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2章:内政改革は波瀾万丈です!
お茶会と言われたが?祝賀会でした!
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謁見の間での話は一段落し、ようやくお茶会になりました。場所は城内の中庭です。王家主催ともあり、紹介状を送られた貴族もそれなりの家格の者達ばかりだった。但し、今回は王子、王女が光属性を持っていたので王家の威光を見せ付けるのと、同じ年齢(5~10まで)の子供を持つ貴族の家の者が呼ばれた。
将来の側近候補も見定めるためでもある。
「皆の者、忙しい中良く集まってくれた。この度は我が子供達2人が光属性を持っていたと言う幸運があった。近年、国内の光適正持ちは居なかった。それが王家に、しかも2人共に持っていたという奇跡が起こった。次世代には良いことが起こる前触れだと私は思う。これからも皆にはこの国の発展の為に力を貸して欲しい」
王様がグラスを掲げ
「乾杯!」
「「「乾杯!!!」」」
お茶会と言われたが、どうやら光属性持ちが王家現れた事の祝賀会みたいだな!外の中庭に設置されたテーブルに、美味しそうなお菓子や、サンドイッチに数種類のドリンクが置いてあり、侍女さん達がスタバっている。お疲れ様です!
乾杯が終わると大人達は王様に挨拶をしに行き、それぞれのグループ(派閥)に集まり雑談している。子供達も親から言われているのか、王子と王女に群がって行った。そして私は─
「ムシャムシャ!ウマウマ♪ゴクンッ!」
美味しい食べ物を堪能させて頂いていました!
おっ♪これは美味いぞ!今度、公爵家でも作ってみよう。ん?これはサツマイモのバター揚げだと!?けしからん!もうレシピが王都まで届いているのか!?ウマウマ♪
ほう、焼き菓子ばかりだと思ったらチーズケーキだ♪発酵食品もあるんだね!お土産に持って帰ろうかなー?ん~うまし!
私は、周りの子供達が王子と王女に気に入られようと群がっている間に、空いているテーブルの食事を堪能させて頂いていました。侍女さんが、戸惑いながら果実水を勧めてくれた。うん!うまし♪でもなんで躊躇するんだろうね?
暫く経って、皆もお菓子を摘まみ始めた頃に王妃様からお声があった。
「皆様にお伝えする事があります。シオン・フィリアス公爵令嬢。前に」
ん!?
丁度、一服してお茶を飲んでた私にお声が掛かる。口に食べ物を入れて無くて良かったよ。
ハイハイ、行けば良いんですよね?トコトコっと王妃様の前に行きましたよ。そして─
「お初に御目にかかります。公爵家長女シオン・フィリアスです。皆様、お見知りおき下さいませ」
私は、片足を斜め後ろの内側に引き、もう片方の足の膝を軽く曲げ、背筋は伸ばしたまま挨拶をする。
実に綺麗なカテーシーである。この瞬間に私は、必殺技を放ったのだ!そう、必殺【猫かぶり2枚】を!っく、2枚(倍)ではこのプレッシャーには耐えられない!!!くそ!なら3枚(倍)だーーー!!!身体の負荷が凄いが負けられないのだ!ぐぎぎぎー!!!
大人の淑女顔負けのカテーシーに貴族の大人達も見惚れてしまう。お父様は鼻が高そうにしている。
「こちらにおられるシオン公爵令嬢は、これからアイオスの婚約者候補筆頭になります。見ての通り、判別の儀式前から光の精霊と契約し、イーリスと同じ種類の適正属性を持っています」
王妃様の紹介されると
「あれが光の精霊!?」
「初めて見たぞ!?」
「光属性だけでは無く、精霊との契約とは!?」
「ば、バカな!」
「公爵令嬢で、光属性持ち、そして光の精霊と契約しているだと!?」
「ほぼ決まりではないか!」
おおぅ、教会の時と同じだね。光さんゴメンよ~!
紹介の後に、王子達と同じ様にもみくちゃにされたのは言うまでも無い。
あ!?光さんがいるから侍女さん達が戸惑っていたのか・・・またやっちゃたな。いつも側にいてくれて、家族や領民も慣れてしまっているから気付かなかったよ。うん、気を付けよう!
こうして、国内の貴族達に強烈な印象を付ける事に成功したのだった。ちなみに、帰りの馬車に乗った瞬間に力尽きて寝てしまった。
おやすみー!
(+.+)(-.-)(_ _)..zzZZ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「ほーほほほ!その程度の戦闘力で私に勝てると思っているのですか?」
シオン
「っく!?身体の負荷に耐えられるかわからないけど【猫かぶり10枚(倍)】よ!!!」
愚者の声
「なっ!?」
シオン
「愚者の声様♪いつも素敵な小説をありがとうございます。いつも素晴らしい愚者の声様に感謝が絶えません。どうかいつまでも私達の事をよろしくお願い致しますね(ハート♪)」
愚者の声
Σ( ̄ロ ̄lll)
おえぇぇぇー!バタンキューorz
将来の側近候補も見定めるためでもある。
「皆の者、忙しい中良く集まってくれた。この度は我が子供達2人が光属性を持っていたと言う幸運があった。近年、国内の光適正持ちは居なかった。それが王家に、しかも2人共に持っていたという奇跡が起こった。次世代には良いことが起こる前触れだと私は思う。これからも皆にはこの国の発展の為に力を貸して欲しい」
王様がグラスを掲げ
「乾杯!」
「「「乾杯!!!」」」
お茶会と言われたが、どうやら光属性持ちが王家現れた事の祝賀会みたいだな!外の中庭に設置されたテーブルに、美味しそうなお菓子や、サンドイッチに数種類のドリンクが置いてあり、侍女さん達がスタバっている。お疲れ様です!
乾杯が終わると大人達は王様に挨拶をしに行き、それぞれのグループ(派閥)に集まり雑談している。子供達も親から言われているのか、王子と王女に群がって行った。そして私は─
「ムシャムシャ!ウマウマ♪ゴクンッ!」
美味しい食べ物を堪能させて頂いていました!
おっ♪これは美味いぞ!今度、公爵家でも作ってみよう。ん?これはサツマイモのバター揚げだと!?けしからん!もうレシピが王都まで届いているのか!?ウマウマ♪
ほう、焼き菓子ばかりだと思ったらチーズケーキだ♪発酵食品もあるんだね!お土産に持って帰ろうかなー?ん~うまし!
私は、周りの子供達が王子と王女に気に入られようと群がっている間に、空いているテーブルの食事を堪能させて頂いていました。侍女さんが、戸惑いながら果実水を勧めてくれた。うん!うまし♪でもなんで躊躇するんだろうね?
暫く経って、皆もお菓子を摘まみ始めた頃に王妃様からお声があった。
「皆様にお伝えする事があります。シオン・フィリアス公爵令嬢。前に」
ん!?
丁度、一服してお茶を飲んでた私にお声が掛かる。口に食べ物を入れて無くて良かったよ。
ハイハイ、行けば良いんですよね?トコトコっと王妃様の前に行きましたよ。そして─
「お初に御目にかかります。公爵家長女シオン・フィリアスです。皆様、お見知りおき下さいませ」
私は、片足を斜め後ろの内側に引き、もう片方の足の膝を軽く曲げ、背筋は伸ばしたまま挨拶をする。
実に綺麗なカテーシーである。この瞬間に私は、必殺技を放ったのだ!そう、必殺【猫かぶり2枚】を!っく、2枚(倍)ではこのプレッシャーには耐えられない!!!くそ!なら3枚(倍)だーーー!!!身体の負荷が凄いが負けられないのだ!ぐぎぎぎー!!!
大人の淑女顔負けのカテーシーに貴族の大人達も見惚れてしまう。お父様は鼻が高そうにしている。
「こちらにおられるシオン公爵令嬢は、これからアイオスの婚約者候補筆頭になります。見ての通り、判別の儀式前から光の精霊と契約し、イーリスと同じ種類の適正属性を持っています」
王妃様の紹介されると
「あれが光の精霊!?」
「初めて見たぞ!?」
「光属性だけでは無く、精霊との契約とは!?」
「ば、バカな!」
「公爵令嬢で、光属性持ち、そして光の精霊と契約しているだと!?」
「ほぼ決まりではないか!」
おおぅ、教会の時と同じだね。光さんゴメンよ~!
紹介の後に、王子達と同じ様にもみくちゃにされたのは言うまでも無い。
あ!?光さんがいるから侍女さん達が戸惑っていたのか・・・またやっちゃたな。いつも側にいてくれて、家族や領民も慣れてしまっているから気付かなかったよ。うん、気を付けよう!
こうして、国内の貴族達に強烈な印象を付ける事に成功したのだった。ちなみに、帰りの馬車に乗った瞬間に力尽きて寝てしまった。
おやすみー!
(+.+)(-.-)(_ _)..zzZZ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「ほーほほほ!その程度の戦闘力で私に勝てると思っているのですか?」
シオン
「っく!?身体の負荷に耐えられるかわからないけど【猫かぶり10枚(倍)】よ!!!」
愚者の声
「なっ!?」
シオン
「愚者の声様♪いつも素敵な小説をありがとうございます。いつも素晴らしい愚者の声様に感謝が絶えません。どうかいつまでも私達の事をよろしくお願い致しますね(ハート♪)」
愚者の声
Σ( ̄ロ ̄lll)
おえぇぇぇー!バタンキューorz
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