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学園編
親睦会
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すみません。
8話でシオンの前世の実家がアイギス公爵家とでているのを忘れていました。
スピカの家名もアイギス公爵家になります。
この後の家名も近日中に修正致します。
読者の方のご報告ありがとうございました!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
スピカはシオンに敵意を持っているのか、視線が厳しかった。
「あの?私達は初対面のはずですが、何か気に障る事でもしましたでしょうか?」
「いえ、別になにもしておりませんわ。ただ、ライバルとしてシオン様の事を判断させて頂きたく存じます」
ライバル?
ああ、ルイン王子の婚約者候補としてですか。
正直、スピカ様の邪魔をするつもりはないのですが、立場状仕方がないですわね。
後日、誤解を解いていくとしましょう。
各自の思惑が交差する中、時間になりホームルームが始まった。
やはり王族のルイン王子とイオン皇女の注目度が大きかったが、それ以上に守護精霊アリエル様の愛し子であるシオンの自己紹介が1番の注目された。
「──と、いう訳で守護精霊アリエル様の事で色々と事情はありますが、私は平穏に静かに暮らせればいいので、余り騒ぎ立てないでくれると嬉しいです。これからの一年間よろしくお願い致します」
パチパチッと拍手されながら、各自の自己紹介は終わった。
ホームルームが終わり、帰り支度をしていると、ルイン達から声を掛けられた。
「シオン、帰りは親睦を深める為にも、王都のカフェでみんなとお茶をしないか?」
「まぁ!いいですわね。ぜひ御一緒させて下さい」
イオンとサーシャはシオンの参加に喜んだ。
「スピカも一緒に行くでしょう?」
「ええ、久しぶりに一緒に行きたいですわ」
こうして、校門の入口で馬車に乗って王都のショッピング街へとやってきました。
「さて、どこのお店に行こうか?」
「シオンが王都へきたばかりの時には、1番ののオススメのお店に行きましたものね」
!?
「えっ、そうなのですか!私も一緒に行きたかったですわ!」
ちょっと優越感に浸るイオンに、スピカが意見した。
「このままブラブラするのも良いですが、この裏手に私のオススメのお店があるますの。そちらでも宜しいかしら?」
「あら?スピカさんのオススメのお店ですか?興味がありますわ」
シオンは周りのみんなを見渡してスピカにお願いした。スピカの案内で、建物の裏手に行くと、目の前を通らないと見つけ難い、小さなお店があった。
ドアを開けると、カランッカランッと言う音と一緒に、お店のウエイトレスがいらっしゃいませ!と席に案内してくれた。
「入口は小さいですが、店の奥は結構広いのですね」
「そうね。奥は私達の様な貴族専用スペースになっていますの」
店の入口はオープンスペースになっていたが、奥は個室になっていたのだ。
「個室も結構広いし、良い感じの店だな」
「お褒め頂き嬉しいですわ」
スピカもルインに褒められて嬉しそうだ。
「ご注文はお決まりですか?」
「ここはなにが、オススメなんでしょうか?」
ウエイトレスは微笑みながら答えた。
「うちはどれもオススメですよ~♪スピカ様は、レアチーズケーキが好きですね~」
ウエイトレスさんの言葉に、慌ててスピカが言った。
「ちょっと店長!個人情報の漏洩は止めて下さい!」
店長!?
「もう!スピカ様!バラさないで下さいよ」
プンスカとほほを膨らませた。
「コホンッ、御紹介致します。この店の店長であるシュガー・シロップさんですわ」
シュガーさんはピースした指を目の元へやってシュガーデス♪とアイドルポーズをキメるのだった。
…………いったい何歳なのでしょうか。
この歳でそのポーズは痛いのではと、シオンは心で思うのでした。
8話でシオンの前世の実家がアイギス公爵家とでているのを忘れていました。
スピカの家名もアイギス公爵家になります。
この後の家名も近日中に修正致します。
読者の方のご報告ありがとうございました!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
スピカはシオンに敵意を持っているのか、視線が厳しかった。
「あの?私達は初対面のはずですが、何か気に障る事でもしましたでしょうか?」
「いえ、別になにもしておりませんわ。ただ、ライバルとしてシオン様の事を判断させて頂きたく存じます」
ライバル?
ああ、ルイン王子の婚約者候補としてですか。
正直、スピカ様の邪魔をするつもりはないのですが、立場状仕方がないですわね。
後日、誤解を解いていくとしましょう。
各自の思惑が交差する中、時間になりホームルームが始まった。
やはり王族のルイン王子とイオン皇女の注目度が大きかったが、それ以上に守護精霊アリエル様の愛し子であるシオンの自己紹介が1番の注目された。
「──と、いう訳で守護精霊アリエル様の事で色々と事情はありますが、私は平穏に静かに暮らせればいいので、余り騒ぎ立てないでくれると嬉しいです。これからの一年間よろしくお願い致します」
パチパチッと拍手されながら、各自の自己紹介は終わった。
ホームルームが終わり、帰り支度をしていると、ルイン達から声を掛けられた。
「シオン、帰りは親睦を深める為にも、王都のカフェでみんなとお茶をしないか?」
「まぁ!いいですわね。ぜひ御一緒させて下さい」
イオンとサーシャはシオンの参加に喜んだ。
「スピカも一緒に行くでしょう?」
「ええ、久しぶりに一緒に行きたいですわ」
こうして、校門の入口で馬車に乗って王都のショッピング街へとやってきました。
「さて、どこのお店に行こうか?」
「シオンが王都へきたばかりの時には、1番ののオススメのお店に行きましたものね」
!?
「えっ、そうなのですか!私も一緒に行きたかったですわ!」
ちょっと優越感に浸るイオンに、スピカが意見した。
「このままブラブラするのも良いですが、この裏手に私のオススメのお店があるますの。そちらでも宜しいかしら?」
「あら?スピカさんのオススメのお店ですか?興味がありますわ」
シオンは周りのみんなを見渡してスピカにお願いした。スピカの案内で、建物の裏手に行くと、目の前を通らないと見つけ難い、小さなお店があった。
ドアを開けると、カランッカランッと言う音と一緒に、お店のウエイトレスがいらっしゃいませ!と席に案内してくれた。
「入口は小さいですが、店の奥は結構広いのですね」
「そうね。奥は私達の様な貴族専用スペースになっていますの」
店の入口はオープンスペースになっていたが、奥は個室になっていたのだ。
「個室も結構広いし、良い感じの店だな」
「お褒め頂き嬉しいですわ」
スピカもルインに褒められて嬉しそうだ。
「ご注文はお決まりですか?」
「ここはなにが、オススメなんでしょうか?」
ウエイトレスは微笑みながら答えた。
「うちはどれもオススメですよ~♪スピカ様は、レアチーズケーキが好きですね~」
ウエイトレスさんの言葉に、慌ててスピカが言った。
「ちょっと店長!個人情報の漏洩は止めて下さい!」
店長!?
「もう!スピカ様!バラさないで下さいよ」
プンスカとほほを膨らませた。
「コホンッ、御紹介致します。この店の店長であるシュガー・シロップさんですわ」
シュガーさんはピースした指を目の元へやってシュガーデス♪とアイドルポーズをキメるのだった。
…………いったい何歳なのでしょうか。
この歳でそのポーズは痛いのではと、シオンは心で思うのでした。
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