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第1章 帰国
自由気ままな彼
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「大会なら、今年は開催自体を見合わせていますよ。」
翌朝の会議室で聞いたのは、ターニャの淡々とした言葉だった。
「そうなんですか? なんでまた……」
予想外だったのだろう。
ディアラントは目を丸くする。
そんなディアラントの後ろでは、昨日はめを外しすぎた面々が、それぞれ眠気や二日酔いをこらえてしんどそうな顔をしていた。
しかし、なんだかんだで一番酒を飲んでいたはずのディアラントはけろっとしている。
強いのは、剣だけではなかった。
知らずのうちに、また一つ伝説を増やしたディアラントであった。
「主な理由は現状への配慮、かな。」
口を開いたのはフールだ。
「急いで復興を進めてるっていっても、ドラゴンが出現した時に財産を失った人たちはたくさんいるからね。それに、仮に大会をやったとして、開催中にドラゴンが出ちゃったら大パニックになっちゃうじゃん? ドラゴン殲滅部隊の負担も大きいと思うし。」
フールが並べた理由は、どれも真っ当で納得できるものだった。
確かに、今は優先すべきことが他に腐るほどある。
宮殿の行事に割いている人員も時間もあるまい。
それは、民間人であるキリハたち竜騎士隊にも容易に想像できる事情であった。
しかし。
「えー。やればいいじゃないですか。」
ディアラントはさらりと、そんな爆弾発言をかました。
まるで事情を察していませんというようなディアラントの物言いに、フールだけではなくターニャまでもが目を見開いてまばたきを繰り返す。
「……僕は割とはっきりと、こんな時に大会なんて開いてる場合じゃないって言ったつもりだったんだけどな。」
「何言ってんだ。こんな時だから、だろ。」
ディアラントはきっぱりと言った。
それで彼が事情を理解した上でこう発言しているのだと分かり、聞き耳半分といった様子だった周囲の意識が彼へと集中する。
「まあ確かに、大会を開くってなったら、一部からの批判は避けられないだろうな。でも、あの大会は国民にとっても一大イベントなんだぜ? これまでのドラゴン討伐で死人が出てるってわけじゃないんだし、オレはこんな時だからこそ、あえて大会を開くべきだと思うけどな。みんな、ドラゴンがいつ出るかって怯えてるんだ。息抜きの場くらい提供したって、罰は当たらないって。被災地にはチケットとかをタダで流してやれば、文句もないだろ。」
いつの間に言葉を用意していたのか、ディアラントの口は面白いくらいによく回る。
「それに、大会中にドラゴンが出たらって話だけど、むしろ好都合じゃないか? これまでの報告書と一ヶ月後までのドラゴン出現予測は一通り見たけど、ドラゴンはしばらくフィロア付近には出そうにないって感じだろ? 大会目当てに各地からフィロアに人が集まってくるなら、それで軽減できる被害もあるはずだ。大会の開催地が例年どおりの国立運動公園なら、避難なんて地下に下りるだけ。しかも大会中で、会場には宮殿関係者や警察消防がうようよいるんだ。迅速な対応はいくらでもできる。」
ディアラントの口調には、寸分の迷いも躊躇いもない。
はきはきと連ねられる言葉には不可を可にするような力が、そして聞く者を引きつけるような力がこもっていた。
皆その引力に逆らえず、ディアラントの姿と言葉から意識を外せなくなる。
最初はただの雑談だったはずなのに、今はもはやディアラントの演説会だ。
皆の視線を釘づけにしたまま、ディアラントは爽やかな笑みをたたえる。
「それに、オレたちへの配慮なんてそれこそ不要。オレの部隊の底力をなめるなよ? ドラゴンを片手で倒しつつ、大会でも上位を独占してみせるって。」
「おいコラァ!!」
ここでようやく、ディアラント以外の声が会議室に響く。
それで他の皆も我に返り、まるで本を読みふけった後のような軽い酩酊感を覚えて、目をしばたたかせることになった。
「へ? 先輩、どうかしました?」
ディアラントは振り返り、後ろで仁王立ちをしているミゲルに訊ねる。
ミゲルはディアラントと目が合うと、その顔に複雑そうな表情を浮かべた。
「お前なあ、簡単に言ってくれるなよ。ドラゴン討伐が、どんだけしんどいと思ってんだ。勝手におれらのハードルまで上げるんじゃない。」
「えー。だって去年は上位独占できたんだから、今年もできるだろうと思って。というか、先輩いつから聞いてたんですか?」
「最初から、ずっと。みんな聞いてたぞ。」
「ん?」
そこで初めて、ディアラントの目が会議室の全容を捉える。
もちろんそこにあるのは、会議はまだ始まっていないというのに着席した皆の姿と、ざわめきすらも奪い去られた静寂だ。
「あれ!? みんな、どうしたんですか!? もう会議が始まる時間!?」
素っ頓狂な声をあげ、ディアラントは腕時計と皆を忙しなく見比べている。
「ディア……お前って、ほんと怖ぇわ。色んな意味で、ぜってー敵に回したくない。」
ミゲルがしみじみと言うと、会議室にいる人々のほとんどが大きく首を振った。
「ディアが野心家じゃなくてよかったよ。全世界の平和のためにも。」
少しばかり大袈裟なフールの言葉。
しかし、ディアラントが放つ見えない力に引き込まれた後だ。
返ってきたのは、これまた同意を示す頷きだった。
「え!? なんかオレ、化け物扱いされてません!?」
似たようなものだ。
口には出さないものの、周囲がそう思っていることは明らかだった。
天は二物を与えないとよく言われるが、とんだ間違いである。
圧倒的な剣技に、他人の意識すらも奪いかねないほどの引力。
それらを持つ彼が本気で望めば、建国だって可能かもしれない。
そう感じるには十分すぎる光景だった。
「ディアラントさんの意見は分かりました。一応、三大会連続優勝者の言葉ですから、運営委員には伝えておきましょう。」
ターニャが珍しく、苦笑いを浮かべながら口を開いた。
「とはいえ、実際のところは大会自粛の方向で結論が固まりつつあるので、今からそれを覆すのは少し難しいかもしれませんね。」
「そうなんですか? 結構儲けられるから、本当はやりたくて仕方ないくせに?」
ドラゴンが出現した今、この会議室にはドラゴン殲滅部隊や竜騎士隊の他にも、多くの宮殿関係者がいる。
もちろんその中には大会運営に関わっている者もいるわけだが、ディアラントはそんなこと気にも留めずに裏事情を大暴露。
反感を買うリスクなど、微塵も考えていないようだ。
「……なんでだろうな。お前の無鉄砲さが可愛く見えてくるのは。」
一連の出来事を最前列で見ていたルカが、なんとも言えない表情で隣のキリハを見やる。
「なんか……とにかく、すごく大胆な人だね。」
「っていうか、紙一重でただの馬鹿?」
可能な限り無難な言葉を選んだサーシャとは対照的に、カレンはストレートに思ったことを口にする。
三者三様の反応を見せるルカたちを見つめて……
「なんか変? いつものディア兄ちゃんだと思うけど。」
キリハは不思議そうに小首を傾げていた。
この場においてはその反応の方が少数派であるとは、当然ながら気付いていない。
「……うん、なるほど。」
その時、ぶつぶつと独り言を並べていたディアラントがふと顔を上げた。
「なんとかなると思いますよ。」
ディアラントはあっさりとそんなことを言う。
昔からの癖なのか、ごく自然に伸びた彼の手が傍にいるキリハの頭をなでた。
あっけらかんとしているディアラントに、キリハ以外の人間がいまいち信じられないと言いたげな視線を向けていた。
しかしこの後、全員が少しばかりの恐ろしさとともに、ディアラントという人間のすごさを思い知ることになる。
ディアラントのこの発言から二日後。
大会を開催するという正式発表が、大会開催日の通知と合わせて大々的に報じられたのだ。
しかもドラゴン出現による被害を受けた人々への配慮は、概ねディアラントが提案したものに沿っているというおまけつきである。
ターニャやフールは特に口添えをしておらず、他にディアラントへ協力したという人物もいなかった。
つまりディアラントはたった一人で、ほぼ決定していた大会自粛をひっくり返したのである。
大会開催の報を受けて苦言を呈す評論家は少なからずいたものの、被災地への特例措置が功を奏し、国民の多くは大会に大きな期待を向けているようだった。
こうして、一夏の戦いの火蓋が切って落とされたのである。
◆おまけイラスト!~師弟の出会い~
翌朝の会議室で聞いたのは、ターニャの淡々とした言葉だった。
「そうなんですか? なんでまた……」
予想外だったのだろう。
ディアラントは目を丸くする。
そんなディアラントの後ろでは、昨日はめを外しすぎた面々が、それぞれ眠気や二日酔いをこらえてしんどそうな顔をしていた。
しかし、なんだかんだで一番酒を飲んでいたはずのディアラントはけろっとしている。
強いのは、剣だけではなかった。
知らずのうちに、また一つ伝説を増やしたディアラントであった。
「主な理由は現状への配慮、かな。」
口を開いたのはフールだ。
「急いで復興を進めてるっていっても、ドラゴンが出現した時に財産を失った人たちはたくさんいるからね。それに、仮に大会をやったとして、開催中にドラゴンが出ちゃったら大パニックになっちゃうじゃん? ドラゴン殲滅部隊の負担も大きいと思うし。」
フールが並べた理由は、どれも真っ当で納得できるものだった。
確かに、今は優先すべきことが他に腐るほどある。
宮殿の行事に割いている人員も時間もあるまい。
それは、民間人であるキリハたち竜騎士隊にも容易に想像できる事情であった。
しかし。
「えー。やればいいじゃないですか。」
ディアラントはさらりと、そんな爆弾発言をかました。
まるで事情を察していませんというようなディアラントの物言いに、フールだけではなくターニャまでもが目を見開いてまばたきを繰り返す。
「……僕は割とはっきりと、こんな時に大会なんて開いてる場合じゃないって言ったつもりだったんだけどな。」
「何言ってんだ。こんな時だから、だろ。」
ディアラントはきっぱりと言った。
それで彼が事情を理解した上でこう発言しているのだと分かり、聞き耳半分といった様子だった周囲の意識が彼へと集中する。
「まあ確かに、大会を開くってなったら、一部からの批判は避けられないだろうな。でも、あの大会は国民にとっても一大イベントなんだぜ? これまでのドラゴン討伐で死人が出てるってわけじゃないんだし、オレはこんな時だからこそ、あえて大会を開くべきだと思うけどな。みんな、ドラゴンがいつ出るかって怯えてるんだ。息抜きの場くらい提供したって、罰は当たらないって。被災地にはチケットとかをタダで流してやれば、文句もないだろ。」
いつの間に言葉を用意していたのか、ディアラントの口は面白いくらいによく回る。
「それに、大会中にドラゴンが出たらって話だけど、むしろ好都合じゃないか? これまでの報告書と一ヶ月後までのドラゴン出現予測は一通り見たけど、ドラゴンはしばらくフィロア付近には出そうにないって感じだろ? 大会目当てに各地からフィロアに人が集まってくるなら、それで軽減できる被害もあるはずだ。大会の開催地が例年どおりの国立運動公園なら、避難なんて地下に下りるだけ。しかも大会中で、会場には宮殿関係者や警察消防がうようよいるんだ。迅速な対応はいくらでもできる。」
ディアラントの口調には、寸分の迷いも躊躇いもない。
はきはきと連ねられる言葉には不可を可にするような力が、そして聞く者を引きつけるような力がこもっていた。
皆その引力に逆らえず、ディアラントの姿と言葉から意識を外せなくなる。
最初はただの雑談だったはずなのに、今はもはやディアラントの演説会だ。
皆の視線を釘づけにしたまま、ディアラントは爽やかな笑みをたたえる。
「それに、オレたちへの配慮なんてそれこそ不要。オレの部隊の底力をなめるなよ? ドラゴンを片手で倒しつつ、大会でも上位を独占してみせるって。」
「おいコラァ!!」
ここでようやく、ディアラント以外の声が会議室に響く。
それで他の皆も我に返り、まるで本を読みふけった後のような軽い酩酊感を覚えて、目をしばたたかせることになった。
「へ? 先輩、どうかしました?」
ディアラントは振り返り、後ろで仁王立ちをしているミゲルに訊ねる。
ミゲルはディアラントと目が合うと、その顔に複雑そうな表情を浮かべた。
「お前なあ、簡単に言ってくれるなよ。ドラゴン討伐が、どんだけしんどいと思ってんだ。勝手におれらのハードルまで上げるんじゃない。」
「えー。だって去年は上位独占できたんだから、今年もできるだろうと思って。というか、先輩いつから聞いてたんですか?」
「最初から、ずっと。みんな聞いてたぞ。」
「ん?」
そこで初めて、ディアラントの目が会議室の全容を捉える。
もちろんそこにあるのは、会議はまだ始まっていないというのに着席した皆の姿と、ざわめきすらも奪い去られた静寂だ。
「あれ!? みんな、どうしたんですか!? もう会議が始まる時間!?」
素っ頓狂な声をあげ、ディアラントは腕時計と皆を忙しなく見比べている。
「ディア……お前って、ほんと怖ぇわ。色んな意味で、ぜってー敵に回したくない。」
ミゲルがしみじみと言うと、会議室にいる人々のほとんどが大きく首を振った。
「ディアが野心家じゃなくてよかったよ。全世界の平和のためにも。」
少しばかり大袈裟なフールの言葉。
しかし、ディアラントが放つ見えない力に引き込まれた後だ。
返ってきたのは、これまた同意を示す頷きだった。
「え!? なんかオレ、化け物扱いされてません!?」
似たようなものだ。
口には出さないものの、周囲がそう思っていることは明らかだった。
天は二物を与えないとよく言われるが、とんだ間違いである。
圧倒的な剣技に、他人の意識すらも奪いかねないほどの引力。
それらを持つ彼が本気で望めば、建国だって可能かもしれない。
そう感じるには十分すぎる光景だった。
「ディアラントさんの意見は分かりました。一応、三大会連続優勝者の言葉ですから、運営委員には伝えておきましょう。」
ターニャが珍しく、苦笑いを浮かべながら口を開いた。
「とはいえ、実際のところは大会自粛の方向で結論が固まりつつあるので、今からそれを覆すのは少し難しいかもしれませんね。」
「そうなんですか? 結構儲けられるから、本当はやりたくて仕方ないくせに?」
ドラゴンが出現した今、この会議室にはドラゴン殲滅部隊や竜騎士隊の他にも、多くの宮殿関係者がいる。
もちろんその中には大会運営に関わっている者もいるわけだが、ディアラントはそんなこと気にも留めずに裏事情を大暴露。
反感を買うリスクなど、微塵も考えていないようだ。
「……なんでだろうな。お前の無鉄砲さが可愛く見えてくるのは。」
一連の出来事を最前列で見ていたルカが、なんとも言えない表情で隣のキリハを見やる。
「なんか……とにかく、すごく大胆な人だね。」
「っていうか、紙一重でただの馬鹿?」
可能な限り無難な言葉を選んだサーシャとは対照的に、カレンはストレートに思ったことを口にする。
三者三様の反応を見せるルカたちを見つめて……
「なんか変? いつものディア兄ちゃんだと思うけど。」
キリハは不思議そうに小首を傾げていた。
この場においてはその反応の方が少数派であるとは、当然ながら気付いていない。
「……うん、なるほど。」
その時、ぶつぶつと独り言を並べていたディアラントがふと顔を上げた。
「なんとかなると思いますよ。」
ディアラントはあっさりとそんなことを言う。
昔からの癖なのか、ごく自然に伸びた彼の手が傍にいるキリハの頭をなでた。
あっけらかんとしているディアラントに、キリハ以外の人間がいまいち信じられないと言いたげな視線を向けていた。
しかしこの後、全員が少しばかりの恐ろしさとともに、ディアラントという人間のすごさを思い知ることになる。
ディアラントのこの発言から二日後。
大会を開催するという正式発表が、大会開催日の通知と合わせて大々的に報じられたのだ。
しかもドラゴン出現による被害を受けた人々への配慮は、概ねディアラントが提案したものに沿っているというおまけつきである。
ターニャやフールは特に口添えをしておらず、他にディアラントへ協力したという人物もいなかった。
つまりディアラントはたった一人で、ほぼ決定していた大会自粛をひっくり返したのである。
大会開催の報を受けて苦言を呈す評論家は少なからずいたものの、被災地への特例措置が功を奏し、国民の多くは大会に大きな期待を向けているようだった。
こうして、一夏の戦いの火蓋が切って落とされたのである。
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