悪役令嬢の追放エンド………修道院が無いじゃない!(はっ!?ここを楽園にしましょう♪

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魔物退治はストレス発散に良いのデス!

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次の日の朝─

「う~ん!いい朝だよ~」

豪華なベットから目覚めたシオンはお出掛けの準備に入った。

これとこれと…………後、これも持って行こうかな?
各アイテムや魔道具を『収納』して、準備万端なシオンだった。

「おはよー!」

入口へ行くと、すでにメンバーが集まっていた。スフィアとエレイン、シオンとお母様。

以上


「以上じゃない!何よ!父兄参観じゃないのよ!!!!?」

シオンは思わず叫ぶと、お母様が寂しそうに言った。

「あら?シオンはお母様とお出掛けは嫌なのね…………しくしく」

「えっ!?いや?そうじゃなくて!他のみんなはどうしたのって話しだよ!?」

シオンは慌てて否定した。

「なんか、急だったから都合が悪くなったのですって」

お母様が残念そうに言うと、指を当てていった。

「だ・か・ら・!別の人を呼んでおいたわよ♪」

別の人?はて?誰だろう???
すると、後ろから声を掛けられた。

「おはよう、シオン!」
「やぁ!いい朝だね。シオン!」

そこにはお兄様とカイルがいた。

「カイルにお兄様!どうして!?」

カイルは帝国に、お兄様は使者して周辺国に忙しく動いていたはずなんだけど…………?

「いや、母上から最近忙しくてシオンが寂しがっていると聞いたからね。今日は一緒に遊ぼう!」

「お兄様………大好き♪」

シオンは兄クオンに抱きついた。
ぽあ~んと、クオンは喜びの余り口から魂が出ていた。

『わぁ~い!無理して付いてきて良かった~』

「シオン、私も最近は一緒に居られなかったからね。今日はよろしく頼むよ」

「うん!カイルもよろしくね♪」

シオンはカイルの手を握り微笑んだ。

「あ、ああ!よろしく」

カイルも頬を赤めてそう言うのだった。
それを見ていた母親ズ達は………

「あらあら、まぁまぁ♪」
「若いっていいわねー♪」

微笑ましく見守るのであった。

「待て!!!」

!?

突然の声に振り向くと、なんと!お父様とお爺様、そして龍王のお爺ちゃんまで立っていた。

「ど、どうしたの?」

シオンが尋ねると─

「家族で、私だけ仲間外れは寂しいだろう!」

えええぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!!!!!

「あら?貴方ったら。どうせ、書類処理に飽きて逃げ出してきたのでしょう?」

「うぐっ………」

「まぁまぁ、これでもデルタ殿は2、3日分の仕事は片付けてこられたのじゃ。息抜きは必要じゃろう?」

残りはセバスが代わりに働いているのは秘密です。

「はぁ~仕方がありませんね。家族でピクニック(魔物退治)といきますか」

こうして、アクエリアス一家は最強の布陣にて西の森を探索する事になるのであった。










ドワーフのダンジョンへワープし、そこから西の森へ向かうのであった。

「わはははは!!!!その程度の腕ではレイラは嫁にやれんぞ!」

魔剣バルムンクを振るいながらお爺様は、嬉々として魔物を屠っていた。

「うるさい!すでにレイラは私のもの(嫁)だ!誰にも渡さん!」

『あわわわわ!!!旦那様が私を!?』

デルタ大公は同じく魔剣グラムを握りながら、レイラの父と魔物を狩るのを競いあっていた。
魔剣グラムも元皇帝のお爺様が使っている魔剣と同等の力を持っているのだ。

「あらあら、愛されていますわね♪」

エレインはレイラの肩に手を置いてちゃかした。

「クソッ!俺だって負けてられるか!」
「若い私達の方がやってやるぞ!」

クオンとカイルも父親やお爺さんに負けじと、迫りくる魔物達を屠っていった。

いやいや・・・ここまで多くの魔物が棲息している事自体が異常なことに気付いていない人達であった。

「私も負けてられないわね!」

お母様もメロメロ状態から回復し、魔法詠唱に入った。

「私もお手伝いするわ♪」

なんと!?エレインはお母様の魔法『水の龍』に聖属性の付加をすることで『聖水』で出来た水の龍に変化した!
聖なる水を受けた魔物達は黒い煙を出しながら苦しみもがいていた。

龍王のお爺ちゃんは後詰めで待機しており、私はウッド君を召喚して倒した魔物達の素材をセッセッと集めているのです!えっへん!
(誰も拾わないしね)

あ~れ~?

誰か忘れているような???









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