悪役令嬢戦記！絵本風(パロディ編)

悪役令嬢戦記！絵本風

ある所に、【悪役令嬢シオン】という少女がいました。シオンはわんぱくな女の子で家を抜け出し、裏山の森へお散歩に来ました。

テクテク・・テクテク・・・

しばらく歩くと突然、茂みからスライムが現れました。突然現れたスライムにシオンはびっくりしました。

少しの間シオンは固まっていましたが、スライムもプルプルッ！と、止まっていました。よく見るとスライムは少し怪我をしているみたいでした。シオンは散歩中に見つけた薬草をスライムに与えるとスライムは体内で溶かした後、回復しました。
スライムはシオンに付いてきたそうでしたが、シオンはスライムを向こうの方は安全だからと、指を指して誘導しました。

スライムは何度もこちらを見ながら、ピョンピョンと跳ねて行きました。




またシオンはしばらく歩いていくと、向こうの方から炎が見えて来ました。誰かが焚き火でもしているのかと近寄ってみると、そこには人魂が浮かんでいました。

またまたシオンはびっくりして後退りました。人魂からヴオォォォォォ！と声を出している様に、人の叫び声のような音を出しながら襲ってきました！シオンは咄嗟に避けましたが、人魂はまたUターンして向かってきます！
シオンは人魂が向かってくる短い間に、魔力を練り拳に集めました。

襲い掛かってくる人魂にシオンは必殺技！『シオン・MAX・シャイニングブロー！』を放ちました！シオンの魔力パンチをまともに喰らった人魂は、消滅して天へ還っていきました。流石のシオンもくたくたになりましたが、目的地はもうすぐなので頑張って歩き出しました。






遂に目的地の【精霊の森】着いたシオンは大きな一本の樹のしたで日向ぼっこをしてお昼寝しました。【精霊の森】にはその名の通りに精霊が住んでいて魔物は近寄って来ないので安心です。母親代わりの【光の精霊王】に見守られながら夕方までのんびり過ごすのでした。