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4章:戦争は大変なのです!
真の軍師とは1度の作戦で幾つもの効果を狙うのです!
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私達が議会堂であーだ!こーだ!と話をしていると、あーだ・こーださんが・・・じゃない!ローランドさんがやって来た。赤龍騎士団長のリーゼンも一緒だった。
「皆様!ご無事で何よりです!」
ローランドさんが私達の無事を喜ぶ。本当に危なかったんだからね!
「どうしてローランドさんが?国王様に付いてなくて良かったのですか?」
「はい!国王様の代理で来ました。国王様もフィリアス公爵家が襲われた事により、帝国との戦争に踏み切りました!よって、こちらと歩幅を合わせる為に来ました」
えっ!?戦争!!!それはヤバイよ!?
今回はやり返すけど、たまたま魔物の大群に襲われた風に見せる予定なのに!?
「あっあの!もう軍を編成しているんですか?」
「えっ!いえ、それも含めてフィリアス公爵家の方々の意見を聞きに来ました。いくら戦争をするにしても勝ち目がなければ出来ませんし、無駄に兵士達を死なす訳にはいきませんから」
ローランドさんの言葉に私はうっかりしていた。ここでみんなと作戦を煮詰めていて、ローランドさんはまだ何も知らないのだ。
「すみません、私も勘違いしちゃって」
私達はローランドさんにここまで決まっている作戦を話した。まだ決まって無いこともあるけれど大筋は完成したからね。
「これはすごい!僅か1日でここまで話を進めていたとは!これなら帝国の奴等に一泡吹かせられます!」
ローランドさんは興奮した様子で作戦立案書に目を通している。この作戦には王国守護防衛の近衛騎士団を初め、辺境の国境守備隊などの兵力を帝国の国境に集め、戦争すんぞー!って帝国軍にアピールしないといけないからね!
後は、下準備として都市国家群からの薬草類の輸出禁止を出して、さらに王国からの穀物の輸出も禁止する。
すると・・・読者の皆さんは知っているから
以下略・・・(嘘です!ごめんなさい!)
ごほん!セフィリトは農業を主体とした麦の大量生産を行っており、隣国にも輸出して外貨を稼いでいる。なので帝国にも輸出しており、帝国は自国の穀物生産量だけでは国内の消費を、賄えないので餓死者が出るだろう。まぁ、やり過ぎると本気で戦争を仕掛けて来るので、食料は輸出を絞って価格の上昇をさせる嫌がらせに留める予定です。
あっちも、優れた武具や装飾品、陶芸品の輸出を止めるだろうが、こちらは特に無くても問題無いからね。
「それにしても、えげつないですね。暫くの間、穀物と薬草類の輸出を禁止して干上がらせてから作戦行動に移すとは・・」
「それだけの事を向こうからしてきたのだ。自業自得だろう。こちらも舐められたままではすまさん!」
あれ?ちょっとあなた達!今まで、あーだ!こーだ!と話をしてたでしょ!あーだ・こーださんどこにいった!?
「それで輸出禁止の期間はどうしますか?」
お兄様が確認する。
問題はここだ。どのくらいの期間を輸出を止めれば良いのか私にも分からないんだ。するとお父様が提案してきた。
「1ヶ月が妥当だ。ちょうど冬を過ぎて食料の備蓄も少なくなっている頃だろう。春以降の収穫までに輸出を止める。また多くの軍を動かすには更に多くの食料を集めなければいかないので食料の価格は更に上がるだろう。帝国の経済をガタガタにするのが【真の狙い】だからな!」
そうなのだ!やられた事は利子を付けてやり返すよ!帝国の砦を魔物に襲わせても、ただそれだけだ。でも、食料や生活用品の価格の高騰は市民に取っての私生活に直結し、その不満は皇帝に向かうだろう。自分達の生活を守らずに、無駄な権力争いを行う王族、貴族に・・・ね。
(ふふふっ、マチスさんにお願いして、その噂を帝国中に広める予定なのだよ。物価の高騰は権力争いをしている上の人達のせいだってね!)
これから準備で忙しくなるけれど、準備が終われば、果報は寝て待つだけだ。頑張るぞー!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「さぁ!始まりましたよ!なろう通販のお時間です!これから帝国では食料の値段が上がります!そ・こ・で!なろう通販の出番です!」
シオン
「まぁ!どうしてですの?」
愚者の声
「よく聞いてくれました!なろう通販は次元空間移動でいつでも皆様に適正価格(5割増し)でお届け致します!これで帝国の皆様も安心ですね~」
(私もウハウハでやったぜ!)
シオン
「それは素晴らしいですわ♪」
愚者の声
「そうでしょう!そうで・・・?」
(/ω・\)チラッ
シオン
にっこり
愚者の声
Σ(゜Д゜)あわわわわ
シオン
「わたくし達の作戦の邪魔をしたらどうなるか・・・わかるかしら?」
愚者の声
「ごめんなさーい!」
ダッシュー
ε=(ノ゜д゜)ノ
「皆様!ご無事で何よりです!」
ローランドさんが私達の無事を喜ぶ。本当に危なかったんだからね!
「どうしてローランドさんが?国王様に付いてなくて良かったのですか?」
「はい!国王様の代理で来ました。国王様もフィリアス公爵家が襲われた事により、帝国との戦争に踏み切りました!よって、こちらと歩幅を合わせる為に来ました」
えっ!?戦争!!!それはヤバイよ!?
今回はやり返すけど、たまたま魔物の大群に襲われた風に見せる予定なのに!?
「あっあの!もう軍を編成しているんですか?」
「えっ!いえ、それも含めてフィリアス公爵家の方々の意見を聞きに来ました。いくら戦争をするにしても勝ち目がなければ出来ませんし、無駄に兵士達を死なす訳にはいきませんから」
ローランドさんの言葉に私はうっかりしていた。ここでみんなと作戦を煮詰めていて、ローランドさんはまだ何も知らないのだ。
「すみません、私も勘違いしちゃって」
私達はローランドさんにここまで決まっている作戦を話した。まだ決まって無いこともあるけれど大筋は完成したからね。
「これはすごい!僅か1日でここまで話を進めていたとは!これなら帝国の奴等に一泡吹かせられます!」
ローランドさんは興奮した様子で作戦立案書に目を通している。この作戦には王国守護防衛の近衛騎士団を初め、辺境の国境守備隊などの兵力を帝国の国境に集め、戦争すんぞー!って帝国軍にアピールしないといけないからね!
後は、下準備として都市国家群からの薬草類の輸出禁止を出して、さらに王国からの穀物の輸出も禁止する。
すると・・・読者の皆さんは知っているから
以下略・・・(嘘です!ごめんなさい!)
ごほん!セフィリトは農業を主体とした麦の大量生産を行っており、隣国にも輸出して外貨を稼いでいる。なので帝国にも輸出しており、帝国は自国の穀物生産量だけでは国内の消費を、賄えないので餓死者が出るだろう。まぁ、やり過ぎると本気で戦争を仕掛けて来るので、食料は輸出を絞って価格の上昇をさせる嫌がらせに留める予定です。
あっちも、優れた武具や装飾品、陶芸品の輸出を止めるだろうが、こちらは特に無くても問題無いからね。
「それにしても、えげつないですね。暫くの間、穀物と薬草類の輸出を禁止して干上がらせてから作戦行動に移すとは・・」
「それだけの事を向こうからしてきたのだ。自業自得だろう。こちらも舐められたままではすまさん!」
あれ?ちょっとあなた達!今まで、あーだ!こーだ!と話をしてたでしょ!あーだ・こーださんどこにいった!?
「それで輸出禁止の期間はどうしますか?」
お兄様が確認する。
問題はここだ。どのくらいの期間を輸出を止めれば良いのか私にも分からないんだ。するとお父様が提案してきた。
「1ヶ月が妥当だ。ちょうど冬を過ぎて食料の備蓄も少なくなっている頃だろう。春以降の収穫までに輸出を止める。また多くの軍を動かすには更に多くの食料を集めなければいかないので食料の価格は更に上がるだろう。帝国の経済をガタガタにするのが【真の狙い】だからな!」
そうなのだ!やられた事は利子を付けてやり返すよ!帝国の砦を魔物に襲わせても、ただそれだけだ。でも、食料や生活用品の価格の高騰は市民に取っての私生活に直結し、その不満は皇帝に向かうだろう。自分達の生活を守らずに、無駄な権力争いを行う王族、貴族に・・・ね。
(ふふふっ、マチスさんにお願いして、その噂を帝国中に広める予定なのだよ。物価の高騰は権力争いをしている上の人達のせいだってね!)
これから準備で忙しくなるけれど、準備が終われば、果報は寝て待つだけだ。頑張るぞー!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「さぁ!始まりましたよ!なろう通販のお時間です!これから帝国では食料の値段が上がります!そ・こ・で!なろう通販の出番です!」
シオン
「まぁ!どうしてですの?」
愚者の声
「よく聞いてくれました!なろう通販は次元空間移動でいつでも皆様に適正価格(5割増し)でお届け致します!これで帝国の皆様も安心ですね~」
(私もウハウハでやったぜ!)
シオン
「それは素晴らしいですわ♪」
愚者の声
「そうでしょう!そうで・・・?」
(/ω・\)チラッ
シオン
にっこり
愚者の声
Σ(゜Д゜)あわわわわ
シオン
「わたくし達の作戦の邪魔をしたらどうなるか・・・わかるかしら?」
愚者の声
「ごめんなさーい!」
ダッシュー
ε=(ノ゜д゜)ノ
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