32 / 100
遂にやって来ました!(地図あり)
しおりを挟む
※地図を少し直しました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオンは修道院生活を満喫していた。
ぐうぐう~
すやすや~
まぁ、本当に満喫していました。
いや、あんた寝てるだけやん!っと、ツッコミを入れないで下さい。最近はダンジョンの改築で疲れていたのだ。
第1階層は広大な草原フィールドで、獣系の魔物を狩ってお肉をGETだぜ!というコンセプトで【BBQ階層】と呼ぶことにした。
※同作者作品『聖歌大戦!』のパクりではありません。
そして第2階層、第3階層は素材GETだぜ!以下同文─
と言う感じで、獲得しやすい素材が手に入るダンジョンに変貌させていた。全ての階層の手入れは完了していないが、人の入る階層は完了済みであった。しかも、ウッド君がダンジョンの魔力で、ずっと顕現出来るようになったので、ダンジョン内での警備員を担当することになった。
皆さん、ダンジョンで困った事があればウッド君を頼って下さいね♪
そんなお昼頃─
ゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!
空から大きな音が聞こえてきた。
ガバッ!?
「うるさーーーーーい!!!!!!!!」
だいぶん昼寝をしていたので、眠たくはないが安眠妨害をされてシオンの機嫌は悪い。
「シオーーーーン!!!!」
スフィアが血相を変えて飛び込んできた。
「あうあうあうあうあうあうあええああああ!!!!!!!!」
パニクってて何を言っているのかわからない。
「落ち着きなさい!」
ビシッ!
「あいたっ!」
スフィアの頭にチョップを喰らわせたシオン。
「はっ!?た、大変なんです!外にドラゴンの大軍が!?」
んっ?
「あっ、龍王様が来たの?」
シオンはあっけらかんとしていたが、スフィアは不安でしょうが無かった。
外に出てみると、多くの巨大な龍が飛び交っており、向こうの山脈に降り立つ姿も遠目で分かった。
バッサ!
バッサ!
一体の大きな龍が降りてきた。
「あっ!やっぱり龍王様だ!」
そう、大きな白龍は前にシオンが助けた龍王であった。
ドスンッ!?
「久しいなシオンよ。元気にしておったか?」
「うん!私は元気だよー!」
龍王はシオンの返事に満足そうに頷くと、急に光り出した。
すると、シオンの目の前には白い長い髭を携えた、白髪の老人が立っていた。
「あの時は封印されていたのでな。これで話し易くなったじゃろう?」
人化の術であった。
すると、隣にすでに人の姿をした背中に翼を生やした人物が降りてきた。
ドンッ!
「御初にお目にかかる!私は現在、龍族を束ねる長(おさ)の息子、ドラン・ファフニールだ!この度は、大祖父様をお救い頂きありがとう!」
白い髪の長髪を靡かせて、少し上から目線ではあるが嫌悪感を抱かせない、好少年な人物そうであった。
「初めまして、シオン・アクエリアスです」
シオンはドランとしっかりと握手を交わした。
ドランはシオン見つめながら顔を赤めていった。
「長年、我々は命懸けで同胞を助けてくれた大祖父様を救う事が出来なかった。それを君は救ってくれたんだ。本当に感謝している!龍の島を離れられない父に代わって御礼申し上げる」
「気にしないで下さい。たまたま運が良かっただけなんですから」
「そういう謙虚な所が良いな………」
小さく呟いたドランの声はシオンには聞こえなかった。
「それはそうとシオンよ。我々はあの山脈に住居を構えようと思う。何かあればいつでも駆け付ける次第だ」
「ありがとうございます!」
そう言うと、龍王様はシオンに大きな木箱を差し出した。
「まずは御礼じゃ。受け取って欲しい」
木箱の中は金銀財宝で一杯だった。龍族の移り住んだ無人島はかなり大きく、魔物など生息していたが、手付かずの金鉱山があり、【金】の好きな龍族に取っては楽園であった。
故にこのぐらいのプレゼントは訳が無かったのだ。
「ありがたく頂きますね♪」
(よっしゃ!狙い通りだぜ!)
うん!明らかにゲスなシオンでしたね♪
バッサ!
バッサ!
「私はまだ信じられません!本当にこの小娘が龍王様の封印を解いたのですか!?」
また別の龍族が降りてきた。
「口を慎め!我が恩人を侮辱する事は許さんぞ!?」
怒気を含んだ口調で叱る龍王様。
「しかし!…………では、そこのお前!私と勝負しろ!お前が本当に龍王様の封印を解いたと言うのなら力を示してみろ!」
龍族の女性はぷりぷりしながら勝負を挑んできた。どうしようか?
「これ!リーヴィルよ!いい加減にせぬと………」
龍王様が言い切る前にシオンは返答した。
「良いよ!やろうか♪」
!?
なんとシオンは承諾したのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シオンは修道院生活を満喫していた。
ぐうぐう~
すやすや~
まぁ、本当に満喫していました。
いや、あんた寝てるだけやん!っと、ツッコミを入れないで下さい。最近はダンジョンの改築で疲れていたのだ。
第1階層は広大な草原フィールドで、獣系の魔物を狩ってお肉をGETだぜ!というコンセプトで【BBQ階層】と呼ぶことにした。
※同作者作品『聖歌大戦!』のパクりではありません。
そして第2階層、第3階層は素材GETだぜ!以下同文─
と言う感じで、獲得しやすい素材が手に入るダンジョンに変貌させていた。全ての階層の手入れは完了していないが、人の入る階層は完了済みであった。しかも、ウッド君がダンジョンの魔力で、ずっと顕現出来るようになったので、ダンジョン内での警備員を担当することになった。
皆さん、ダンジョンで困った事があればウッド君を頼って下さいね♪
そんなお昼頃─
ゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!
空から大きな音が聞こえてきた。
ガバッ!?
「うるさーーーーーい!!!!!!!!」
だいぶん昼寝をしていたので、眠たくはないが安眠妨害をされてシオンの機嫌は悪い。
「シオーーーーン!!!!」
スフィアが血相を変えて飛び込んできた。
「あうあうあうあうあうあうあええああああ!!!!!!!!」
パニクってて何を言っているのかわからない。
「落ち着きなさい!」
ビシッ!
「あいたっ!」
スフィアの頭にチョップを喰らわせたシオン。
「はっ!?た、大変なんです!外にドラゴンの大軍が!?」
んっ?
「あっ、龍王様が来たの?」
シオンはあっけらかんとしていたが、スフィアは不安でしょうが無かった。
外に出てみると、多くの巨大な龍が飛び交っており、向こうの山脈に降り立つ姿も遠目で分かった。
バッサ!
バッサ!
一体の大きな龍が降りてきた。
「あっ!やっぱり龍王様だ!」
そう、大きな白龍は前にシオンが助けた龍王であった。
ドスンッ!?
「久しいなシオンよ。元気にしておったか?」
「うん!私は元気だよー!」
龍王はシオンの返事に満足そうに頷くと、急に光り出した。
すると、シオンの目の前には白い長い髭を携えた、白髪の老人が立っていた。
「あの時は封印されていたのでな。これで話し易くなったじゃろう?」
人化の術であった。
すると、隣にすでに人の姿をした背中に翼を生やした人物が降りてきた。
ドンッ!
「御初にお目にかかる!私は現在、龍族を束ねる長(おさ)の息子、ドラン・ファフニールだ!この度は、大祖父様をお救い頂きありがとう!」
白い髪の長髪を靡かせて、少し上から目線ではあるが嫌悪感を抱かせない、好少年な人物そうであった。
「初めまして、シオン・アクエリアスです」
シオンはドランとしっかりと握手を交わした。
ドランはシオン見つめながら顔を赤めていった。
「長年、我々は命懸けで同胞を助けてくれた大祖父様を救う事が出来なかった。それを君は救ってくれたんだ。本当に感謝している!龍の島を離れられない父に代わって御礼申し上げる」
「気にしないで下さい。たまたま運が良かっただけなんですから」
「そういう謙虚な所が良いな………」
小さく呟いたドランの声はシオンには聞こえなかった。
「それはそうとシオンよ。我々はあの山脈に住居を構えようと思う。何かあればいつでも駆け付ける次第だ」
「ありがとうございます!」
そう言うと、龍王様はシオンに大きな木箱を差し出した。
「まずは御礼じゃ。受け取って欲しい」
木箱の中は金銀財宝で一杯だった。龍族の移り住んだ無人島はかなり大きく、魔物など生息していたが、手付かずの金鉱山があり、【金】の好きな龍族に取っては楽園であった。
故にこのぐらいのプレゼントは訳が無かったのだ。
「ありがたく頂きますね♪」
(よっしゃ!狙い通りだぜ!)
うん!明らかにゲスなシオンでしたね♪
バッサ!
バッサ!
「私はまだ信じられません!本当にこの小娘が龍王様の封印を解いたのですか!?」
また別の龍族が降りてきた。
「口を慎め!我が恩人を侮辱する事は許さんぞ!?」
怒気を含んだ口調で叱る龍王様。
「しかし!…………では、そこのお前!私と勝負しろ!お前が本当に龍王様の封印を解いたと言うのなら力を示してみろ!」
龍族の女性はぷりぷりしながら勝負を挑んできた。どうしようか?
「これ!リーヴィルよ!いい加減にせぬと………」
龍王様が言い切る前にシオンは返答した。
「良いよ!やろうか♪」
!?
なんとシオンは承諾したのだった。
0
お気に入りに追加
227
あなたにおすすめの小説

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。

少女漫画の当て馬女キャラに転生したけど、原作通りにはしません!
菜花
ファンタジー
亡くなったと思ったら、直前まで読んでいた漫画の中に転生した主人公。とあるキャラに成り代わっていることに気づくが、そのキャラは物凄く不遇なキャラだった……。カクヨム様でも投稿しています。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。


劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる