【連載版】メイド神ではありません!冥土神です!巨乳に変身します!(幸せ♪)

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新しい日常!

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ふんふんふん~♪

サッ、サッ、サッ!

箒を手に裏庭の社を毎朝掃除する事が日課になったシオン。上機嫌で鼻歌を歌いながら掃除をしている。

「良い天気ね~♪世界が輝いて見えるわ~♪」

空を見上げながらシオンはこの前の事を思いだしていた。

『シオンよ。御主には感謝してもしきれぬ!久しく忘れていた想いを、思い出させてくれた事に感謝する!』

「いえいえ!メイド神様(冥土神)様はの為なら何でも致します!」

『では済まぬが毎日お祈りに来てくれるかのぅ?』

「モチのロンであります!」
ビシッと敬礼をするシオンであった。

「メイド神様、これいかがですか?」

シオンは賄賂………ではなく、差し入れを持って来ていたのだ。

『これはなんじゃ?』

マジマジと差し入れを見つめるメイド神様はなんか可愛い………じゃない、不思議そうに見ていたメイド神様にシオンは包みを開けた。

「厨房の賄いで作ったクッキーです!」

おおっ!?シオンは料理が出来たのですね!
失敬だな!オラッ!

(愚者の声)
すみません!!!!!

『美味しそうなのじゃ♪』

メイド神様は可愛いお口にクッキーを運ぶと!う~ま~い~の~じゃ~!!!!!と叫んだ!

『妾は食べなくても生きていけるが、味覚がない訳ではないじゃ。何百年ぶりの甘味物じゃ!』

思いの外喜んでくれたのでシオンも嬉しくなった。

「また持ってきますね!」

シオンはそう言って仕事に戻っていった。

『う~む。良い子じゃのぅ!シオンに神の御加護があらんことを!』









「さーて!今日も1日頑張ろう!」

シオンの1日が始まった!
午前中は各部屋の掃除にベットメイクなどなど、お昼頃には厨房の料理の配膳をして、午後からは休憩を挟んで、各官僚の資料運びなどなどと、お城の侍女とは大変忙しいのだ。

「う~ん!届かない………!?」

資料室の大きな棚に手を伸ばし、ファイルを取ろうと頑張っている仲間の侍女を見かけたシオン。しかしシオンはその侍女より背が低かった、どうするシオン!?

ボーン!!!

シオンは変身した!そう、数日間の内に自由に変身能力を使えるようになったのだ!
※1日1回3分までです。御利用服用にはご注意を!

「よっと、これで良いかな?」

20歳ぐらいの年齢になり、ボッ・キュン・ボン!と成長して【身長】も伸びていた。

「えっ!?あ、ありがとうございます!」

仲間の侍女はポーと成長したシオンに見とれていた。

『うっわー!誰!?このスタイル抜群の【お姉様】は?はうわっ!素敵♪』

仲間の侍女はそんな事を考えていた。

「じゃぁね!」

シオンはボロがでる前にそそくさと出ていった。

「あっ………!」

名前も聞けなかった侍女は今度会ったら、名前を聞こうと心に誓うのでした。

「ふぅ、これくらいは良いよね?」

人助けをして、シオンはニンマリとしながら歩いていると、キャー!と叫び声が中庭から聞こえてきた!

「何事!?」

ここは【バスト王国】の王城である。不審者などそうそうに入ってこれないはずなのだが?

シオンは走って行くと、何処からか迷い混んだ野犬がグルルルッと中庭にいた貴族のお嬢様に襲い掛かろうとしていた!

「危ない!!!?」

貴族のお嬢様に飛び掛かった野犬に、シオンは駆け寄りながら手を伸ばすと野犬と貴族のお嬢様の間に透明な結界が現れた。

バシッ!?

結界に当たった野犬はキャンキャンと逃げていった。

「なに?今の………」

シオンは突き出した自分の手をマジマジと見ていた。

「あの!助けて頂き、ありがとうございました!」

助けた貴族の令嬢がお礼を言って来ました。しかしシオンは自分の姿を見て青ざめたのです。先程変身してまだ3分経っていなかったので、成長した姿のままでした。

『ヤバい!今の私は通行証にも記載のない不審者だよ!?』

焦ったシオンは早々に立ち去る事にした。侍女ではあるが子爵家令嬢のシオンは軽くカテーシーをして逃げるように立ち去った。

「お怪我がなくて何よりです。では私は急ぎの用がございますので失礼致します」

さっーと駆け足でその場を後にしたのだった。
シオンが逃げ出し、建物の影に入った所で変身が解けて元に戻った。

「あっぶなーい!気を付けなきゃ!」

シオンは腕で顔の汗を拭って仕事に戻った。しかしシオンの知らない所で、大事になっていく事に今のシオンは気づかなかった。

「姫殿下!御無事でしたか!?」

そう中庭にいたのはバスト王国の第一皇女ミルク・バストであった。年齢は14歳であるが、誰もが羨む【ロリス巨乳】な人物である。身長は元の16歳のシオンと変わらないが、お胸様が違った。そう例えるならミルク姫のお胸様は【富士山級】だとすると、シオンのお胸?(疑問系)は小学校にある人工の【盛山級】ぐらいの差があった!

いや、それでも控えめに言っているので、突起が全くない【まな板級】とでも呼べは良いのか悩む所である!

チョンチョン…………

ん?誰よ?今はナレーションの仕事中………

ニッコリとシオンは、それはそれは素晴らしい笑顔で愚者の声の頭を鷲掴みにし、メキメキと力を込めていった。

イダダダダダッ!!!!!!!!

ギブギブッ!!!!!!!!

じたばたと騒ぐ愚者の声に、シオンは何処からか取り出した金属バットを振りかぶり………

「私にだって膨らみぐらいあるわよーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

カッキーーーーーーーーン!!!!!!!!

それはそれは素晴らしいホームランを放ったのでした。

コホンッ!

話を戻します。

「あの素敵なお姉様は一体………」

ミルク姫殿下は先程の侍女を探すように従者に伝えた。

「それは止めた方がいいぞ?」

そこに兄である王子がやってきた。

「お兄様!?それよりどういう事ですか?探すのを止めた方が良いなんて?」

命の恩人であり素敵な大人の女性に憧れを抱いたミルク姫は兄に詰め寄るのだった。




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