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魔王はいるのか!?(重要なお知らせ)
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もうすぐ100話になります!
ここまでお読み頂き、ありがとうございます!
ただ、最近少しストーリーにメリハリが無くなってきたので、だらだらやるよりは、そろそろ切りの良い所で完結させる予定です。
最後までよろしくお願い致します!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオンが出したコテージは丸太で作られた風情ある建物だった。現代ではペンションとしても使われているコテージであり、部屋は3部屋あり、リビングは広くソファーもフカフカであった。
「今日はここで寝泊まりだよ♪」
アクエリアス一家は気にすることなく建物へ入るが、元皇帝のお爺様とカイルはポカーンとしていた。
「アスタリスクの建物で度肝を抜かれたが、まさか家を出すとは驚いた………」
「私も収納は知っていましたが、ここまで大きな物を入れる事が出来るなんて………」
先帝陛下であったガイア・グランロードも、こんな魔法は見たことも聞いた事もなかった。
「シオンがいれば大軍の兵糧など手軽に運べるという事だな…………」
先帝は武人としての価値観でシオンの魔法の有意性を考えてしまった。
「お爺様、考えるのは後にして取り敢えず入りましょう」
「ああ、そうだな」
こうして、森の中に現れたコテージに入るのであった。コテージに入るとエレインがスフィアに結界を張るように指示していた。
「スフィア、お願いね♪」
「はいはい!ヘムヘムホニャララ…………とぉーーーーーーーー!!!!!!!」
スフィアが訳のわからない呪文を唱えると、コテージの周りに結界が現れた。
「ん~?結界の効果が高まっているわね♪良くやりました♪」
ナデナデ………
「えへへへっ」
スフィアは嬉しそうだ。
コテージにはバスユニットも完備してあるので、女性陣は交代で使う事になった。
「ふ~う、良いお湯でした♪」
お風呂上がりのお母様、色っぽいよぉ~
お父様が顔を赤くして横を向いた。
「あら?貴方、どうしたの?」
「うむ………いや……なんでもない」
そう言って晩酌のお酒を飲み干した。
「クックックッ、まだまだ青いな?」
「うるさいですよ!」
ちゃかすお爺様を睨んでまた酒を呷った。
今夜は遅くまでみんなとワイワイと話し合ったの♪楽しかったです!
そして次の日─
「さぁ!魔王を退治するわよ!」
腰に手を当て指を魔王城へ突きつける!
「あらあら?シオンごめんね。魔王はいないわよ?」
「えっ?」
シオンは絶望したような顔でエレインを見た。
「え~と、魔王は随分前に死んでしまったのよ。だから………ね?」
シオンはすがるようにエレインを見詰めた。
「いない………の?」
アセッ
「あっ!でも、新しい魔王が誕生してる………かも?」(疑問系)
ぱっーーー!!!!!
「新たな魔王が悪さをしないように退治しよう!」
「シオン~?目的は魔王城にあるレアなアイテムを探すんじゃ無かったの?」
シオンはすごく良い顔で微笑んだ。
「それも一緒にやるよー!」
こうして一同は魔王城へと向かうのであった。魔王城の入口まで来ると門は開いており、多くの魔物がたむろしていた。
パチンッ!
「スフィア、やりなさい!」(殺りなさい)
昨日の聖なる光を発生させて、周りの魔物を一瞬で灰に変えた。
「やっぱりえげつないわ………」
こうして、魔王城の中に入ると所々で襲ってくる魔物を倒しながら謁見の間にたどり着いた。
「なかなか豪華な扉ね」
「この奥から強大な魔力を感じます。本当に魔王がいるかも………」
「腕がなるのぅ?」
扉の前で少し立ち止まり、この後の決戦の準備をする。
そして─
私は中にいる魔王に負けるのであった。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます!
ただ、最近少しストーリーにメリハリが無くなってきたので、だらだらやるよりは、そろそろ切りの良い所で完結させる予定です。
最後までよろしくお願い致します!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオンが出したコテージは丸太で作られた風情ある建物だった。現代ではペンションとしても使われているコテージであり、部屋は3部屋あり、リビングは広くソファーもフカフカであった。
「今日はここで寝泊まりだよ♪」
アクエリアス一家は気にすることなく建物へ入るが、元皇帝のお爺様とカイルはポカーンとしていた。
「アスタリスクの建物で度肝を抜かれたが、まさか家を出すとは驚いた………」
「私も収納は知っていましたが、ここまで大きな物を入れる事が出来るなんて………」
先帝陛下であったガイア・グランロードも、こんな魔法は見たことも聞いた事もなかった。
「シオンがいれば大軍の兵糧など手軽に運べるという事だな…………」
先帝は武人としての価値観でシオンの魔法の有意性を考えてしまった。
「お爺様、考えるのは後にして取り敢えず入りましょう」
「ああ、そうだな」
こうして、森の中に現れたコテージに入るのであった。コテージに入るとエレインがスフィアに結界を張るように指示していた。
「スフィア、お願いね♪」
「はいはい!ヘムヘムホニャララ…………とぉーーーーーーーー!!!!!!!」
スフィアが訳のわからない呪文を唱えると、コテージの周りに結界が現れた。
「ん~?結界の効果が高まっているわね♪良くやりました♪」
ナデナデ………
「えへへへっ」
スフィアは嬉しそうだ。
コテージにはバスユニットも完備してあるので、女性陣は交代で使う事になった。
「ふ~う、良いお湯でした♪」
お風呂上がりのお母様、色っぽいよぉ~
お父様が顔を赤くして横を向いた。
「あら?貴方、どうしたの?」
「うむ………いや……なんでもない」
そう言って晩酌のお酒を飲み干した。
「クックックッ、まだまだ青いな?」
「うるさいですよ!」
ちゃかすお爺様を睨んでまた酒を呷った。
今夜は遅くまでみんなとワイワイと話し合ったの♪楽しかったです!
そして次の日─
「さぁ!魔王を退治するわよ!」
腰に手を当て指を魔王城へ突きつける!
「あらあら?シオンごめんね。魔王はいないわよ?」
「えっ?」
シオンは絶望したような顔でエレインを見た。
「え~と、魔王は随分前に死んでしまったのよ。だから………ね?」
シオンはすがるようにエレインを見詰めた。
「いない………の?」
アセッ
「あっ!でも、新しい魔王が誕生してる………かも?」(疑問系)
ぱっーーー!!!!!
「新たな魔王が悪さをしないように退治しよう!」
「シオン~?目的は魔王城にあるレアなアイテムを探すんじゃ無かったの?」
シオンはすごく良い顔で微笑んだ。
「それも一緒にやるよー!」
こうして一同は魔王城へと向かうのであった。魔王城の入口まで来ると門は開いており、多くの魔物がたむろしていた。
パチンッ!
「スフィア、やりなさい!」(殺りなさい)
昨日の聖なる光を発生させて、周りの魔物を一瞬で灰に変えた。
「やっぱりえげつないわ………」
こうして、魔王城の中に入ると所々で襲ってくる魔物を倒しながら謁見の間にたどり着いた。
「なかなか豪華な扉ね」
「この奥から強大な魔力を感じます。本当に魔王がいるかも………」
「腕がなるのぅ?」
扉の前で少し立ち止まり、この後の決戦の準備をする。
そして─
私は中にいる魔王に負けるのであった。
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