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連戦です!
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神炎騎士団の団長ジャンヌ・ダルクが神盾騎士団団長バサラを討ち取った!!!
周囲にいた仲間達が大声で叫び、まだ戦っている者達に伝えた。
「ハァハァ、結構ギリギリの戦いだったな」
ジャンヌは地面に剣を刺して体重を支えていた。まだ戦いは終了していない。いつでも戦えるようにまだ集中力を切らなさいようにしていた。
「ジャンヌ団長!大丈夫ですか!?」
レグルスが急いで近付いてきた。
レグルスの他に他の神炎騎士団の兵士もジャンヌを取り囲むように陣形を組んだ。
「レグルス、私は大丈夫だ。それより、後方から神罰騎士団が来るはずだ。早く態勢を整えるんだ!」
確かにいつまでも足留め出来ないだろう。
「わかりました。周囲の神盾騎士団との戦闘を止めるよう呼びかけながら、兵を集めます!」
レグルスはジャンヌに肩を貸しながら移動した。
まだ散発的に戦闘が続いていたが、カリスマのあったバサラ団長が破れた事を知った神盾騎士団は戦意を失くしていた。
「全部隊!集合だ!!!」
伝令が走り、神炎騎士団が集まった。
「団長!神罰騎士団が足留めを突破してこちらに向かっています!突破された足留め部隊は突破されたのち、すぐに分散して逃げたため、損害は軽微です!」
「了解した。怪我人を後方して、隊列を組み直せ!神盾騎士団にはバサラ団長の遺体を綺麗に渡す(首を落とさない)事を条件に、停戦を呼び掛けろ!」
慌ただしく戦場が動きだした。
しばらくして、神罰騎士団が姿を現れた。
「あれ?なんかボロボロじゃないですか?」
足留めをした部隊を破ったにしては…………
「ジャンヌ団長!」
足留めしていた一部隊の小隊が戻ってきた。
「神罰騎士団は、聖王の側近であるデーブイ枢機卿が率いているようです!正直、戦の指揮がわかっていない無能者ですね」
???
「そうか!ジャンヌ団長!今まで神罰騎士団は反乱や盗賊と言った小規模な者達に対して圧倒的な兵力で粉砕してきた。多分、軍同士の戦いはやった事がないんですよ」
斥候のリタが助言した。
「ああ、だから無能でも何とかなっていたのか」
ジャンヌはニヤリッと悪巧みしている顔をして命じた。
「クククッ、殲滅だ!ここで聖王の戦力を削り取るぞ!」
「「了解です!!!」」
ジャンヌは中央突破に特化した矢じりの陣形を組み、神罰騎士団に突撃を敢行した。
「やれやれ、連戦とはな」
バルドはまだ物足りないといった感じで呟いた。
「バルド様、今度の相手は聖王の側近らしいですよ。同族の借りを返すチャンスです!」
ガルムはジャンヌと同じように不敵に笑った。
それを見たバルドも同じようにニヤリッと笑うのであった。
周囲にいた仲間達が大声で叫び、まだ戦っている者達に伝えた。
「ハァハァ、結構ギリギリの戦いだったな」
ジャンヌは地面に剣を刺して体重を支えていた。まだ戦いは終了していない。いつでも戦えるようにまだ集中力を切らなさいようにしていた。
「ジャンヌ団長!大丈夫ですか!?」
レグルスが急いで近付いてきた。
レグルスの他に他の神炎騎士団の兵士もジャンヌを取り囲むように陣形を組んだ。
「レグルス、私は大丈夫だ。それより、後方から神罰騎士団が来るはずだ。早く態勢を整えるんだ!」
確かにいつまでも足留め出来ないだろう。
「わかりました。周囲の神盾騎士団との戦闘を止めるよう呼びかけながら、兵を集めます!」
レグルスはジャンヌに肩を貸しながら移動した。
まだ散発的に戦闘が続いていたが、カリスマのあったバサラ団長が破れた事を知った神盾騎士団は戦意を失くしていた。
「全部隊!集合だ!!!」
伝令が走り、神炎騎士団が集まった。
「団長!神罰騎士団が足留めを突破してこちらに向かっています!突破された足留め部隊は突破されたのち、すぐに分散して逃げたため、損害は軽微です!」
「了解した。怪我人を後方して、隊列を組み直せ!神盾騎士団にはバサラ団長の遺体を綺麗に渡す(首を落とさない)事を条件に、停戦を呼び掛けろ!」
慌ただしく戦場が動きだした。
しばらくして、神罰騎士団が姿を現れた。
「あれ?なんかボロボロじゃないですか?」
足留めをした部隊を破ったにしては…………
「ジャンヌ団長!」
足留めしていた一部隊の小隊が戻ってきた。
「神罰騎士団は、聖王の側近であるデーブイ枢機卿が率いているようです!正直、戦の指揮がわかっていない無能者ですね」
???
「そうか!ジャンヌ団長!今まで神罰騎士団は反乱や盗賊と言った小規模な者達に対して圧倒的な兵力で粉砕してきた。多分、軍同士の戦いはやった事がないんですよ」
斥候のリタが助言した。
「ああ、だから無能でも何とかなっていたのか」
ジャンヌはニヤリッと悪巧みしている顔をして命じた。
「クククッ、殲滅だ!ここで聖王の戦力を削り取るぞ!」
「「了解です!!!」」
ジャンヌは中央突破に特化した矢じりの陣形を組み、神罰騎士団に突撃を敢行した。
「やれやれ、連戦とはな」
バルドはまだ物足りないといった感じで呟いた。
「バルド様、今度の相手は聖王の側近らしいですよ。同族の借りを返すチャンスです!」
ガルムはジャンヌと同じように不敵に笑った。
それを見たバルドも同じようにニヤリッと笑うのであった。
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