60 / 94
モデルは強制だそうです。
しおりを挟む
えっ、あっ!ちょっと!?
シオン達は言われた事を理解できずに居たところを、背中を押されてルーム室へと連れて行かれた。
「あの~いったいどういうこと?」
鏡の前に座らされて化粧をしているシオン達はようやく尋ねる事ができた。
「ですから、今回の新作ドレスの御披露目に、シオンお嬢様がモデルとなって頂くのです♪今回は、遠くの国から王族の方や高位貴族の方々など多く参加されます。その為、我が国の王妃様が接待としてご出席される予定です」
フムフム………?
よしっ!逃げよう!
私にモデルなんて無理だよ!
「よし!セリス、フレイ、ミレイユ、頑張ってね♪私はオーナー権限で見物客になるから頑張ってね~~♪」
ここは権力を使って逃げよう!
「はっ?」
「ちょっと酷いですよ!シオン!?」
フハハハ!なんとでも言うが良いわ!
「まぁまぁ、新作のドレスを2着プレゼントするからね?」
うぐっ………
ここでセリスやミレイユは悩んだ。
シルクード領のドレスを着ることは今や大陸中でのステータスとなっている。高額な事よりも、手に入れる事が難しいのだ。それを2着もくれると言うのだから、乙女達が悩むのも無理はない。
セリス達が悩んだ所を見て、シオンはしめしめと内心で思った。
「残念ですが、シオンお嬢様の参加は決定事項でございます。それにお友達が参加された場合は御礼として3着ほど新作ドレスを進呈致します」
キュピーーーーーン!!!!!!
「えっ!?なんで!?そ、それなら私は5着………」
ボスッ!
「はうっ!?」
フレイがシオンのお腹を殴って黙らせた。
「シオン~?1人だけ逃げようたって、許さないわよ~?」
「そうですよ~私達だって緊張しているんですから!」
「王妃様からの御命令ですので、シオンお嬢様が来るのなら絶対にモデルにするようにと、言われておりますので」
どうやら逃げられないようだ。
とほほほ~~orz
・
・
・
・
・
・
・
そして、なんやかんやありまして、私達は新作のドレスを着ています。
「まぁまぁ♪良く似合っていますわシオン♪」
王妃様が満面の笑みで迎えてくれました。
「はぁ~、どうしてお母様までいるのかしら?本日は重要な仕事があると手紙に書いてあったような?」
そこには、王妃様の親友であるフレイのお母様までいました。
「ええ、最重要なお仕事ですわ!まさかシオンちゃんまで来てくれるなんて、重要度が上がったわね!」
メラメラと燃えていました。
「お母様が燃えている………」
フレイは目を点にして呆れていた。
「…………美しい」
意外な事に駄メイドのスノーは感激の余り、新作のドレスを着て感激していた。
こうして、シオン達はレッドカーペットの上を歩く!
シオン達は言われた事を理解できずに居たところを、背中を押されてルーム室へと連れて行かれた。
「あの~いったいどういうこと?」
鏡の前に座らされて化粧をしているシオン達はようやく尋ねる事ができた。
「ですから、今回の新作ドレスの御披露目に、シオンお嬢様がモデルとなって頂くのです♪今回は、遠くの国から王族の方や高位貴族の方々など多く参加されます。その為、我が国の王妃様が接待としてご出席される予定です」
フムフム………?
よしっ!逃げよう!
私にモデルなんて無理だよ!
「よし!セリス、フレイ、ミレイユ、頑張ってね♪私はオーナー権限で見物客になるから頑張ってね~~♪」
ここは権力を使って逃げよう!
「はっ?」
「ちょっと酷いですよ!シオン!?」
フハハハ!なんとでも言うが良いわ!
「まぁまぁ、新作のドレスを2着プレゼントするからね?」
うぐっ………
ここでセリスやミレイユは悩んだ。
シルクード領のドレスを着ることは今や大陸中でのステータスとなっている。高額な事よりも、手に入れる事が難しいのだ。それを2着もくれると言うのだから、乙女達が悩むのも無理はない。
セリス達が悩んだ所を見て、シオンはしめしめと内心で思った。
「残念ですが、シオンお嬢様の参加は決定事項でございます。それにお友達が参加された場合は御礼として3着ほど新作ドレスを進呈致します」
キュピーーーーーン!!!!!!
「えっ!?なんで!?そ、それなら私は5着………」
ボスッ!
「はうっ!?」
フレイがシオンのお腹を殴って黙らせた。
「シオン~?1人だけ逃げようたって、許さないわよ~?」
「そうですよ~私達だって緊張しているんですから!」
「王妃様からの御命令ですので、シオンお嬢様が来るのなら絶対にモデルにするようにと、言われておりますので」
どうやら逃げられないようだ。
とほほほ~~orz
・
・
・
・
・
・
・
そして、なんやかんやありまして、私達は新作のドレスを着ています。
「まぁまぁ♪良く似合っていますわシオン♪」
王妃様が満面の笑みで迎えてくれました。
「はぁ~、どうしてお母様までいるのかしら?本日は重要な仕事があると手紙に書いてあったような?」
そこには、王妃様の親友であるフレイのお母様までいました。
「ええ、最重要なお仕事ですわ!まさかシオンちゃんまで来てくれるなんて、重要度が上がったわね!」
メラメラと燃えていました。
「お母様が燃えている………」
フレイは目を点にして呆れていた。
「…………美しい」
意外な事に駄メイドのスノーは感激の余り、新作のドレスを着て感激していた。
こうして、シオン達はレッドカーペットの上を歩く!
0
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
浮気癖夫が妻に浮気された話。
伊月 慧
恋愛
浮気癖夫の和樹は結婚しているにも拘わらず、朝帰りは日常的。
そんな和樹がまた女の元へ行っていた日、なんと妻の香織は家に男を連れ込んだ。その男は和樹の会社の先輩であり、香織の元カレでーー。
悪徳領主の娘に転生しました。貧乏領地を豊かにします!
naturalsoft
恋愛
2020/2/22
小説家になろうで異世界転生恋愛ランキング1位になりました!
※時間がなくて誤字脱字の修正がされてません。なろうの方は読者の方から修正されています。
5/13
なろう・ブックマーク4200件
アルファ・お気に入り82件
この差はなんだろうか?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
前世では田舎ではあったが、優しい人達に恵まれ幸せに暮らしていた。
そして気付いたら異世界で産まれ変わっていましたとさ。
はぁ!?
何よこれ!えっ、私ってば死んだの?
気付けばお嬢様と呼ばれて赤ちゃんになっていました。そして、赤ちゃんだからわからないと思って、色々と喋ってくれるメイドさん達から両親がどうしようもない『クズ』だと知って再びへこみました。
そういえば、この国の名前知ってる!?
乙女ゲームの世界だよ!
え~と、私って悪役令嬢のパターン?
違う!悪徳領主の娘で悪役令嬢でもないよ!?だって子爵家って下級貴族だもん!
どうしよう……………
よし!クズ両親に代わって私が領地を豊かにしてやる!ヒロインでも悪役令嬢でもドーーーーンとこいやーーーー!!!!
これはどうしようもなくなって、吹っ切れた少女の物語である。
(ジャンルが恋愛かファンタジーか悩み中!)
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
猫に転生したらご主人様に溺愛されるようになりました
あべ鈴峰
恋愛
気がつけば 異世界転生。
どんな風に生まれ変わったのかと期待したのに なぜか猫に転生。 人間でなかったのは残念だが、それでも構わないと気持ちを切り替えて猫ライフを満喫しようとした。しかし、転生先は森の中、食べ物も満足に食べてず、寂しさと飢えでなげやりに なって居るところに 物音が。
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
溺愛の始まりは魔眼でした。騎士団事務員の貧乏令嬢、片想いの騎士団長と婚約?!
参
恋愛
男爵令嬢ミナは実家が貧乏で騎士団の事務員と騎士団寮の炊事洗濯を掛け持ちして働いていた。ミナは騎士団長オレンに片想いしている。バレないようにしつつ長年真面目に働きオレンの信頼も得、休憩のお茶まで一緒にするようになった。
ある日、謎の香料を口にしてミナは魔法が宿る眼、魔眼に目覚める。魔眼のスキルは、筋肉のステータスが見え、良い筋肉が目の前にあると相手の服が破けてしまうものだった。ミナは無類の筋肉好きで、筋肉が近くで見られる騎士団は彼女にとっては天職だ。魔眼のせいでクビにされるわけにはいかない。なのにオレンの服をびりびりに破いてしまい魔眼のスキルを話さなければいけない状況になった。
全てを話すと、オレンはミナと協力して魔眼を治そうと提案する。対処法で筋肉を見たり触ったりすることから始まった。ミナが長い間封印していた絵描きの趣味も魔眼対策で復活し、よりオレンとの時間が増えていく。片想いがバレないようにするも何故か魔眼がバレてからオレンが好意的で距離も近くなり甘やかされてばかりでミナは戸惑う。別の日には我慢しすぎて自分の服を魔眼で破り真っ裸になった所をオレンに見られ彼は責任を取るとまで言いだして?!
※結構ふざけたラブコメです。
恋愛が苦手な女性シリーズ、前作と同じ世界線で描かれた2作品目です(続きものではなく単品で読めます)。今回は無自覚系恋愛苦手女性。
ヒロインによる一人称視点。全56話、一話あたり概ね1000~2000字程度で公開。
前々作「訳あり女装夫は契約結婚した副業男装妻の推し」前作「身体強化魔法で拳交える外交令嬢の拗らせ恋愛~隣国の悪役令嬢を妻にと連れてきた王子に本来の婚約者がいないとでも?~」と同じ時代・世界です。
※小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しています。※R15は保険です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる