父と母は転生者!そして私は悪役令嬢・・らしいです?

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2:成長期編

誕生は祝福と共に・・・ようやく産まれましたわ!

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投稿が遅くなってすみません!
別の小説【悪役令嬢戦記!大切な人のために戦います】と向こうの小説との絡みもある予定です!

よろしくお願い致します!

※挿絵の地図の国名が間違っていたので時間がある時直します。m(_ _)m

【トネリコ】が正しいです。
(昔作ったヤツだから全部変えようかなー)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


海を見渡せる城の一室で元気な赤ちゃんの産声が響いた。

「おお!シリカ!良くやった!!!身体は大丈夫か?」

呼び掛けられた女性はこの国の王妃で元Sランク冒険者と言う一風変わった生い立ちの女性だ。しかも隣国の孤児という底辺から一国の王妃にまでなった事で、王妃を題材にしたサクセスストーリーの小説や舞台が数多く産み出されている。港街から他国に輸出もされているほどの人気ぶりだ。

「アル様、私は大丈夫です。私の身体は他人より丈夫ですから」

シリカ王妃は前世の記憶がありチートと呼ばれる能力を持っていた。そのお陰で最年少でSランク冒険者にまで登り詰めたのだ。

「だからといって、辛かったらすぐに言うんだぞ?」

アル国王は本当にシリカ王妃の事を案じている。結婚して2年経っても二人のラブラブぶりは周知されている。結婚して1年で長男を出産し翌年の今、長女を出産した所だ。領地も安定しており海上貿易も黒字で現在は幸せ絶頂期なのだった。そんな長女であるシオン・ミスレインと名付けられた赤子に、光る球体が集まってきた。

「これは・・」
「あらあら♪」

周りの出産に立ち会った者達が驚き、戸惑ったが国王陛下と王妃様は特に驚かず元気に泣いている赤子を見守っている。

「こ、国王様に王妃様!これは一体・・・すぐに護衛を呼んで参ります!」

危険と判断した侍女が慌てて部屋を出ようとするが、アル国王が呼び止めた。

「よい!大丈夫だ。あれは精霊だ!娘を祝福しに来てくれたのだ。去年産まれた長男のレオンの時もそうだった。どうやら私達の子供達は精霊に好かれているようだな。はぁ、羨ましい限りだよまったく」

アル国王に特別な力は備わってはいない。とは言っても剣術は騎士団長レベルはあり魔法も並の宮廷魔術師レベルほど使えるので特別な力は無いとも言えないが・・
これから先、この子達にどんな運命が待ち構えていても精霊の加護があれば護ってくれるだろう。昨年レオン時は光る球体が集まって来たときはびっくりしたが、1人?人形ひとがたになれる精霊が挨拶しに来た事で終息した。水の精霊と名乗った小さな女の子の姿をした精霊だった。レオンには複数の属性が備わっているそうで、とても甘美な魔力らしく精霊達が集まってきたそうだ。何れはレオンと契約して魔力を分けて欲しいと言われた。

そしてシオンも精霊に好かれやすい魔力を持ち、精霊達に囲まれながら成長していく事となるだろう。

こうしてシオン・ミスレインは精霊に祝福されて誕生したのだった。










◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】

【愚者の声】
ようやくお嬢様を誕生させる事が出来ました。感無量ジーン

【シオン】
まったくですわ!最初に投稿して何ヵ月掛かっているんですの!ビッシーン!

【愚者の声】
ぎゃっ・・・これから活躍させていきますのでお許しを・・ガクッ
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