10 / 19
(/ω・\)チラッ
しおりを挟む
シオンは膝を抱えていじけていた。地面にののの~と、文字を書いていた。
ボソボソッ
「うふ、うふふふ…………みんないいなぁ~神器とか聖剣とか魔剣とか持ってて、いいなぁ~」
るーるーーるるる……………
「ええっと、シオンお姉様?」
「えっ?シオン知らなかったのか?」
アセッ!?アセッ!?
二人は焦った。
「いいなぁ~私には無いしなぁ~」
(/ω・\)チラッ
「うぐっ!?」
「そ、それはその………」
メソメソと、いじけているシオンは第三者から見れば、めんどくさい存在であったが、シオン愛(ラブ)の二人は冷や汗を欠いていた。
「どうして私にはないのかなぁ~」
(/ω・\)チラッ
ダラダラ………
ダラダラ……………
二人は、いや王子を含めれば4人は冷や汗が止まらなかった。この4人はシオンが前世の記憶を頼りに内政チートに励んでいたとき、帝国の巨大ダンジョンに潜り、それぞれ特別な武具を手に入れていた。
しかしそれはシオンが領内が豊かにしようと新しい事に挑戦していたとき、自分達に出来る事を探した結果であった。
シオンの求める素材は一般的には出回らないものばかりの為に、船で外国から仕入れたり、ダンジョンでそれっぽい物を見掛けた情報があれば潜って探してくるようになったのだ。
元を辿ればシオンの欲しい素材を求めていた経緯で手に入れたものである。シオンは自分の欲しいものを、みんなが苦労して持ってきてくれた事を知らなかった。お金を積んで探してきてくれたとしか聞かされていなかったのだ。
まぁ、シオンに心配を掛けたく無かったと言う事があったのだが………
「フレイアお姉様の魔戦斧は知っていましたが、みんなが持っているのを隠していたのは酷いです!私だけ仲間外れなんてみんな嫌いです!」
目に涙を溜めて叫ぶシオンに一同はジャンピングDO☆GE☆ZAをした。
「「「すみませんでした!!!!」」」
なんだこれ?なんだこれ?傍目からみると異様な光景であった。
「グスッ………私も欲しいです」
(/ω・\)チラッ
ドキュンーーーー!!!!!
涙目のシオンを見た王子二人と姉妹達は心に誓うのだった。
「よし!我が嫁よ!私に任せるがよい!シオンの為なら、世界を滅ぼすとまで言われる最強最悪の神武『ラグナロク』でも見つけてやるから!」
「バカかレイン、シオンには俺がピッタリ似合う高性能の武具を探してやるぜ!」
「いいえ、シオンお姉様に最適な神具は私が見つけてみせますわ!」
なんか神武とか神具とか『神』が付くと凄そうに聞こえるから凄いよね!
「確かにそうだな。そろそろシオンの専用のレア武具を用意しても良い頃だ。取り敢えず、このドラゴンの素材を持って帰還するぞ?」
いち早く立ち直った?フレイアが仕切ってドラゴンの解体した素材を収納袋にポイポイと入れて地上へようやく戻るのだった。
地上へ戻ると大騒ぎになっていた。
「騒がしいね?」
「ああ、そうだな」
シオン達が帰還すると学園の教師がやってきた。
「レイン君にシオン君達!大丈夫だったかい?ダンジョンで大規模な地震が発生したため、生徒達を脱出させていた。深層にいた君たちが最後だ。怪我はない?」
初級ダンジョンに入る時はキチンと、入った時間と名前を書いて受付に提出しているから、誰が帰還していないのかわかる仕組みだ。
「大丈夫です。それより大変なんです!」
シオンは深層で起こった事を話した。
「ば、バカな!?ドラゴンだと!!!!」
あっ、声がでかい!
ザワッ
ザワッ
「あっ………」
『ドラゴンだって』
『マジで?』
『嘘でしょう!?』
教師はしまったと言う顔をしたが、もう遅かった。そこにフレイアが言った。
「まぁ、遅かれ早かれわかる事だ。オーイ!みんな、聞いてくれ!」
フレイアは大きい声で周囲に言った。
「私達は初心者ダンジョンの最下層10階にいたのだが、ボス部屋の壁が割れてドラゴンが侵入してきた!」
ザワザワッ
ザワザワッ
「しかし、安心して欲しい!3体ものドラゴンは既に我々が討伐した!」
『マジかよ!?』
『嘘でしょう!』
周囲の反応は半信半疑と言った感じだった。
「嘘ではありませんよ!証拠があります!」
マリアが収納袋かドラゴンの素材を出した。
「「「うおぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!」」」
ドラゴンの素材を見て生徒達は初めて本当だと認識して叫んだ!
そして、先ほど以上の大騒ぎとなったのでした。
ボソボソッ
「うふ、うふふふ…………みんないいなぁ~神器とか聖剣とか魔剣とか持ってて、いいなぁ~」
るーるーーるるる……………
「ええっと、シオンお姉様?」
「えっ?シオン知らなかったのか?」
アセッ!?アセッ!?
二人は焦った。
「いいなぁ~私には無いしなぁ~」
(/ω・\)チラッ
「うぐっ!?」
「そ、それはその………」
メソメソと、いじけているシオンは第三者から見れば、めんどくさい存在であったが、シオン愛(ラブ)の二人は冷や汗を欠いていた。
「どうして私にはないのかなぁ~」
(/ω・\)チラッ
ダラダラ………
ダラダラ……………
二人は、いや王子を含めれば4人は冷や汗が止まらなかった。この4人はシオンが前世の記憶を頼りに内政チートに励んでいたとき、帝国の巨大ダンジョンに潜り、それぞれ特別な武具を手に入れていた。
しかしそれはシオンが領内が豊かにしようと新しい事に挑戦していたとき、自分達に出来る事を探した結果であった。
シオンの求める素材は一般的には出回らないものばかりの為に、船で外国から仕入れたり、ダンジョンでそれっぽい物を見掛けた情報があれば潜って探してくるようになったのだ。
元を辿ればシオンの欲しい素材を求めていた経緯で手に入れたものである。シオンは自分の欲しいものを、みんなが苦労して持ってきてくれた事を知らなかった。お金を積んで探してきてくれたとしか聞かされていなかったのだ。
まぁ、シオンに心配を掛けたく無かったと言う事があったのだが………
「フレイアお姉様の魔戦斧は知っていましたが、みんなが持っているのを隠していたのは酷いです!私だけ仲間外れなんてみんな嫌いです!」
目に涙を溜めて叫ぶシオンに一同はジャンピングDO☆GE☆ZAをした。
「「「すみませんでした!!!!」」」
なんだこれ?なんだこれ?傍目からみると異様な光景であった。
「グスッ………私も欲しいです」
(/ω・\)チラッ
ドキュンーーーー!!!!!
涙目のシオンを見た王子二人と姉妹達は心に誓うのだった。
「よし!我が嫁よ!私に任せるがよい!シオンの為なら、世界を滅ぼすとまで言われる最強最悪の神武『ラグナロク』でも見つけてやるから!」
「バカかレイン、シオンには俺がピッタリ似合う高性能の武具を探してやるぜ!」
「いいえ、シオンお姉様に最適な神具は私が見つけてみせますわ!」
なんか神武とか神具とか『神』が付くと凄そうに聞こえるから凄いよね!
「確かにそうだな。そろそろシオンの専用のレア武具を用意しても良い頃だ。取り敢えず、このドラゴンの素材を持って帰還するぞ?」
いち早く立ち直った?フレイアが仕切ってドラゴンの解体した素材を収納袋にポイポイと入れて地上へようやく戻るのだった。
地上へ戻ると大騒ぎになっていた。
「騒がしいね?」
「ああ、そうだな」
シオン達が帰還すると学園の教師がやってきた。
「レイン君にシオン君達!大丈夫だったかい?ダンジョンで大規模な地震が発生したため、生徒達を脱出させていた。深層にいた君たちが最後だ。怪我はない?」
初級ダンジョンに入る時はキチンと、入った時間と名前を書いて受付に提出しているから、誰が帰還していないのかわかる仕組みだ。
「大丈夫です。それより大変なんです!」
シオンは深層で起こった事を話した。
「ば、バカな!?ドラゴンだと!!!!」
あっ、声がでかい!
ザワッ
ザワッ
「あっ………」
『ドラゴンだって』
『マジで?』
『嘘でしょう!?』
教師はしまったと言う顔をしたが、もう遅かった。そこにフレイアが言った。
「まぁ、遅かれ早かれわかる事だ。オーイ!みんな、聞いてくれ!」
フレイアは大きい声で周囲に言った。
「私達は初心者ダンジョンの最下層10階にいたのだが、ボス部屋の壁が割れてドラゴンが侵入してきた!」
ザワザワッ
ザワザワッ
「しかし、安心して欲しい!3体ものドラゴンは既に我々が討伐した!」
『マジかよ!?』
『嘘でしょう!』
周囲の反応は半信半疑と言った感じだった。
「嘘ではありませんよ!証拠があります!」
マリアが収納袋かドラゴンの素材を出した。
「「「うおぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!」」」
ドラゴンの素材を見て生徒達は初めて本当だと認識して叫んだ!
そして、先ほど以上の大騒ぎとなったのでした。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
二人の男爵令嬢の成り上がり!でも、結末は──
naturalsoft
恋愛
オーラシア大陸の南に姉妹国と呼ばれる二つの国があった。
西側のアネーデス王国
東側のイモート王国
過去にはお互いの王族を嫁がせていた事もあり、お互いにそれぞれの王族の血が受け継がれている。
そして、アネーデス王国で周辺国を驚かすニュースが大陸を駆け抜けた。
その国のとある男爵令嬢が、王太子に見初められ【正しい正規の手続き】を踏んで、王太子妃になったのである。
その出来事から1年後、隣のイモート王国でも、その国の男爵令嬢が【第一王子】の【婚約者】になったと騒がれたのだった。
しかし、それには公衆の面前で元婚約者に婚約破棄を突き付けたりと、【正規の手続きを踏まず】に決行した悪質なやり方であった。
この二人の結末はいかに──
タイトルイラスト
素材提供
『背景素材屋さんみにくる』
まやかし幻士郎
佐藤遼空
ファンタジー
可愛すぎる美少年・紅道幻士郎は、幼馴染の若月大樹と平和な日々を過ごしていた。しかし大樹の空手の先輩が意識不明の重体になった事件の後、大樹と幻士郎はその犯人の二階堂に襲われる。目の前で二階堂が怪物に変化し、大樹を叩きのめす。その大樹を庇おうとする幻士郎に、ある変化が起こるーー
毎週月・木曜日更新…を目指します。
転生TS少女妖精姫クララちゃん
天野外留
ファンタジー
タバコを吸いにパチ屋から出ると、異世界でクララ・ベル・ナイト・フォース(推定一才)として生まれ変わっていた。
恵まれた環境でもう一度やり直す機会を得たクララは、今度こそ自分の幸せを見つけられるのか?
国王ごときが聖女に逆らうとは何様だ?
naturalsoft
恋愛
バーン王国は代々聖女の張る結界に守られて繁栄していた。しかし、当代の国王は聖女に支払う多額の報酬を減らせないかと、画策したことで国を滅亡へと招いてしまうのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ゆるふわ設定です。
連載の息抜きに書いたので、余り深く考えずにお読み下さい。
興味はないが、皇帝になってやるよ
編端みどり
ファンタジー
皇帝の座を兄と争っている為に、連日兄から暗殺者が仕向けられてくる。面倒だから、継承権を放棄して城から出て行きたい。だが、父である皇帝は何度言っても継承権を剥奪してくれない。
イライラした日々を送っていたら、今日も深夜に暗殺者が来た。いつものように始末しようとしたら、その暗殺者は幼い頃に心を通わせた元王女だった。
クソ兄貴め。オレが彼女を探してたのを分かってて仕掛けやがったな。
もう受け流してなんかやらない。兄貴を蹴落として、オレが皇帝になってやるよ。
番外編も、完結しました。
【連載版】異世界に転生した少女は異世界を満喫する
naturalsoft
恋愛
読書様からの要望により、短編からの連載版になります。
短編では描き切れ無かった細かい所を記載していきたいと思います。
短編と少し設定が変わっている所がありますがご了承下さい
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ふと目が覚めると赤ちゃんになっていた。Why?私を覗き込む金髪美人のお母さんを見て、あ、異世界転生だ!と気付いた私でした。前世ではラノベを読みまくった知識を生かして、魔力?を限界まで使えば総量が増えるはず!
よし、魔力チートを目指してエンジョイするぞ♪
これは神様にあった記憶もない楽天家な少女が前世の知識で異世界を満喫する話です。
愚者による愚行と愚策の結果……《完結》
アーエル
ファンタジー
その愚者は無知だった。
それが転落の始まり……ではなかった。
本当の愚者は誰だったのか。
誰を相手にしていたのか。
後悔は……してもし足りない。
全13話
☆他社でも公開します
船長に好かれすぎて困っています。
バナナマヨネーズ
恋愛
家の手伝いのため、イギリスに来ていた春虎は気が付くと異世界にいた。元の世界に戻るため、願いの叶う宝珠を手に入れるべく、私掠船のクルーになり宝探しをすることになるが、何故か船長のウィリアムに気にいられてしまう。周りに、男の子だと勘違いされていることを訂正が面倒だという理由からそのままにしていたが、日増しにウィリアムの可愛がりはエスカレートしていき……。「えっ、船長ってまさか男が好きな人なんですか?」「ちっ、違うから!!」
全91話
※小説家になろう様で連載中の作品を加筆修正したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる