ、棄権なんて許しちゃくれないさ。」
「うう…っ。分かってるけどさ……」
「ま、そんな気に病むなって。大会が始まっちまえば、試合で本気出したって怒られないんだし、ここ最近の恨みを晴らしてこいよ。キリハと当たった奴は不運だけどなー。」
肩を叩いてくるディアラントには、危機感といった類いのものは一切ない。
これだからミゲルに、もう少し真面目になれと怒られるのだ。
「恨みを晴らしてこいって簡単に言うけどさ、俺が本気を出したら向こうが死んじゃうって。」
いくら猛者ぞろいの大会とはいえ、訓練ばかりの宮殿関係者と違って、こちらは実践経験を積んでいるのだ。
ドラゴン討伐が始まってからというもの、宮殿での訓練に物足りなさを感じている自分がいるくらい。
そんな自分が本気を出そうものなら、会場は一瞬で悲鳴の大合唱だ。
「確かに。お前、ちょっと見ない間に、相手の動きを見る目が結構変わったもんな。じゃ、本気はオレとの決勝まで取っといて。」
「俺が決勝まで進むこと確定なんだ。」
「ん? そうだろ?」
ディアラントの態度に、疑うという素振りは皆無。
まあ自分も、決勝くらいになら簡単に進めるだろうと思っているので、あながちこの態度が変というわけでもないのだが。
「……ディア兄ちゃんはさ、なんでこんな意味分かんない勝負をしてんの?」
思いきってディアラントに訊ねてみる。
それは、部屋から出ることをやめて落ち着いて過ごせるようになってから、ずっと疑問に思っていたことだった。
ディアラントがドラゴン殲滅部隊の隊長になった経緯と、大会で勝ち続けなければならない理由は聞いた。
しかし、ディアラントが何故ここまでこの勝負にこだわっているのか。
それが全く分からないのだ。
自分が知っているディアラントは、何かに固執するような性格ではなかった。
そして今の彼を見ていても、特に彼が権力を欲しているという感じはしない。
ディアラントが宮殿に身を置き続けようと思うのは、一体どうしてなのだろう。
それが、自分の中で最大の疑問だった。
「んー…。ま、なんか引っ込みがつかなくなっちゃったってのが、理由の一個かな。思い切り舐められてるって分かったら、じゃあその鼻っ柱をへし折ってやろうって思うじゃん? 本当の実力ってのは、いくら隠してたってどこかに見え隠れするもんなんだ。そんなのも見抜けないようで、何が国防軍総督部なんだかね~。」
もしかしたらこの会話を聞かれているかもしれないというのに、ものすごい堂々とした口調だ。
誰も彼もが、権力や金で動くわけではない。
権力に全く怯えていないディアラントを見ていると、あの時ジェラルドたちに叩きつけた自分の言葉が正しかったのだと自信を持てる。
キリハは微笑み、ディアラントの言葉の続きを待った。
「それに、ここまで先輩たちに支えられてて、今さら逃げることはできないしな。知ってるか? ミゲル先輩とジョー先輩って、大学時代は〝覇王〟と〝君子〟って呼ばれて、別格視されてたくらいの実力者なんだぜ?」
「へ? そうなの?」
思わぬ二人の過去に少し驚き、すぐにその評価に納得がいった。
確かにミゲルとジョーは、ドラゴン殲滅部隊の中でも実力が頭二つ分ほど飛び抜けている。
去年の大会も、この二人が二位と三位だったらしい。
「そうそう。そんな二人を、揃いも揃ってオレが引き抜いていっちゃったからなぁ。オレ、ちゃんと勝たないと、ミゲル先輩に殴られちゃう。」
おどけた口調で言い、ディアラントは次にふと表情を落ち着いたものにする。
「ほんと、よくオレについてくれたなって思うよ。オレがこの勝負に負けたら、みんな仲良く宮殿から追い出されるっていうのにさ。」
「………え…?」
それは、前にディアラントの過去を聞いた時には知らされなかった、さらなる理不尽であった。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
世界の十字路
時雨青葉
ファンタジー
転校生のとある言葉から、日常は非日常に変わっていく―――
ある時から謎の夢に悩まされるようになった実。
覚えているのは、目が覚める前に響く「だめだ!!」という父親の声だけ。
自分の見ている夢は、一体何を示しているのか?
思い悩む中、悪夢は確実に現実を浸食していき―――
「お前は、確実に向こうの人間だよ。」
転校生が告げた言葉の意味は?
異世界転移系ファンタジー、堂々開幕!!
※鬱々としすぎているわけではありませんが、少しばかりダーク寄りな内容となりますので、ご了承のうえお読みください。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
魔術学院の最強剣士 〜初級魔術すら使えない無能と蔑まれましたが、剣を使えば世界最強なので問題ありません。というか既に世界を一つ救っています〜
八又ナガト
ファンタジー
魔術師としての実力で全ての地位が決まる世界で、才能がなく落ちこぼれとして扱われていたルーク。
しかしルークは異世界に召喚されたことをきっかけに、自らに剣士としての才能があることを知り、修練の末に人類最強の力を手に入れる。
魔王討伐後、契約に従い元の世界に帰還したルーク。
そこで彼はAランク魔物を棒切れ一つで両断したり、国内最強のSランク冒険者から師事されたり、騎士団相手に剣一つで無双したりなど、数々の名声を上げていく。
かつて落ちこぼれと蔑まれたルークは、その圧倒的な実力で最下層から成り上がっていく。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
【北の果てのキトゥルセン】 ~辺境の王子に転生したので、まったり暮らそうと思ったのに、どんどん国が大きくなっていく件について~
次元謄一
ファンタジー
タイトル変更しました→旧タイトル 「デッドエンドキングダム ~十五歳の魔剣使いは辺境から異世界統一を目指します~」
前世の記憶を持って生まれたオスカーは国王の落とし子だった。父の死によって十五歳で北の辺境王国の統治者になったオスカーは、炎を操る魔剣、現代日本の記憶、そしてなぜか生まれながらに持っていた【千里眼】の能力を駆使し、魔物の森や有翼人の国などを攻略していく。国内では水車を利用した温泉システム、再現可能な前世の料理、温室による農業、畜産業の発展、透視能力で地下鉱脈を探したりして文明改革を進めていく。
軍を使って周辺国を併合して、大臣たちと国内を豊かにし、夜はメイド達とムフフな毎日。
しかし、大陸中央では至る所で戦争が起こり、戦火は北までゆっくりと、確実に伸びてきていた。加えて感染するとグールになってしまう魔物も至る所で発生し……!?
雷を操るツンデレ娘魔人、氷を操るクール系女魔人、古代文明の殺戮機械人(女)など、可愛いけど危険な仲間と共に、戦乱の世を駆け抜ける!
登場人物が多いので結構サクサク進みます。気軽に読んで頂ければ幸いです。
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
追放もの悪役勇者に転生したんだけど、パーティの荷物持ちが雑魚すぎるから追放したい。ざまぁフラグは勘違いした主人公補正で無自覚回避します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ざまぁフラグなんて知りません!勘違いした勇者の無双冒険譚
ごく一般的なサラリーマンである主人公は、ある日、異世界に転生してしまう。
しかし、転生したのは「パーティー追放もの」の小説の世界。
なんと、追放して【ざまぁされる予定】の、【悪役勇者】に転生してしまったのだった!
このままだと、ざまぁされてしまうが――とはならず。
なんと主人公は、最近のWeb小説をあまり読んでおらず……。
自分のことを、「勇者なんだから、当然主人公だろ?」と、勝手に主人公だと勘違いしてしまったのだった!
本来の主人公である【荷物持ち】を追放してしまう勇者。
しかし、自分のことを主人公だと信じて疑わない彼は、無自覚に、主人公ムーブで【ざまぁフラグを回避】していくのであった。
本来の主人公が出会うはずだったヒロインと、先に出会ってしまい……。
本来は主人公が覚醒するはずだった【真の勇者の力】にも目覚めてしまい……。
思い込みの力で、主人公補正を自分のものにしていく勇者!
ざまぁフラグなんて知りません!
これは、自分のことを主人公だと信じて疑わない、勘違いした勇者の無双冒険譚。
・本来の主人公は荷物持ち
・主人公は追放する側の勇者に転生
・ざまぁフラグを無自覚回避して無双するお話です
・パーティー追放ものの逆側の話
※カクヨム、ハーメルンにて掲載
元最強魔剣士に転生しちゃった。~仇を追って旅に出る~
飛燕 つばさ
ファンタジー
かつて大陸最強の魔剣士隊長と呼ばれたジンディオールは、裏切り者のフレイによって能力を奪われ、命を落とした。
しかし、彼の肉体は女神エルルの手によって蘇生された。そして、日本のサラリーマンだった風吹迅がその肉体に宿ったのである。
迅は、ジンディオールの名と意志を継ぎ、フレイへの復讐を誓う。
女神の加護で、彼は次々と驚異的な能力を手に入れる。剣術、異能、そして…。
彼は、大陸を揺るがす冒険に身を投じる。
果たして、ジンはフレイに辿り着けるのか?そして、彼の前に現れる数々の敵や仲間との出会いは、彼の運命をどう変えていくのか?魔剣士の復讐譚、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる