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突入!
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カウス、カストル、シオン、エリザ、ライガのメンバーがダンジョンへ潜る事になった。
「あれ?お母様は?」
「私はお留守番よ♪流石に、誰か1人ぐらいは手練れを残しておかないと危険ですからね」
シオンはジトーと母を見つめた。
「本当は?」
「ダンジョンだと爆裂魔法が放てないじゃない?小さい魔法ばかりじゃストレスが溜まるのよ!」
お前はどこぞの爆裂バカですか!?
シオンは叫びたかったが、人前なので我慢した。
「はぁ、わかりましたよ~」
私も生き埋めはごめんですからね!
こうしてシオン達はダンジョンへと足を踏み入れるのだった。
遂に突入したシオン達はどんどん奥へと進んでいった。ダンジョン内は入り込んでいたが、意外と罠がなく順調に進んでいけた。
「罠がないので楽ですね?」
「ああ、油断は出来ないが進み易いな」
入口付近には魔物は居なかったが、地下二階に降りると、一気に魔物が襲ってきた。
「はっ!!!」
掛け声と共に魔物を斬り伏せる。
「魔物の数が多くても、狭い通路では戦い易いな!」
1度に襲われる数が限られているので、前方にだけ気を付ければ良かった。そして進んで行くと、頭が痛くなる光景が広がっていた。
「ここのダンジョンマスターはバカなんじゃないか?」
100メートルほど直線の通路に出ると、骸骨の兵士達が何百体も、綺麗に整列して待ち構えていた。
「シオン、頼めるかな?」
「任せて下さい♪『セイクリッド・ブラスター』!!!!」
シオンの聖属性の光の光線が通路を貫くと、骸骨の兵士達は綺麗に消滅して何も残らなかった。
「………聖職者がいなくても、少し強目の魔法を放てば一網打尽だろうに」
おそらくは、数に任せて襲わせる所だったのだろうが、相手の思い通りにしてやるつもりはなかった。
「でも、これでわかったね。頭は悪そうだけど、取り敢えず指揮ができる者がいるってことが」
一同は頷くとさらに警戒しながら進んでいった。
さらに地下に降りて行くと、段々と魔物の数が増えていき、魔物も強くなっていった。
「流石に、こうも数が多いと中々進めないぞ!」
魔物の相手は何とかなっていたが足留めを喰らっていた。
「大丈夫!これは敵も焦っている証拠だよ。焦らず確実に進むよ!」
「まるで前にも体験したような口振りだな?」
シオンの言葉にライガが尋ねた。
「前にあるからね。私達の領地で」
「ああ、あの時は大変だったな」
カストルも遠い目をした。
「………すでに経験者だったか」
ライガはそれ以上何も言わず魔物を倒していった。しばらくその場で魔物の倒しているとようやく魔物が居なくなった。
「流石に打ち止めかな?」
「今の内に先に進むぞ!」
魔物が途切れて、次の魔物が押し寄せる前に先を急ぐのだった。
・
・
・
・
・
さらに地下へ降りていき、奥へ進むと天井が吹き抜けている、一際大きな部屋にたどり着いた。その部屋は円形状になっており、闘技場のような作りであった。
『まさか、ここまでくる者がいるとはな………クズどもが!』
部屋の中央に数名の冒険者風の『人間』が待ち構えていた。
「あれ?お母様は?」
「私はお留守番よ♪流石に、誰か1人ぐらいは手練れを残しておかないと危険ですからね」
シオンはジトーと母を見つめた。
「本当は?」
「ダンジョンだと爆裂魔法が放てないじゃない?小さい魔法ばかりじゃストレスが溜まるのよ!」
お前はどこぞの爆裂バカですか!?
シオンは叫びたかったが、人前なので我慢した。
「はぁ、わかりましたよ~」
私も生き埋めはごめんですからね!
こうしてシオン達はダンジョンへと足を踏み入れるのだった。
遂に突入したシオン達はどんどん奥へと進んでいった。ダンジョン内は入り込んでいたが、意外と罠がなく順調に進んでいけた。
「罠がないので楽ですね?」
「ああ、油断は出来ないが進み易いな」
入口付近には魔物は居なかったが、地下二階に降りると、一気に魔物が襲ってきた。
「はっ!!!」
掛け声と共に魔物を斬り伏せる。
「魔物の数が多くても、狭い通路では戦い易いな!」
1度に襲われる数が限られているので、前方にだけ気を付ければ良かった。そして進んで行くと、頭が痛くなる光景が広がっていた。
「ここのダンジョンマスターはバカなんじゃないか?」
100メートルほど直線の通路に出ると、骸骨の兵士達が何百体も、綺麗に整列して待ち構えていた。
「シオン、頼めるかな?」
「任せて下さい♪『セイクリッド・ブラスター』!!!!」
シオンの聖属性の光の光線が通路を貫くと、骸骨の兵士達は綺麗に消滅して何も残らなかった。
「………聖職者がいなくても、少し強目の魔法を放てば一網打尽だろうに」
おそらくは、数に任せて襲わせる所だったのだろうが、相手の思い通りにしてやるつもりはなかった。
「でも、これでわかったね。頭は悪そうだけど、取り敢えず指揮ができる者がいるってことが」
一同は頷くとさらに警戒しながら進んでいった。
さらに地下に降りて行くと、段々と魔物の数が増えていき、魔物も強くなっていった。
「流石に、こうも数が多いと中々進めないぞ!」
魔物の相手は何とかなっていたが足留めを喰らっていた。
「大丈夫!これは敵も焦っている証拠だよ。焦らず確実に進むよ!」
「まるで前にも体験したような口振りだな?」
シオンの言葉にライガが尋ねた。
「前にあるからね。私達の領地で」
「ああ、あの時は大変だったな」
カストルも遠い目をした。
「………すでに経験者だったか」
ライガはそれ以上何も言わず魔物を倒していった。しばらくその場で魔物の倒しているとようやく魔物が居なくなった。
「流石に打ち止めかな?」
「今の内に先に進むぞ!」
魔物が途切れて、次の魔物が押し寄せる前に先を急ぐのだった。
・
・
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さらに地下へ降りていき、奥へ進むと天井が吹き抜けている、一際大きな部屋にたどり着いた。その部屋は円形状になっており、闘技場のような作りであった。
『まさか、ここまでくる者がいるとはな………クズどもが!』
部屋の中央に数名の冒険者風の『人間』が待ち構えていた。
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