がんばれ!レベルアップちゃん!神の声が擬人化したらこうなった件について──

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がんばれレベルアップちゃん!

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【作者から一言】
久し振りに満足のいく作品が書けました。
悪ノリで書いたとはいえ、個人的に書いていて面白かったです。
読者の皆様が『ニヨニヨ』と読んで楽しんで頂ければと思います。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



時は異世界。

異世界にも【擬人化】の波が押し寄せていた。
レベルのある世界で革命が起こった。
レベルアップの時に、【声】だけでは不満だとの声が人々から上がったのだ。

『レベルが上がりました』
『ステータスが上がりました』
『スキルを修得しました』
『◯◯◯の耐性を修得しました』

などなど、声だけでは聞き逃す事もあり、何のスキルを修得したのかすぐにわからない時もあった。
(後からステータス情報で確認はできるけど)

戦闘中に、まだ周囲に魔物が多くいるのに、その内の一匹を倒した時に『レベルが上がりました』と声が聞こえても、戦闘中の敵の攻撃を避けている時では、気が散るだけであった。

こうして偉大なる【最高神】は人々の声を聞き届けて、擬人化した女神(神の声)をレベル上がった者の目前に顕現させる様になったのだ。

それもレベル上がった者の都合の良い時に。

そして、レベルのある異世界には何万何億人と言う人々がいる為に、擬人化した女神の姿をした神の声も数多く必要になり、いつの間にか、高レベル冒険者などには、その人の専属になる神の声(女神)もあった。

更に、よくレベルを上げる高位冒険者を多く抱えている神の声にも、上下関係が出来たのだった。


【神界】(この世界にある二次元界)

今、ここに新米女神(神の声)が誕生した。

『目覚めましたか?ラ型ナンバー4989・個体名・レイアップよ』

そこにはピンク色のロングヘアーの見た目の歳は16才ぐらい、碧色のローブを着た女神が浮いていた。目を開けたばかりで、まだ意識が定まっていないのか、少しボーとしていると、すぐに返事を返した。

「はい。意識がはっきりしてきました」

『よろしい。今、神界は人手不足です。1人の女神(神の声)に、複数人もの担当を受け持ち、仕事をこなしている状態です。レイアップ、貴女は目覚めたばかりです。最初は1人の人間をしばらく担当し、慣れてきたら、別の人間を同時に受け持って貰います』

「わかりました」

『では、最初は低レベルで、これからレベルが頻繁に上りそうな者を担当して貰います』

レイアップの目の前に担当する人間のステータス情報が現れた。

『この者を担当しなさい。また困った事がある場合は、マニュアルに添って対応し、解決できない場合は、上司である統括女神に連絡をするように。では、頑張って下さい』

声が聞こえなくなると、レイアップはやるぞー!と拳を握って気合いを入れるのだった。
すでに、産まれたばかりでも、脳内に、過去の女神の仕事内容などインプットされている。すぐに働けるのだ。


「さて、この人物は貴族で、冒険者登録をしたばかり………」

貴族で冒険者って珍しいわね?
ステータス情報には、その人物の性格や経歴までも記されていて、顔写真もあった。タップすると、ホログラムのように立体的に全身の姿が現れた。
(この世界に個人情報保護法はないのだ!)
ちょっと怖いね。

「あら?金髪に碧眼って王子様みたい♪」

性格は女神としてインプットされている。むさ苦しい男より、同性や美形の担当の方が気が楽である。レイアップはまだ見ぬ担当人物に思いを馳せるのだった。










しばらくは、他の女神の仕事を見ながら、レベルが上り呼び出されるのを待った。

───そして───

タラララッタッタターーー!!!!
レベルが上がる効果音が聞こえてきた。

「ようやくお仕事ね!」

レイアップは呼び出された担当人物の元へ飛んだ。

【人間サイド】

「よしっ!レベルが上がったぜ!しかもようやく女神様が来てくれそうだ!」

本来、従来のレベル1から2に上がる時に神の声である擬人化した女神様が現れるのだが、人手不足…………女神不足の為に、レベルが5に上がる時からようやく女神様が顕現されるのだ。
たまに、早かったり、遅かったりとするのだが、今は置いて置こう。

パァァァァ!!!!
神々しい光りとともに、レイアップが現れた。

「冒険者レオン・サフィール様、おめでとうございます。レベルが上りました」

レイアップはマニュアル通りの言葉を話した。
レオンは初めての女神様降臨に感動していた。

「女神様がついにーーーー!!!」

やっほい!と、拳を空に向かって上げて、ジャンプした。

「それではステータス───」
「女神様!お名前を教えて下さい!」

レオンは興奮して被せるように尋ねた。
レイアップは困惑しながら、初めてのお仕事と言う事で自分の名前を教えた。

「私はレイアップと申します。産まれたばかりの新米女神ですが、宜しくお願い致します」

「おおおぉぉぉ!!!!素晴らしい名前です!レベルアップちゃん!」

「え゛!?違います。私はレイアップ──」
「レベルアップちゃん!ぴったりの名前ですね♪これから宜しくお願いします!うわぁ~自分の担当女神様がこんなに美しく、神々しく、可愛いなんて!俺、もう死んでもいいかも………」

聞いちゃいねぇ~~~
ジーンと感動しているレオンに、声を掛けるが聞こえていなかった。

「ですから、聞いて──」
「レベルアップちゃん、それで、ステータスは何が上がったのか教えて」

レイアップはもう自分の名前を訂正するのを諦めた。

「はぁ、もう良いです。それではステータスの内容をお伝えします」

スラスラッと上がったステータスを伝える。


「レベルアップちゃんスキルは何が覚えたか教えて」
「はい、今回は──」

「レベルアップちゃん魔法も何か覚えたか教えて」
「はい、今回は──」

「レベルアップちゃんは恋人はいるのか教えて」
「私は産まれたばかりなのでいません」

「レベルアップちゃんの好きなタイプを教えて」
「そうですね~インプットされた情報から金髪碧眼の王子様のような方でしょうか?」

「レベルアップちゃんのスリーサイズを教えて」
「上から95──ピッーーー!禁則事項です!何を聞いているんですか!」

ハッとようやく誘導尋問されている事に気付いたレイアップは顔を真赤にしてプンプンッと怒った。

いや、怒った顔も可愛いよぉ~~~

「怒った顔も可愛い♪じゃなかった。ごめんね。つい舞い上がってしまって」

「もう!ちゃんと真面目に聞いて下さいね?それで、レベルアップボーナスはどうなさいますか?」

レベルアップボーナスとはなんぞや???

「はい。レベルアップボーナスとは、初回のみ決められる特典で、後から変更はできませんのでご注意下さい。一般的に1番多くの方々が申込んでいるのは、レベルアップした時、身体のダメージが【全回復】する特典ですね。上手く使えなば、腕など欠損していても回復しますし、毒などの状態異常も回復します」

「因みに他にはどんな特典があるの?」

「次に多いのはレベルアップ時に、特典アイテムが貰えるヤツですね。レベルが高くなるにつれて、アイテムも高額な物が貰えます。伝説級の聖剣や魔剣、エリクサーなどなどです。まぁ、かなり頑張らないと貰えませんが………」

ほぅ?

その時、レオンの頭の中に閃きが起こった。

「どんな特典があるのかカタログのような物はあります?」

「はい。レベルアップボーナス特典を記したカタログです」

レベルアップちゃんは──(だから私の名前はレイアップ)

レベルアップちゃんは空間からカタログを出してレオンに渡した。
(レイアップちゃんの名前は封じられました)

!?

ナレーションさんにまで!?
シクシクッ(泣)


コホンッ
レオンをカタログを真剣に読んだ。
意外とたくさん特典があり、1時間ほど熟読した。
その間はレベルアップちゃんは暇だったので、触れないが、たまたま側にいた猫ちゃんと戯れていました。可愛い♡

「お待たせ致しました。では、私がお願いしたい特典は───これです!!!」

レオンが選んだ特典を見てレベルアップちゃんは目を丸くした。◎◎?

「えっ!?こんなのでいいんですか?本当に?後から変更出来ませんよ?」
「これがいいんです!これがあれば頑張れます!ぜひ、これでお願い致しまします!」

ぴぇっ!?
レオンの凄まじい気迫に驚いて後ろさすった。

「わ、わかりました。本当にもう変更出来ませんからね?」
「はい!大丈夫です!」

レベルアップちゃんが祈ると、パァァァァと光が溢れだし、レオンは特典を受け取ったのだった。











あれからしばらく経ちました。

タラララッタッタターーー!!!!
レベルが上がる効果音が聞こえてきた。

パァァァァ!と光とともにレベルアップちゃんが現れた。

「レベルアップおめでとうございます。にゃん♪」

レオンの目の前には猫耳と尻尾を着けて、魔法少女の格好をしたレベルアップちゃんが現れた。

「待ってました♪」
「ふぇぇぇぇん!もう許して下さーーーい!!!にゃん♪」
(泣)

マジ泣き寸前のレベルアップちゃんにレオンが話し掛けた。

「本日も最高です!これでまた頑張れます!尊い………」
(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+

「いい加減拝むのはやめて下さい!にゃん♪」

「いや、仮にも女神様じゃないですか?拝むのは当然では?」

あれ?そうなの?そうなのかな?かな?
首を傾げるレベルアップちゃんも可愛い♡

「それより、この格好は許して下さい。にゃん♪」
「え~~可愛いのに~」

「それに、この服装している時に、にゃん♪と呼ばせるのも許して下さい!………にゃん♪」

「でも、レベルアップボーナスって途中で変更できないって言ってましたよね?」

レベルアップちゃんは泣きながら言った。

「せめて別の服装でお願い致しましす。にゃん♪」
グフッ、強制力で口が勝手に!?(泣)

さて、レオンがレベルアップボーナスの特典に選んだのは───

担当女神の【服装】をリクエストできる権利だった!

担当女神の【服装】をリクエストできる権利だった!

担当女神の【服装】をリクエストできる権利だった!


大事な事なので三回も言いました!!!!!!


すでにレオンのレベルは20まで上がっていた。
短期間でここまで急激にレベルを上げるレオンは、神の声としては有望株であり、無下に出来なかったのもある。

色々と服装をリクエストしたが、猫耳コスプレをさせると語尾に、にゃん♪と付けるオプションまで付いてきて、大変ご満足であった。尊い!


「わかりました。次は別の服装をリクエストします。デフォルトの服装に戻ってもいいですよ」
「ありがとうございます!にゃん♪」

ボンッ

白い煙が一瞬でたと思ったらレベルアップちゃんの服装が初めて会った時のローブ姿に戻った。

「ううぅぅ~~恥ずかしかったです~~~」
「ごめんね。余りにも可愛かったから」

「そんなニヤけた顔で言われても!説得力ないですからねっ!」

プンスカッと膨れるレベルアップちゃんも可愛い♡
レオンは頭を下げて何度も謝ると、真面目な顔で尋ねた。

「神の声である女神様は、触れる事が出来ないんですよね?」
「ほぇっ?あ、ええ、そうですよ」

急に予想外の質問をされて戸惑うレベルアップちゃんだったが、レオンは質問を続けた。

「どんな事をしても触れる様には出来ないのか?ボーナス特典でも無かったしな」

「触れる事ができると、傷付けることもできるという事になり、私達に触れる事は出来ないように決められています。それこそ、最高神様のように、多くの人々から崇められて、信仰心という力を得て、本当の意味での【女神】にならないと不可能ですよ」

深く考えず現状を伝えるレベルアップちゃんに、レオンは光明を見出した。

「レベルアップちゃん!もし、俺のレベルがもっと上がって、君が人々崇められる女神になって触れられる様になったら、俺と結婚してくれますか!」

!?
ポッ

「あ、アワワワワ!?そ、そんな困ります。急に言われても…………で、でも本当に触れられる様になったら考えても良いですよ?」

顔を真赤にしながら答えるレベルアップちゃんは、やっぱり可愛い♡

それからまた少し月日が流れた───

あれからレオンは頑張った。
レベルが上限である99まで到達した。
魔王を倒した。
その上の邪神すら倒した。

世界での勇者となった。

それはいい。
どうしてこうなった!?
どうしてこんな事になってしまったの!?
(御愁傷様としか言えない)

どの選択を間違えたのよーーーーー!!!!!
(それは流されやすい性格だからでは?)

ナレーションさんが辛辣過ぎて辛い。
(泣)

レベルアップちゃんは地上にいた。
顕現していた。

レオンはもうレベルが上がらない。
なのに何故?

「レベルアップちゃん様!もうすぐ始まります!お願いしまーーーす!!!」

「あ、はーーーい!」

レベルアップちゃんは【ライブ会場】のステージにいた。

「みんなーーー!!!来てくれてありがとう!!!」


うおぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!!
大地が揺れた。

国中から、否!
大陸中から、レベルアップちゃんを見ようと、ライブ会場に押しかけていた。

「最初の曲いきまーーーす!!!」



【命を大事にレベルアップ!】
作詞作曲・最高神(naturalsoft)


最初は誰でも   レベル1から頑張る!
スライム倒して   次はゴブリン
でも無理して   死んだらダメだよ♪

おお、勇者よ!死んでしまうとは情けない!
勇者は死んでも   教会で復活できる♪

でも所持金半分    懐は死んでる!(泣)
何度死んでも   最後に勝つのは勇者なのさ!


命を大事にレベルアップ!!!
命を大事にレベルアップ!!!

モブキャラは死んだら終わり!

命を大事にレベルアップ!!!
命を大事にレベルアップ!!!

やっぱり最後に勝つのは勇者なのさ!



レベルが上がっても    装備は大事なのさ!
ステータス50でも   強い装備は100補正
剣だけ強くしても    死んだら終わりだぞ♪

おお、勇者よ!死んでしまうとは情けない!
勇者は死んでも   教会で復活できる♪

でも所持金半分    懐は死んでる!(泣)
何度死んでも   最後に勝つのは勇者なのさ!
でも、鎧と盾は買おうぜ?


命を大事にレベルアップ!!!
命を大事にレベルアップ!!!

ヒロインは死なせない!

命を大事にレベルアップ!!!
命を大事にレベルアップ!!!

やっぱり最後に勝つのは愛なのさ!




うおぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!!
曲が終わると、大歓声が起こった。
マジで大地が揺れている。


さて、目の前の君達が『ニヨニヨ』して読んでいると思うが、どうしてこうなったか説明しよう。

レオンは、レベルアップボーナスの特典で、レベルアップちゃんの服装をリクエストできる特典を貰った。そして、猫耳コスプレをさせた時、語尾に、にゃん♪と呼ばせる権利もあった事に気付くと、【アイドル】の服装をさせれば、歌わせることもできるのでは?と考えた。

それは【当たり】だった。
後は、レオンがレベルアップしたとき、好きな時に呼び出せるので、街に戻り大勢の前で呼び出して歌わせたのだ。それにより、【ファン】としてレベルアップちゃんを信仰するように布教させたのだ。

名前も御利益がありそうな名前だし(本当はレイアップです!)あ、そうでしたナレーションも忘れてたテヘペロ♪(殴り


何より可愛いのですぐに多くのファンができ、レベルアップちゃんを崇めるようになったのだ。
男女問わず娯楽の少ない異世界では、これは衝撃的な活動であった。

熱狂的なファン(信者)が、ねずみ講の如く増えていった。

後日譚になるが、魔王や邪神を倒した勇者が教祖と言う事もあり、この世界の最高神より信者が増えて、信仰心がメチャクチャ集まった事で、レベルアップちゃんは受肉して、本当の女神様になったのだ。

そう、劇場に行けば触れ合えるアイドル!ではなく、触れ合える女神様として!!!

バババーン!

「ふえぇぇぇん!!!どうしてこうなったの!?」
「今日も素敵でした♪レベルアップちゃん!」

キッとレオンを睨むレベルアップちゃんも可愛い♡

「そもそもレオンさんが悪いんですよ!」
「うん!うん!俺が悪いよね♪」

「だから、ニヤけた顔で言われても、全然反省してないでしょ!」

プンプンッと怒ったレベルアップちゃんは可愛い(以下同文)

「それより、もう来週だけど準備はできてるの?」
「ふぇ?何の事ですか?」

レオンはそっと耳元で囁いた。

「俺と君の結婚式の準備だよ♪」

!?

真赤になって俯くレベルアップちゃんはかわ(以下同文)

「結婚式が終わったら、新婚旅行というライブツアーに行くから忙しくなるぞーーー!!!」

「ちょっ!?私はまだ同意していないですからねーーーーー!!!!!」



がんばれ!レベルアップちゃん!神の声が擬人化したらこうなった件について──



「どうしてこうなったのよーーーーー!!!!!!」


がんばれ!レベルアップちゃん!!!!

コソッ
「結婚式の後は初夜だよ。寝かせないからね。愛してるよ」

ボンッ!

………ガンバってくださいレベルアップちゃん。


この異世界の未来は明るいだろう。


【END】









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