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エルフの訪問
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エルフ?エルフって言った?言ったよね!?
ファンタジー小説の定番!
お色気担当の!!!
【エロフ】!!!!
いえ、エルフです。
ぐふふふっ、オークとか連れてきたら、ムフフな展開になるのかしら?薄い本が作れるわ!
そして、言ってやるのよ!
『くっ、殺せ!』
通称くっころね!
汚されるくらいなら死んで消えるわって、誇り高く死ぬのよ。くぅ~~萌えるわ!
いえ、18禁になると小説が消されるので、妄想はそれくらいにしてください。
(この残念系ヒロインが!)
こほんっ、これがシオンとエルフとの初めての邂逅であった。
「エリザ、大丈夫よ。それで、今まで姿を見せなかったエルフのお姉さんが何の用ですか?」
エルフは手を顎に当ててフムと言った感じで答えた。
「ほぅ?流石はこの森で怪しい事をしている少女だな。たいした胆力ではないか」
「怪しい事とは心外です。私はただ、隣国との間に馬車が通れる石畳の街道を作ろうとしているだけです!」
「はっ?この大森林を横断する道を作るだと?バカを休み休み……………あっ!?」
エルフの女性はシオン達の後ろを見て言葉を失った。
「バカではありません。すでに後ろを見てわかる通り、すでに2キロほどは完成しております」
「…………確かにその通りのようだ。しかし、その後の維持はどうする?すぐに森の木々に飲み込まれるぞ?更には、その道を使い魔物が襲ってくる事も」
「あっ、それは大丈夫です♪道の周囲は伐採しますし、精霊さんが道が森に飲まれないよう守ってくれるし、魔物にはお母さんが道に等間隔に【結界】を張ってくれました。定期的に精霊さんが魔力を補充するので弱い魔物は近寄る事が出来ないのです」
シオンは当たり前の様に言ったが、エルフの女性は開いた口がふさがらなかった。
「はっ?精霊だと?人間ごときが精霊の力を借りれる訳が………!?」
エルフは何度目かの驚いた顔をした。シオンの周りにいる精霊を見たからだ。
「うん?精霊が見えるのかな?まぁ、そういう事です。それより、エルフのお姉さんのことも教えて下さい」
「えっ、ああ…………私はエレン。最近、魔物の生息場所が変わったので調査していたのだ。そして、この建造物である『道』を見つけて来てみたと言う訳だ」
「なるほど、この街道が完成すれば魔物が分断され、生息地が変わりますね。いや、すでに生態系が変わってしまったと……?」
ブツブツとシオンは思考した。
「エレンさん、私達の村に来ることは可能ですか?今後の事について話し合いたいのですが?」
「ええ、良いわよ。ここ最近の事について話したいと思っていたから」
よし!帰ろう♪
スラリンを呼び出して転移しました。
「えっ………?」
気付くと村の入口です♪
「はっ?私はスライムに飲み込まれたような…………?ここはどこ?あの城壁は???」
軽く混乱しているエルフのお姉さんに説明しながら家に向かいました。
「エレンさん、シオンの事を知れば常識なんて無くなりますので慣れてください」
マリンの言葉にいまいち飲み込めていないエレンだった。それを聞いたシオンは──
まったく失礼しちゃうわ!
解せぬ!!!!
と、プンプンと可愛く怒るのだった。
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お色気担当の!!!
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いえ、エルフです。
ぐふふふっ、オークとか連れてきたら、ムフフな展開になるのかしら?薄い本が作れるわ!
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「バカではありません。すでに後ろを見てわかる通り、すでに2キロほどは完成しております」
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シオンは当たり前の様に言ったが、エルフの女性は開いた口がふさがらなかった。
「はっ?精霊だと?人間ごときが精霊の力を借りれる訳が………!?」
エルフは何度目かの驚いた顔をした。シオンの周りにいる精霊を見たからだ。
「うん?精霊が見えるのかな?まぁ、そういう事です。それより、エルフのお姉さんのことも教えて下さい」
「えっ、ああ…………私はエレン。最近、魔物の生息場所が変わったので調査していたのだ。そして、この建造物である『道』を見つけて来てみたと言う訳だ」
「なるほど、この街道が完成すれば魔物が分断され、生息地が変わりますね。いや、すでに生態系が変わってしまったと……?」
ブツブツとシオンは思考した。
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「ええ、良いわよ。ここ最近の事について話したいと思っていたから」
よし!帰ろう♪
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「えっ………?」
気付くと村の入口です♪
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軽く混乱しているエルフのお姉さんに説明しながら家に向かいました。
「エレンさん、シオンの事を知れば常識なんて無くなりますので慣れてください」
マリンの言葉にいまいち飲み込めていないエレンだった。それを聞いたシオンは──
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