39 / 50
月日が流れるのは早いのです。
しおりを挟む
シオンはダンジョン・コアの分身体である妖精………あれ?
「そういえば、あなたの名前は?」
シオンは妖精の名前を知らない事に気付いた。
『私に名前はないのでマスターが付けて下さい』
「わかったよ♪」
さて、引き受けたもののどうしようか?
ダンジョン・コアの妖精………
ダンちゃん?は、男の子っぽいし。コアちゃん?安直過ぎるよね?
う~む………
あっ!
ピコーーーン!!!
「ティアとかどうかな?」
『畏まりました。個体名【ティア】と登録しました』
ぴかーーー!!!!
ティアが光輝くと姿が変わった。
「シオン、ティアってどうして名付けたんだ?」
「え~と、頭に乗るとティアラみたいだなぁ~と思って」
そういうとティアが頭に乗ってきた。
なるほど、金髪の髪に、翠色の服装だとそれっぽく見える……かな?
「素敵な名前をありがとうなの~これでマスター登録が完了しました。このダンジョンはマスターシオンのものですよ~」
「ティア、なんか口調が変わってない?」
「マスターに登録されたのでマスターの感性に感化されたようなの~」
ティアの言葉に赤影がプッと笑い出した。
「くっ、クククッ、アハハハハ!!!!!つまりシオンお嬢ちゃんの知性がお子ちゃまって事だな!ってイタッ!」
ポカポカッとシオンは無言で赤影を殴った。
「こんな美少女を捕まえて、お子ちゃまとはなんですか!」
「あ、すまん。美幼女だったね」
(笑)
シオンはムキーーー!!!!と、また殴り掛かるが、赤影はシュッンと消えて避けた。
「こらこら、じゃれるのもそこまでだ。取り敢えず事後処理を済ますぞ!」
こうして、シオンはダンジョンマスターとなり、しばらくはダンジョン作製に勤しむ事になるのだった。
・
・
・
・
・
・
・
・
それからしばらく経ちました。
「マスター!本日のダンジョン『カタログ』をお持ちしました!」
「ありがとうティア♪」
説明しよう!
ダンジョン製作にはシオンの魔力と、ダンジョン内で収集した魔力を使うのです!
ダンジョンカタログとはティアが魔力で作製できる物をまとめたものである。
例えば、徘徊する魔物創作でスライムだと魔力5Pやスケルトンなら10Pと言う風にだ。
ダンジョン内に回復の泉などの作製にも魔力ポイントを使う。
あれから月日が流れるのも早いもので数年の年月が過ぎました。
「そろそろダンジョンを地上にも広げようかな?」
今までは地下のみダンジョンを広げていたが、この森をダンジョン化してみるのもいいかな?と思ったのだ。
「それは止めて欲しいな」
丁度、赤影さんがやってきた。
「いらっしゃい!どうしてですか?」
「しばらく止まっているが、隣国と街道を繋げるんだろう?人の往来が多くなるのに、危険なダンジョン化はマズイだろう?」
あっ!完全に忘れてた!
ダンジョン作製が楽しくて街道建設が止まってたよ!
「そうですね。そろそろ街道の整備も進めましょう」
もうすぐ10歳になるシオンは妖艶に微笑むのでした。
「そういえば、あなたの名前は?」
シオンは妖精の名前を知らない事に気付いた。
『私に名前はないのでマスターが付けて下さい』
「わかったよ♪」
さて、引き受けたもののどうしようか?
ダンジョン・コアの妖精………
ダンちゃん?は、男の子っぽいし。コアちゃん?安直過ぎるよね?
う~む………
あっ!
ピコーーーン!!!
「ティアとかどうかな?」
『畏まりました。個体名【ティア】と登録しました』
ぴかーーー!!!!
ティアが光輝くと姿が変わった。
「シオン、ティアってどうして名付けたんだ?」
「え~と、頭に乗るとティアラみたいだなぁ~と思って」
そういうとティアが頭に乗ってきた。
なるほど、金髪の髪に、翠色の服装だとそれっぽく見える……かな?
「素敵な名前をありがとうなの~これでマスター登録が完了しました。このダンジョンはマスターシオンのものですよ~」
「ティア、なんか口調が変わってない?」
「マスターに登録されたのでマスターの感性に感化されたようなの~」
ティアの言葉に赤影がプッと笑い出した。
「くっ、クククッ、アハハハハ!!!!!つまりシオンお嬢ちゃんの知性がお子ちゃまって事だな!ってイタッ!」
ポカポカッとシオンは無言で赤影を殴った。
「こんな美少女を捕まえて、お子ちゃまとはなんですか!」
「あ、すまん。美幼女だったね」
(笑)
シオンはムキーーー!!!!と、また殴り掛かるが、赤影はシュッンと消えて避けた。
「こらこら、じゃれるのもそこまでだ。取り敢えず事後処理を済ますぞ!」
こうして、シオンはダンジョンマスターとなり、しばらくはダンジョン作製に勤しむ事になるのだった。
・
・
・
・
・
・
・
・
それからしばらく経ちました。
「マスター!本日のダンジョン『カタログ』をお持ちしました!」
「ありがとうティア♪」
説明しよう!
ダンジョン製作にはシオンの魔力と、ダンジョン内で収集した魔力を使うのです!
ダンジョンカタログとはティアが魔力で作製できる物をまとめたものである。
例えば、徘徊する魔物創作でスライムだと魔力5Pやスケルトンなら10Pと言う風にだ。
ダンジョン内に回復の泉などの作製にも魔力ポイントを使う。
あれから月日が流れるのも早いもので数年の年月が過ぎました。
「そろそろダンジョンを地上にも広げようかな?」
今までは地下のみダンジョンを広げていたが、この森をダンジョン化してみるのもいいかな?と思ったのだ。
「それは止めて欲しいな」
丁度、赤影さんがやってきた。
「いらっしゃい!どうしてですか?」
「しばらく止まっているが、隣国と街道を繋げるんだろう?人の往来が多くなるのに、危険なダンジョン化はマズイだろう?」
あっ!完全に忘れてた!
ダンジョン作製が楽しくて街道建設が止まってたよ!
「そうですね。そろそろ街道の整備も進めましょう」
もうすぐ10歳になるシオンは妖艶に微笑むのでした。
0
お気に入りに追加
89
あなたにおすすめの小説
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
君は私のことをよくわかっているね
鈴宮(すずみや)
恋愛
後宮の管理人である桜華は、皇帝・龍晴に叶わぬ恋をしていた。龍晴にあてがう妃を選びながら「自分ではダメなのだろうか?」と思い悩む日々。けれど龍晴は「桜華を愛している」と言いながら、決して彼女を妃にすることはなかった。
「桜華は私のことをよくわかっているね」
龍晴にそう言われるたび、桜華の心はひどく傷ついていく。
(わたくしには龍晴様のことがわからない。龍晴様も、わたくしのことをわかっていない)
妃たちへの嫉妬心にズタズタの自尊心。
思い詰めた彼女はある日、深夜、宮殿を抜け出した先で天龍という美しい男性と出会う。
「ようやく君を迎えに来れた」
天龍は桜華を抱きしめ愛をささやく。なんでも、彼と桜華は前世で夫婦だったというのだ。
戸惑いつつも、龍晴からは決して得られなかった類の愛情に、桜華の心は満たされていく。
そんななか、龍晴の態度がこれまでと変わりはじめ――?
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
巻き戻り令嬢は長生きしたい。二度目の人生はあなた達を愛しません
せいめ
恋愛
「アナ、君と私の婚約を解消することに決まった」
王太子殿下は、今にも泣きそうな顔だった。
「王太子殿下、貴方の婚約者として過ごした時間はとても幸せでした。ありがとうございました。
どうか、隣国の王女殿下とお幸せになって下さいませ。」
「私も君といる時間は幸せだった…。
本当に申し訳ない…。
君の幸せを心から祈っているよ。」
婚約者だった王太子殿下が大好きだった。
しかし国際情勢が不安定になり、隣国との関係を強固にするため、急遽、隣国の王女殿下と王太子殿下との政略結婚をすることが決まり、私との婚約は解消されることになったのだ。
しかし殿下との婚約解消のすぐ後、私は王命で別の婚約者を決められることになる。
新しい婚約者は殿下の側近の公爵令息。その方とは個人的に話をしたことは少なかったが、見目麗しく優秀な方だという印象だった。
婚約期間は異例の短さで、すぐに結婚することになる。きっと殿下の婚姻の前に、元婚約者の私を片付けたかったのだろう。
しかし王命での結婚でありながらも、旦那様は妻の私をとても大切にしてくれた。
少しずつ彼への愛を自覚し始めた時…
貴方に好きな人がいたなんて知らなかった。
王命だから、好きな人を諦めて私と結婚したのね。
愛し合う二人を邪魔してごめんなさい…
そんな時、私は徐々に体調が悪くなり、ついには寝込むようになってしまった。後で知ることになるのだが、私は少しずつ毒を盛られていたのだ。
旦那様は仕事で隣国に行っていて、しばらくは戻らないので頼れないし、毒を盛った犯人が誰なのかも分からない。
そんな私を助けてくれたのは、実家の侯爵家を継ぐ義兄だった…。
毒で自分の死が近いことを悟った私は思った。
今世ではあの人達と関わったことが全ての元凶だった。もし来世があるならば、あの人達とは絶対に関わらない。
それよりも、こんな私を最後まで見捨てることなく面倒を見てくれた義兄には感謝したい。
そして私は死んだはずだった…。
あれ?死んだと思っていたのに、私は生きてる。しかもなぜか10歳の頃に戻っていた。
これはもしかしてやり直しのチャンス?
元々はお転婆で割と自由に育ってきたんだし、あの自分を押し殺した王妃教育とかもうやりたくたい。
よし!殿下や公爵とは今世では関わらないで、平和に長生きするからね!
しかし、私は気付いていなかった。
自分以外にも、一度目の記憶を持つ者がいることに…。
一度目は暗めですが、二度目の人生は明るくしたいです。
誤字脱字、申し訳ありません。
相変わらず緩い設定です。
別れてくれない夫は、私を愛していない
abang
恋愛
「私と別れて下さい」
「嫌だ、君と別れる気はない」
誕生パーティー、結婚記念日、大切な約束の日まで……
彼の大切な幼馴染の「セレン」はいつも彼を連れ去ってしまう。
「ごめん、セレンが怪我をしたらしい」
「セレンが熱が出たと……」
そんなに大切ならば、彼女を妻にすれば良かったのでは?
ふと過ぎったその考えに私の妻としての限界に気付いた。
その日から始まる、私を愛さない夫と愛してるからこそ限界な妻の離婚攻防戦。
「あなた、お願いだから別れて頂戴」
「絶対に、別れない」
帰らなければ良かった
jun
恋愛
ファルコン騎士団のシシリー・フォードが帰宅すると、婚約者で同じファルコン騎士団の副隊長のブライアン・ハワードが、ベッドで寝ていた…女と裸で。
傷付いたシシリーと傷付けたブライアン…
何故ブライアンは溺愛していたシシリーを裏切ったのか。
*性被害、レイプなどの言葉が出てきます。
気になる方はお避け下さい。
・8/1 長編に変更しました。
・8/16 本編完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる