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6章:スタンピード!
少年少女は恋をするものです
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【報告】
3月、4月は仕事が忙しくなるため1週間に1度の更新となります。
m(__)m
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオン達は準備を整え魔の森の入口付近に来ていた。
「もう一度、意識を魔の森の中に飛ばします。その間の護衛をお願い致します」
シオンの周りには兄レインを初め、スイレン、クマネコ、フィリアス騎士団、ジーク、アイオス王子とイーリス王女が居た。
……フィリアス騎士団を除いて、見事に子供達だけであった。実は来る時にちょっとした出来事があったのでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ちょっと時間は遡る
「お前がジークか?」
アイオス王子がジークに声を掛けた。
「は、はい!そうです!」
まだ平民として育てられたジークは隣国の王子に緊張していた。
「シオンとはいつから一緒にいる!その間、シオンは何をしていた?まさかシオンに触れてないだろうな!」
明らかに怒気を含んだ声で威圧的に尋ねていた。ジークは疑問に思っていた事を口に出した。
「アイオス王子とシオンはどういうご関係なんでしょうか?」
「婚約者だ!」
!?
シオンに好意を抱き初めていたジークに衝撃が走った。王族と公爵家、そういう事もあるだろう。でも幼いジークの胸を抉るのには十分な言葉だった。………が、
「婚約者【候補】だ!間違えるな!」
と、シスコンのレインから訂正が即座に入る。その言葉にジークは持ち直し、このまま次期皇帝になればシオンとの結婚も夢じゃないと言う不純な気持ちが生まれた瞬間でもあった。後に、古代中国で国をダメにした妲己の如く、2ヶ国の王子を手玉に取った傾国の女と呼ばれるシオンの誕生だった。
(なんでだよ!)
……ごほん、本人の預かり知らない所でシオンの恋人の座を掛けた男達の熱き戦いの火蓋が切って落とされ……無いわよ!!!
ヘブシッ((殴り
……愚者の声はお疲れ気味なのでここからはわたしがナレーションを務めます。
少しギクシャクしていたジークとアイオス王子の仲をレインお兄様が取り持ち、準備を整え魔の森に向かうのでした。
※実際の所、シオンと結ばれるには最大の障害が兄のレインだと言うことでジークとアイオス王子が手を結んだと言うのは別のお話しです。しかぁ~し、彼らは知らなかった。シオンと結ばれる最大の障害が父親であることに……
あの大魔人のお父様に勝てる人物が現れるのかしらね?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオンがクマネコを抱きながら意識を魔の森に集中している間、フィリアス騎士団は周囲の警戒とスイレンは簡易結界を張りシオンを護っている。ジークは土の精霊(土の精霊王はまだ秘密中)と会話し力の使い方を習っている。アイオス王子とイーリス王女はレインと作戦を話し合い中で、フィリアス騎士団の大人達は本当に末恐ろしい子供達だと見守っている。
そんなに時間を描けずに目を閉じていたシオンが目を開いた。
「ふぅ~、皆さんわかりました!赤龍がこちらに向かっています!」
シオンの側に集まる皆に赤龍の事を伝える。
「いつ頃来るかな?」
「予想通り後30分ほどで来ます!」
「では作戦通りに準備をしよう」
「「了解です!!!」」
皆が準備をする中、お兄様が私に近付きこそっと聞いてきた。
「シオン、赤龍は何体来ているんだ?」
先ほどは襲来の時間だけで数までは言って無かった。
「取り敢えずは1体ですが、私の見た感じだとまだ赤龍は存在しています。他の赤龍も来る可能性はあります。気になるのは、より強い力を感じたんですが、今は感じ無いことですね」
「なるほど……少し余力を残して置いた方が良いかな?」
私は頷きお兄様と一緒に準備を始めるのだった。赤龍を墜落させた時の落とし穴に、【特殊な結界】を張ったりと短い時間でやれる事をして備えたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
唖然(;゜Д゜)・・・
シオン
「なんて顔をしてますの?」
愚者の声
「リア充め!爆発してしまえーーーー!!!!」
・゜・(つД`)・゜・
シオン
「なんですの?まったく……」
3月、4月は仕事が忙しくなるため1週間に1度の更新となります。
m(__)m
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオン達は準備を整え魔の森の入口付近に来ていた。
「もう一度、意識を魔の森の中に飛ばします。その間の護衛をお願い致します」
シオンの周りには兄レインを初め、スイレン、クマネコ、フィリアス騎士団、ジーク、アイオス王子とイーリス王女が居た。
……フィリアス騎士団を除いて、見事に子供達だけであった。実は来る時にちょっとした出来事があったのでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ちょっと時間は遡る
「お前がジークか?」
アイオス王子がジークに声を掛けた。
「は、はい!そうです!」
まだ平民として育てられたジークは隣国の王子に緊張していた。
「シオンとはいつから一緒にいる!その間、シオンは何をしていた?まさかシオンに触れてないだろうな!」
明らかに怒気を含んだ声で威圧的に尋ねていた。ジークは疑問に思っていた事を口に出した。
「アイオス王子とシオンはどういうご関係なんでしょうか?」
「婚約者だ!」
!?
シオンに好意を抱き初めていたジークに衝撃が走った。王族と公爵家、そういう事もあるだろう。でも幼いジークの胸を抉るのには十分な言葉だった。………が、
「婚約者【候補】だ!間違えるな!」
と、シスコンのレインから訂正が即座に入る。その言葉にジークは持ち直し、このまま次期皇帝になればシオンとの結婚も夢じゃないと言う不純な気持ちが生まれた瞬間でもあった。後に、古代中国で国をダメにした妲己の如く、2ヶ国の王子を手玉に取った傾国の女と呼ばれるシオンの誕生だった。
(なんでだよ!)
……ごほん、本人の預かり知らない所でシオンの恋人の座を掛けた男達の熱き戦いの火蓋が切って落とされ……無いわよ!!!
ヘブシッ((殴り
……愚者の声はお疲れ気味なのでここからはわたしがナレーションを務めます。
少しギクシャクしていたジークとアイオス王子の仲をレインお兄様が取り持ち、準備を整え魔の森に向かうのでした。
※実際の所、シオンと結ばれるには最大の障害が兄のレインだと言うことでジークとアイオス王子が手を結んだと言うのは別のお話しです。しかぁ~し、彼らは知らなかった。シオンと結ばれる最大の障害が父親であることに……
あの大魔人のお父様に勝てる人物が現れるのかしらね?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオンがクマネコを抱きながら意識を魔の森に集中している間、フィリアス騎士団は周囲の警戒とスイレンは簡易結界を張りシオンを護っている。ジークは土の精霊(土の精霊王はまだ秘密中)と会話し力の使い方を習っている。アイオス王子とイーリス王女はレインと作戦を話し合い中で、フィリアス騎士団の大人達は本当に末恐ろしい子供達だと見守っている。
そんなに時間を描けずに目を閉じていたシオンが目を開いた。
「ふぅ~、皆さんわかりました!赤龍がこちらに向かっています!」
シオンの側に集まる皆に赤龍の事を伝える。
「いつ頃来るかな?」
「予想通り後30分ほどで来ます!」
「では作戦通りに準備をしよう」
「「了解です!!!」」
皆が準備をする中、お兄様が私に近付きこそっと聞いてきた。
「シオン、赤龍は何体来ているんだ?」
先ほどは襲来の時間だけで数までは言って無かった。
「取り敢えずは1体ですが、私の見た感じだとまだ赤龍は存在しています。他の赤龍も来る可能性はあります。気になるのは、より強い力を感じたんですが、今は感じ無いことですね」
「なるほど……少し余力を残して置いた方が良いかな?」
私は頷きお兄様と一緒に準備を始めるのだった。赤龍を墜落させた時の落とし穴に、【特殊な結界】を張ったりと短い時間でやれる事をして備えたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
唖然(;゜Д゜)・・・
シオン
「なんて顔をしてますの?」
愚者の声
「リア充め!爆発してしまえーーーー!!!!」
・゜・(つД`)・゜・
シオン
「なんですの?まったく……」
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