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4章:クロスロード公国
のんびり行きましょう!そしたら魔物に襲われました。
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王様から貰った書状を見せて検問をくぐったシオン達は、大陸を繋ぐグレードブリッジを馬車でゆっくりと移動していった。
検問所は少し物々しい雰囲気だったので、何かあったのか尋ねたが、魔物が活性化しているので警備を強化していると言われた。
「海が凄く綺麗ね!」
「ははは!凄いでしょう?私もここを通る時は馬車を止めてしばらく眺めますよ」
高い橋の上からの絶景を楽しんでいたシオン達は水平線に飛んでくる『何か』を見付けた。
「あら?あれは何かしら?」
トネリコさんも見付けて首を傾げた。
「はて?なんでしょうか?」
シオンは気が緩んでいたのか、飛んでくる『何か』をじーと見ていた。それが近付いてくるほどに大きくなっていくことに気が付くのが遅れた。
「えっ?えっ!?ええぇーーーーーー!!!!!!!」
近付いてきたそれは5メートルはある巨大な鳥型の魔物だった!
「くっ!こんな所で襲われたら隠れる場所がないぞ!?」
クエェェェェェエエエエエエ!!!!!!!
巨大怪鳥が襲い掛かってきた。
シオンはトネリコに馬車を走らせ、シオン達は馬車から飛びおり、戦闘態勢に入った。
「シオンさん!あれはガルーダという魔物です!翼を傷付けて飛べなくすれば勝機はあります!ご武運を!!!」
トネリコさんとその馬車達が向こうへ行ったのを確認し、グレンが火の魔法で牽制していた。
「クソッ!速くて捉え切れない!?」
ファイヤーボールを何発も放つが、全然当たらなかった。
ガルーダは急降下して鋭い爪で攻撃してきた。
「うわっと!?」
「気を付けて!」
シオンはグレンに激を飛ばすと、聖剣を召喚した。
『おや?久々のバトルですねー!』
何故かワクワクしている口ぶりのリリーだった。
『ガルーダですか………アイツは風魔法も使うのでご注意くださーい!』
!?
ガルーダは飛び回りながらシオンに狙いを付けると、口を開けてシオンに放った!
ドンッ!!!
シオンのいた場所が穿たれた!
「危なっ!?」
シオンは咄嗟に避けることに成功しており、ガルーダに向かって炎の斬撃を放った。しかしガルーダはグレンの時と同じく、旋回して避けた。
「むきーーーーー!!!!!ムカつくわ!」
攻撃が当たらなく、地団駄を踏むシオンに、アークが風魔法を放った。
ザシュッ!!!
ギュェェェェエエエエエエ!!!!!!
ドッポーーーーン!!!!
ガルーダはアークの風魔法で翼の片方を切られて海に落ちたのだった。
「…………なんで当たったの?」
釈然としないシオンにアークは答えた。
「二人の戦闘を見ていた。魔法をただ放つのではなく、先読みしてガルーダが通る場所に魔法を放ったんだ」
「いや、あの短い攻防でガルーダの動きを読むとかアークにしか出来ないよ?」
シオンはせっかく召喚した聖剣の出番がなくモヤモヤするのだった。
検問所は少し物々しい雰囲気だったので、何かあったのか尋ねたが、魔物が活性化しているので警備を強化していると言われた。
「海が凄く綺麗ね!」
「ははは!凄いでしょう?私もここを通る時は馬車を止めてしばらく眺めますよ」
高い橋の上からの絶景を楽しんでいたシオン達は水平線に飛んでくる『何か』を見付けた。
「あら?あれは何かしら?」
トネリコさんも見付けて首を傾げた。
「はて?なんでしょうか?」
シオンは気が緩んでいたのか、飛んでくる『何か』をじーと見ていた。それが近付いてくるほどに大きくなっていくことに気が付くのが遅れた。
「えっ?えっ!?ええぇーーーーーー!!!!!!!」
近付いてきたそれは5メートルはある巨大な鳥型の魔物だった!
「くっ!こんな所で襲われたら隠れる場所がないぞ!?」
クエェェェェェエエエエエエ!!!!!!!
巨大怪鳥が襲い掛かってきた。
シオンはトネリコに馬車を走らせ、シオン達は馬車から飛びおり、戦闘態勢に入った。
「シオンさん!あれはガルーダという魔物です!翼を傷付けて飛べなくすれば勝機はあります!ご武運を!!!」
トネリコさんとその馬車達が向こうへ行ったのを確認し、グレンが火の魔法で牽制していた。
「クソッ!速くて捉え切れない!?」
ファイヤーボールを何発も放つが、全然当たらなかった。
ガルーダは急降下して鋭い爪で攻撃してきた。
「うわっと!?」
「気を付けて!」
シオンはグレンに激を飛ばすと、聖剣を召喚した。
『おや?久々のバトルですねー!』
何故かワクワクしている口ぶりのリリーだった。
『ガルーダですか………アイツは風魔法も使うのでご注意くださーい!』
!?
ガルーダは飛び回りながらシオンに狙いを付けると、口を開けてシオンに放った!
ドンッ!!!
シオンのいた場所が穿たれた!
「危なっ!?」
シオンは咄嗟に避けることに成功しており、ガルーダに向かって炎の斬撃を放った。しかしガルーダはグレンの時と同じく、旋回して避けた。
「むきーーーーー!!!!!ムカつくわ!」
攻撃が当たらなく、地団駄を踏むシオンに、アークが風魔法を放った。
ザシュッ!!!
ギュェェェェエエエエエエ!!!!!!
ドッポーーーーン!!!!
ガルーダはアークの風魔法で翼の片方を切られて海に落ちたのだった。
「…………なんで当たったの?」
釈然としないシオンにアークは答えた。
「二人の戦闘を見ていた。魔法をただ放つのではなく、先読みしてガルーダが通る場所に魔法を放ったんだ」
「いや、あの短い攻防でガルーダの動きを読むとかアークにしか出来ないよ?」
シオンはせっかく召喚した聖剣の出番がなくモヤモヤするのだった。
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