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☆女神様降臨☆(これってなんの小説でしたっけ?)
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泉の水は少し冷たい程度で、特に違和感なく入れた。そして手を組んで祈りを捧げた所、するとシオンの周りに光の粒子が集まりだした。
「これは…………?」
光の粒子は段々と人の形を取り始め、そして緑色の長い髪を靡かせた、1人の女性の精霊が現れていた。
「ようやく会えましたね。私はこの世界を創造した女神エレインと申します♪」
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今、この女性はなんて言った?また自称女神様詐欺なの?
「かつて私は邪悪な【邪神】との戦いで力を失いました。それを同僚である地球の神にお願いして、私の力を回復出来る人材を【転生】という形で送って貰いました。他の神は別の世界に干渉出来ないためです。定期的に何度も送って貰いましたが、【何故】か世界の【強制力】が働き転生者達はストーリーに満足して、それ以上の活動をしなくなりました。無論、私の力もなかなか回復しませんでした。しかし、貴女は何度も強制力で邪魔されても諦めなかった。それが少しずつ強制力を変えていき、追放された所で強制力は作用しなくなりました」
長い…………まだ終わらないの?ってか、この世界って乙女ゲームの世界じゃなかったの?それに邪神って何よ?それなら魔王もいそうね!
(※フラグが立ちました。次回は魔王出現で)
「私の力はこの世界樹そのものなのです。世界樹がこの世界に立って、信仰力や魔力を集める事で私の力は回復したのです。本当にありがとうございます!」
この異世界の女神エレインさんは本当に感謝しているようで、シオンに頭を下げた。
「それで貴女は世界樹の精霊ではなく、創造神エレイン様と呼べばいいの?」
「そうですね。世界樹の精霊も、この世界の創造の女神も同一人物なので、どちらでも良いですが…………呼びやすさから世界樹の精霊エレインと皆様にお伝え下さい。これから私の力が全快ではありませんが回復した事で、シオンにお礼をしたいと思います。出来る限りの願いを叶えましょう!」
シオンはう~んと腕を組んで考えたが、何もないよ?と言った。
「え…………?何もないことはないでしょう?ほ、ほら!金銀財宝が欲しいとか?」
「龍王様から貰ったし、生活に困ってないしなぁ~?」
「それなら、国の王様(女王)にしましょうか!?」
「えっ?つい最近、このアクエリアス公国を建国したから、公爵令嬢から皇女様になったよ?」
「それなら、人類の夢!不老不死に!!!?」
「それって呪いだよね?大切な人を置いて逝かないといけないから嫌だなぁ~、それにダンジョンマスターになったから、不老不死になろうと思えばなれるようだし?」
「…………………」
「…………………」
気まずい沈黙が流れた。
「貴女には欲ってものがないのですか!!!?」
なんか逆ギレされた。
「もう面倒くさいなぁ~!だったら超有名なセリフを言っちゃうよ!」
ぱぁーーーー!!!
「やっぱりあるのですね!さぁ!どーーーんと来なさい!!!」
女神エレインさんは満面の笑みを浮かべた。
なんか駄目精霊スフィアと同類の予感がするけど…………気のせいだよね?ねっ?
「じゃね、『貴女のような女神に、ずっとそばにいて欲しい』!」
「ほぇ?」
『ああ女神様』も一瞬、間の抜けた声を出して女神エレインさんは聞き直した。
「それだけでいいの?」
「うん!楽しそうだし!」
(クックックッ、ずっと側に居れば願いごとが叶え放題じゃね?)
と、クズなことを考えていたシオンでした。
「わかりました。最初からお礼にずっと見守る積もりでしたが、側で見守りましょう!」
そういうと、女神エレインさんは………もうエレインだけでいいや。エレインは、シオンの唇に触れて自分の指を舐めた。
「なっ!?」
「ごめんね。契約には契約者の触媒が必要だから唾液を貰ったの♪」
おい!どうして喜ぶ!?まさかそっち系の人(女神)なの!!!!?
「そろそろ泉から出てもいい?寒くなってきたし」
「あら?ごめんなさい。もう大丈夫よ」
シオンが泉から出ると、間の悪い事にちょうど龍騎士団達が様子を見に戻ってきた。
「シオンお嬢様!ご無事ですか?」
「あ…………ああああ!?いっやーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
またマシンガンを召喚し、顔を真っ赤にしながら種弾を撃ちまくるシオンだった。
いつもながら締まらないシオンでした。
「これは…………?」
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「ようやく会えましたね。私はこの世界を創造した女神エレインと申します♪」
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今、この女性はなんて言った?また自称女神様詐欺なの?
「かつて私は邪悪な【邪神】との戦いで力を失いました。それを同僚である地球の神にお願いして、私の力を回復出来る人材を【転生】という形で送って貰いました。他の神は別の世界に干渉出来ないためです。定期的に何度も送って貰いましたが、【何故】か世界の【強制力】が働き転生者達はストーリーに満足して、それ以上の活動をしなくなりました。無論、私の力もなかなか回復しませんでした。しかし、貴女は何度も強制力で邪魔されても諦めなかった。それが少しずつ強制力を変えていき、追放された所で強制力は作用しなくなりました」
長い…………まだ終わらないの?ってか、この世界って乙女ゲームの世界じゃなかったの?それに邪神って何よ?それなら魔王もいそうね!
(※フラグが立ちました。次回は魔王出現で)
「私の力はこの世界樹そのものなのです。世界樹がこの世界に立って、信仰力や魔力を集める事で私の力は回復したのです。本当にありがとうございます!」
この異世界の女神エレインさんは本当に感謝しているようで、シオンに頭を下げた。
「それで貴女は世界樹の精霊ではなく、創造神エレイン様と呼べばいいの?」
「そうですね。世界樹の精霊も、この世界の創造の女神も同一人物なので、どちらでも良いですが…………呼びやすさから世界樹の精霊エレインと皆様にお伝え下さい。これから私の力が全快ではありませんが回復した事で、シオンにお礼をしたいと思います。出来る限りの願いを叶えましょう!」
シオンはう~んと腕を組んで考えたが、何もないよ?と言った。
「え…………?何もないことはないでしょう?ほ、ほら!金銀財宝が欲しいとか?」
「龍王様から貰ったし、生活に困ってないしなぁ~?」
「それなら、国の王様(女王)にしましょうか!?」
「えっ?つい最近、このアクエリアス公国を建国したから、公爵令嬢から皇女様になったよ?」
「それなら、人類の夢!不老不死に!!!?」
「それって呪いだよね?大切な人を置いて逝かないといけないから嫌だなぁ~、それにダンジョンマスターになったから、不老不死になろうと思えばなれるようだし?」
「…………………」
「…………………」
気まずい沈黙が流れた。
「貴女には欲ってものがないのですか!!!?」
なんか逆ギレされた。
「もう面倒くさいなぁ~!だったら超有名なセリフを言っちゃうよ!」
ぱぁーーーー!!!
「やっぱりあるのですね!さぁ!どーーーんと来なさい!!!」
女神エレインさんは満面の笑みを浮かべた。
なんか駄目精霊スフィアと同類の予感がするけど…………気のせいだよね?ねっ?
「じゃね、『貴女のような女神に、ずっとそばにいて欲しい』!」
「ほぇ?」
『ああ女神様』も一瞬、間の抜けた声を出して女神エレインさんは聞き直した。
「それだけでいいの?」
「うん!楽しそうだし!」
(クックックッ、ずっと側に居れば願いごとが叶え放題じゃね?)
と、クズなことを考えていたシオンでした。
「わかりました。最初からお礼にずっと見守る積もりでしたが、側で見守りましょう!」
そういうと、女神エレインさんは………もうエレインだけでいいや。エレインは、シオンの唇に触れて自分の指を舐めた。
「なっ!?」
「ごめんね。契約には契約者の触媒が必要だから唾液を貰ったの♪」
おい!どうして喜ぶ!?まさかそっち系の人(女神)なの!!!!?
「そろそろ泉から出てもいい?寒くなってきたし」
「あら?ごめんなさい。もう大丈夫よ」
シオンが泉から出ると、間の悪い事にちょうど龍騎士団達が様子を見に戻ってきた。
「シオンお嬢様!ご無事ですか?」
「あ…………ああああ!?いっやーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
またマシンガンを召喚し、顔を真っ赤にしながら種弾を撃ちまくるシオンだった。
いつもながら締まらないシオンでした。
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