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これが真のパジャマパーティー③
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ジーク達が話しているとドアをノックする音が聞こえた。
コンコンッ
「うん?誰だ?はい、どうぞ」
返事をしたルークはドアから入ってきた人物を見て固まってしまった。
入ってきたのは、可愛いパジャマ姿のシオン達であったからだ。
「なっ!?」
「えっ、シオン?」
男の子達はあまりの可愛さに見とれてしまった。
「はっ!?シオン!こんな夜更けに男の部屋にくるなんて何を考えているんだ!」
あえて説明するが、シオン達は7~8歳である。
「えっ、遊ぼうと思ってトランプとかお菓子を持って来たの♪」
「る、ルーク様の寝間着姿………ぽっ」
リリィちゃんは両手を頬に当ててきゃーと言っている。
コソッ
『おい!ライト!?これはどういうことだよ!』
『知らないよ!オレも初めてな状況なんだからな!』
ただ遊びにきただけの軽い気持ちの女の子達と、事態を重くみて混乱している男の子達の間には、目に見えない意識違いの壁があった。
「シオン~おまえなぁ~?年頃の男の部屋に夜に訪ねてくるなんて危機感が足りないぞ!」
「私だけじゃないにゃん!リリィちゃんやメリッサちゃん達も一緒だにゃん!」
可愛くポーズを取り、猫の着ぐるみパジャマを着ているシオンの猫言葉を聞いたルークはブハッと鼻血を出して倒れた。
そしてルークは器用にも倒れながら血文字で【オレの妹が可愛すぎる】と書いていた。
まぁ、どうでもいいことである。
「レイン兄様、ライト王子、ジーク王子、遊びましょう♪」
「「はい!喜んで!!!」」
ライト達も男の子である。可愛い女の子と遊ぶのは嬉しいのだ。
シオン達は倒れたルークを放っておいて、トランプで遊んだ。
「あっ、誰よ!ババを持っているのは!?」
「フフンッ、さぁ?誰でしょう?」
「さてはメリッサちゃんね!」
ワイワイ♪
キャッキャ♪
「シオン令嬢、もしよろしければここにいる間はジークと呼び捨てして貰えないだろうか?」
「おい!ズルいぞ!?シオン、私も呼び捨てに!」
「えっ?うん、いいけど?ジークにライト、宜しくにゃん♪」
シオンは手を猫の様な真似をして決めポーズを取って言った。
ドッキューーーーーン!!!!!!
『可愛すぎる!?』
少年少女達は楽しい夜を過ごした。
途中でルークが意識を取り戻して、オレも混ぜろ~と乱入したパプニングも良い思い出になった。そしてまたいつかやろうと約束するのだった。
「ラン、お前は無口の為に誤解されたり、大人し女の子と勘違いされたりするだろう?何か困った事があれば私に相談するようにな?」
「………はい」
レインは帰り際にランちゃんに声を掛けていた。短い言葉ではあったが、ランちゃんの言葉に喜びの色があったのは気のせいではないだろう。
こうして夜が明けるのであった。
後に、この楽しい思い出はシオン達が辛い時に頑張ろうという活力にもなる。
王族や貴族では、このような素を出して遊べる機会などそうそうないのだから………
コンコンッ
「うん?誰だ?はい、どうぞ」
返事をしたルークはドアから入ってきた人物を見て固まってしまった。
入ってきたのは、可愛いパジャマ姿のシオン達であったからだ。
「なっ!?」
「えっ、シオン?」
男の子達はあまりの可愛さに見とれてしまった。
「はっ!?シオン!こんな夜更けに男の部屋にくるなんて何を考えているんだ!」
あえて説明するが、シオン達は7~8歳である。
「えっ、遊ぼうと思ってトランプとかお菓子を持って来たの♪」
「る、ルーク様の寝間着姿………ぽっ」
リリィちゃんは両手を頬に当ててきゃーと言っている。
コソッ
『おい!ライト!?これはどういうことだよ!』
『知らないよ!オレも初めてな状況なんだからな!』
ただ遊びにきただけの軽い気持ちの女の子達と、事態を重くみて混乱している男の子達の間には、目に見えない意識違いの壁があった。
「シオン~おまえなぁ~?年頃の男の部屋に夜に訪ねてくるなんて危機感が足りないぞ!」
「私だけじゃないにゃん!リリィちゃんやメリッサちゃん達も一緒だにゃん!」
可愛くポーズを取り、猫の着ぐるみパジャマを着ているシオンの猫言葉を聞いたルークはブハッと鼻血を出して倒れた。
そしてルークは器用にも倒れながら血文字で【オレの妹が可愛すぎる】と書いていた。
まぁ、どうでもいいことである。
「レイン兄様、ライト王子、ジーク王子、遊びましょう♪」
「「はい!喜んで!!!」」
ライト達も男の子である。可愛い女の子と遊ぶのは嬉しいのだ。
シオン達は倒れたルークを放っておいて、トランプで遊んだ。
「あっ、誰よ!ババを持っているのは!?」
「フフンッ、さぁ?誰でしょう?」
「さてはメリッサちゃんね!」
ワイワイ♪
キャッキャ♪
「シオン令嬢、もしよろしければここにいる間はジークと呼び捨てして貰えないだろうか?」
「おい!ズルいぞ!?シオン、私も呼び捨てに!」
「えっ?うん、いいけど?ジークにライト、宜しくにゃん♪」
シオンは手を猫の様な真似をして決めポーズを取って言った。
ドッキューーーーーン!!!!!!
『可愛すぎる!?』
少年少女達は楽しい夜を過ごした。
途中でルークが意識を取り戻して、オレも混ぜろ~と乱入したパプニングも良い思い出になった。そしてまたいつかやろうと約束するのだった。
「ラン、お前は無口の為に誤解されたり、大人し女の子と勘違いされたりするだろう?何か困った事があれば私に相談するようにな?」
「………はい」
レインは帰り際にランちゃんに声を掛けていた。短い言葉ではあったが、ランちゃんの言葉に喜びの色があったのは気のせいではないだろう。
こうして夜が明けるのであった。
後に、この楽しい思い出はシオン達が辛い時に頑張ろうという活力にもなる。
王族や貴族では、このような素を出して遊べる機会などそうそうないのだから………
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