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4章:クロスロード公国
探索です!(正月のお知らせ)
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【お知らせ】
いつもお読み頂きありがとうございます。
少し正月休みを頂き、次の更新は正月明けを予定しています。
仕事がら休みが『大晦日と元旦』の2日しかないので少し書き溜めます。
さらに、エタッてしまっている小説の再開も考えていますので来年からは週2日更新となります。
よろしくお願い致します!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「さて、日が高い内に探索を始めましょうか!」
シオンの言葉にアーク達が頷いた。
「シオン殿、本当に感謝する」
「いいよ、御礼は全て終わってからね」
そういって、シオン達は森へ入って行った。
オーク達が出てきた所を探してみると、木々が途切れて獣道が出来ていた。
「………警戒しながら進みましょう」
お互いに頷きながら先へ進んだ。
森の中は無作為に進むのではなく、巨体のオークが通ったと思われる所に道が出来ていたのでシオン達はそのまま進んでいった。
森の奥まで一直線で進んでいったシオン達はようやく新たなオークを見つけた。
ガサッ
すぐに身を屈めてオークの動向を探った。
「あのオーク、何をしているんだろう?」
「一体だけって言うのが気になるな?」
目の前のオークは辺りを見渡してから突然消えた。
!?
「消えた?」
「行ってみようぜ!」
シオン達はオークの消えた場所まで行くと、そこには大きな『穴』が開いていた。
「まさか、穴を掘って移動していたの!?」
「どこに繋がっているかわからないが、ここを通って王都近くまで集団で現れたのか?」
意外な展開にシオンは頭を抱えた。だって、この穴がどこに繋がっているかわからないけど、大きなオークの集落に繋がっている可能性が高いでしょう?穴の中だと逃げ場がないし、戦えないしで、正直入りたくない!
「どうしよう?穴を塞ぐ?」
「塞いでも、オークならまた掘るだろうよ」
ですよねー?
「正直に言うね。この穴には入りたくないの。こんな狭い穴だと戦えないもの」
1人が通るのでやっとな穴に入って前と後ろから挟まれたら終わりだよ?魔法で倒しても、死んだオークが邪魔で進めないでしょう?
シオンの考えと同じ事を考えたカール王子が言った。
「取り敢えず、この穴を魔法で埋めて目印を作っておこう。しばらくしたら王都の騎士団がやってくる。その者達に後を任せよう」
「そだねー、私達は森をもう少し進んで見ましょう」
カール王子が土魔法で縦穴を塞いだ。その上に目立つ大きな『岩』を作って完全に穴を塞いだのだった。
「さすがね。素晴らしい魔法だわ♪」
「ありがとう。先を進むとしよう」
周りを探索すると、やはりオークが通ったと思われる獣道が出来ていた。
「山の方へ続いているわ」
獣道を通りながら方向を確認していく。しばらくまた進むと予想外な物が見えてきた。
「まさかそんな深い森じゃないし、王都にも近いので新人冒険者達が薬草採集などに訪れる森の奥にあんなものがあるとは………」
カール王子が驚くのも無理はない。森の奥を抜けた先の山の麓には巨大な洞窟があった。そしてその洞窟の前には、丸太をくっ付けたような『門』が入口を塞いでいた。
「門の隙間から、奥に洞窟があるみたいね」
シオンは突入すべきかどうか悩むのだった。
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「さて、日が高い内に探索を始めましょうか!」
シオンの言葉にアーク達が頷いた。
「シオン殿、本当に感謝する」
「いいよ、御礼は全て終わってからね」
そういって、シオン達は森へ入って行った。
オーク達が出てきた所を探してみると、木々が途切れて獣道が出来ていた。
「………警戒しながら進みましょう」
お互いに頷きながら先へ進んだ。
森の中は無作為に進むのではなく、巨体のオークが通ったと思われる所に道が出来ていたのでシオン達はそのまま進んでいった。
森の奥まで一直線で進んでいったシオン達はようやく新たなオークを見つけた。
ガサッ
すぐに身を屈めてオークの動向を探った。
「あのオーク、何をしているんだろう?」
「一体だけって言うのが気になるな?」
目の前のオークは辺りを見渡してから突然消えた。
!?
「消えた?」
「行ってみようぜ!」
シオン達はオークの消えた場所まで行くと、そこには大きな『穴』が開いていた。
「まさか、穴を掘って移動していたの!?」
「どこに繋がっているかわからないが、ここを通って王都近くまで集団で現れたのか?」
意外な展開にシオンは頭を抱えた。だって、この穴がどこに繋がっているかわからないけど、大きなオークの集落に繋がっている可能性が高いでしょう?穴の中だと逃げ場がないし、戦えないしで、正直入りたくない!
「どうしよう?穴を塞ぐ?」
「塞いでも、オークならまた掘るだろうよ」
ですよねー?
「正直に言うね。この穴には入りたくないの。こんな狭い穴だと戦えないもの」
1人が通るのでやっとな穴に入って前と後ろから挟まれたら終わりだよ?魔法で倒しても、死んだオークが邪魔で進めないでしょう?
シオンの考えと同じ事を考えたカール王子が言った。
「取り敢えず、この穴を魔法で埋めて目印を作っておこう。しばらくしたら王都の騎士団がやってくる。その者達に後を任せよう」
「そだねー、私達は森をもう少し進んで見ましょう」
カール王子が土魔法で縦穴を塞いだ。その上に目立つ大きな『岩』を作って完全に穴を塞いだのだった。
「さすがね。素晴らしい魔法だわ♪」
「ありがとう。先を進むとしよう」
周りを探索すると、やはりオークが通ったと思われる獣道が出来ていた。
「山の方へ続いているわ」
獣道を通りながら方向を確認していく。しばらくまた進むと予想外な物が見えてきた。
「まさかそんな深い森じゃないし、王都にも近いので新人冒険者達が薬草採集などに訪れる森の奥にあんなものがあるとは………」
カール王子が驚くのも無理はない。森の奥を抜けた先の山の麓には巨大な洞窟があった。そしてその洞窟の前には、丸太をくっ付けたような『門』が入口を塞いでいた。
「門の隙間から、奥に洞窟があるみたいね」
シオンは突入すべきかどうか悩むのだった。
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