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4章:クロスロード公国
称賛されました。
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「それにしても大きい鳥型の魔物だったね~」
海に落ちた魔物は流石に上がってこれないだろう。シオンは活躍出来なかった聖剣を地面に突き刺した。
「はぁ~、今回は私の実力不足だったよ。ごめんね。魔物を斬れなくて」
!?
『ど、どうしちゃったんですかー!?あの傍若無人のシオンさんが謙虚だなんて、らしくありませんよー!』
「むかっ、私だって自分が悪かったら謝るわよ!こいつめ」
シオンは剣の柄にデコピンをした。
『…………なーんか、違うんですよねー?なんででしょうか?喉に小骨が引っ掛かっているような………うん、謙虚なシオンさんは気持ち悪いので止めて─』
「悪かったわね!気持ち悪くて!?」
ガンガンッといつものように地面に叩き付けた。
『ああぁ♪良いですー!やっぱりこれがシオンさんですー♪』
変に奇声を上げる聖剣にシオンはドン引きするのだった。
「止めておけ、橋が傷がつくから」
アークが注意したところで、前と後ろから検問所の兵士達が急いで駆け付けてきた。
「おーい!無事か!!!」
声を掛けてくる兵士に手を振って大丈夫と合図を送った。
「大丈夫です!」
「ガルーダが飛んでくるのが見えたのだが、どうなった!?」
やってきた兵士に事情を話した。
「おおっ!あの素早いガルーダに良く攻撃魔法を当てられましたね!」
兵士達は驚きと称賛をシオンに送った。
「シオン殿が護衛していた商隊は無事にクロスロード公国に入りました。よく身をていして商隊を救いました。素晴らしい冒険者の鏡ですよ」
シオンは頭に手をやって、テヘヘヘっと照れた。
「ガルーダは海に落ちたのですよね?」
「ああ、片方の翼を切ったから上がってくる事はないだろう」
橋には切られたガルーダの翼が落ちていた。証拠になるだろう。
「確かに間違いなさそうですね。ここからは我々に付いてきて下さい。ガルーダ討伐の証明書を発行致します。街で提出して頂ければ報償金がでますので」
「おおっ、やったね♪」
アークは腕を組んで兵士達に尋ねた。
「手際が良すぎるな?元々、ガルーダが襲ってくる事を知っていたんじゃないか?」
アークの言葉に兵士達は頭を下げた。
「………大変申し訳ありません!二国間の交通の要であるグレードブリッジを閉鎖する訳もいかず、民に事実を伝えて不安を与えることも出来ず、厳正態勢を敷いていました」
ああ、上から突き上げを受けて割りを喰うのはいつも、下の兵士達なんだよね。
「大丈夫ですよ。怪我もありませんし、現場の兵士さん達もすぐに駆け付けてくれたので安心しましたので」
「そう言って頂けると幸いです。本当にありがとうございました!」
うん、気持ちの良い兵士さん達だね。こういう兵士さん達には今後も頑張って欲しいよね。
シオンは、今後はどんな時でも油断しないよう気を付けるのだった。
海に落ちた魔物は流石に上がってこれないだろう。シオンは活躍出来なかった聖剣を地面に突き刺した。
「はぁ~、今回は私の実力不足だったよ。ごめんね。魔物を斬れなくて」
!?
『ど、どうしちゃったんですかー!?あの傍若無人のシオンさんが謙虚だなんて、らしくありませんよー!』
「むかっ、私だって自分が悪かったら謝るわよ!こいつめ」
シオンは剣の柄にデコピンをした。
『…………なーんか、違うんですよねー?なんででしょうか?喉に小骨が引っ掛かっているような………うん、謙虚なシオンさんは気持ち悪いので止めて─』
「悪かったわね!気持ち悪くて!?」
ガンガンッといつものように地面に叩き付けた。
『ああぁ♪良いですー!やっぱりこれがシオンさんですー♪』
変に奇声を上げる聖剣にシオンはドン引きするのだった。
「止めておけ、橋が傷がつくから」
アークが注意したところで、前と後ろから検問所の兵士達が急いで駆け付けてきた。
「おーい!無事か!!!」
声を掛けてくる兵士に手を振って大丈夫と合図を送った。
「大丈夫です!」
「ガルーダが飛んでくるのが見えたのだが、どうなった!?」
やってきた兵士に事情を話した。
「おおっ!あの素早いガルーダに良く攻撃魔法を当てられましたね!」
兵士達は驚きと称賛をシオンに送った。
「シオン殿が護衛していた商隊は無事にクロスロード公国に入りました。よく身をていして商隊を救いました。素晴らしい冒険者の鏡ですよ」
シオンは頭に手をやって、テヘヘヘっと照れた。
「ガルーダは海に落ちたのですよね?」
「ああ、片方の翼を切ったから上がってくる事はないだろう」
橋には切られたガルーダの翼が落ちていた。証拠になるだろう。
「確かに間違いなさそうですね。ここからは我々に付いてきて下さい。ガルーダ討伐の証明書を発行致します。街で提出して頂ければ報償金がでますので」
「おおっ、やったね♪」
アークは腕を組んで兵士達に尋ねた。
「手際が良すぎるな?元々、ガルーダが襲ってくる事を知っていたんじゃないか?」
アークの言葉に兵士達は頭を下げた。
「………大変申し訳ありません!二国間の交通の要であるグレードブリッジを閉鎖する訳もいかず、民に事実を伝えて不安を与えることも出来ず、厳正態勢を敷いていました」
ああ、上から突き上げを受けて割りを喰うのはいつも、下の兵士達なんだよね。
「大丈夫ですよ。怪我もありませんし、現場の兵士さん達もすぐに駆け付けてくれたので安心しましたので」
「そう言って頂けると幸いです。本当にありがとうございました!」
うん、気持ちの良い兵士さん達だね。こういう兵士さん達には今後も頑張って欲しいよね。
シオンは、今後はどんな時でも油断しないよう気を付けるのだった。
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